赤ちゃんの髪が伸びてくると、「そろそろ髪を結んだほうがいいのかな?」「でも、嫌がって泣かれたらどうしよう…」と悩んでしまうママも多いですよね。
赤ちゃんの髪は細くて柔らかく、毛量もまばらなことが多いため、結ぶのがなかなか難しいと感じることも。
でも、ちょっとしたコツと準備を知っていれば、赤ちゃんが嫌がらずに、むしろ楽しみながら髪を結ばせてくれるようになります。
タイミングの見極め方や、嫌がられにくい結び方の工夫、髪をまとめるのに便利なグッズまで、ママの「知りたい!」に応える情報をぎゅっとまとめました。
この記事では、
「赤ちゃんの髪はいつから結べる?」
「泣かれないためにはどうすればいい?」
「結ぶときに役立つアイテムは?」
などの疑問にやさしくお答えしていきます。
男の子でも女の子でも使える実用的で可愛いアレンジもご紹介。
赤ちゃんと過ごす毎日の中で、ほんの少しのおしゃれ時間を楽しんでみませんか?
赤ちゃんの髪を結ぶのはいつから?
赤ちゃんの髪がふんわり伸びてきて、
「ちょっと目にかかりそう」
「遊ぶときに邪魔かな?」
と感じることが増えたら、それが髪を結ぶタイミングのサインです。
髪の量や伸びるスピードは赤ちゃんによってそれぞれ違っていて、中には生まれたときからフサフサな子もいれば、1歳を過ぎてから急に伸び出す子もいます。
そのため、赤ちゃんの様子を見ながら、気になり始めたときに対応するのが自然です。
とくに動きが活発になる1歳前後になると、髪の毛が目に入ったり、汗で顔に張りついたりすることも多くなります。
そんなときはカットするのも一つの選択肢ですが、手軽に対処するなら「髪を結ぶ」のがとてもおすすめです。
男の子でも女の子でも、髪がある程度伸びてきたら小さく結ぶだけで印象がガラリと変わりますし、何より見た目もかわいくなります。
ちょこんとした「ちょんまげ風スタイル」や、サイドを軽く束ねるだけでも、赤ちゃんの可愛らしさがさらに引き立ちますよ。
しかも、髪を結ぶことで前髪が目にかかるのを防いだり、食事や遊びのときに視界を邪魔しないようにできるのも大きなメリットです。
お出かけ前のちょっとしたアレンジとしてもぴったりなので、気軽に取り入れてみてくださいね。
赤ちゃんが髪を結ぶのを嫌がる理由と対策
「何されるの?」と不安になってしまう
赤ちゃんにとって、髪を結ぶという行為はとても新鮮で、少し不思議な体験です。
それまで頭に何かされることがなかった赤ちゃんにとっては、「何をされるの?」という疑問や不安が自然と湧いてきます。
とくに初めて髪を触られるときや、急に手が頭に近づいてきたときにはビクッとしてしまうことも多いですよね。
こうした驚きや不安は、赤ちゃんの心の成長にとってはごく自然な反応です。
でも、ちょっとした工夫でその不安を和らげることもできます。
たとえば、声をかけながらゆっくりと手を近づけたり、
「かわいくなろうね」
「ちょんまげしてみようか?」
など、明るく声をかけてあげると、赤ちゃんも安心しやすくなりますよ。
結ぶときの違和感や引っ張られる感覚
髪を引っ張られる感覚が不快だったり、ゴムで縛った部分がキュッと締まって違和感を感じたりすることがあります。
赤ちゃんは自分でその感覚を言葉にすることができないので、なんとなくモゾモゾしたり、泣き出してしまったりするんですね。
また、まだ髪の毛が柔らかくて細いため、少し引っ張るだけでも敏感に感じ取ってしまいます。
無理にきつく結ばず、軽くふんわり結ぶことを心がけると、赤ちゃんの負担も少なくなります。
まずは髪に触れることに慣れさせよう
赤ちゃんが髪を結ばれることに慣れていないうちは、いきなりゴムで結ぼうとするとびっくりして嫌がるのも無理はありません。
まずはスキンシップの延長として、日常的に髪に触れることからスタートしてみましょう。
例えば、お風呂上がりや着替えのときに、優しく髪をなでてあげたり、「ふわふわだね」「いい子だね」と声をかけながら触れてみてください。
そうすることで、赤ちゃんも「頭を触られるのって怖くないんだ」と少しずつ感じてくれるようになります。
また、髪を触るタイミングをいつも同じにすると、習慣として受け入れてくれることもあります。
だんだん慣れてくれば、髪を結ぶのもスムーズにできるようになりますよ。
嫌がらない髪の結び方のコツ
絵本・テレビに夢中なタイミングがねらい目
赤ちゃんが絵本を読んでいたり、テレビに夢中になっているタイミングは、髪を結ぶのにとても良いチャンスです。
集中しているときは手を動かすことが少なく、頭もあまり動かさなくなるので、結ぶ側にとってもやりやすい状況になります。
特に、赤ちゃんの両手がふさがっているとき(おやつを食べている、ぬいぐるみを持っているなど)は、自然とおとなしくなっていて、そっと結ぶのにぴったりのタイミングですよ。
また、静かな時間帯やお気に入りの番組を見ているときもねらい目です。
絵本で集中しているときは、ママが近くにいてもあまり気にならず、サッと髪を整えやすくなります。
何気ない日常の中にあるこうした「すき間時間」を活用すると、赤ちゃんも嫌がることなくスムーズに髪を結ばせてくれるようになります。
手早く結ぶには「事前準備」がカギ
髪を結ぶときにモタモタしてしまうと、赤ちゃんはすぐに気が散ってしまったり、動き出してしまったりします。
だからこそ、あらかじめ必要なアイテムをそろえておくのがとても大切です。
ゴム、ヘアブラシ、手を湿らせるための水やベビーオイルなど、必要なものはすぐ取れる場所に準備しておくと安心です。
時間との勝負になることも多いので、ヘアゴムは数本手元に置いておくと、うまく結べなかったときもすぐにやり直せますよ。
慣れてくると、1~2分でサッと結べるようになります。
特に朝の忙しい時間やお出かけ前には、この「準備力」が成功のカギになります。
少しずつ慣らすのが成功の秘訣
赤ちゃんが髪を結ぶことに慣れるには、急がずに少しずつステップを踏むことが大事です。
最初からしっかり結ぼうとするのではなく、まずはゴムを使わずに髪をまとめる動作をしてみたり、手で軽くまとめるだけでもOKです。
遊びの延長で「ちょんまげごっこ」「プリンセスごっこ」など、ごっこ遊びの中で結ぶ動作を取り入れると、赤ちゃん自身も楽しい時間として受け入れやすくなります。
また、鏡を使って「かわいくなったね」と見せてあげることで、自分でも興味を持ってくれるようになります。
こうやって、髪を結ぶ=楽しいこと、というイメージが定着すれば、少しずつ嫌がらずに受け入れてくれるようになりますよ。
赤ちゃんの髪を上手に結ぶための便利アイテム
毛量に合ったゴムを選ぶ(シリコンorパイル)
赤ちゃんの髪の毛はとても細くて柔らかいので、ゴムの種類によって結びやすさや仕上がりが大きく変わってきます。
髪の毛の量にあわせて、細めのゴムを選ぶのが基本ですが、その中でもシリコン製とパイル製という2つの素材に注目してみましょう。
シリコン製のゴムは、しっかりと髪の毛をホールドしてくれるので、一度結ぶと取れにくいのが特徴です。
動きの多い赤ちゃんでも、崩れにくいスタイルを保ちたいときにはとても便利。
ただし、きつく結びすぎると取り外すときに髪の毛が引っかかってしまうこともあるため、外すときは丁寧に優しく取ってあげる必要があります。
一方で、最近人気が高まっているのがパイル製のゴムです。
こちらはふわふわとした柔らかい素材で、髪の毛にやさしくフィットしてくれるのが魅力。
結び目の跡もつきにくく、何より赤ちゃんにとって違和感が少ないので、嫌がりにくいという声も多いです。
ただ、ややゆるくなりやすいので、きちんと結ばないとすぐに外れてしまうこともあります。
いずれのゴムを使う場合でも、共通して大事なのが「誤飲対策」です。
小さくてカラフルなゴムは、赤ちゃんの目に止まりやすく、口に入れてしまう危険性があります。
ゴムはできるだけしっかりと髪に固定して、使ったあとは赤ちゃんの手の届かない場所に保管しておくようにしましょう。
また、複数のゴムを持ち歩くときは、ポーチや専用のケースに入れておくと安心です。
髪を結ばずアレンジできるアイテムもおすすめ
ヘアバンドなら男の子にも使いやすい
締め付けの少ないやわらかい素材で作られたベビーヘアバンドは、赤ちゃんの頭にふんわりフィットしてくれるのでとっても安心です。
まだ髪の毛が少なかったり、薄毛の赤ちゃんにも使いやすく、スタイルのアクセントにもなります。
何より、ゴムで髪を結ぶのが難しい時期でも、手軽に見た目を整えることができるのが嬉しいポイントです。
特に男の子は髪を結ぶイメージがないという方も多いかもしれませんが、最近ではシンプルなデザインやユニセックスなカラーのヘアバンドも増えていて、違和感なく取り入れられるようになっています。
ブラウンやグレー、ベージュなど落ち着いた色味なら、お洋服とも合わせやすくナチュラルな雰囲気を楽しめますよ。
選ぶときは、赤ちゃんの肌に優しい素材かどうかをチェックするのが大切です。
とくに通気性に優れたコットンやガーゼ、伸縮性のあるニット素材はおすすめ。
ムレにくく、長時間の使用でもかゆくなりにくいので安心です。
デザイン重視だけでなく、赤ちゃんの快適さを第一に考えて選んでみてくださいね。
帽子でオシャレも髪の乱れもカバー
髪が少なかったり、逆にボリュームがありすぎて整えにくいときは、帽子がとても便利なアイテムになります。
赤ちゃん用の帽子には、通気性の良い素材や肌ざわりのやさしいものが多く揃っており、外出時はもちろん、写真撮影やイベントにもぴったりです。
とくに人気なのは、キャラクターものや耳付きのデザイン、動物モチーフなど。
赤ちゃんの「今しかない可愛さ」をさらに引き立ててくれるアイテムとして、プレゼントにもよく選ばれています。
ベレー帽やどんぐり帽子、夏用の麦わら風など、季節やファッションに合わせて選ぶのも楽しいですよ。
また、帽子はヘアスタイルがまとまらない日や、お出かけ前にさっとかぶせるだけで「きちんと感」が出せるのも魅力。
赤ちゃんが帽子を嫌がらないようにするには、短時間から慣れさせて、お気に入りを見つけてあげるといいですね。
ハンドメイドのクリップで個性をプラス
赤ちゃんの髪がふさふさしてきたら、ワンポイントで取り入れやすいのがヘアクリップです。
特に多毛の赤ちゃんにはぴったりで、前髪やサイドの髪をサッと留めるだけでスッキリ見せることができます。
ただし、ヘアクリップはとても小さく、外れてしまうと誤飲のリスクがあるので注意が必要です。
使用中は目を離さず、寝ているときや目の届かないところでは外しておきましょう。
最近ではハンドメイド作家さんによるおしゃれで個性的なデザインもたくさん登場しています。
レースやリボン、刺繍入りなど、既製品では出会えないような温かみのあるアイテムが多いのが特徴です。
minne(ミンネ)やCreema(クリーマ)などのハンドメイド通販サイトでは、世界にひとつだけの特別なアイテムに出会えるかもしれません。
自分用はもちろん、ちょっとしたギフトとしてもおすすめですよ。
まとめ|焦らず少しずつ慣れていこう
最初はうまくいかなくてもOK!
赤ちゃんの髪を結ぶのは、最初は思っているよりも難しく感じることが多いものです。
ゴムがうまく巻けなかったり、赤ちゃんが動いてしまってなかなかじっとしてくれなかったり、思うようにできずに落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
でも、最初から完璧にできなくても大丈夫。
むしろ少しずつ慣れていく過程こそが大切です。
何度か試していくうちに、ママの手の動きもスムーズになってきて、赤ちゃん自身も「髪を結ばれるのって特別なことじゃないんだ」と自然と受け入れてくれるようになります。
はじめのうちは鏡の前で試してみたり、写真を撮ってあとで見返すなど、小さな成功体験を重ねていくとモチベーションもアップしますよ。
安心できるスキンシップの一環として
髪を結ぶという行為は、ただ髪型を整えるだけでなく、ママやパパと赤ちゃんとの大切なスキンシップの時間にもなります。
とくに赤ちゃんにとっては、ママの手のぬくもりや優しい声かけが何より安心感につながります。
「かわいくなったね」「いい子だね」と優しい言葉をかけながら結んであげることで、髪を結ぶ時間が楽しいものとして印象づきます。
こうした日常のふれあいが、赤ちゃんとの信頼関係をさらに深めてくれるんですね。
また、髪を結ぶときにマッサージのようにやさしく頭をなでたり、ブラッシングを通してリラックスさせてあげることもできます。
赤ちゃんが心地よく感じられるようにすることが、髪結びを成功させるポイントにもつながりますよ。
赤ちゃんと一緒におしゃれ時間を楽しもう
毎日の中で少しずつ髪を結ぶことを取り入れていけば、だんだんと赤ちゃんもその時間に慣れていき、結ぶこと自体が楽しい時間になっていきます。
最初は「ほんの数秒でちょんまげ」でも十分ですし、徐々にサイド結びやツインテールなど、バリエーションを広げていけるといいですね。
お気に入りのゴムやバンドをいくつか用意して「今日はどれにしようか?」と赤ちゃんに見せて選ばせるようにすると、おしゃれに興味を持つきっかけにもなります。
鏡を見せて「かわいいね~」と褒めることで、赤ちゃんの中に自信や嬉しさが芽生えていきます。
季節やイベントに合わせたアレンジを楽しんだり、写真に残して成長記録としても楽しむのもおすすめ。
赤ちゃんの「今しかない姿」を残しながら、ママ自身もおしゃれ時間を楽しんでみてくださいね。