突然の不幸で学校をお休みしなければならないとき、「どうやって連絡すればいいんだろう?」と戸惑ってしまうのは、誰にでもあることです。
特に、初めてのことであればなおさら、不安や緊張を感じてしまいますよね。
急なことに気が動転して、冷静に考えられなくなるのも自然なことです。
どんなふうに伝えたらいいのか、どこまで詳しく話すべきなのか、そもそも電話と連絡帳どちらを使えばいいのか、迷ってしまう方も多いと思います。
そんなときでも落ち着いて対応できるように、この記事では学校への忌引き連絡の方法をやさしく丁寧にまとめています。
電話での伝え方のポイントや、相手に配慮した伝え方、担任の先生や学校側への気配りも忘れずに伝えられるちょっとしたコツを紹介しています。
また、連絡帳に書くときのポイントや、すぐに使えるシンプルで感じの良い文例もあるので、「書き方がわからない…」という方にも安心して使っていただけます。
突然の出来事に心が追いつかないときでも、この記事を参考にしていただければ、少しでも気持ちのゆとりを持って連絡できるはずです。
忙しい朝や時間のない状況でもバタバタせず、スムーズに対応できるように、ぜひチェックしてみてくださいね。
忌引きで休む場合連絡を連絡帳でする時の書き方は?文例を紹介
忌引きで休み連絡を連絡帳でする場合の書き方をご紹介したいと思います。
基本的に、祖父母と同居していたりすると突然亡くなっても遠方に出かけるということはなく、自宅で決めることも多いため、留守になることはありません。
そういう場合は連絡帳に書いて通学班の班長に頼むという手段も使えます。
〇日~△日までを予定していますが、また変更があれば電話いたします。
何かあれば私(母親の携帯番号など)まで電話いただけるとありがたいです。
それではよろしくお願いいたします。
忌引きの連絡で必ず書くべきことは?
必ず書くべきなのは、子供との関係性と、何日から休むのか、何日間休むのかということです。
これは後日変更があったとしても、通知状を書くときに忌引きの日数などを書くわけですから、絶対に正しい日を言わないといけないわけじゃないです。
先生が急に用ができても自宅は留守の場合もあるので、携帯番号を伝えておくとスムーズです。
すでに緊急連絡先で知らせている場合は、なくても問題ないですよ。
また、その連絡帳を休んでいる間どうするのかについても一言書いておくといいかもしれません。
先生に保管してもらうか、通学班の子に持ってきてもらってポストに入れてもらうなどありますね。
だけど長期的に家を空ける場合は紛失する可能性もあるので、担任も持っていてもらうほうがいいかもしれません。
忌引きを学校に連絡するけど当日の場合は忌引き扱いになる?
忌引き扱いがいつからになるかですが、一般的には亡くなった当日という場合が多いです。
あるいは亡くなった翌日となりますが、このへんは学校に問い合わせてみるしかないですね。
全国的に統一しているというものでもないので・・・
忌引きの扱い方で土日を挟むとどうなる?
例えばですが、金曜日に祖父が亡くなりましたという状況で、当日朝は学校に登校していたとします。
その日の途中で訃報の連絡が入り早退して家に帰った場合などは、早退扱いにするかその日から忌引き扱いにするかは先生との相談になります。
また、金曜ですから土日をはさみますよね。
忌引きは土日も含みますので金曜から忌引き扱いにしたら月曜は普通に登校となり、休めば欠席扱いです。
あるいは金曜を早退扱いにして月曜まで忌引きにするかのどちらかですね。
完全に平日なら3日間学校を休めるのに、土日をはさむと1日しか休めなくてがっかりしている子供をたまに見かけます。
祖父母と普段疎遠だと、悲しいとかいう感情もあまりなく、お葬式だから学校休むくらいの認識で、休めるか休めないかだけしか考えてないこともありますよね・・・
うちの子の場合は、お盆に祖母が亡くなったので、夏休みということもあり忌引きとは無縁でした。
忌引届への理由の書き方!学校を休む理由はどう書けばいい?
忌引きで欠席した場合、学校によっては忌引届の提出を求められることがあります。
忌引届の書式は学校によって異なりますが、中には「理由」を書く欄があるケースもあります。
そもそも忌引届なので、「身内が亡くなり葬儀に参列するため」と欠席した理由は明らかですよね。
忌引届の書き方①故人との関係性を書く
しかし、忌引届の理由の欄には休んだ理由をもう少し詳しく書く必要があります。
例えば理由の欄に「身内が亡くなったため」と書いたとします。
この場合、身内とは親なのか祖父母なのか、叔父なのかと関係性がわかりません。
すでにご説明した通り、間柄によっては取得できる忌引き休暇の日数が変わってしまいます。
そのため、故人との関係性を明確に記入するのが大切です。
忌引届の書き方②遠方の場合は移動日も書いておく
また、葬儀が遠方の場合、葬儀の前後で移動のための時間が必要になることがあります。
学校によっては、移動日も忌引きの欠席としてカウントもらえる場合もあります。
ですので、理由の欄には「葬儀が遠方で移動に時間がかかるため、〇日から〇日まで休みます」と一言書いておくとよいでしょう。
今まで学校を休むことが多く、出席日数がギリギリで進級できないかもしれないという人の場合。
そんな人は、忌引きで欠席する理由をしっかり書いて、誤解されないようにして忌引き休暇を取得するようにしましょう。
忌引きを連絡帳に書いたとき先生からの返事には何かひとこと書くべき?
社会人だと、忌引き休暇を取得した後は「お休みありがとうございました。おかげさまでつつがなく葬儀を行うことができました。」と周りの人に挨拶するのがマナーです。
それでは、学校の先生に対してはどうでしょうか?
忌引きで欠席する旨を連絡帳で先生に伝えると、先生が返事を書いてくれることがあります。
先生からの返事が「了解しました」との一言であれば、その後特にこちらから書く必要はないでしょう。
しかし、先生からお悔やみの言葉をいただいた場合は、一言返事をするとより丁寧な印象となります。
先生からのお悔やみの言葉への返事の書き方
先生からの返事に対する一言は、簡単で構いません。
最初に、お悔やみをいただいたことに対するお礼の言葉を入れましょう。
また、最後に「お忙しいことと思いますので、返事は不要です」と付け加えると、先生が再度返事を書く手間をかけさせないで済みます。
〇日より登校する予定ですので、よろしくお願いいたします。お忙しいことと思いますので、お返事は不要です。
忌引きで学校を休むか休まないかどう判断すればいい?勉強が遅れないか心配なとき
忌引きで学校を休みたくないと考えている子どももいるでしょう。
勉強の遅れを心配しているのであれば、葬儀の日だけ忌引き扱いの欠席にすればいいと思います。
葬儀場が遠方であれば移動日を考慮して忌引きをフルに使うしかありません。
小中学生なら親に同行する形になるので、子どものことを考えたら最小限の欠席にしてあげられたらと思います。
高校生なら留守番は可能でしょう。
受験生や部活の試合など本人の人生にかかわることがあるのなら、そっちを優先するべきです。
祖父母とは疎遠になっている子どもならなおさらです。
もちろん祖父母が大好きで、子供自身が「きちんとお悔やみをしたい」というのであれば話は別です。
忌引き扱いの欠席は子どもに後悔が残らない選択を
本人の悔いが残らないように親子で相談して、最終的に子どもに欠席日数を判断してもらいましょう。
葬儀場が遠方でないなら、例えば中学生ならお通夜の日の日中は授業に出て部活は休みにします。
一般的にお通夜の翌日が葬儀なので、そのまま忌引き扱いの欠席にしましょう。
葬儀の翌日ですが、規定の忌引き日数が残っている場合でも登校はできます。
子どもは葬儀の日まで忌引き扱いの欠席にして、翌日から登校させても構いません。
親がうしろめたさを感じる必要はなく、生きている人の方を優先するのはおかしいことではありません。
忌引き後の登校のとき連絡帳には何かひとこと書いた方が良い?書き方の例文
忌引きという理由で学校を欠席した子供に対しては、先生も次の登校時の様子を心配していることもあると思います。
同居をしていた家族であれば尚更のことですよね。
気遣いをしてくれている先生に対して、葬儀が一通り終わり落ち着いた段階で、一言感謝の気持ちを添えておくと丁寧な印象になると思いますよ。
また、勉強や部活の遅れを心配している子供の場合は、予定よりも早く登校をさせることも出来ます。
子供の状況に合わせて、担任に伝わりやすい内容にすると、子供の様子をよく見てくれることと思います。
では、忌引き後の登校の際に、連絡帳に記載する例文について、状況別の文章をご紹介しますね。
この度は、お気遣いをいただきまして、ありがとうございました。
無事に葬儀を滞りなく終えることが出来ましたので、本日よりよろしくお願いいたします。
欠席をしている期間、娘は週末にあるテストに向けて、勉強が追いつくのか心配をしておりました。
お忙しいことと思いますが、様子を窺って頂けたら幸いです。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
息子にとっては、初めての身内の不幸だったこともあり、少々気持ちが塞がりがちになってしまっています。
学校で、何か変わった様子が見られましたら、ご連絡いただけるとありがたいです。
お忙しい中お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。
忌引きの時学校への連絡での言い方のまとめ
忌引きの時の学校への連絡方法は、基本的には電話で連絡した方がいいかなと思います。
いつから忌引きとかいつまで休むとかもその場で聞いた方が早いと思いますし。
連絡帳でも間違いではないですが、忙しい時に記入したり班長の家に持って行ったりするのも大変ですよね。
時間的に余裕があるのであれば、故人との関係性と亡くなった日、いつまで学校を休むかなどを記入して提出しましょう。
詳細などは葬儀が終わってから電話連絡するのでも大丈夫です。
当日から忌引きとするか、翌日から忌引きとするかも忘れずに確認しましょう。