トイトレパンツは何枚必要?普通のパンツでも代用できる?徹底ガイド

子どもが2歳を過ぎてくると、「そろそろトイレトレーニングを始める時期かな?」と考え始めるご家庭が多くなってきます。

保育園やママ友との会話の中でも、トイトレの話題が出ることが増えて、「うちもそろそろ準備しなくちゃ」とちょっと焦ることもありますよね。

そんな中でよく出てくるアイテムが、「トイレトレーニングパンツ」、通称「トイトレパンツ」と呼ばれるものです。

でも実際にトイトレを始めるとなると、どんな種類があって、何枚くらい用意すればいいのか?普通のパンツでも代用できるのか?といった疑問がたくさん出てきます。

また、トイトレパンツを使ってもすぐにおむつが外れるわけではないと聞いて、「それって本当に必要なの?」と不安になることもありますよね。

この記事では、筆者自身が3歳目前の息子と一緒にトイトレを乗り越えた体験をもとに、

「トイトレパンツは何枚くらい必要なのか」
「普通のパンツとの違いや選び方のコツ」
「実際に使って感じたメリット・デメリット」

などを、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。

これからトイトレを始めようとしているママやパパが、安心して一歩を踏み出せるようなヒントになればうれしいです。

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トイトレパンツは何枚必要?基本の考え方

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使うか使わないかは子ども次第

実はトイトレパンツは、絶対に必要なアイテムというわけではありません。

トイトレの進め方はお子さんの性格や成長のペースに大きく左右されるため、一概に「これが正解!」というものがないんですね。

たとえば、おむつを卒業するまで一度もトイトレパンツを使わなかったというご家庭も意外と多くあります。

その一方で、トイトレ開始と同時に10枚以上そろえてスタートしたものの、実際には数回しか使わずに終わった…というケースもよく聞きます。

この違いは、お子さんの

  • 濡れた感覚への敏感さ
  • トイレに興味を持つ時期
  • 失敗しても気にしない性格
など、さまざまな要因によって左右されるからです。

さらに、保育園や幼稚園でのトイトレ方針や、兄弟の有無、親の付き添える時間など、家庭の状況も影響します。

我が家では、最初は必要だと思って買った2枚のトイトレパンツを使って様子を見たところ。

子どもが分厚い生地を嫌がったため、すぐに普通のパンツへ切り替えることになりました。

結果的に、そちらのほうが子どもに合っていたようで、トイトレもスムーズに進んだんです。

このように、トイトレパンツを使うかどうかは、その子その子に合った方法を見つけることが大切です。

まわりと比べて焦る必要はまったくありません。

まずは試してみて、合わなければ違う方法を考える。

そのくらいの気持ちで取り組むと、親子ともに気持ちがラクになりますよ。

洗い替えを考慮すると5~6枚が目安

トイトレパンツを使う場合、1日で何度か失敗してしまうことを前提にしておいたほうが安心です。

たとえば午前中に1~2回、午後にも1~2回と、おしっこやうんちの失敗があると想定すると、1日で3~4枚ほど使う可能性があるんですね。

そうなると、1日のうちにしっかり乾かすのが難しい日や、洗濯ができない日があることを考慮して、最低でも5~6枚は持っておくと安心です。

また、トイトレパンツは普通のパンツよりも生地が分厚く、乾くまでに時間がかかるものが多いです。

特に梅雨の時期や冬場など、天気が悪くて洗濯物が乾きにくい時期には、「明日までに乾かないかも…」という事態も起こりがち。

そのため、洗濯が間に合わないときのために、予備として1~2枚多めにストックしておくと心に余裕ができますよ。

ちなみに毎日こまめに洗濯できる場合は、そこまで多くなくても大丈夫かもしれません。

でも、予想以上に失敗が続いたり、体調不良や外出などで洗濯が後回しになったりすることもあります。

だからこそ、「ちょっと多め」が結果的に安心につながります。

保育園に通う場合は多めが安心

保育園でトイトレを進めている場合は、家庭よりもさらに多めにパンツを用意しておくのが安心です。

というのも、保育園では活動量が多く、トイレに行くタイミングも先生まかせになることがあるため、1日で2~3回以上パンツを替える場面が珍しくありません。

また、午前・午後の外遊びやお昼寝のあとなど、失敗しやすい時間帯も多く、予想外に汚してしまうこともあります。

そのため、「念のため」の着替えも含めて、最低でも5~6枚、できれば7~8枚あると、先生たちも対応しやすく、子ども自身も不安なく過ごせます。

実際に、園から「トイトレ中は1日○枚持たせてください」と指定されることもありますので、事前に確認しておくと準備しやすいですね。

特に夏場など汗もかく季節は、下着の替えも必要になりがち。

ズボンやシャツも含めて、上下セットで着替えを用意しておくと、いざという時に慌てずに済みますよ。

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普通のパンツでもトイトレはできる?

トイトレパンツと普通のパンツの違い

トイトレパンツは、おしっこをしたときに「濡れた!」と感じられるように工夫されたパンツで、子どもが自分の体の変化に気付きやすいように設計されています。

中には吸水性のある何層にも重ねられた布が使われていて、おしっこをある程度吸ってくれる構造になっています。

でも完全に吸収してしまうわけではなく、あえて「不快さ」を感じさせることでトイレに行こうという気持ちを引き出す役割があるんですね。

一方で、普通のパンツは基本的に吸水性がないため、おしっこをするとすぐに服や床まで染みてしまいます。

そのぶん失敗したときの掃除は大変になりますが、子どもにとっては「濡れた=気持ち悪い」という感覚をよりダイレクトに感じやすくなるため、逆にトイトレのやる気につながるケースもあります。

また、トイトレパンツは生地が厚手で、乾きにくいものが多いのが特徴です。

特に冬場や梅雨時などはなかなか乾かず、洗濯が大変に感じるママやパパも多いようです。

これに対して普通のパンツは薄手なので乾きが早く、洗濯しやすいというメリットがあります。

さらに、トイトレが終わったあともそのまま普段使いとして使えるのも大きな魅力ですね。

普通のパンツ派ママが多い理由とは?

実際のところ、「最初から普通のパンツでトイトレを始めた」というママは意外と多いんです。

トイトレパンツは一見便利そうに思えるのですが、いざ使ってみると

  • 洗濯が面倒だったり
  • 乾きが悪かったり
と、日々の育児の中でストレスに感じてしまうこともあります。

また、どのみちおしっこが漏れるのなら、洗濯しやすくて乾きも早い普通のパンツの方が使いやすいという声も多く聞かれます。

しかも普通のパンツならトイトレ期間が終わったあとも継続して使えるので、無駄がないという点でも支持されています。

さらに、「おしっこをしたらすぐに濡れて気持ち悪い」というダイレクトな感覚が、子どもにとっても「次はトイレに行こう!」という意識につながるという声も多くありました。

子ども自身の反応を見ながら、合う方を選ぶのがいちばん大切ですね。

普通のパンツでトイトレする際の注意点

普通のパンツでトイトレをする場合、失敗したときの対応をしっかり想定しておくことが大切です。

というのも、普通のパンツには吸水性がないため、おしっこをした瞬間にパンツだけでなくズボンや床、時には椅子や抱っこしているママやパパの服まで濡れてしまうことがあります。

うんちの失敗があった場合も、パンツの素材によっては処理が大変になることもあるので、そのあたりの手間や掃除のことはあらかじめ頭に入れておきましょう。

とはいえ、普通のパンツには「濡れると気持ち悪い」という感覚を強く感じやすいという利点もあります。

お子さんによっては、この不快感がトイレに行こうとする動機づけになりやすく、結果的にトイトレの進みがスムーズになることもあるんですね。

「次はトイレでしようね」と声をかけることで、子ども自身も体の変化に気付きやすくなっていきます。

また、失敗が続くと親のほうも疲れてしまいがちですが、

  • 事前に床に防水シートやトイレマットを敷いたり
  • 出先ではオムツ型のトレーニングパンツと併用したり
するなど、対策をしておくと精神的にもラクになります。

替えの服やパンツを常に多めに持ち歩くなど、ちょっとした工夫で乗り切れる場面も多いですよ。

普通のパンツを使うからといって完璧を求める必要はありません。

あくまでも「経験を積む期間」と考えて、子どもも親も気負わずに取り組むことが大切です。

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トイトレパンツの種類と選び方

紙製と布製の違い

トイトレパンツには大きく分けて紙製と布製の2種類があります。

紙製トイトレパンツは、使い捨てタイプでおむつに近い感覚で使えるのが特徴です。

外出先や旅行時など、すぐに洗濯ができない状況でも使えるため、衛生的でとても便利です。

うんちやおしっこで汚れても、そのまま捨てることができるので、処理の手間もかかりません。

ただしその分、1日に何枚も使うとあっという間にコストがかさみます。

毎日使うとなると、経済的な負担が気になるというママやパパも少なくありません。

また、紙製タイプは濡れた感覚がわかりづらく、子どもによってはトイトレが進みにくいという声もあります。

一方で、布製トイトレパンツは繰り返し洗って使えるので、長い目で見るととても経済的です。

デザインも豊富で、キャラクター柄や可愛い模様が多く、子どものお気に入りを選べば「これを履きたい!」という気持ちが芽生えやすく、やる気アップにつながることもあります。

ただし布製は洗濯が必要なぶん、どうしても手間がかかります。

また吸水性が高い分、厚手の生地になっていて乾きづらいという声も多いです。

とくに梅雨や冬場など天気が悪い日が続く時期は、「洗ってもなかなか乾かない…」という悩みも出てきやすいですね。

3層・6層など吸水層の違いと選び方

布製のトイトレパンツには、吸水性を高めるために生地が何層にも重ねられた構造になっているものがあります。

一般的には3層・4層・6層といった種類があり、数字が大きくなるほど吸水量が増えるぶん、漏れにくくなる仕組みです。

たとえば3層タイプは比較的薄手で乾きやすく、おしっこ1回分程度ならある程度吸ってくれます。

4層になると吸水性がやや高まり、失敗してもズボンまで染みにくいことも。

6層タイプは吸水力がかなり高く、たとえ失敗しても洋服や床まで被害が及ばないことが多いため、安心感があります。

ただし、層が増えるごとに生地が厚くなるため、洗っても乾きにくいというデメリットもあります。

最初は軽めのトイトレから始めたい場合は3~4層程度から試してみて、子どもの失敗の頻度や感覚に合わせて、段階的に選んでいくとよいでしょう。

乾きやすさ重視なら「吊り式」も検討

6層タイプなど吸水層が多いトイトレパンツは、吸水性が高い一方で「乾きにくい」という声がとても多いです。

特に厚みのある部分が密集していると、しっかり乾くまでに時間がかかってしまいますよね。

そんなお悩みに応えて登場しているのが、「吊り式」と呼ばれるタイプのトイトレパンツです。

吊り式は、パンツの内部の吸水部分が広げられるような構造になっていて、洗濯したあとに中まで風が通りやすくなっています。

そのおかげで、従来の6層パンツよりも格段に乾きやすく、乾燥機を使わなくても部屋干しでしっかり乾いてくれるのが魅力です。

干しやすさや乾きやすさを重視したい方は、こういった吊り式のトイトレパンツも候補に入れてみてください。

毎日の洗濯のストレスを減らせるだけでなく、衛生面でも安心して使えるのがうれしいポイントですね。

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トイトレパンツを使わない選択肢もアリ

「意味ない」と言われる理由は?

「トイトレパンツは意味がない」と感じる方がいるのには、いくつかの共通する理由があります。

まずひとつは、子どもによっては濡れた感覚そのものに鈍感で、パンツが濡れてもまったく気にしないタイプがいるということ。

こうした子どもには、トイトレパンツの「不快感を感じてトイレへ導く」という役割があまり効果を発揮しないんです。

そのため、「これって普通のパンツと変わらないかも…」と感じてしまう保護者も少なくありません。

また、トイトレパンツの厚手の素材が気になって、履きたがらないという子どももいます。

特に敏感肌の子どもや、生地のゴワつきに敏感な子にとっては、普段のおむつや下着とは異なる素材感がストレスになってしまうことも。

結果として、せっかく買ったのに1~2回しか履いてくれなかった…というケースも実際にあるようです。

さらに、トイトレパンツは乾きにくく洗濯に手間がかかるため、家庭によっては「使いにくい」と感じることも。

特に共働きの家庭など、洗濯の頻度が限られている場合には、その扱いにくさから使用をやめてしまうという意見もあります。

こういった理由から、「結局使わなかった」「意味なかった」と感じるママやパパが一定数いるんですね。

普通のパンツでスムーズに移行できる子も

実際のところ、トイトレパンツを使わずに、最初から普通のパンツでトイレトレーニングを始めたご家庭も多く存在します。

そして、そういったケースでも、スムーズにおむつ卒業ができたという声もたくさんあります。

普通のパンツを履いて失敗したときに、「あ、濡れて気持ち悪い」と子ども自身が感じることができれば、それがトイレへ向かうきっかけになる場合もあります。

トイトレパンツのように吸収力があるわけではないので、漏れたときの不快感はよりダイレクト。

これが逆に、子どもにとっての「気付き」を生みやすいんですね。

もちろん、おしっこが漏れたときの掃除や洗濯は大変ですが、普通のパンツのほうが乾きやすくて扱いやすいというメリットもあります。

しかも、トイトレが終わった後も継続して使えるので、無駄にならないという利点もあるんです。

結果として、「普通のパンツで十分だった」という結論に至る家庭も少なくありません。

子どもの性格やタイミングが大事

トイレトレーニングは、本当に「子どもによって違う」もの。

性格やタイミング、生活環境など、さまざまな要因がトイトレの進み具合に影響を与えます。

だからこそ、「必ずトイトレパンツを使わなければいけない」という決まりはありません。

たとえば、周囲の変化に敏感な子や慎重派な子は、トイトレパンツの変化に抵抗を感じるかもしれません。

そして逆に好奇心旺盛な子であれば、新しいパンツに興味を持ってやる気が出ることもあります。

また、家族のライフスタイルも重要な要素です。

外出が多い家庭や、兄弟姉妹が多くて忙しい場合には、トイトレパンツの洗濯や持ち歩きが負担になるかもしれません。

そういった場合は、無理せず普通のパンツを使ったり、おむつとの併用を続けたりと、家庭に合ったスタイルで進めることが何より大切です。

焦らず、「今この子にとって最適な方法は何か?」を考えて柔軟に対応することが、結果的に子どももママパパも笑顔でトイトレを乗り越える近道になりますよ。

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不要になったトイトレパンツのリメイク活用術

吸水素材を活かしておねしょ対策に

トイトレが終わったあと、せっかく買ったトイトレパンツをそのまま捨てるのはちょっともったいない気がしますよね。

そんなときにおすすめなのが、パンツの吸水素材を活かして、ちょっとした防水グッズにリメイクするアイデアです。

たとえば、おねしょ対策用の敷物として再利用するのはとても実用的。

具体的には、数枚のトイトレパンツを切り開いて縫い合わせることで、簡易的な防水マットに早変わり。

これをお布団の上に敷いておけば、夜中のおねしょにも落ち着いて対応できます。

大きな防水シーツと違って洗濯もしやすく、すぐに乾くので忙しいママやパパにも嬉しいアイデアです。

また、ベビーカーのシート部分に敷いておけば、お出かけ中の万が一のおしっこ漏れにも安心。

夏場など汗をかきやすい季節にも、蒸れ防止として使えます。

チャイルドシートの下に敷くのもおすすめで、うっかり飲み物をこぼしたときにもさっと洗えて便利です。

ベビーカーやお風呂グッズの水切りにも使える

さらに、トイトレパンツの優れた吸水力は、お風呂まわりのグッズの水切り用にもぴったり。

たとえば、お風呂のおもちゃや水遊び道具を使ったあと、しばらく乾かす場所として活用するのがおすすめです。

普通のタオルよりも吸水力があるので、しっかり水気を取ってくれますし、乾くのも意外と早いんです。

脱衣所などに敷いておけば、子どもが濡れた足で歩いたときの滑り防止にもなります。

また、プールバッグの中に敷いておくと、濡れた水着を入れても水分が下に染み出しにくくなり、衣類を守ることもできますよ。

こうした使い道を工夫すれば、トイトレパンツを無駄にすることなく、子育ての中で第二の役目をしっかり果たしてくれます。

まとめ|焦らず、子どもに合ったやり方を

まずは少数で試して様子見を

トイトレパンツを買うべきかどうか迷っているなら、いきなりたくさん購入するのではなく、まずは2~3枚からスタートしてみるのが安心です。

初めてのトイレトレーニングでは、子ども自身がそのパンツに対してどんな反応をするのか、実際に履かせてみないとわからない部分が多いですよね。

たとえば、履き心地を嫌がってしまったり、濡れた感覚が平気で気にしていなかったり、逆に不快感から嫌がる様子を見せたりと、子どもによって反応はさまざまです。

だからこそ、様子を見ながら徐々に枚数を増やすかどうかを判断するのがおすすめなんです。

もし子どもが気に入って使いこなせそうなら、そのときに買い足していけば十分間に合いますし、反対に合わなかった場合でも被害は最小限に抑えられます。

また、家での使用に慣れてから保育園用に追加で揃えるという段階的な方法もおすすめです。

トイトレパンツを使う目的は、あくまでもトイトレをサポートすること。

無理に使わなければいけないというものではないので、まずは少ない枚数で試して、子どもに合ったスタイルを見つけていきましょう。

ママパパが安心できる方法を選ぼう

トイトレは、子どもにとってはもちろん、ママやパパにとっても大きなステップですよね。

だからこそ、周りの情報に振り回されすぎず、「自分たちにとって無理なく続けられる方法は何か?」を大切にすることがとても重要です。

たとえば、トイトレパンツを使うことで親が安心して取り組めるのであれば、それはとても良い選択です。

逆に洗濯が大変でストレスになるようであれば、普通のパンツやおむつとの併用でも問題ありません。

大切なのは、ママやパパの気持ちが前向きでいられること。

それが子どもにも自然と伝わっていきます。

また、失敗を責めたり焦ったりせずに、「今日はこんなことができたね」と前向きに声かけしていくことで、子どもも自信を持ってトイレにチャレンジしやすくなります。

トイトレは一進一退が当たり前。

だからこそ、焦らずに親子で一緒に楽しみながら進めていくことが、成功への一番の近道ですよ。

無理に他の家庭のペースに合わせる必要はありません。

ママやパパ自身が安心して取り組める方法を選んで、子どもに寄り添ったトイトレをしていきましょう。