子どもが小さいうちは、風邪でもないのにすぐ鼻水が出て困る…そんな悩み、本当に多いですよね。
私も子どもが赤ちゃんだったころ、鼻が詰まって息苦しそうにしている姿を見るたびにどうしていいかわからずオロオロして、夜中に何度も様子を見ては心配していました。
そんなときに存在を知ったのが、鼻吸い器でした。
でも「鼓膜が破れたりしたらどうしよう…」と不安で、買ったのに最初はなかなか使えなかったんです。
使い方の動画を何度も見たり、他のママ友に相談したりしながら、少しずつ慣れていきました。
耳鼻科の先生にも相談してみたところ、「正しく使えば問題ないよ。
むしろ溜め込むほうがよくないからね」と言われて、すごく安心したのを覚えています。
そんな私が実際に耳鼻科の先生に相談して学んだ知識や、実際に使ってみて感じた安心な使い方、気をつけたい注意点などを、具体的な体験談を交えながらじっくりお伝えしますね。
鼻吸い器で鼓膜が破れることはあるの?
実際に破れる可能性はゼロではない理由
正しく使えば鼓膜が破れることはほとんどありません。
でも、吸引力が強すぎたり、ノズルを奥まで入れすぎるとリスクがゼロとは言えないんですね。
強く吸い込みすぎると耳管に負担がかかることもあり、炎症の原因にもなりやすいんです。
私も最初、力加減がわからなくて、子どもが泣いたときに「やりすぎちゃった?」と不安でいっぱいになりましたし、ネットで調べるたびに不安が増してしまいました。
でも耳鼻科の先生からは「軽く当てるくらいで十分だからね。
無理に奥まで入れないのがコツだよ」と優しくアドバイスをもらい、それ以来安心して使えています。
何度か通院するうちに先生から「途中でやめる勇気も大事ですよ」とも教わり、少しずつ加減が身についた気がします。
耳鼻科医が指摘するリスクとその頻度
耳鼻科の先生が言うには、鼻吸い器による鼓膜へのリスクよりも、鼻水を放置して中耳炎になるほうがずっと多くて深刻なんだそうです。
鼻水が溜まると雑菌が繁殖しやすくなるし、夜中に悪化して子どもが苦しむケースもあると聞きました。
実際に診察室で「家庭でどんどん吸ってあげていいですよ。
気になったら迷わず使ってね」と言われたときは、本当に肩の荷が下りてほっとしたのを覚えていますし、その後は不安も減って気持ちがラクになりました。
鼻吸い器の仕組みと鼓膜への影響
鼻の奥と鼓膜のつながり
鼻と耳は「耳管」でつながっていて、強い圧をかけると耳に負担がかかります。
これは大人も同じで、例えば飛行機に乗ったときに耳がツーンとするのと似た仕組みです。
だからこそ、無理な力でグイグイ吸うのではなく、優しく何度かに分けるのがポイントです。
私は最初にその仕組みを知らなかったので、強く吸ったほうが早く取れると思い込んでいて、子どもに痛い思いをさせてしまったことがありました。
それ以来は、鼻と耳の関係を意識して、時間をかけて少しずつ吸うようになりました。
吸引圧が強すぎるとどうなるか
高い圧で吸い続けると耳の奥にまで圧力がかかり、炎症や痛みにつながることもあるんです。
耳管に強い負担がかかると、最悪の場合中耳炎のリスクも高まると耳鼻科の先生に教わりました。
私も一度、電動のパワーをMAXにしてしまって子どもが「痛い!」と泣き出したことがあり、そのときは本当に申し訳なくて胸が痛みました…。
それ以来は低めの設定にして、吸引をこまめに休みながらゆっくり吸うようにしていますし、痛がったらすぐにやめるようにもしています。
そのほうが結果的に安全で、子どもも怖がらずにいてくれるんですよ。
安全に鼻吸い器を使うためのポイント
自動・電動タイプの正しい使い方
説明書をしっかり読んで、軽く当てるだけで十分です。
私の家では電動タイプを使っていますが、ほんの数秒でスッキリするので子どももあまり嫌がりませんし、吸うときの音も意外と静かなので怖がられません。
最初は怖がる子も多いので、「大丈夫だよ~」「すぐ終わるからね」と優しく声をかけながらやると、子どもも落ち着いてくれました。
慣れてくると自分から「お鼻して!」と言うようになったので、継続して慣らすのも大事だと思います。
手動タイプのメリット・デメリット
手動タイプは軽くて持ち運びやすいし音も静かなので、外出先でも便利です。
しかも価格も手頃で始めやすいです。
ただ、大人が口で吸うので風邪がうつりやすいんですよね。
私も最初は手動でがんばっていましたが、風邪がうつって寝込んだこともあり、何度か繰り返した末に思い切って電動に変えました。
電動のほうが吸い残しも少なく、親の負担も減ったので、もっと早く買えばよかったなと感じました。
月齢・年齢に合った選び方のコツ
赤ちゃんの小さな鼻には、先端のノズルが合うものを選ぶのが大事です。
うちはベビースマイルのハンディタイプを愛用中で、コンパクトで片手でサッと使えるし、お手入れも簡単なので本当に重宝しています。
替えのノズルも種類があるので、成長に合わせて付け替えられるのも安心ポイントでした。
旅行や帰省のときもカバンに入れて持ち運べるサイズなので、外出時の必須アイテムにもなっています。
こんな使い方はNG!やってはいけない注意点
強引に吸い続けるのは危険
泣き叫ぶ子を無理やり押さえて長く吸うのは、鼻の粘膜を傷つけたり、耳に悪影響が出ることがあります。
私も泣き止まないときは一旦やめて、機嫌がいいときにやるようにしています。
泣いて暴れると余計に体が動いて危ないですし、力任せにしても良い結果にならないので、落ち着いてから改めて試すほうが安全ですし、子どもも受け入れやすいですよ。
呼吸が少し落ち着いてからのほうが吸いやすいことも多いので、焦らずに待つのもコツです。
嫌がる赤ちゃんを無理やり押さえつけると逆効果
恐怖心を植え付けてしまうと、次からもっと嫌がるようになるので、少しずつ慣れさせるくらいの気持ちが大事です。
うちも「終わったらおやつね~」「お散歩行こうね」と声かけして気をそらしながらやっています。
嫌がる気持ちを受け止めつつ、短時間で終わらせるようにしたり、好きなおもちゃを握らせておいたりするのも効果的でした。
何度かやるうちに慣れて、今では落ち着いてできるようになってきました。
心配なときは耳鼻科に相談を
自己判断せずに受診した方がいいサイン
鼻水がドロッと黄色くて熱が続く、耳を痛がる、夜泣きがひどい…そんなときは無理せず耳鼻科に行きましょう。
私は何度も「連れてきて正解だったな」と感じたことがありますし、先生に直接相談することで安心感が得られたり、隠れていた中耳炎や他の症状が早期に見つかることもあります。
咳や息苦しさが強くなってきたときも、耳鼻科で診てもらったことで原因がわかってホッとした経験があります。
耳鼻科での鼻処置のメリット
耳鼻科だと奥までしっかり吸ってくれて、耳の状態も診てもらえるので安心感があります。
家では取れない奥の鼻水まで取れるので、子どももスッキリしている顔をしていましたし、夜もぐっすり眠れるようになっていました。
さらに、処置のあとに先生から「これくらいならおうちでもケアしていいよ」と具体的なアドバイスをもらえたり、薬が必要なタイミングも教えてもらえたので、とても心強かったです。
まとめ
赤ちゃんの鼻水って、本当に頻繁に出てきますし、見ているとかわいそうになりますよね。
夜中に寝苦しそうにしていると親まで眠れなくなってしまったりして、本当に大変です。
でも、鼻吸い器があれば、自宅でも簡単にケアしてあげられるので安心ですよ。
正しく使えば鼓膜が破れる心配はほとんどありませんし、何より鼻水が残っていると中耳炎や肺炎の原因になることもあるので、早めのケアが大事なんです。
私も以前は「本当に吸っていいのかな」と迷いながらやっていましたが、慣れてくるとむしろ自信を持ってケアできるようになりました。
そして、子どもも少しずつ慣れて泣かずに受けてくれるようになりました。
どうしても不安なときや症状がひどいときは無理せず耳鼻科に頼って、先生に相談しながら進めてあげると、さらに安心して対応できます。
子どもが少しでも楽に過ごせる姿を見ると、「やってあげてよかったな」と思えますし、私もいまだに「鼻吸い器があって本当によかったな」と感じる毎日です。