洋食の味の決め手とも言われている飴色玉ねぎ。
隠し味に使うと旨味とコクが一段とアップするんですよね!
とは言え、飴色玉ねぎを作るのは時間も手間も一苦労。
私が作ると、もはやただの焦げ玉ねぎ。
今や炒め物も定番で出来るようになった、電気圧力鍋。
電気圧力鍋を使って飴色玉ねぎを作ることができるのでしょうか。
今回は電気圧力鍋で飴色玉ねぎを作れるのかどうかを検証していきたいと思います。
電気圧力鍋で玉ねぎを無水調理するには?レシピを紹介!
まずは、電気圧力鍋で玉ねぎを無水料理していきましょう。
無水料理とは、料理をする際にお水を入れず、野菜などの食材に含まれる水分や油分を活用して作る調理法です。
無水料理の良さは、やはり食材の旨味がダイレクトに感じられることでしょうか。
いろんな野菜のなかでも玉ねぎは甘味が出るので、無水料理には最適ですね。
メニューはオニオングラタンスープ!
オニオングラタンスープには飴色玉ねぎは必須ですよね。
でも、フライパンで飴色玉ねぎを作るのはメンドクサイ・・・
そんな時こそ、電気圧力鍋に頼ってみましょう!
オニオングラタンスープはできるのでしょうか?
電気圧力鍋でオニオングラタンスープを作る!
※ティファールのクックフォーミーを使用。
電気圧力鍋で作るオニオングラタンスープの材料※4人分
- 玉ねぎ(みじん切り)・・・大2個(600g)
- 溶かしバター・・・15g
- オリーブオイル・・・大さじ1
- 塩①・・・大さじ2/1
- 水・・・1000ml
- コンソメ(チキンでもビーフでも可)・・・小さじ3
- 塩②・・・小さじ1/2
- バケット(スライス)・・・4枚
- グリエールチーズ(シュレッド)・・・たっぷり
②クックフォーミーの「マニュアル調理」メニュー→「圧力調理」→時間 1分→OKボタン
調理スタート!
③クックフォーミーの圧力が抜けて調理が終了したら、蓋を開けて全体的に混ぜ合わせる。
④混ぜ合わせた後、
「マニュアル調理」メニュー→「通常調理」→「焼色付け」を押し、玉ねぎを飴色になるまで混ぜながら炒める。
⑤水、コンソメ、塩②を加えて煮る。
仕上がったオニオンスープにチーズを乗せ、バゲットを熱々スープに乗せたら完成!
ここまでの説明でお分かりのように、飴色玉ねぎを作る段階ではお水を一切使わず、玉ねぎの持つ水分のみで出来上がりました。
今回はティファールのクックフォーミーでオニオングラタンスープを作りましたが、他の電気圧力鍋でも、問題なく作れます。
ですが、他の電気圧力鍋だと玉ねぎがなかなか飴色にならない事もあるようです。
飴色に色づかなくても、お味は玉ねぎの甘味がしっかり出るので、これに関しては無水料理にしかできない技だと思います。
電気圧力鍋によっては、玉ねぎはみじん切りではなく、細切りにして内釜に入れるものもあります。
しっかり確認してから使用してくださいね。
飴色玉ねぎを低温調理で作る!電気圧力鍋を使ったレシピを紹介
電気圧力鍋を使っての無水調理では、玉ねぎの甘味と旨味を存分に引き出すことができることがわかりました。
それでは、電気圧力鍋を使っての低温調理ではどうでしょうか?
最近では、高級レストランで食べるような極上メニューや、お肉料理もヘルシーに仕上がるなどの理由で、低温調理機が人気です。
そんな中、低温調理機能を備えている電気圧力鍋も多くなっています。
無水調理も良いですが、せっかくなら低温調理機能も活躍させてみましょう。
低温調理機能を使って、飴色玉ねぎはできるのでしょうか?
電気圧力鍋の低温調理機能とは?
本来の圧力鍋ですと、温度の調節ができないので一気に高温に上がってしまいます。
でも、電気圧力鍋ですと、機種にもよりますが平均して30℃~100℃まで温度の調節ができます。
飴色玉ねぎは弱火でじっくりがポイントなので、頼もしいですね。
飴色玉ねぎの作り方
それでは、電気圧力鍋を使って飴色玉ねぎを作ってみましょう。
※オートクッカービストロを使用
飴色玉ねぎの材料
- 玉ねぎ(5㎜幅の薄切り)・・・中4個
- サラダ油・・・大さじ2 1/2
②内鍋を本体に入れ、フタを閉めてから、ハンドルをしっかりとロックする。
③「キッチンポット」アプリの「あめ色玉ねぎ」レシピより、【オートクッカーへ送信】ボタンを押す。
オートクッカーでメニューを受信した後に【START】ボタンを押す。
④出来上がりブザーが鳴ったら蓋を開ける。
そのときには、まず初めに水を100~150ml入れておくと焦げを和らげられますよ。
今回はオートクッカービストロでの解説でしたが、他の電気圧力鍋でも、もちろん大丈夫。
低温調理ができるおかげで、玉ねぎがしっかり飴色に色づく印象です。
飴色玉ねぎを使ってポークカレーにチャレンジ!
せっかく飴色玉ねぎを作ったので、このまま電気圧力鍋を使ってポークカレーにもチャレンジしてみましょう。
飴色玉ねぎを使ったポークカレーの材料
- 飴色玉ねぎ・・・出来上がった分
- にんじん(乱切り)・・・中1/2本
- じゃがいも(角切り)・・・中1 1/3個
- 豚ロース薄切り肉(3㎝幅にカット)・・・200g
- 水・・・300ml
- カレールウ(市販)・・・4皿分
②残りの野菜、肉、水を順に内鍋に入れて、一番上にカレールウを乗せる。
③材料を全部入れたら内鍋を本体に入れ、蓋を閉め、ハンドルをロックする。
④「キッチンポット」アプリの「ポークカレー」レシピより【オートクッカーへ送信】ボタンを押す。
⑤オートクッカーでメニューを受信したあとに【START】を押す。
⑥出来上がりブザーが鳴ったら、蓋を開ける。
後はどの電気圧力鍋でも同じだと思いますが、材料を投入して、ボタン押して、スタートです。
飴色玉ねぎのお陰で、旨味もコクもバッチリなうえ、圧力鍋なのでお肉もやわらか旨味もギッシリ!
こんな高級レストランのようなカレーが40分弱で出来るんです!
電気圧力鍋って、改めて便利ですね~。
玉ねぎを圧力鍋で調理するとき溶けるまでの時間ってどれくらい?溶ける前と後での味の違いは?
玉ねぎを圧力鍋で調理するとき溶けるまでは使う機種のよって違いますが、オートクッカービストロの飴色玉ねぎの自動調理では1時間5分ほどで出来上がります。
電気圧力鍋で無水調理ができるタイプでは飴色玉ねぎの半分の工程はできるようです。
玉ねぎのみやオリーブオイルを少し加えて手動の無水調理で45分くらいにするとかさが減ったクタクタの玉ねぎになります。
炒め機能があればそこから15分ほど炒めると飴色になります。
フライパンで長い時間かけて一からやるよりもラクに作れます。
また、玉ねぎを無水調理モードで10分、さらに煮込みモードで50分、フライパンに移し15分炒めて完成というレシピもありました。
煮込みモードの間はときどき水分を飛ばすように混ぜるのがよさそうです。
炒め機能を使う場合は手動で30分に設定して加熱しフタを開け、混ぜてうすく伸ばしたら再度10分加熱、色の様子をみて焦げ付かないように加熱を続けて好みの色になればOK。
鍋の機種によって時間はそれぞれなので様子見といったところでしょう。
どんな機能を使うかによって調理時間はまちまちです。
また、自動調理鍋で加圧機能を備えているものもあります。
フライパンで玉ねぎを炒めても表面だけ加熱して中の細胞まで加熱できていない状態です。
そのような状態だと加熱による玉ねぎの甘みが感じられません。
溶ける前と後とでは甘みが違うでしょう。
電気圧力鍋で玉ねぎを飴色にする方法のまとめ
電気圧力鍋を使うと飴色玉ねぎが、かなりの時短で作ることができますね。
無水調理でも低温調理でもそれぞれの良さがあります。
飴色玉ねぎを、ある程度一気に量を作っておいて冷凍してしまえば、必要な時に必要な量を割って使うことができます。
いつでも高級レストランの味が楽しめますね。
もう、焦げた玉ねぎとはおさらばです!
電気圧力鍋に頼れば調理過程も簡単なので、気軽に飴色玉ねぎにチャレンジしてみてくださいね。