クーラーボックスは暑い夏のキャンプだとかイベントごと、運動部の練習や試合で大活躍しますね。
長時間保冷効果があるクーラーボックスを夏場だけのものにしておくのは、もったいない気がしませんか?
水筒にも、保冷と保温の両方に使えるものがあるように
「クーラーボックスも同じように、保冷と保温の両方に使えるのでは?」
と考えるのは私だけではないでしょう。
クーラーボックスで保温はできる!?どんなクーラーボックスが保温に適しているの?
クーラーボックス内には断熱材が使われていて、ボックス内の温度を保つようにできています。
ですから、やはり想像通り「保冷だけでなく保温にも」使えます。
基本的なクーラーボックスには、次のような種類があります。
クーラーボックスの種類①発泡スチロール
ごく一般的な発泡スチロールの箱型です。
軽くて値段も手ごろです。
クーラーボックスの種類②発泡ウレタン
ウレタン製で、発泡スチロールよりもやや重いものの、保冷力は強く値段はそれほど高くありません。
クーラーボックスの種類③アルミ蒸着&ポリエチレン
折りたためるので便利ですが、保冷力はやや劣ります。
クーラーボックスの種類④真空遮断パネル
非常に丈夫で機能性はとても高く、保温力も高いのが特徴ですが、値段はやや高くなります。
保冷の場合は
- 氷を入れたり
- 保冷剤をたくさん入れたり
でも保温に使うとなったとき、普通のクーラーボックスだと
「温かい飲み物などをクーラーボックスに入れて温かさを保てるのは、たったの30分程度」
なんです。
いろいろと「保温効果を高める工夫」をしても、せいぜい1時間ぐらいです。
ですから、クーラーボックスを保温用に使うならば、用途に合わせて保温効果の高いものを選ぶ必要があります。
発泡ウレタンや真空遮断パネルのクーラーボックスならば、かなり保温効果が期待できます。
具体的には、保冷保温効果の高いクーラーボックスの一例として、次のようなものがあります。
保冷保温効果の高いクーラーボックス①コールマン ステンレススチールクーラー54QT
ステンレス、発泡ウレタンなどの素材が使われており、保温性が非常に高いのが特徴です。
「コールマン ステンレススチールクーラー54QT」の詳細を見てみる
保冷保温効果の高いクーラーボックス②ロゴス クーラーボックス25
非常にしっかりとした構造で保冷性が高く、保温にも使えます。
保冷保温効果の高いクーラーボックス③SHINWA クーラーボックス
本体はポリプロピレンで、非常に丈夫です。
ふたがしっかり閉まるので保温力も高いです。
これらのクーラーボックスは、保冷だけでなく、保温効果も高いので、1年中通して大活躍してくれますね。
クーラーボックスでの保温をより効果的にするためのポイント
保温にも使えるしっかりしたクーラーボックスがあれば、さらに保温効果を高めたいと思いますね。
長時間の保温に耐えるには、クーラーボックス本体を温かい場所に置いてなるべく冷やさないこと。
そして、クーラーボックスの中の温度を保つこと、この2つが大事です。
そのために効果的なクーラーボックスの保温を保つ方法は、次のようなことです。
クーラーボックスを長時間保温する方法①クーラーボックスをできるだけ温かい場所に置く
クーラーボックスの内部を温かくするだけでなく、本体を外の寒気にさらさないことも大事です。
クーラーボックスを地面にそのまま置くのではなく、敷物や板の上に置くなどの工夫をするといいですね。
クーラーボックスを長時間保温する方法②クーラーボックス全体を毛布でくるむなどして温度が下がらないようにする
クーラーボックス自体が冷えてしまわないように、毛布や断熱材で覆っておくのも効果的です。
クーラーボックスを長時間保温する方法③クーラーボックスのふたを開けている時間を減らす
ふたの開け閉めは最低限にすることで
「クーラーボックスの中のものが、外気に触れる時間を減らす」
というのはとても効果的ですね。
そのためには、中の物を取り出しやすく整理して入れておくのが一番です。
- すぐに使うものを上の方に
- 最後に使いそうなものを下の方に
クーラーボックスを長時間保温する方法④蓋が密封できる構造になっていること
クーラーボックスの本体は、断熱効果の高いもので作られていても。
クーラーボックスの蓋が
- かぶせるだけのような蓋
- 隙間が空いているようなフタ
しっかりとしたふたで、きちんと密封できるクーラーボックスを選ぶことが重要です。
クーラーボックスを長時間保温する方法⑤保温剤を入れる
レンジで温めたり、お湯に浸けたりして使える保温剤があります。
この保温材を十分に温めて、クーラーボックスに入れておくのは効果的です。
上手に使えば3~4時間は、温かさを保てますよ。
クーラーボックスを長時間保温する方法⑥タオルを有効活用
暖かい飲み物だとか食品をタオルなどでくるみます。
それをクーラーボックスに隙間なく入れて、さらに保温剤を入れておけば、かなり保温効果は高まりますよ。
クーラーボックスを保温で使うときに注意するべき3つのこと
でも、クーラーボックスを保温で使うときには、注意してほしい3つのポイントがあります。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
クーラーボックス保温で注意すること①対応できる温度を確認
クーラーボックスによって耐熱温度が決められています。
より暖かく保ちたいと思って熱湯などを注ぐと、クーラーボックスの内部を傷める危険があります。
ぜひ気を付けましょう。
クーラーボックス保温で注意すること②カイロはクーラーボックスに向かない
実は、使い捨てカイロは、クーラーボックスに入れるのには向いていません。
そもそもカイロは
- 鉄分
- 水
- 活性炭
- 塩
これらが空気中の酸素と結びつくことによって酸化が起こり、熱が発生する仕組みになっています。
ですから、カイロが発熱するには空気に触れる必要があるのです。
なので、クーラーボックスに食品や飲み物をぎっしり詰めた状態でフタをすると。
当然、空気の出入りができなくなるので、カイロの発熱が起こりにくくなります。
そういった理由から、カイロを使ってのクーラーボックスの保温は向いていないのです。
クーラーボックスで保温はできる?のまとめ
クーラーボックスは保温にも使えます。
保温効果の高いクーラーボックスを選びましょう。
保温効果を高めるには
- 保温剤を入れる
- クーラーボックス自体を寒いところに置かない
- 本体を毛布などでくるむ
せっかくのクーラーボックス、上手に使って保温にも役立てたいですね。