洗濯機は毎日使いますから、結構汚れますね。
遊び盛りの子どもたちがいたり、部活に明け暮れている中高生がいたりする家庭では、洗濯機も毎日フル回転!
気が付けば、洗濯槽に黒いカビのようなものが浮くこともありますが、これを放置するわけにはいきませんよね。
最近注目されているのは重曹を使って掃除をすることです。
この方法のメリットとデメリットを考え、重曹を使った洗濯機掃除のコツも紹介します。
洗濯機の掃除に重曹を使う方法のメリットとデメリットは?
掃除に重曹を使うことは普通になってきましたが、洗濯機の場合はどうでしょうか。
洗濯機掃除に重曹を使うことのメリットはつぎのようなことです。
洗濯機の掃除に重曹を使うメリット①安全で体にも環境にもやさしい
塩素系の洗剤と違って、重曹はお料理にも使うぐらいですから、手荒れの心配はなく、強い刺激臭もありません。
衣類についても生地を傷める心配はありませんし、排水が環境汚染につながることはほとんどないので安心して使えます。
洗濯機の掃除に重曹を使うメリット②汚れを中和してきれいにする
アルカリ性の重曹は、洗濯槽についた食物の残りかすや汗などの酸性の汚れを中和させて、きれいにします。
洗濯機の掃除に重曹を使うメリット③消臭効果がある
洗濯機自体が汗やカビなどの汚れで、いやな臭いがすることがありますが、重曹にはそんな臭いを緩和する消臭効果があります。
洗濯機の掃除に重曹を使うメリット④値段が安い
重曹はドラッグストアやスーパーまた100均にもあります。
400グラムの袋が100円ぐらいで買えるので、洗濯機用に大量に使っても惜しくないのは嬉しいところです。
残ってもほかの用途に使えるので無駄にはなりません。
洗濯機の重曹掃除のデメリットは次のようなことです。
洗濯機の掃除に重曹を使うデメリット①洗浄力がやや弱い
重曹は環境や手にやさしいですが、洗浄力という点では強力な洗剤よりもやや弱いのは弱点ですね。
特に汚れを長時間放置した場合は、洗濯機をすっかりきれいにするには重曹だけでは無理なこともありますね。
洗濯機の掃除に重曹を使うデメリット②水に溶けにくい
重曹はさらさらした粉末ですが、水に溶けにくい性質を持っています。
なので、重曹をすっかり溶かすにはぬるま湯が必要で、十分に溶かすにはある程度の時間がかかります。
速攻できれいにしたい人には向きません。
洗濯機の掃除に重曹を使うデメリット③ドラム式の洗濯機には使えない
重曹は水に溶けにくく、ドラム式の洗濯機では、センサーに悪影響を与える可能性があるので使えません。
最近ドラム式にする家庭が多いですが、この点では重曹が応用できないのは残念ですね。
洗濯機の掃除に重曹を使う方法!たくさん使えばその分効果もアップする!?
実際に重曹を使って洗濯機の掃除をするなら次のような手順で行いましょう。
②重曹約1カップを入れて、標準コースで回す。そのまま5~6時間放置し、汚れが浮き上がるのを待つ。
③浮いた汚れをゴミ取りネットなどですくい取る。ゴミ取りネットがない場合は針金ハンガーにストッキングをかぶせたものを使ってもよい。
④汚れが取れたら、洗濯機を5分ほど回して、さらに浮いた汚れを取る。
⑤新しい水を満タンになるまで入れて、すすぐ。汚れが取り切れるまで繰り返すとよりきれいになります。
⑥終わったら洗濯機のふたを開けたままにして完全に乾かし、終了です。
洗濯機の掃除に重曹を使う時の注意点
汚れがひどいからと言って規定量よりも多くの重曹を入れると溶け切らずに残ってしまいます。
あくまでも適量を守りましょう。
できる限りぬるま湯を使いましょう。
重曹を十分に溶かすためには冷たい水は不向きです。
洗濯機の汚れがひどくこびりついている場合は、放置時間を長くして十分に汚れが浮くのを待ちましょう。
浮いた汚れは何回か繰り返して取り、完全に取り除きましょう。
ここはちょっと根気がいりますが、汚れが取り切れていないと、次に洗濯をするときに残りの汚れが浮いてきてかえって洗濯物についてしまうことになります。
十分に気を付けましょう。
実際に重曹で洗濯機の掃除をした感想
私も実際に重曹を使って洗濯機掃除をすることがありますが。
市販の洗濯機洗剤に比べると、値段は安く、手荒れも少ないのは嬉しいところです。
ただ洗浄力という点では市販の強力洗剤に比べるとやや劣るかなと感じています。
また浮いた汚れを取るときには、何度かすすいでもういいかなと思っても、次の洗濯の時に残っていた汚れが目に付くことがあります。
そのあたりは今後の課題ですね。
重曹を洗濯機掃除に十分に活用するには。
普段から定期的に洗濯機の掃除をして、汚れがあまりひどくならないうちに掃除するのが賢明だといつも反省させられています。
洗濯機の掃除方法は重曹がいい!?のまとめ
重曹には
- 安全で環境にもやさしい
- 汚れを中和してきれいにする
- 消臭効果がある
- 値段が安い
デメリットは
- 洗浄力がやや弱い
- 水に溶けにくい
- ドラム式の洗濯機には使えない
重曹で洗濯機を掃除するには、
①洗濯槽にぬるま湯を満タンにし、重曹を入れて、標準コースで回す。
②そのまま5~6時間放置し、浮いた汚れをゴミ取りネットなどですくい取りすすぐ。
③最後に洗濯機を乾かして終了
です。
手軽にできる重曹を使った洗濯機の掃除をあなたもやってみてはいかがでしょうか。