新盆参りには、正しい挨拶の仕方や、やってはいけないこと、マナーなどがあります。
ですが、初めてだと分からないことばかりで困ってしまいますよね。
ここでは、新盆での正しい挨拶やマナーなどをご紹介していきます。
初めての新盆参りでマナー違反をしないように、しっかりと確認していきましょう。
お盆の挨拶で使う言葉の例文を紹介!これでもう挨拶に迷わない!
新盆参りへ伺った際に、どのように挨拶をしていいか悩んでしまう人も多くいると思います。
故人の命日からあまり時間が経っておらず、すぐに新盆を迎える場合もありますが、命日とお盆の時期が離れている時もあります。
実は、時期によって新盆でのあいさつの仕方が少し変わってくるのです。
ここでは、時期別の挨拶の例文をご紹介していきますので、参考にしてみてください。
新盆の挨拶の例文①命日から新盆までの期間が短い場合
「おはようございます。(こんばんは)
本日は新盆の供養にお招き頂き、ありがとうございます。
暑い中お疲れ様です。お線香をあげさせて頂きます。」
などがいいでしょう。
命日から新盆までの期間が短いと、遺族の方々の悲しみも大きいままです。
そこを考慮し、丁寧な挨拶や振る舞いを心がけましょう。
新盆の挨拶の例文②命日から新盆までの時間が長い
「おはようございます(こんばんは)。お参りに参りました。
もう新盆とは、時が経つのは本当に早いですね。
~会話~
それでは、お焼香させて頂きます。」
といった感じがいいでしょう。
命日から新盆まで期間が開いている場合は、遺族の方々の悲しみも少し癒えている可能性があります。
ですので、遺族の方々の悲しみを増やさないように、あまり暗すぎる挨拶は避けるようにしましょう。
新盆の挨拶のマナー~親しい間柄でも挨拶はしっかりと行う~
親族などで親しい間側であっても、挨拶はきちんとするのがマナーです。
少し固いように感じますが、ご遺族も辛い時期なので失礼のないように、このくらいの表現をしたほうがいいでしょう。
初盆参りの時間帯はいつごろがいい?遅い時間になるときは事前に連絡するべき?
初盆参りに行く時間帯は、午前中でも午後でも大丈夫です!
とはいえ、気を付けておきたいのが、ご飯を食べていると思われるお昼や夕食の時間帯です。
この時間帯は遺族の方々もゆっくり過ごしていることが考えられますので、行くのは避けたほうがいいですね。
また、午前中に行くなら、午後よりかは長くお話しして帰れます。
だけど、午後に行く場合は、挨拶など手短に済まして帰るのが一般的です。
これらをふまえて、何時ごろにお参りに行ってもいいのか、相手と一度相談することをおすすめします!
なぜかというと、初盆参りのみに限らず、連絡もなしに急に訪問されると困ってしまうからです。
それに、お経をあげてもらっている最中かもしれませんし、他の予定が入っている可能性だってあります。
なので、遅い時間になるときだけではなく、一度相手と相談してからお参りにいくのが一番いいのです。
そして、相手から「何時でも大丈夫」とお返事をもらった場合は、朝の10時ころかお昼を過ぎた13~15時くらいの間にお参りにいくのがいいですね。
また、地域によっても違ってきますが、迎え盆と送り盆の日は準備やお墓参り、片付けなどで忙しくされているところがほとんどです。
そういうこともあるので、迎え盆と送り盆以外の日に行くようにもしましょう。
繰り返しになりますが、相手と親しい関係にあっても、事前に連絡してからお参りに行くようにしてくださいね!
初盆にやってはいけないことは?初盆の意味とマナーを紹介
新盆とは、忌明け(ご遺族が故人の冥福を祈る期間の終わり)となる四十九日後に、初めて迎えるお盆のことになります。
ここでは、新盆というのは一体どういったものなのか。
また、マナーなども合わせてご紹介していきます。
新盆とはどんなものなの?普通のお盆とはどんなことが違うの??
新盆は、故人が四十九日後、はじめて迎えるお盆のことを言います。
この時期に、故人様が死後初めて家族の元に帰ってきます。
ですので、親族以外にも親交の深かった友人や知人を招き、僧侶にお経を唱えてもらうなど、いつものお盆よりも盛大に供養を行うのが新盆なのです。
普通のお盆では、あまり墓参り以外は行わないのですが、新盆では墓参り以外にも「法要」や「会食」を行うことが多いです。
故人様をお迎えする時期なので、しっかりと準備をしておきましょう。
新盆に伺う時の服装
新盆ではまずは服装に気をつけましょう。
新盆やお墓参りでは「喪服」「礼服」「ブラックフォーマル」が基本です。
仮に親しい親族の新盆でも、しっかりとした服装で行かないとマナー違反になるので注意しましょう。
招待状などに「平服でお越しください」と記載されていることがあるのですが、平服とは普段着の事ではありません。
平服は、一般的な喪服よりも格下の服装のことを指していますので、いつも通りの格好をしていい訳ではありません。
喪服のように改まる必要はありませんが、法事に相応しい恰好を意識する必要があります。
平服と記載があり、服装に悩むのであれば礼服で行くのが一番無難で間違いありません。
また、普段使っているようなアクセサリー類も新盆や法事などでは使用しないようにしてください。
お供え物・香典を渡すタイミングもある
新盆では、お供え物はお焼香を行った後に渡すのがマナーです。
優先するのはお供え物を渡すことではなく「故人とご遺族への挨拶」ですので、挨拶を先に済ませるのが基本です。
香典に関しては、普通の葬儀とは違いますので受付などが設置されていない可能性の方が高いので、施主の方へ挨拶をする時に合わせて渡すのがいいでしょう。
また、ご遺族に方々に
「この度はお招きいただきありがとうございます。心ばかりですが仏前にお供えください」
などのように、一言添えるととても好印象です。
香典の目安金額
お通夜や葬儀、納骨式以降の一般的な法要の時は、故人との関係により包む金額が変わってきますので、確認していきましょう。
- 兄弟姉妹…約1万円~3万円
- 両親…約1万円~3万円
- 子供…約1万~3万円
- 祖父母…約5千円~1万円
- 知人・友人…約3千円~1万円
就学前の子供が同席する場合も、+5千円を目安にして多めに包むようにしましょう。
また、香典の金額は奇数とされていますので、故人様との関係を考えて金額を決めましょう。
初盆参りの挨拶のまとめ
新盆は、故人様をお迎えするとても大切な時期になります。
しっかりと準備をして新盆を迎えましょう!
また、新盆に伺う時もご遺族に失礼のないようにマナーをしっかりと守るようにしましょう。