育児っていうものは、実際にやってみないとわからないことばかりですよね。
子供が生まれる前は、育休が明けて復職して家事と育児を両立するつもりであっても、いざ子供が産まれると想定通りにいかないことも多くなります。
子供が産まれて価値観がが変わることも大いにあります。
家庭の事情や産後のママの体調不良や体力などの問題で、退職を考える人も少なくないんです。
育休中の退職について、結論から言うと「育休中の退職は可能」です。
法律違反ではないので問題はないのです。
とはいえ・・・言いにくいですよね。
でも会社側はあなたの居場所を確保して待っててくれてるんです。
頑張ってしっかり伝えましょうね。
そして本来ならば、退職日の1~2カ月前までに伝えるのが一般的ですが、法律的には退職日の2週間前でもOKです。
ですが、育休中の退職を決意したら、できるだけ早めに報告しましょう。
会社側では、育休終了後にあなたが戻ってくると思っています。
社会復帰を条件に手当がでて、戻るポジションも用意されているのが育児休暇です。
復帰しないというのはあなたの身勝手と受け取られてしまいます。
それはつらい・・・
そのため、育休中、育休明けに退職する人の場合には。
退職の意向を伝える時期だとかそのときの伝え方など、職場への配慮には十分に心がけてくださいね。
退職を決めたのならば、お互いのためにもできるだけ早めに会社に報告しましょう。
退職を報告する場合、本来でしたら直接出向くのが礼儀でしょう。
上司に連絡をして時間を作ってもらって、直接会って退職の意思を申し出るのが筋を通したやり方だと思います。
しかし、退職理由は人それぞれですよね。
赤ちゃんの預け先もなかなか見つからないし、産後のママの体調が悪い場合もあります。
そういうときは無理に出向く必要はないと思います。
出向くことができない場合はメールではなく、ちゃんと電話で報告しましょうね。
大事なのは、誠意をもって報告することです。
電話で退職を伝える場合は、あいまいな表現にならないように「退職の意思をはっきり伝える」というだけでなく、出社ができないことや電話で伝えることになったことへの謝罪も必ず取り入れるようにしましょう。
育休中の退職届けの例文を紹介!ネガティブを避け前向きな姿勢で!
育休中に退職する場合の退職理由は、「一身上の都合」でOKなんです。
法律的にも「退職理由は具体的に述べなければならない」といった決まりはないんです。
とは言っても、なかなかそうはいきませんよね。
もし会社への不満があったとしても、それを正直に話す必要はありません。
会社に対して否定的なことを言うと印象が悪くなり、退職の交渉がしづらくなってしまう可能性があります。
あくまで前向きに、皆に納得してもらえる退職理由を考えましょう!
育休中の退職届の例文
では、ここからは育休中の退職届の例文をご紹介していきます。
私事で大変恐縮ではございますが、来年の仕事復帰を予定しておりましたが、育児に専念したいため退職したいと考えております。
当初は、出産しても仕事に復帰することを希望しておりましたが、育児休業中に悩んだすえ、家庭に専念したいと考えるようになりました。
産休育休前後には様々なご配慮やご厚意をいただいたにも関わらず、このような形になってしまい大変申し訳ありませんが、退職させていただければと思っております。
今後の勤務について相談したく、お電話させていただきました。
産後の体調不良が続いており、病院で検査をした結果、長期的な治療が必要で早期回復は難しいと言われたため、退職したいと考えております。
本来であれば直接お伺いして話さなえればならないことですが、体調が悪くどうしても出社が難しいため、お電話という形になってしまいました。
このような結果になってしまったことを、本当に申し訳なく思っております。
長期休暇を認めていただき、職場復帰に向けてたくさんのご配慮、ご厚意をいただいたのにもかかわらず、皆さんにはたくさんのご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。
私といたしましても大変心苦しいかぎりですが、退職したいと考えております。
例文から組み合わせてあなたなりの退職届を書こう
ひとまず3つの例文をだしましたが、必ずしも上記をそのまま伝える必要はありません。
あなたなりの納得してもらいやすい退職理由があれば、それをうまく組み合わせて伝えてください。
また、妊娠中の遅刻だとか早退、欠勤といったことについて職場から配慮してもらったというときには、感謝の気持ちも伝えるといいでしょう。
育休中の退職理由で嘘をついてもいい?本当の理由は問われない?
育休中に退職する理由に嘘をつくこと自体は、基本的には問題ありません。
確かに、あまり褒められることではありませんが、退職理由は基本的に真実かどうか確認できません。
個人的には、ある程度の嘘も方便なのかなと思います。
会社には「やむを得ない理由」を伝えるといいでしょう。
納得してもらいやすい育休中の退職理由
- 保育園に入れなかった
- 両立の負担からママ自身が精神的・体調的に不安定になった
- 子供の体調不良が頻発し、仕事を継続することが難しくなった
最近はSNSやネットでばれてしまうことも多いので、気を付けてください。
育休明けからパートに変更したいときにはいつ言う?どう伝えればいい?
育休明けにパートに変更したいという気持ちが出てくることありますよね。
実際に我が子に会って生活してみて、家庭と仕事のバランスをどうしたいか考えが変わることはよくあることです。
では育休明けからパートに変更したい場合、いつ伝えればいいのでしょうか?
例えば、復職にむけて職場と保育所の書類の準備や相談が必要になります。
そのタイミングで一緒に上司に相談してみましょう。
この先も働くので、素直に上司に子供との時間を大切にしたい気持ちを話しましょう。
大切にしたいことをおろそかにして、他のことを頑張るのは難しいです。
育休明けからパートに変更したいときの伝え方
このとき、「勤務時間を減らしたい」などの言い方ではなく、明確に「パートでの勤務を希望します」と伝えるようにしましょう。
会社によっては、時短勤務制度が用意されていることもあります。
なので、時短勤務制度が利用したいのか、パートがいいのか上司が図りかねるかもしれません。
遠慮せずはっきりと伝えましょう。
もしくは正社員の勤務時間にもよるのですが、保育園は基本的に7時から18時の預かりです。
「夫が勤務時間的に送り迎えに協力できないので、送り迎えに間に合うような勤務に変更したいのでパートに切り替えたい」と伝えるのもおすすめです。
そしてパートに切り替える場合、勤務時間には注意が必要です。
もし第2子以降を考えているのであれば雇用保険に入れるくらいの勤務時間を確保する必要があります。
この雇用保険に入れる基準は「週20時間」です。
同じ会社でパートに切り替えれば、すぐに妊娠しても育児給付金をもらえる安心感があります。
もちろん、前回より給与が下がる分、給金も減りはします。
ただ「一度退職して、そのあとに保活をして…」と考えると、かなりプレッシャーがありますが。
でも、同じ会社でパートへの切り替えは「無職」になりませんので、その分安心ですよ。
育休明けの退職はいつ言うべき?のまとめ
自分自身も勤務先も、お互い気持ちよく退職日を迎えられるように。
退職の意向を伝えたあとには、これまでお世話になったことへの感謝の気持ちを伝えることが大切です。
またどこかで一緒に仕事をすることもあるかもしれないので、できるだけ良い人間関係を維持して退職できると好ましいですね。
会社には伝えづらいと思いますが、退職までの辛抱です。
子どもやご家族、そしてあなたのために、前に進んで行きましょう!