双子・三つ子ママ必見!母子手帳1冊での記録方法と使い分けのコツを徹底ガイド

病院で「おめでとうございます、双子ちゃんですね」と言われた瞬間、うれしさがいっぺんに押し寄せてきました。

まるで夢を見ているようで、でも同時に「どうすればいいの?」という小さな不安が胸の奥でふくらんでいくのを感じたのを今でも覚えています。

手帳を受け取ってページを開いた瞬間、そこに広がる「1人分の記録欄」を見て、ふと手が止まりました。

「2人分って、どこに書けばいいんだろう」「もし書き間違えたらどうしよう」。

そんなささいな疑問が、初めての多胎妊娠の現実をじわりと実感させたのです。

妊娠中は健診や体調管理だけでも大変なのに、記録までどうしたらいいのか悩んでしまうのは当然のことです。

自治体によって母子手帳の交付方法が違ったり、1冊しかもらえなかったりすることもあり、そのたびに戸惑うママたちの声を耳にします。

だからこそこの記事では、「母子手帳の正しい使い方」だけでなく、双子や三つ子のママたちが実際に工夫してきた記録の方法や、気持ちが楽になる考え方もあわせてお伝えしたいと思っています。

母子手帳は、ただの記録帳ではなく、あなたと赤ちゃんたちの成長の証です。

書けない日があっても、迷ったり悩んだりする気持ちも、すべてがかけがえのない一歩。

そんな想いを込めて、今日もあなたにそっと寄り添うお話をしていきますね。

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  1. 双子・三つ子妊娠の母子手帳はなぜ悩ましいのか?
    1. 1人用を前提に作られている母子手帳
    2. 「どこに書けばいいの?」という素朴な不安が積もっていく
    3. 「1冊しかもらえなかった」地域格差による困惑
    4. 書き間違いが怖い、記録ミスへのプレッシャー
    5. 「自分だけができていないのでは?」という孤独感
    6. “母子手帳=母としての評価”のように感じてしまうとき
  2. 母子手帳は1冊?2冊?地域によって対応はバラバラ
    1. 実は自治体によって交付数が違う
    2. 多胎用の記録欄がない母子手帳、その現実
    3. 「1冊でどうにかしなきゃ」と思い詰めないで
    4. 交付のときに確認しておきたいポイント
  3. 1冊に2人分を書くときのおすすめ工夫
    1. 色や記号を使って見やすく区別する
    2. ページの分割ルールを決めておくと後がラク
    3. メモ欄やフリースペースを上手に使う
    4. 後で転記する用のノートやアプリを併用する
    5. 「正しく書くこと」より「残せたこと」を大切に
  4. 複数冊あるときの使い分けと注意点
    1. 「2冊あると安心だけど、書く手間は2倍?」
    2. 記録のバランスは「自分にとって続けやすいか」で決めていい
    3. 「どっちの手帳か」決めておくと医療機関でもスムーズ
    4. 記録ミスや混乱を防ぐためのちょっとしたコツ
    5. 「完璧」を目指さなくて大丈夫
  5. 「記録できない日もあった」私たちに伝えたいこと
    1. 空白のページが気になってしまうあなたへ
    2. その“書けなかった日”も育児の大事な一部
    3. 「ちゃんと書けている人」がうらやましく感じるときもあるけど
    4. 書けなかったことを責めずに、「ここまで来たね」と声をかけて
  6. まとめ:双子・三つ子ママの母子手帳は「愛情の記録」だからこそ、無理せず続けよう

双子・三つ子妊娠の母子手帳はなぜ悩ましいのか?

1人用を前提に作られている母子手帳

母子手帳は、基本的に1人の赤ちゃんとお母さんの妊娠・出産・育児記録のために作られているものです。

妊婦健診の記録欄や赤ちゃんの発育曲線、予防接種のスケジュールなど、どのページも「1人分」を記録する前提で作られているんですね。

そのため、双子や三つ子を妊娠した場合には「この手帳1冊でどうやって2人分記録したらいいの?」という壁にぶつかることが少なくありません。

特に初めての妊娠が多胎だった方は、1冊の中に2人分の情報をどう整理していいのか見当もつかず、心細くなる場面もあるかもしれません。

「どこに書けばいいの?」という素朴な不安が積もっていく

母子手帳のなかでも特に困るのが、妊婦健診の記録欄や出生時の体重・身長を記入するページです。

例えば、妊婦健診では胎児Aと胎児Bのそれぞれの心拍数や大きさが異なるのに、手帳の記入欄が1人分しかないと混乱してしまいます。

記録しようと思ってページを開くたびに「どっちのことを書いたんだっけ?」と立ち止まることになり、書くこと自体が億劫になってしまうという声もよく耳にします。

「1冊しかもらえなかった」地域格差による困惑

自治体によっては、多胎妊娠でも母子手帳を1冊しか交付しないケースがあります。

もちろん、申請すれば2冊出してくれる地域もあるのですが、そうした案内がなかったり、母子手帳交付のタイミングで妊娠の人数が確定していないと、結局1冊しか手に入らないというケースもあるのです。

私自身も、「双子です」と伝えたにもかかわらず1冊だけ渡されて、後になって「もう1冊申請できた」と知って軽くショックを受けた経験があります。

書き間違いが怖い、記録ミスへのプレッシャー

双子や三つ子の記録となると、

「Aちゃんの情報をBちゃんの欄に書いてしまった」
「どっちだったか忘れてしまった」

というミスが起こりやすくなります。

医療機関での指導や予防接種の記録など、正確さが求められる項目が多いだけに、「間違えたらどうしよう」というプレッシャーから、記録をつけること自体がストレスになってしまうことも。

きちんと書き残したい気持ちが強いほど、こうした不安に悩まされやすくなります。

「自分だけができていないのでは?」という孤独感

まわりのママたちの話を聞いていると、1人の赤ちゃんの記録を丁寧に残しているのが当たり前のように感じて、自分はそれすら満足にできていないのではないかと焦ってしまうこともあります。

でも、実際には多胎育児というだけで日々の負担は何倍にも膨らんでいるのです。

記録の方法や工夫が少し難しいだけで、あなたがだらしないわけでも、愛情が足りないわけでも決してありません。

“母子手帳=母としての評価”のように感じてしまうとき

母子手帳は、本来はママと赤ちゃんのための記録帳であって、誰かに見せるための評価シートではありません。

それでも、記入欄が空白のままだったり、書ききれなかった記録を見ると、「もっとちゃんとしなきゃいけなかったんじゃないか」と自分を責めてしまうママもいます。

特に多胎妊娠では、一人ひとりの記録が雑になってしまったように感じて、後悔を引きずる方も少なくないのです。

でも、大事なのは「きれいに埋まっているかどうか」ではなく、「その時どれだけ向き合っていたか」という気持ちの部分だということを、どうか忘れないでほしいと思います。

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母子手帳は1冊?2冊?地域によって対応はバラバラ

実は自治体によって交付数が違う

「双子だから母子手帳も2冊もらえると思っていたのに、1冊しかくれなかったんです」と戸惑うママの声、実は少なくありません。

母子手帳の交付数については、自治体によって大きく異なるんです。

多胎妊娠だと妊婦健診や出生記録、乳幼児健診などで記録すべき情報が単胎妊娠よりも倍以上に増えるのは当たり前。

でも、手帳の交付ルールは「母体1人に対して1冊」という運用を基本としている自治体も多く、その結果、双子や三つ子でも最初は1冊しかもらえないことがあるんですね。

実際には、妊娠初期の段階では赤ちゃんの人数が確定していないことも多いため、「後からもう1冊必要になったら取りに来てください」と言われることもあります。

でも、役所側の説明が足りなかったり、そもそも申請できることを知らずにそのまま1冊で頑張ってしまうママもいて、あとで「もっと早く知りたかった」と悔しい思いをすることもあります。

多胎用の記録欄がない母子手帳、その現実

今の母子手帳はほとんどが1人用に作られているので、双子や三つ子の妊娠・育児に特化した構成にはなっていません。

つまり、2人分を1冊に記録しようとすると、自然と記録欄が足りなくなったり、誰の情報なのかがわからなくなってしまったりするんです。

母子手帳のページを開くたびに、「ああ、これも工夫しないといけないのか」とため息が出るような気持ちになることもあるかもしれません。

「1冊でどうにかしなきゃ」と思い詰めないで

1冊しかもらえなかったとき、私自身「じゃあ、これでどうにかするしかないんだ」と必死で工夫をしようとして、かえって空回りしてしまった経験があります。

でも、あとから知ったのは「事情を伝えれば追加で発行してもらえる自治体もある」ということ。

市区町村によって対応はまちまちですが、必要があれば交付申請を再度相談できるケースもあります。

だから、手帳が足りないと感じたときには、1人で悩まず保健センターや役所に遠慮なく問い合わせてみてくださいね。

交付のときに確認しておきたいポイント

手帳を受け取るとき、できれば以下のことを事前に確認しておけると安心です。

「多胎妊娠だけど何冊もらえるか」「後日追加でもらえるのか」「何を持参すれば再交付が可能か」などを、メモにしておくのもおすすめです。

自治体によって母子手帳の様式そのものが異なる場合もあるので、渡された手帳の中身をその場で開いて、2人分の記録ができるかどうかを自分の目で見ておくのも大事なポイントですよ。

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1冊に2人分を書くときのおすすめ工夫

色や記号を使って見やすく区別する

母子手帳が1冊しかない場合、まずぶつかるのが「誰の記録かわからなくなる」問題です。

これ、思っている以上に混乱します。

私も最初は何も工夫せずに健診結果を書いていたんですが、数週間後に見返して「え、これってAのほう?Bのほう?」って自分でわからなくなってしまったんです。

そこで取り入れたのが色分けの方法。

Aちゃんは青、Bちゃんは赤、とペンを変えるだけで記録が一目で見分けやすくなりました。

ほかにも、星マークやハートマークを使って区別するママもいて、こういうちょっとした工夫が記録を楽しくしてくれるんですよね。

ページの分割ルールを決めておくと後がラク

見開きページの上半分をAちゃん、下半分をBちゃん、とあらかじめルールを決めて記録すると、後から見返したときに迷わず済むのでおすすめです。

ただ、スペースはどうしても限られるので、全項目をぎっしり書こうとしすぎないことが大切。

必要な情報を絞って簡潔に記録する、あるいは補足は別ノートに書いておくと、手帳をすっきり保てます。

メモ欄やフリースペースを上手に使う

母子手帳には、ちょっとしたメモ欄や余白のスペースが意外とあります。

その部分を活用して、「A:36.2cm」「B:35.8cm」などと簡単に書いておくだけでも、ぐっとわかりやすくなります。

スペースが足りないと感じたら、シールタイプの付せんを貼って書き足す方法もあり。

私はスケジュールシールに記録日を書いて貼っていましたが、時系列で記録を追いやすくて、後からとても助かりました。

後で転記する用のノートやアプリを併用する

母子手帳は公共の場で提示することもあるので、あえて「見せる用」と割り切って、丁寧に転記するスタイルに切り替えるのも一つの方法です。

私は自宅ではスマホのメモアプリに育児日記のように記録して、週末に時間がとれたときに手帳に清書するようにしていました。

そうすることで、ぐちゃぐちゃになったり書き直しで汚れてしまうストレスも減らせましたし、何より「今週もちゃんと残せた」という小さな達成感も得られました。

「正しく書くこと」より「残せたこと」を大切に

たとえ間違って書いてしまったとしても、それは「そのとき必死に向き合っていた証拠」なんですよね。

完璧に書き分けることよりも、そこにどんな気持ちで記録したのかのほうが、あとから見返したときにじんわり心に残ります。

「もっとちゃんとしなきゃ」と自分を責めるより、「今日の私、よく頑張ったね」とそっと褒めてあげられると、母子手帳との付き合い方も少し変わってくる気がします。

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複数冊あるときの使い分けと注意点

「2冊あると安心だけど、書く手間は2倍?」

双子や三つ子の妊娠で、自治体から母子手帳を2冊(もしくは3冊)交付されたとき。

正直なところ「ありがたい!」と感じる一方で、「これ全部に記録しなきゃいけないの?」という戸惑いもあると思います。

私も2冊受け取ったとき、うれしさと同時にプレッシャーを感じてしまったのをよく覚えています。

それぞれの手帳に丁寧に書くのは思ったより時間も気力も使いますし、育児が始まったらなおさら「そんな余裕ないよ。

」という日がほとんどになりますよね。

記録のバランスは「自分にとって続けやすいか」で決めていい

2冊あるからといって、必ずしもすべて同じ内容を書き写す必要はありません。

私は「外出時や健診で提出する用」と「家庭での記録を丁寧に残す用」で役割を分けていました。

Aちゃんの健診があればAの手帳だけを持参して、Bちゃんの記録は後からまとめて記入。

そうすることで持ち物も減るし、気持ちにもゆとりができました。

どちらの手帳にも完璧に記録するよりも、「今の私にできる形」で続けることが大切なんですよね。

「どっちの手帳か」決めておくと医療機関でもスムーズ

特にNICUや小児科などでの診察時、「どちらの子の記録か」がすぐに伝わるようにしておくと、医療スタッフとのやり取りがとてもスムーズになります。

私は手帳の表紙にそれぞれの名前と生まれた時間を書いたラベルを貼っていて、受付のときに手渡すだけで済むようにしていました。

何度も説明しなくていいだけで、ほんの少し心に余裕が生まれるんですよね。

記録ミスや混乱を防ぐためのちょっとしたコツ

複数冊を同時に使っていると、「どっちに何を書いたか忘れた!」ということも起こります。

そんなときに便利だったのが、シールや付せんで“記録したページ”の目印をつけておく方法です。

私はAちゃん用には星のシール、Bちゃん用にはクローバーのシールを貼って、どこまで記録したか一目でわかるようにしていました。

これが意外と便利で、育児の合間に記録する日々の中でもちょっとした工夫がストレス軽減につながりました。

「完璧」を目指さなくて大丈夫

2冊もらったからといって、最初から最後まできれいに埋めようと思わなくていいんです。

白紙のページがあっても、それは「忙しかった証」であり、「それでも育児に向き合っていた証拠」。

手帳をきれいに埋めることが目的じゃなくて、わが子の成長を大切に記録していきたいというあなたの気持ちこそが、一番の宝物なんだと思います。

だから、空白があっても、それもあなたの育児の一部として、大事に受け止めてくださいね。

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「記録できない日もあった」私たちに伝えたいこと

空白のページが気になってしまうあなたへ

双子や三つ子の育児が始まると、毎日がまるでジェットコースターのように過ぎていきます。

授乳にオムツ替えに寝かしつけ、それが同時にふたつ、みっつと続くわけですから、ただでさえ時間がない中で「母子手帳を書こう」と思うことすら難しい日もあります。

私自身、手帳を開いたまま何も書けずに終わった日がたくさんあって、その空白を見るたびに「ああ、ちゃんと記録してあげられなかった」と落ち込んでしまったことがありました。

その“書けなかった日”も育児の大事な一部

でも今振り返ってみると、記録がないその日も、私が全力で子どもたちに向き合っていた日だったんですよね。

ぐちゃぐちゃの部屋で汗だくになりながら抱っこしていた日も、眠れない夜にひたすら揺れ続けた夜も、全部ぜんぶ、母としての確かな時間でした。

だから、手帳に文字が残っていなくても、記録としては何も残っていなくても、その日を生きたあなたの頑張りが消えてなくなるわけじゃないんです。

「ちゃんと書けている人」がうらやましく感じるときもあるけど

SNSでは、ていねいに母子手帳を埋めているママの投稿や、手帳の写真を見かけることもありますよね。

それを見て「私はちゃんとできてないな」と感じてしまう日も、あるかもしれません。

でも比べなくていいんです。

あなたが日々、子どもたちと過ごしている“目に見えない育児の時間”も、誰かと比べて測るものじゃないですし、あなたにしか積み重ねられない大切な記録になっているからです。

書けなかったことを責めずに、「ここまで来たね」と声をかけて

母子手帳は“義務”ではなく、あなたと赤ちゃんたちのための“記念”です。

書けたページはもちろん、書けなかったページも、全部ひっくるめてあなたの育児そのもの。

私も、最後のページを見返したときに空白がたくさんあったけれど、なぜか涙が出るくらいいとおしかったんです。

ああ、がんばってたなあって。

その記憶を形に残したいと思って、少しずつでもまた書き始めるようになりました。

だから、どうか焦らず、自分を責めず、まずは「今日までよくやってきたね」と、自分に声をかけてあげてくださいね。

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まとめ:双子・三つ子ママの母子手帳は「愛情の記録」だからこそ、無理せず続けよう

双子や三つ子を授かるということは、それだけで奇跡のような出来事です。

そのかけがえのない日々を記録しようと母子手帳を開いたあなたは、すでに十分すぎるほど子どもたちのことを思い、向き合ってきた証です。

1冊にどう書けばいいのか、2冊をどう使い分ければいいのか、情報も少ないなかで迷ったり悩んだりした時間は、決して無駄じゃありません。

誰かに「こうしなさい」と言われたわけでもなく、自分で考えて、手探りで方法を見つけようとしていたその姿勢こそが、母としての大きな優しさなんだと思います。

母子手帳は正しくきれいに埋めることが目的ではなく、あなたが「どんなふうにこの子たちと過ごしてきたのか」を、未来の自分と子どもたちに伝えていくもの。

完璧でなくていいんです。

書けなかった日も、書きかけで止まってしまったページも、そこには「育児に追われていた」という確かな時間があって、むしろ何よりもリアルな記録になります。

いつか見返したとき、「大変だったけど、幸せだった」と胸があたたかくなるような、そんな母子手帳になりますように。

あなたの記録が、誰とも比べない、あなたらしいかたちで続けられることを、心から願っています。