赤ちゃんに長袖肌着は必要?いらないと言われる理由とママの選び方ガイド

赤ちゃんの肌着選びって、特に初めての育児をしているママやパパにとっては本当に悩ましいポイントのひとつですよね。

「長袖肌着って本当に必要なの?」「買っても使わなかったらもったいないし…」「でも風邪をひかせたら心配だし」など、いろんな気持ちが頭をよぎるのではないでしょうか。

赤ちゃんはとっても繊細で、ちょっとした温度差でも不快に感じてしまったり、体調に影響が出てしまうこともあるからこそ、肌着の選び方はとても大切になってきます。

この記事では、赤ちゃんにとって長袖肌着が本当に必要なのかどうかについて、季節ごとの気温や住んでいる場所の違い、そして赤ちゃんの成長段階なども踏まえて、やさしくていねいに解説していきます。

また、「買ったけど使わなかった」という先輩ママのリアルな声や、「こんなときにあってよかった!」という体験談も紹介しながら、後悔しないための肌着の選び方や準備の仕方についてもお伝えしていきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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赤ちゃんに長袖肌着は必要?いらないと言われる理由とは

長袖肌着が「いらない」と言われる理由

長袖肌着は、実は「いらなかった」という声が多いアイテムのひとつです。

その理由のひとつは、赤ちゃんは体温が高くて汗っかきなため、長袖だと暑すぎることがあるからなんですね。

とくに室内では暖房がきいていることが多いので、長袖を着せるとすぐに汗をかいてしまうこともあります。

汗をかいたままにしていると、肌がかぶれてしまったり、逆に体を冷やして風邪をひいてしまうこともあるので、ママとしてはできるだけ快適に過ごさせてあげたいところです。

また、長袖肌着は重ね着をするとゴワゴワして動きにくくなってしまうから、赤ちゃんの動きを妨げてしまうこともあるんです。

特にねんね期の赤ちゃんは、動きやすい柔らかい服の方がストレスが少なく、気持ちよく過ごせるんですね。

長袖を重ねすぎると、腕を動かしにくくなってしまったり、抱っこしたときにモコモコしてしまってお互いに暑く感じてしまうこともあります。

こうした理由から「買ったけどあまり使わなかった…」「枚数をそろえすぎて後悔した」というママの声もよく耳にします。

実際に育児を始めてみると、思っていたより必要なアイテムが違っていたり、赤ちゃんの個性によって合う・合わないがあることに気づく方も多いんですよ。

買ったけど使わなかった…よくある後悔の声

よくあるのは、「必要だと思って何枚も買ったけど、ほとんど着せる機会がなかった」というケース。

特に育児本や通販サイトのセットになっている新生児用肌着に長袖タイプが含まれていることもあり、なんとなく揃えてしまった…ということもあるようです。

肌着は赤ちゃんの成長スピードが早くて、あっという間にサイズアウトしてしまうから、使わないままタンスの奥にしまいっぱなし…なんてことも珍しくありません。

赤ちゃんは日々成長していて、1か月違うだけでも着せるものが変わってくることもあるんですね。

とくに新生児のうちはおうちの中で過ごす時間がほとんどなので、暑くなりすぎないように半袖や短肌着の方が重宝することが多いんです。

結果的に「最初から必要な分だけにしておけばよかった」と感じるママも多く、肌着選びは“たくさん揃えるよりも、まずは試してみる”という気持ちでスタートするのがおすすめですよ。

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季節や地域で変わる!長袖肌着の必要性

春・秋などの中間期は半袖+上着でOKなことも

春や秋などの「ちょっと肌寒いかな?」くらいの季節は、長袖肌着を着せなくても、半袖肌着にカーディガンやおくるみなどの上着を重ねることで十分に調節できますよ。

日中と朝晩の気温差がある季節でも、重ね着を工夫すれば快適に過ごせますし、汗をかいたときにもすぐに着替えさせてあげられるので便利です。

赤ちゃんは大人よりも汗をかきやすく、体温調節がまだうまくできない時期なので、脱ぎ着のしやすさはとても大切なんですね。

上着やおくるみはさっとかけたり外したりできるので、外出先やベビーカーでのお散歩中など、気温の変化にすぐ対応できます。

また、秋の終わりや春先に「長袖肌着を買い足そうかな」と迷ったときは、手持ちの半袖肌着に少し厚手の上着やレッグウォーマーをプラスするだけでもじゅうぶん寒さ対策ができます。

特に成長が早い赤ちゃんの場合、長袖肌着を買ってもすぐにサイズアウトしてしまう可能性もあるので、まずは手持ちのアイテムで乗り切れるかどうかを確認してから考えてみるといいですよ。

冬でも室内は暖かい場合が多い

「冬だから長袖が必要!」と思いがちだけど、実際は室内に暖房が入っていることが多く、思っているより暖かい環境で過ごしている赤ちゃんも多いんです。

最近の住宅は断熱性が高く、エアコンや床暖房などの暖房設備が整っていることも多いため、室内はぽかぽかしていることがほとんど。

赤ちゃんが一日中おうちの中で過ごすのであれば、厚着をさせすぎると逆に汗をかいてしまって不快に感じることもあります。

赤ちゃんは大人よりも体温が高いから、暖房が効いた室内では薄手の肌着でも十分だったりします。

肌着を重ねすぎると動きにくくなるだけでなく、体温調節が難しくなってしまうので注意が必要です。

また、暑くなりすぎると眠りが浅くなったり、夜泣きの原因になることもあるんですね。

そのため、冬でもお部屋の中では薄手の短肌着やコンビ肌着などを中心に、必要に応じてベストやブランケットで調節するほうが、赤ちゃんも快適に過ごしやすいです。

様子を見ながら背中やお腹を触って「冷たくないかな?」「汗をかいていないかな?」と確認してみると、ちょうどよい着せ方の目安になりますよ。

地域差にも注意!寒冷地では必要になるケースも

ただし、北海道や東北など寒さが厳しい地域では、長袖肌着が活躍する場面もあります。

外気温が低く、室内でも暖房がそれほど効かない家庭では、赤ちゃんの体を冷やさないために長袖肌着がとても役立つことがあります。

寒さが厳しい季節になると、朝晩の冷え込みが特に強くなり、肌着一枚では心もとないこともありますよね。

また、雪が降る日などお出かけの際には、外気との温度差が大きくなるので、冷え対策として長袖肌着を取り入れておくと安心ですね。

風が強い日や雪道を歩くようなシーンでは、赤ちゃんをしっかりと包んであげられる服装が必要になります。

長袖肌着を着せておくことで、外出中の急な気温変化にも対応しやすくなります。

お住まいの環境によって必要なアイテムが違ってくるので、地域の気温や家の暖かさ、また家の断熱性や暖房設備なども考慮しながら選んでみてくださいね。

家庭によっては、暖房をつけていても足元が冷えることもあるため、肌着以外にも靴下やレッグウォーマーなどの工夫もあわせて考えると、より快適に過ごせますよ。

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重ね着で工夫できる!長袖肌着がなくても大丈夫

コンビ肌着や短肌着の使い分けが基本

赤ちゃんの肌着は、「短肌着」や「コンビ肌着」などを組み合わせて使うのが基本です。

どちらも通気性がよくて、汗をしっかり吸ってくれるから、赤ちゃんの肌をいつもさらっと快適に保てますよ。

長袖肌着のように“着せすぎ”にならずにすむので、赤ちゃんが暑くなりすぎてしまう心配も少なくてすみます。

コンビ肌着は股下にスナップボタンがついているので足をよく動かす赤ちゃんにもぴったりで、はだけにくいのもメリットです。

短肌着は肌に直接触れる基本のインナーとして使い、その上から気温に応じて重ねていくのがポイントです。

たとえば、春や秋などは短肌着にカバーオールを重ねることで、気温の変化に対応しやすくなりますよ。

重ね着で調整することで、赤ちゃんのその時その時の状態に合わせてこまめに服を変えることができます。

たとえばお昼寝のときは1枚減らして、起きたら1枚足す、そんな風に柔軟に対応できるのが重ね着のいいところですね。

長袖肌着の代わりになるアイテムとは?

実は、長袖肌着がなくても、ベビーロンパースや薄手の長袖カーディガン、カバーオールなどを活用することで、十分に体温調節ができます。

とくにベビーロンパースはおなかが出にくく、おむつ替えのときにも便利なので、1枚あるととても重宝しますよ。

また、冷房対策やちょっと肌寒いときは、ガーゼ素材やコットン素材のカーディガンをさっと羽織らせるだけでも十分です。

袖を通さなくてもかけてあげるだけで調整ができるブランケットやおくるみもあると便利ですね。

これらのアイテムはおでかけ時にも持ち運びしやすく、カバンに入れておくだけで安心感があります。

肌着にこだわりすぎず、全体の服装のバランスを考えながら、体温の変化や気温に合わせて工夫することで、赤ちゃんが気持ちよく過ごせる環境を作ってあげられます。

季節に応じてアイテムを使い分けながら、赤ちゃんが快適に過ごせる工夫を取り入れてみてくださいね。

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長袖肌着を使うならいつ?買ってよかったタイミング

生後すぐではなく、首がすわる頃に出番が増える

長袖肌着を使う場面が出てくるのは、どちらかというと生後3~4か月頃の、首がすわった時期以降のことが多いです。

この時期になると、赤ちゃんの首がしっかりとしてきて、寝てばかりいたころから少しずつ動きが活発になり、外へのお出かけも増えてくる時期なんですね。

たとえば、健診や予防接種などで病院へ行く機会があったり、少し気分転換にベビーカーでお散歩するようなシーンが増えてくると、「そろそろ寒さ対策が必要かな?」と感じることもあるかもしれません。

そんなとき、長袖肌着が1~2枚あると安心です。

また、抱っこひもを使って外に出るときは、自分の体温と密着しているとはいえ、赤ちゃんの腕や手足が出ている部分は冷えやすくなってしまいます。

長袖肌着を着せておけば、そうした露出部分の冷えを和らげてくれる効果もありますよ。

赤ちゃんの体温調節はとても繊細なので、ちょっとした工夫が体調を守ることにもつながります。

お出かけや冷房・暖房対策として使えることも

外に出るときや、夏の冷房がきいたお店・病院などでは、赤ちゃんが冷えないように長袖の肌着や羽織れるものがあると安心です。

とくに最近はショッピングモールや公共施設などでエアコンが強めに効いていることが多く、肌寒く感じる場面も増えています。

また、冬場のお出かけでは暖房の効いた車内や店舗内に入ると一時的に暑くなってしまうこともありますが、着脱しやすい長袖肌着であれば体温調節がしやすく便利です。

肌着として使うより、アウターとインナーの中間に位置する「調整用の1枚」として持っておくと、寒暖差のある季節にも対応しやすいですよ。

1~2枚だけでも持っておけば、「今日は寒いかも」と思ったときにさっと取り入れられるので、持っておいて損はありません。

外出先で赤ちゃんの様子を見ながら、その都度調整できるようにしておくと、より安心ですね。

赤ちゃんの肌着選びで後悔しないためのポイント

すぐに成長するから「最小限の準備」でOK

赤ちゃんはびっくりするくらい成長が早いから、肌着も「とりあえず必要最低限だけ準備する」くらいがちょうどいいんです。

特に生後数か月の間は、体重も身長もどんどん変わっていくので、今ぴったりだと思って買ったサイズが、数週間後にはもう小さくなってしまった…なんてこともよくあるんですよ。

また、赤ちゃんによって成長のスピードも違いますし、季節の変わり目に差しかかると、「もう少し着せられるかな?」と思っていた肌着が急に季節に合わなくなることもあります。

そういったときにたくさん買い込んでしまっていると、使わずにサイズアウトしてしまい、もったいない結果になってしまうんですね。

なので、まずは最低限の枚数で様子を見ながら、必要になったときに買い足していく、というスタイルがおすすめです。

肌着は比較的すぐに洗って乾くものが多いので、毎日お洗濯する環境が整っていれば、5~6枚程度あれば十分に回せることが多いですよ。

サイズ感・素材選びも見落としがちなので注意

肌着は肌に直接触れるものなので、サイズ感や素材も大切です。

ぴったりしているものを選ぶことで動きやすくなりますし、肌との摩擦も少なくてすみます。

サイズが大きすぎると首元や袖がダブついて、赤ちゃんが動きにくくなったり、おなかが出て冷えてしまったりすることもあります。

また、できるだけ綿素材で、やわらかくて赤ちゃんの肌にやさしいものを選んであげると安心です。

赤ちゃんの肌はとても薄くて敏感なので、化学繊維が多いとチクチクしたりかゆみの原因になることもあるんですね。

とくに新生児期はオーガニックコットンなど、より肌にやさしい素材を選んでみるのもいいでしょう。

さらに、タグの位置や縫い目などもチェックポイント。

縫い目が外側にある「フラットシーマ仕様」になっている肌着は、肌に直接当たらないので刺激が少なく、快適に過ごせますよ。

まとめ:赤ちゃんに長袖肌着は必要?いらない?後悔しない選び方とは

赤ちゃんに長袖肌着が必要かどうかは、「絶対に必要」「いらない」と一概には言いきれません。

大切なのは、季節や赤ちゃんの体調、住んでいる環境に合わせて、そのときどきで柔軟に調整してあげることなんですね。

気温の変化が大きい季節や、赤ちゃんの成長具合、また家庭の冷暖房の状況など、さまざまな条件によって必要性は変わってきます。

例えば、同じ季節でも日当たりの良い部屋とそうでない部屋では室温が大きく違うこともありますし、赤ちゃんによって「暑がり」「寒がり」といった体質の違いもあるんです。

そうしたことを考慮せずに「とりあえず買っておこう」とすると、使わずに終わってしまうことも。

「みんなが買ってるから」「セットに入っていたから」となんとなく揃えるよりも、自分の暮らしにあった必要な分だけを用意しておくと、無駄なく上手に赤ちゃんの衣類を揃えていくことができますよ。

赤ちゃんの様子を見ながら、日々の生活の中で「これがあったら便利そうだな」と思ったタイミングで買い足していくのが安心です。

迷ったときは、まずは1枚だけ試しに使ってみて、必要かどうか様子を見てみるのもおすすめです。

その1枚が便利だと感じたら買い足せばいいし、「やっぱりうちの子には合わなかったな」と思ったら無理に揃える必要はありません。

自分と赤ちゃんに合ったスタイルで、無理なく快適に過ごせるようにしていきたいですね。