お盆には、お供えをしてあるなすやきゅうりを見かけることが多くなりますね。
お盆になると準備をする精霊棚に置くというご家庭も多いのではないでしょうか?
そもそも、なすやきゅうりなどはいつから置くものなのでしょうか。
結論からお伝えをすると、どの地域にも盆入りを目安に飾ることが多いですよ。
お盆に飾るなすときゅうりはいつからいつまで置いておけば良よい?
お盆に飾るなすときゅうりは、いつからいつまで置いておくものなのでしょうか?
言われてみれば、細かなことってよく分からないですよね。
なんとなくお盆に飾ってある…というイメージはあります。
でも、具体的にいつから飾るのか分からないという方も多いです。
お盆のなすやきゅうりを飾る時期は?
冒頭でもご紹介をしましたが、お盆に飾るなすやきゅうりは、盆入りに飾ります。
例えば関東地方だと、盆入りと言えば8月13日ですね。
8月13日から飾り始める…というのが、一般的なようです。
そしていつまで飾って置くのかと言うと、盆明けですね。
盆明けというと8月16日になります。
なので、4日間飾って置くということになりますよ。
お盆の時期は地域によって異なる?!
ただ、お盆の時期というのは地域によって多少異なります。
もちろんカレンダーの祝日などは統一されていますよね。
でも、地域によっては稲作の繁忙期を避けたいという考えもあるようです。
その場合はどうするの?と思いますよね。
稲作の繁忙期を避けるために、旧暦を使っているということが分かりました。
そのため、地域によっては7月13日が盆入りで、盆明けは7月16日にしているところもありますよ。
1ヶ月も変わってくるというのは、私自身も驚きました。
お盆に飾るなすやきゅうりも飾る時期は地域によって違う
でも日本は、全国共通のものって何気に少ないですよね。
お祭りやイベントなども、それぞれの地域によっての伝統やルールがあるように思います。
お盆の時期もこれだけ違うので、なすやきゅうりを飾る時期も違うということですね。
もしかしたら、夫婦それぞれの実家の地域が違う場合、驚くかもしれませんね。
自分の中で当たり前とか常識に思っていたことって、他の地域では全然違うこともあります。
そのようなことも含めて、日本って面白い文化が多いですよね。
お盆にお供えするきゅうりとなすの作り方は?割りばしだけで簡単に!
お盆にお供えをするきゅうりやなすって、いろいろな作り方がありますよね。
私自身もふと気になって、調べてみたことがあります。
最近は、だいぶ凝ったものがSNSなどにも載っていたりして、驚きました。
アートというか、芸術作品のようになっているものも多いですよね。
ただ、どのご家庭でもそれができるのかというと、ちょっと無理があります。
作りたいけど、凝ったことはできない…という方も、安心して下さいね。
割り箸さえあれば、簡単に作ることができますよ。
お盆に供えるきゅうりとなすの作り方①野菜を準備する
まずは、きゅうりとなすを用意しましょう。
きゅうりは馬、なすは牛に見立てますよね。
そのため、きゅうりはちょっと反り立つように曲がっているものがおすすめです。
なすは、太くて貫禄があるようなものだと、いいですね。
お盆に供えるきゅうりとなすの作り方②割りばしをカットする
なすときゅうりが用意できたら、割りばしをちょうといい長さにカットします。
長すぎても不安定になるので、ちゃんと支えられる長さだとベストです。
お盆に供えるきゅうりとなすの作り方③カットした割りばしをさす
カットした割り箸を、手足に見立てて4本ずつさしていきます。
バランスよくさして、自立すれば完成です。
これが、一番シンプルで簡単に作る方法ですよ。
きゅうりやなす、割りばしがあればできるので、とても簡単ですよね。
最近では、「耳」や「目」、「しっぽ」などを付けている方も増えています。
もし時間があれば、ちょっとオリジナリティを出しても面白いかな?と思います。
個人的には、野菜と割り箸だけで作るなら、野菜の形が大事だなと感じました。
より動物にみえるような、臨場感のある野菜を選べると、それっぽく見えますよね。
なぜお盆に飾る精霊馬と精霊牛はきゅうりとなすなの?
なぜ、お盆に飾る精霊馬と精霊牛はきゅうりとなすなのか…。
気になったことはありませんか?
これは、私自身も気になって調べてみたことがあります。
精霊馬と精霊牛がきゅうりとなすの理由①夏野菜だから
1番大きな理由は、夏野菜という点ですね。
お盆に飾るということは、夏に簡単に手に入る野菜でないと難しいです。
馬や牛に見えそうだけど、夏には採れないかも…というものは、使えませんよね。
きゅうりもなすも、フォルムが馬や牛に見立てられます。
尚且つ夏に手に入りやすい野菜だからというのが、大きいですね。
精霊馬と精霊牛がきゅうりとなすの理由②日持ちしやすいから
あとは、日持ちしやすいというのも理由の1つです。
常温で飾って置いて、すぐに傷んでしまうものは使えませんよね。
きゅうりとなすは夏野菜ということだけあって、ある程度は日持ちします。
もちろん長い期間飾るのであれば、途中で作り直す必要はありそうですよね。
でも4日程度なら問題なく飾って置けるので、きゅうりやなすはぴったりの野菜ですね。
お盆に飾るきゅうりとなすの置き方を解説!それぞれの向きがある!
お盆に飾るきゅうりとなすには、置き方があるのはご存知ですか?
実は、飾る向きが決まっていて、それぞれに意味があるのです。
迎え盆のときのなすときゅうりの置き方
まず、迎え盆の時は、内向きに飾ります。
これは、先祖の霊をこの世にお迎えするためという理由がありますよ。
ここで注意点としては、ずっと内向きのままではいけません。
なぜかというと、精霊馬や精霊牛には、先祖を天国まで送り届けるという役目もあるからです。
送り盆のときのなすときゅうりの置き方
内向きのままでは、天国に送り届けることはできないですよね。
そのため、送り盆の時には、きゅうりとなすを外向きに置くのが一般的ですよ。
もちろんこれも、地域によって多少異なるかもしれません。
向きまで考えられているというのは、驚きですよね。
日本人の美学とか、繊細さを感じる技ですね。
もし自宅に精霊馬や精霊牛を飾る時は、向きに注意してみて下さいね。
お盆に飾るなすときゅうりはいつから置くもの?のまとめ
お盆に飾るきゅうりやなすは、盆入りに飾って盆明けに片付けるのが一般的です。
そして、飾る向きにも注意をしないといけないですね。
迎え盆は内向き、送り盆は外向きなので、置き方にも気を付けましょう。
ただ、飾る期間も置き方も、地方によって違うこともありますよ。
飾る時は、お住まいの地域の伝統や習わしを確認してみて下さいね。
きゅうりやなすを使った馬や牛は、割りばしがあれば簡単に作れます。
興味がある方は、是非作ってみて下さいね。
お盆に精霊馬や精霊牛を飾って、先祖をお迎えするのも素敵だなと思います。