離乳食でヨーグルトを初めて食べさせる前に、知っておくべきことがいくつかあります。
まず、ヨーグルトは離乳食中期(7,8ヶ月ごろ)から与えても大丈夫です。
離乳食でヨーグルトを初めて食べさせる前に知っておくべきこと
では、離乳食でヨーグルトを初めて食べさせる前に知っておくべきことを5つ見ていきますね。
離乳食でのヨーグルト①乳児期に多いアレルゲンのひとつ「乳」が入っている
乳製品なので赤ちゃんのアレルゲンとなる可能性があります。
目安としては粉ミルクを飲んでいるなら大丈夫です。
粉ミルクを飲んだことがないなら少量ずつ与えて様子をみましょう。
離乳食でのヨーグルト②冷たいまま与えない
冷蔵庫から出してすぐに食べさせると胃腸へ負担がかかるので、しばらく置いて常温にしてから食べさせましょう。
急いでいる時は500Wのレンジでラップをかけずに40秒チンして人肌くらいの温かさにしてもいいですよ。
離乳食でのヨーグルト③冷凍保存しない
ヨーグルトは冷凍するとまろやかな食感がなくなります。
ヨーグルトのとろみは赤ちゃんが食べやすい食感なので、必ず冷蔵保存しましょう。
離乳食でのヨーグルト④無糖で酸味が少ないものを選ぶ
砂糖を与えられるのは離乳食後期(9か月~11ヶ月ごろ)からです。
それでも食材の味を楽しんでもらうことや虫歯のリスクを抑えるために砂糖は極力使わない方がいです。
赤ちゃんは酸味に敏感なのでできる限り酸味は押さえたものにしましょう。
離乳食でのヨーグルト⑤はちみつ入りヨーグルトはNG
はちみつは1歳になるまで与えてはいけません。
はちみつに含まれるボツリヌス菌が腸内に住みつくと「乳児ボツリヌス症」を引き起こす可能性があって、まれですが死に至ることもあります。
離乳食であげるヨーグルトのおすすめ4選!選ぶときのポイントは?
店頭には沢山の種類のヨーグルトがあるのでどれを選んでいいか迷いますよね。
そんな時にチェックしてほしい項目を紹介します。
離乳食でのヨーグルト選びのポイント①商品名に「発酵乳」と表記されているものを選ぶ
乳などを乳酸菌や酵母で発酵させものをいいます。
いわゆる「ヨーグルト」です。
一方で「乳等を主要原料とする食品」は乳や乳製品を加工したものを指します。
赤ちゃんにはおすすめできないのでよく表示を見てくださいね。
離乳食でのヨーグルト選びのポイント②無糖・無添加・酸味が少ないものを選ぶ
砂糖は離乳食中期から与えられますが、赤ちゃんには食材のおいしさを味わってもらうのと虫歯のリスクを減らすためにも、無糖のヨーグルトを選びます。
原材料が生乳のみの無添加のものがすすめです。
赤ちゃんは酸味があるほど嫌がるのでなるべく酸味が少ないものを選んでくださいね。
離乳食であげたいヨーグルト4選
では、次に離乳食であげたいヨーグルト4選をご紹介します。
離乳食であげたいヨーグルト①小岩井プレーンヨーグルト生乳100%
甘みや酸味が少なくとてもなめらかで赤ちゃんが食べやすいプレーンヨーグルトです。
生乳とは乳牛から絞ったままの何も加工していない状態の乳のことをいいます。
なるべく原材料が生乳のみのもが安心できます。
パッケージに表記してあるので確認してみてください。
離乳食であげたいヨーグルト②ベビーダノン
6か月から与えることができます。
プレーンタイプは「乳糖のやさしい甘さ」と「ビタミンD」、「鉄」、「カルシウム」が含まれていて初めてのヨーグルトにおすすめです。
他にも野菜や果物のピューレとヨーグルトの2層になった、味を楽しめるタイプもあります。
離乳食であげたいヨーグルト③明治ブルガリアヨーグルト
手軽に購入できるおなじみのプレーンヨーグルトです。
酸味が少なくなめらかで、バナナなどと一緒に合わせてもおいしいです。
離乳食であげたいヨーグルト④雪印メグミルク ナチュレ恵
ミルクの風味とほどよい酸味があり、腸内環境をよくする成分が配合されています。
便秘がちな赤ちゃんにおすすめです。
離乳食でヨーグルトをあげる量の増やし方どうすればいい?月齢ごとの目安を紹介
離乳食の時期によってヨーグルトを与えられる量があります。
食べ過ぎると下痢や嘔吐をまねく可能性があるので気を付けましょう。
離乳食中期(7,8か月ごろ)は60g~70g、離乳食後期(9~11ヶ月ごろ)は80g程度になります。
2~3日に1回の割合で、赤ちゃんの様子を見ながら食べさせてください。
ヨーグルトは離乳食中期からとして、最初は小さじ1から与えてください。
赤ちゃんの様子をみて、後日から少しずつ増やしていきましょう。
「乳」は乳児アレルゲンのひとつなので、初めて食べさせる時はかかりつけ医や病院が開いている時間帯にしましょう。
ヨーグルトのおすすめの与え方①離乳食中期
離乳食中期はプレーンタイプが慣れてきたらバナナや野菜などを混ぜて与えるのもいいですね。
味のバリエーションが増えて赤ちゃんも飽きません。
砂糖を加えるのではなく食材の自然な甘みをプラスするという風にしてみてくださいね。
ヨーグルトのおすすめの与え方②離乳食後期
離乳食後期は肉や魚などのパサつく食材と混ぜると食べやすくなります。
片栗粉のとろみではなくヨーグルトで栄養も取れて手軽にとろみがつけられますよ。
ヨーグルトを使った離乳食レシピ
では、ここではヨーグルトを使った離乳食レシピをご紹介しますね。
バナナスイートポテト1食分(離乳食後期から)
<材料は、
- さつまいも40g
- 水 (さらす用)適量
- 水 (加熱用)大さじ1
- バナナ10g
- 無糖ヨーグルト5g
②耐熱容器にさつまいもを入れ水を入れてふんわりラップをし500Wのレンジで2分ほど加熱する
③②の水気を切ってつぶし、粗熱をとる
④③にバナナとヨーグルトを入れてまぜる
⑤なめらかになったら2等分してラップで食べやすい形に成形して冷蔵庫で10分休ませる
⑥器に盛って出来上がり
りんごのヨーグルト和え1食分(離乳食中期)
<材料>
- りんご10g
- 水 (加熱用)小さじ1
- 無糖ヨーグルト大さじ1
②耐熱皿にりんごと水を入れふんわりラップをして600Wのレンジで40秒くらい加熱する
③粗熱がとれたらヨーグルトを加え混ぜ合わせる
③器に盛り付けて出来上がり
初めての離乳食でヨーグルト!のまとめ
離乳食でヨーグルトを始めるのは離乳食中期(7,8か月ごろ)からです。
ベビーダノンのように離乳食初期からOKなものは大丈夫ですが、それ以外は中期から食べさせてください。
乳児アレルゲンである「乳」が含まれているので、粉ミルクを飲んでいなかった赤ちゃんには慎重に少しの量から与えてくださいね。
選び方は「無糖」・「添加物なし」・「酸味が少ないもの」・「原材料が生乳のみ」を基本とすると安心です。
ヨーグルト単体から始めて果物や野菜をまぜて甘みをプラスするのがおすすめです。
主食でもデザートでも気軽に栄養がとれるのでぜひヨーグルトをレパートリーに入れてみてくださいね。