初めてお宮参りを経験するご両親にとっては、
「お宮参りに適した神社があるのか」
「絶対にそこで参拝をしなければいけないものなのか」
と、いろんなことに悩みますよね。
お宮参りとは、古くから日本人に親しまれている行事です。
しきたりがあることは確かですが、自分たちの好きな神社でライフスタイルに合った参拝をする方も増えていますよ。
お宮参りの場所決めの5つのポイント!赤ちゃんとママの負担を少なくするには?
まだ産後まもない赤ちゃんを連れての外出はもちろんのこと、産後すぐで体調が回復しきっていないお母さんもいると思います。
負担をなるべく減らして、安全に楽しく参拝できるようポイントをお伝えしていきますね。
お宮参りではどのようなことをするの?
古くから日本に伝わる伝統行事の「お宮参り」。
生まれた土地の守護神である産土神(うぶすながみ)に赤ちゃんが無事誕生したことを報告して、これからの赤ちゃんの健やかな成長を祈ることが由来だとされています。
一般的には、神社で
「参拝」→「御祈祷」→「写真撮影」
と進めていって、終了後はその流れで食事会をすることが多いです。
でも現代では、お宮参り以外の方法で赤ちゃんの成長を願う家庭も多いです。
なので、神社での参拝のみに留めたり、百日祝いと一緒に祝うやり方もありますよ。
お宮参りの場所を決める5つのポイント!
では、お宮参りをと思っても、お参りする神社ってどうやって決めたら良いんでしょうか。
ここからは、お宮参りの場所を決めるポイントを5つご紹介します。
お宮参りの場所を決めるポイント①氏神様が祀られている神社
親しまれている日本の行事の由緒を守りたいと考えている方は。
その土地で生まれ育つ人々を守る神さまとして知られている「氏神様」が祀られている神社を選ぶと良いですよ。
子供が初めて神社を参拝する「お宮参り」では。
氏神さまを信仰するひとりである「氏子」として神様が認め守ってくださると言われています。
そのため、自宅から近い神社を選ぶのが一般的な慣わしだと言われています。
お宮参りの場所を決めるポイント②赤ちゃんに負担のかからない場所を選ぶ
「古くからのしきたりに沿わなくても、両親の思い出の地である神社だとか好きな神社での参拝」
というのも、近年主流となってきています。
近所の神社にこだわらなくても、もちろん大丈夫ですよ!
ただ、生まれて外出をまだほとんどしたことのない赤ちゃんにとっては、少しのお出かけも負担になることがあります。
無理をしない程度の距離で、行ける場所を選ぶと良いですね。
お宮参りの場所を決めるポイント③長時間の移動距離にならない場所を選ぶ
できる限り長時間の移動を避けるほか、公共交通機関の利用は避けた方がいいですね。
公共交通機関を使った場合
- 赤ちゃんのおむつ替え
- 授乳
それに、まだ慣れない育児をしながらだと、周りの方への配慮が欠けてしまう恐れもあります。
なので、なるべく車や徒歩での移動で済む場所を選びましょう。
お宮参りの場所を決めるポイント④予約ができるかチェックをする
正式な参拝やご祈祷を希望しているときには、まずは「事前予約」が必要かどうかを神社に確認しておきましょう。
人気のある神社では、当日の受付が出来ない場合も考えられます。
また、予約をしておくことで待ち時間を少なくすることができます。
そうすることで、赤ちゃんの負担軽減にも繋がりますよ!
お宮参りの場所を決めるポイント⑤レストランが併設されているかチェックをする
お宮参りの後に食事会を検討している方は、レストランが併設されている神社を選ぶと便利ですよ。
何よりも、移動に時間と手間がかからないことが一番のメリットです。
そのほかにも、慶事用のメニューを提供しているお店もあります。
事前に費用をご確認の上、ぜひ検討してみてくださいね。
お宮参りの場所でもめるとき!両家の親を別々に呼んで2回やるのはダメなの?
近年、お宮参りでの両家のトラブルが起きやすいと言われています。
そんなトラブルによって、「ようやく生まれてきてくれた赤ちゃんを迎えられたのに、喜びも束の間だった。」という話を耳にします。
実際に、私の友人の家族もお宮参りで両家と揉めたので、行わなかったそうです。
お宮参りを行わない理由は?
では、お宮参りに関してどのようなことが原因で揉めてしまうのか、理由を見ていきましょう。
お宮参りを行わない理由①日程ややり方が合わなかったから
仕事や家庭の事情で日程の都合がつかないことはもちろん、「必ず生後1ヶ月に行なわなければいけない。」とこだわる方もいるようですね。
また、家庭の宗教的な理由でお宮参りを行わなかった例もあります。
お宮参りを行わない理由②金銭面での援助が必要だったから
お宮参りの時期に里帰り中だったり、両家の実家が遠方だったり。
そのために、交通費やホテル代をめぐってトラブルになるケースがあります。
可愛い孫の晴れの日を前に、そのようなトラブルが起きたらお宮参り所ではなくなってしまいますよね。
お宮参りを行わない理由③産後の体力が戻らなかったから
難産だったときには、産後の体調の戻りもゆっくりです。
なので、産後1ヶ月が経ったころでも心身ともに外出が辛いことも多いです。
両家の親が「どうしてもお宮参りをやった方がいい」と強く希望していても、1番大事なのは体調面ですよね。
このような場合には、体調が回復してから神社へ参拝することもあるようです!
その無理のために、どんなことになってしまう可能性があるのかをしっかり考えてから決めるべきだと思います。
お宮参りのことで両家が揉めるならば別々でやるのがおすすめ!
両家が揃うとゴタゴタが起きてしまうからと、気を使ってしまうことを悩んでいる方は、別々で行う方法がおすすめですよ。
ただし、せっかくの子供の晴れ舞台を楽しむためにも、別々の家ごとにお宮参りを行うときには注意が必用です。
お宮参りを両家別々で行うときのポイント①夫側の実家から先に行う
元々は、夫側の家族と行うことが慣わしであるためです。
前もって、妻側の両親には夫側と先に行うことを伝えておくと、トラブルが防げますよ。
お宮参りを両家別々で行うときのポイント②できるだけ同じ内容で行う
場所は違えど、内容に差が出てしまうと後々トラブルの原因となる可能性があります。
一方は写真館で撮影をしたのに、もう一方は携帯のみでの撮影となることがないように気をつけましょう。
金銭面がかさむなどとあらかじめ理由を伝え、簡略化する方向にもっていくと安心ですよ。
お宮参りを両家別々でするとき!それぞれの親にはどう説明すればいい?
お宮参りを両家別々でするときはそれぞれの親にきちんと別々にする理由を伝えましょう。
理由として、親同士の日程調整が難しい、お互い遠方に住んでおり場所を決めるのが困難、里帰り出産で先に嫁の実家側でやるなどがあげられます。
それでもお祝い事はそれぞれの両親にも参加してもらいたいと願っているパパママは少なくないでしょう。
本来お宮参りはパパ側の両親と一緒に行き、祖母が赤ちゃんを抱っこするというならわしがあります。
パパ側の両親をたてて話を進めるのが基本で、先にパパの両親と一緒にお宮参りすることをおすすめします。
できれば生後1ケ月前後で赤ちゃんの成長を記録するためにこの時にスタジオなどで写真撮影をしておきましょう。
赤ちゃんの成長は著しいので生後1ケ月のお宮参り時期の写真をちゃんと残しておきましょう。
里帰り出産の場合は実家近くの氏神様でお宮参りをするケースもあります。
その時は事前にパパ側の両親に先にお宮参りをする旨を伝えておきましょう。
別日でママの体調が落ち着いた頃に2回目のお宮参りをする計画をたてます。
何も生後1ケ月前後でやらなければならいという決まりはありません。
義両親に赤ちゃんを見てもらうためにも、ママの体調や季節も考慮して赤ちゃんの負担にならないような時期を選ぶのも大切です。
義両親に自宅へ来てもらうのも、パパママが義両親の自宅方面へ向かうのもどちらもアリです。
金銭的に余裕があるなら1回目、2回目は同じ内容にしておきたいところです。
ただ赤ちゃんの負担になることがあるので、2回目はお宮参りと手持ちのカメラで撮影のみでもいいかもしれません。
1回目はスタジオ撮影、お宮参り、食事会と半日以上かかるスケジュールでも、2回目は両親と相談して簡略化しても構いません。
お宮参りの場所の決め方のまとめ
お宮参りのやり方には、しきたりを重視しても大丈夫ですし、自分たちに合ったやり方でお祝いをするのも、もちろん良いと思います!
大切なのは、子供のこと、ママのことを第一に考えることです。
そのうえで、いろんなトラブルにならないように、事前に取り決めをしておくことが大切です。
ぜひ、自分たちがやりやすい方法を探して、子供の健やかな成長をお祝いしてあげてくださいね。