育休中の妊娠で復帰しないときに必要な手続きは?2人目の妊娠報告をするときの例文も

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「妊娠」は奇跡で幸せなこと。

ですが、状況によっては後ろめたい気持ちになる場合があります。

その一例が、「一人目を育休中の二人目妊娠」です。

本当は嬉しくてたまらない「妊娠」なのに、会社に

「え?なんで?」
「仕事をする気がないの?」
「また給付金だけもらって」

って思われないか不安になりますよね。

でも不安な気持ちやストレスは、ママにとってもお腹の赤ちゃんにとっても一人目の小さな子どもにとってもよくありません。

ここでは、ママの不安を一掃できるよう、育休中の妊娠の手当てや会社対応を紹介していきたいと思います。

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育休中に二人目を妊娠したとき育休延長は可能なの?受付けられないときはどうすればいい?

まず、一人目の育休「育児休業制度」をとっている時、最長2年まで育休を延長することができます。

もちろん育休延長後も「育児休業給付金」や「社会保険料の免除」」を引き続き受けることは可能です。

ただし、育休は基本的に「子どもが生まれてから1歳になるまで」のもの。

育休を延長するには、

  • 認可保育園へ入所を希望したけれど入園できなかった
  • 配偶者が死亡やケガ・病気もしくは離婚や別居
などが条件になります。

参考URL:(厚生労働省 育児休業給付金の延長申請について)

つまり、一人目の育休を延長したい場合、一番手軽な方法は「保育園への入園ができなかったこと」にしなければいけません。

  • 高倍率の保育園を入園希望にする
  • 1つの保育園しか入園希望しない
  • 保育園申込書類に「育休の希望延長欄」にチェックを入れる
という方法で、うまく1人目の育休を延長しましょう。

一人目の育休延長が受け入れられない場合の対処法は?

そして、もし一人目の育休延長が会社の上司に受け付けられない場合は、パワハラに該当するので会社の人事部や相談窓口に相談しちゃいましょう。

「産休」「育休」は、どちらも

  • 産休→労働基準法 第65条
  • 育休→育児・介護休業法 第5条
によって決められた法律です。

「産休」「育休」を理由に

  • 減給する
  • 降格させる
  • 契約を更新しない
  • 退職させる
などは「不利益な取り扱い」と判断されて、法律違反と見なされます。

会社の人事部や相談窓口では対応してもらえない場合は、各都道府県にある都道府県労働局雇用環境・均等部(室)に相談してみるのも一つです。

お得に給付金を受け取るなら二人目は「産前休業」を取得しない方が良い

次に、一人目の育休から続けて二人目を出産する場合、二人目は「産前休業」を取得しない方がお得です。

「産休」には、

  • 必ず取得する必要はない「産前休業」
  • 法律で必ず取得する必要がある「産後休業」
に分かれています。

二人目の「産前休業」を取得しない方が良い理由

実は、一人目の育休中にもらえる「育児休業給付金」は、二人目の産休を申請すると受け取れなくなるんです。

つまり、「産休」のうち「産前休業」を申請しなければ、一人目の「育児休業給付金」は、二人目の出産日まで受け取ることができるということです。

ただし、出産後の翌日から数えて8週間は仕事をしてはいけない「産後休業」は必ず取得する必要があります。

それは、二人目が生まれた時点で一人目の「育児休業給付金」はストップするということを意味します。

今、お伝えしている「育児休業給付金」は、育児で仕事を休んでいる時、雇用保険に加入している労働者に支給される給付金です。

「就業時の賃金の日額×日数×67%」が基本的な支給額です。

そして、育休開始から6ヶ月経過した後は50%に減額になる給付金です。

経験者の方ならご存じだと思いますが、働くママが妊娠・出産時にもらえるお金はあと2つあります。

働くママが妊娠・出産時にもらえるお金①出産育児一時金

「出産育児一時金」は、働くママでなくても支給してもらえるお金です。

赤ちゃん1人あたり42万円支給されます。

私も息子2人分支給していただきました。

出産時の大きな出費が減り、とっても助かりました。

働くママが妊娠・出産時にもらえるお金②出産手当金

「出産手当金」は、働く全てのママが産休中にもらえるお金です。

会社の健康保険に加入し、産休後に職場復帰をする予定のママに支給されます。

「標準報酬×2/3×産休取得日数」で計算されます。

私は、結婚を機に仕事を辞めたので、「出産育児一時金」のみの支給でした。

「育児休業給付金」や「出産手当金」は、何となくしか知りませんでした。

ですが、思っていたよりも手厚く、妊娠しながらも仕事を頑張ったからこそ、支給してもらえるお金だと思いました。

頑張ってきた働くママさんには後ろめたさを感じず、きちんと給付金などを受け取って欲しいと思います。

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育休中に二人目の妊娠報告をするときの心構え!上手に報告するときの例文

「産休」も「育休」も法律で決められている制度なので、後ろめたさを感じずに報告・取得するべきです。

ですが、人としてのマナーをもって報告・取得するようにしましょう。

職場に妊娠報告するタイミング

特に一人目の育休中に二人目の妊娠が分かった方は、早めに会社に報告することをおススメします。

一人目の妊娠を職場に報告するタイミングは、

  • 妊娠が発覚してからすぐ
  • つわりが酷くなる前
  • 安定期に入ってから
  • お腹が膨らみ始める頃
など、人それぞれのタイミングがありますが、二人目妊娠の場合はそうも言ってられません。

なぜなら、会社側は「一人目の育休が終わったら仕事に復帰してくれる」と思っているからです。

「業務内容」「新規雇用」中途採」「人員配置」など、会社側も復帰するものとして準備を進めています。

できるだけ妊娠が発覚してすぐ会社に報告するのが望ましいでしょう。

妊娠報告をする具体的なタイミングは?

具体的には、

  • 赤ちゃんの心拍が確認された時
  • 母子手帳を交付された時
  • 出産予定日が分かった時
であれば、次の職場復帰の目途もたつのでおススメです。

妊娠報告する方法

つわりや一人目の育児で、本当に大変な時期ではありますが、一番丁寧で理想的なのは「直接会社に出向いて報告する」方法です。

そして、会社に出向く前には電話やメールで、面談を設けて欲しい旨の連絡を入れましょう。

メール文の例文がコチラ↓です。

妊娠報告のメール文の例文
ご無沙汰しております、〇〇です。

お元気でしょうか?

私事で大変恐縮ですが、この度第二子を授かりました。

現在、妊娠3ヶ月で安定期に入ってはいませんが、育児休業中ということもあり早めに報告させていただきました。

もし可能であれば、一度会社で面談の機会を設けていただければと思っています。

第2子の出産予定日や復帰時期などについて相談させていただきたいです。

お忙しいところ恐縮ですが、宜しくお願い致します。

そして、面談の際には

  • 度重なる育休・産休へのお詫び
  • 出産予定日
  • 職場復帰時期
などをメインに話しておきましょう。

もし、体調面や子育て面で相談したいことや知っておいて欲しいことがあれば、伝えておきましょうね。

「産休」「育休」中もこまめに連絡の取り合いがポイント

会社の雰囲気や上司・同僚との関係にもよりますが。

産休中・育休中もこまめに連絡を取り合ったり、SNSで現状報告をするとブランクを感じることなく、コミュニケーションをとりやすくなりますよ。

そして、無事に二人目が生まれた時も会社にはきちんと報告しましょう。

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育休中妊娠のメリットとデメリット!職場復帰にはどんな選択肢がある?

育休中妊娠のメリットとしてまず挙げられるのは、育休中に2人目を妊娠することによって、育児にかける時間の間隔を空けなくて済みます。

なので、自分のキャリアを積みたいと考えた時に、後々有利になってくるはずです!

他にも、育休中の妊娠にはメリットがたくさんあるので、ご紹介しますね。

育休中の妊娠で得られるメリットは?

先ほどお伝えしたように、育児にかける時間の間隔を空けずに済むので、結果的には、仕事のブランク期間の短縮にもなります。

年子に近い子供の育児は最初は手がかかるかと思いますが、考え方次第では後々プラスになることが多いのです!

また、保育園に2人同時に預けたいと考えている方は、保育料の免除を受けられる自治体もあります。

自治体によって差があるかもしれませんが、2人同時に入園をさせた場合には、2人目の保育料は半額になるというものがあります。

なので、同時に保育園に在籍している期間が長いほど、恩恵を受けられるのです。

育休が長引くと収入が減ってしまうデメリットも。

1人目の育休中に妊娠が分かった場合には、仕事を休む期間がまた増えてしまうので、収入が減ってしまうというデメリットがあります。

多くの企業の場合、育児休業手当で貰える額は、約50%から70%程度なのではないでしょうか。

また、1人目の保育園入園が決まっていたとしても、待機児童が多い地域では、退園せざるを得ないかもしれません。

企業側としても育休が伸びてしまうと、

  • 人員の確保
  • 人事計画の再調整
を強いられるデメリットが発生してしまうので、2人目の妊娠を報告しづらいという方も多いようです。

とはいえ、人事計画の調整には長い時間が必要なので、早めに申し出たほうが良さそうですね。

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育休中に妊娠したから復帰しないのまとめ

一人目育休中に二人目を妊娠することは大いにあります。

もし、二人目を妊娠しても会社に後ろめたさは感じず、自分の今までの頑張りを自信に変えて育休を延長し、続けて産休と育休を取得することを報告申しましょう。

心配や不安もあると思いますが、自分が一歩踏み込むことで今後の女性従業員が産休・育休をとりやすくなる可能性もあります。

今、話題の「産後パパ育休」も取得しやすくなるでしょう。

ぜひ、ママの体と家族の幸せを第一に考えてくださいね。