年賀状に退職の挨拶をつけるときの書き方!年賀状じまいも兼ねるのは非常識!?

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長年勤めた会社を定年退職した時、本来であれば直接挨拶に行きたいところですが、お世話になった方全員となると大変ですよね。

そこで、「年賀状」で定年退職の報告するのも一つです。

「上司」や「取引先」・「得意先」・「部下」など宛てに失礼なく報告するにはどのような年賀状を送れば良いのか、例を挙げて解説していきたいと思います。

また、翌年以降の年賀状をおしまいにする「年賀状じまい」も兼ねた年賀状の書き方も解説していきたいと思います。

年賀状で退職後の一言を入れたい!関係性を続けたい方への文例

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定年退職したことを年賀状で報告する時の文例ですが。

まず、今後も関係性を続けたい方宛ての文例をご紹介していきたいと思います。

今後も関係性を続けたい方宛ての文例①
明けましておめでとうございます。

私事ですが昨年〇月に定年退職いたしました

いたらない点も多々ありましたが皆様のおかげで無事に定年を迎えることができました

これまでのご厚情心より感謝いたします

退職後も変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願い申し上げます」

今後も関係性を続けたい方宛ての文例②
謹賀新年

旧年中は大変お世話になりました

私事ですが昨年定年退職いたしました

○○会社では充実した社会人生活を送ることができましたこと

心より御礼申し上げます

本年もよろしくお願い申し上げます」

今後も関係性を続けたい方宛ての文例③
恭賀新年

旧年中は大変お世話になりました

私事なのですが昨年定年退職をいたしました

永きにわたり数々のお心遣いいただき誠にありがとうございました

今後もよろしくお願い申し上げます」

このような年賀状であれば、仕事関係でお世話になった方に失礼なく定年退職の報告することができます。

では、次は同僚や部下に宛てた文例をご紹介したいきますね。

会社にまだ在職している同僚宛ての文例
恭賀新年

○月○日をもちまして退職しましました

長年にわたるご厚情深く御礼申し上げます

皆様の益々のご活躍とご発展をお祈り申し上げます」

部下や教え子宛ての文例
明けましておめでとうございます

○○君とは本当に長い付き合いで

上司と部下の垣根を越えてお世話になったと思っています

ありがとう

退職後も変わらぬお付き合いをお願いしますね」

取引先や得意先宛ての文例
謹賀新年

私事で恐れ入りますが昨年〇〇社を定年退職いたしました

長年にわたり職務を全うできましたのは

皆様方のおかげと心より感謝しております

御社の益々の発展を心からお祈り申し上げます」

という内容で、定年退職したことを報告すると失礼がないでしょう。


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年賀状じまいの文例で定年退職を理由にしたものは?

次に「年賀状じまい」をする場合の年賀状の文例をご紹介していきたいと思います。

今の時代、年賀状で「定年退職」と「年賀状じまい」を同時に報告するのは、ポイントさえおさえておけば非常識ではないので安心してくださいね。

年賀状じまいのポイント

まず、年賀状じまいをする時に年賀状には書き方のポイントがあります。

それが、

①新年の挨拶である「お祝いの言葉」
②年賀状じまいをする「断りの理由」
③年賀状じまいを伝える「辞退の言葉」
④最後に添える「結びの言葉」

という「4つの構成で書く」ということです。

定年退職を機に年賀状じまいをする場合は、②の「断りの理由」で「定年退職を機に…」と書けばOKです。

詳しく解説していきますね。

年賀状じまいの書き方のポイント①お祝いの言葉

お祝いの言葉は、通常の年賀状でも年賀状じまいでも同じ文言です。

例えば、
「明けましておめでとうございます

 旧年中は大変お世話になりました」

「謹賀新年

昨年は大変お心遣いありがとうございました」

など、新年を迎えて最初の挨拶なので、丁寧に伝えてくださいね。

年賀状じまいの書き方のポイント②断りの理由

次に「断りの理由」。

つまり翌年以降の年賀状をおしまいにする「年賀状じまいをする理由」を盛り込みましょう。

ポイントは、「年賀状を見た相手を不安にさせない」ということです。

急に年賀状じまいを報告すると「私が何か悪いことをしたのかな?」と年賀状を見た相手が不安になる場合もあります。

そのような不安を与えないためにも年賀状じまいをする「自分側の理由」をきちんと伝えるのです。

先ほどお伝えした、定年退職を機に年賀状じまいをする場合は、

「私事なのですが昨年をもって長年勤めた職場を退職したので」

という文言を「断りの理由」として盛り込むと良いでしょう。

退職以外の理由で年賀状じまいする場合の「断りの理由」は?

退職以外の理由で年賀状じまいする場合。

例えば還暦を機に年賀状じまいをする場合は、

「私事なのですが還暦を迎えた本年を結びに」

また、体力に限界を感じて年賀状じまいをする場合は、

「私事なのですが気付けば古希

これまでのお付き合いが難しくなってきました」

など、年賀状じまいをする理由をきちんと伝えて、相手に理解してもらえる文言を盛り込むようにしましょう。

年賀状じまいの書き方のポイント③辞退の言葉

②の「断りの理由」の流れで年賀状じまいを伝える③の「辞退の言葉」を伝えましょう。

この辞退の言葉は、分かりやすく伝わなければ

  • 聞いていない
  • 挨拶無しに年賀状をやめたなんて
と誤解を招き兼ねません。

なので、

  • 来年以降の新年の挨拶は失礼させていただきたいと考えております
  • 本年をもって年始のご挨拶は失礼させていただこうと思っています
  • これからは年賀状を控えようと思っております
  • 今年限りで年賀状は失礼させていただこうと考えております
  • 今回をもちまして新年の挨拶を最後とさせていただきます
など、礼儀を欠かさず年賀状を終了することを伝えましょう。

年賀状じまいの書き方のポイント④結びの言葉

そして、最後に「結びの言葉」です。

結びの言葉のおススメは、「年賀状は終わっても関係が終わるわけではない」ということを伝えることです。

例えば、

「今後の挨拶や近況報告は○○(LINEやメール)でご連絡させていただきたいと思っています」

など。

もしも、今後の関係を考えてない相手宛てであれば

  • 誠に勝手ではございますがご容赦ください
  • 悪しからず御了承いただけると幸いです
などを結びの言葉にすると良いですよ。

翌年以降の年賀状をおしまいにする「年賀状じまい」という言葉や年賀状を知らない人はまだまだ多いです。

年賀状できちんと分かりやすく伝えることで相手に理解してもらえ、今後の関係も変わらず続くでしょう。

ぜひ、自分の気持ちをしっかり伝えられて相手にも失礼のない年賀状じまいを送ってくださいね。

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年賀状に退職の挨拶をつけるときの書き方!のまとめ

長年勤めた会社を定年退職したことを報告する年賀状の文例をご紹介しました。

ここで紹介した文例はあくまでも一例なので、ご自身が伝えたい内容や言葉があればぜひ盛り込んで気持ちを伝えてくださいね。

また、年賀状じまいをする場合でも今後の関係が円滑に続くように、年賀状じまいをする理由や今後のことをきちんと盛り込むようにしてくださいね。