オシャレで、調理後はそのまま食卓に運べる器具と言えば「スキレット」です。
持っている人も多いのではないでしょうか。
もちろん、私も持っています。
いつもの料理がパッとおしゃれになるだけじゃなくて、熱々のまま食べられるのが大好きです。
そんな「スキレット」、ガスの直火での調理器具というイメージが強いですが、最近のスキレットにはIH対応の物もたくさん販売されています。
今回は、スキレットの選び方や素材ごとの特徴やメリットをご紹介していきたいと思います。
ぜひ、スキレット選びの参考にしてみてくださいね。
スキレットでIH対応のものの見分け方は?簡単な方法でできる!
直火やオーブンで調理ができて、そのまま食卓にも運べる調理器具「スキレット」。
何よりも温めた料理を熱々のまま食べられるのがたまりません。
実は、最近ではスキレットにはIH対応の物も増えてきているんです。
でも、どれがIH対応なのか?
簡単な見分け方を3つ、ご紹介しますね。
IH対応のスキレットの見分け方①磁石がくっつかどうか
一番簡単な方法は、磁石がくっつくかどうかです。
IHは、電流を流すことで加熱するので、磁石がつくスキレットはIHに対応していることが分かります。
IH対応のスキレットの見分け方②「SG IH」もしくは「SG CH・IH」と表記されている
「SGマーク」と聞くと、どこかで聞いたことがある人も多いと思います。
「SGマーク」とは、一般財団法人である「製品安全協会」が定めた、安全基準をクリアした製品に与えられる「SG=Safe Goods(安全な製品)」という意味のマークのこと。
「ベビーカー」や「ヘルメット」・「ブランコ」などで見かけたことがあると人が多いと思います。
実は、そんなSGマークは、IH対応の調理器具にも表記されている場合があります。
「SG IH」もしくは、「CH」クッキングヒーターも含んだ「SG CH・IH」と表記されています。
一度チェックしてみてくださいね。
IH対応のスキレットの見分け方③一度使ってみる
最後の方法は、実際に使ってみる方法です。
スキレットなどの鍋に水を入れてスイッチを入れてみましょう。
IH対応であれば水は加熱されますが、IH非対応であれば加熱されません。
また、自宅の安全装置が作動したり、通電が終了するなどの反応があります。
少し怖い方法かもしれませんが、IH非対応のスキレットや鍋をIHに使ってみても溶けたり爆発することはありませんよ。
スキレット選びはサイズや形など様々
今や自宅で愛用している人も多い「スキレット」。
実は選び方には、「サイズ」や「深さ」「重さ」「取っ手の有無」「形」「フタの有無」「メンテナンスのしやすさ」など様々あるんです。
ぜひ「こんなスキレットが欲しい!」というスキレット選びの参考にしてみてくださいね。
スキレット選びのポイント①サイズ
- <5インチ>
直径約11.7cmで、1人分の目玉焼きなどソロキャンプにおススメです。 - <6インチ(6 1/2インチ)>
直径約15.5cmで、1人~2人分の調理をサッと手軽にする時におススメです。 - <7インチ>
直径約18cmで、大きめのお肉を1枚焼くのにちょうど良い大きさです。2人~3人用のキャンプにおススメです。 - <8インチ>
直径約20.2cmで、小さすぎず大きすぎず、自宅での使用におススメです。 - <9インチ>
直径約22.5cmで、オーブンにすっぽり入るサイズなのでグラタン作りなどにおススメです。 - <10インチ(10 1/4)>
直径約25.7cmで、2枚分のお肉でも余裕を持って焼くことができます。 - <12インチ>
直径約29.9cmで、リゾットやパエリアなど大人数での食事にピッタリです。
ちなみに私が持っているのは、6インチと8インチですが、少し大きめのスキレットが欲しくなってきました。
よく目玉焼きとベーコンを焼いてそのまま出したり、ハンバーグと焼き野菜を作ります。
でも、私と旦那の一番のお気に入りスキレットメニューは、「とろろ焼き」なんです。
すりおろした山芋と白だし、卵と紅ショウガを混ぜてスキレットで焼くだけです。
マヨネーズをかけてたべると絶品のおつまみですよ。
旦那は良く焼いたとろろ焼きが好きなので、私は片面にとろろ感を残したとろろ焼きが大好きです。
ぜひ、作ってみてくださいね。
~IHの規格確認も忘れずに~
また、IHでのスキレットの使用はIHの規格を確認してからスキレットを選ぶようにしましょう。
IHの底面より小さなサイズの鍋は使えない規格のIHもあります。
買ってから「失敗した」ということが無いように、事前にチェックしておきましょうね。
スキレット選びのポイント②深さ
スキレットで、煮込み料理、揚げ料理、茹で料理をしたい方は深さが4cm以上あるスキレットを選びましょう。
深さがあるので、食材全体にムラなく熱が届きます。
アヒージョを楽しむには、深さのあるスキレットがおススメですよ。
スキレット選びのポイント③重さ
スキレットは、鉄で作られている物が多く、「重い」という特徴があります。
サイズが大きくなるほど重くなるので、重さも選ぶポイントになりますよ。
普段使いにスキレットを使いたい方は、片手で持てる重さのスキレットや両手の取っ手付きのスキレットを選びましょう。
スキレット選びのポイント④取っ手の有無
スキレットによっては、「片手の取っ手」「両手の取っ手」「着脱できる取っ手」の種類があります。
重さがあるスキレットは、両手の取っ手がおススメですし、オーブン料理をしたい方が着脱できる取っ手がおススメです。
スキレット選びのポイント⑤形
スキレットと言えば、丸い形が一般的ですが、実は今「四角」「六角形」のスキレットも販売されているんです。
スープなどの液体を使う料理に使いやすく、丸型とは違ったオシャレも演出できます。
私なら六角形のスキレットでちぎりパンにチャレンジしたいなと思いました。
スキレット選びのポイント⑥フタの有無
スキレットにはフタがセットになっている物や別売りになっている物があります。
フタを使うことで無水調理や煮込み料理、蒸し料理など、料理の幅が広がります。
なんと、フタを買わずにスキレット本体をフタ代わりにするというアイデアもあります。
スキレットのふた
素直に普通にふた買うかスキレットを重ねてふたにするか迷い中…
トータル額が一緒ならスキレット2つの方がお得? pic.twitter.com/Z471uKna36— やっくる🦌feat.相坂美咲推し⑬ (@aimi_no_neko) September 8, 2018
確かに料理にも使えるのでお得ですね。
スキレット選び⑦メンテナンスのしやすさ
スキレットと言えば「シーズニング」と呼ばれる、油を塗って空炊きを繰り返すメンテナンスが重要です。
シーズニングをきちんとしなければ、サビやすく焦げつきやすくなり劣化の原因になります。
でも、最近のスキレットには「鉄製」でもシーズニング不要のスキレットやシーズニング済のスキレットも販売されています。
また、「耐熱陶器製」や「ホーロー製」のスキレットは、シーズニング不要なうえ、食器洗剤や食洗機にも使えて手軽にスキレットを使うことができておススメです。
スキレットでIH対応のもののおすすめを素材別で紹介!厳選3つ!
スキレットは、もともと「鋳鉄(いてつ/ちゅうてつ)製の厚みのあるフライパン」という意味で、スキレットの多くは「鋳鉄製」のものがほとんどでした。
ちなみに「鋳鉄」とは鉄の種類の一つで、炭素の割合が2.14%~6.67%の物を言います。
そして、今では「鋳鉄製」のスキレットだけでなく「耐熱陶器製」「ホーロー製」のIT対応スキレットも増えてきています。
それぞれの素材の特徴やメリットを見ていきましょう。
鋳鉄製スキレットについて
スキレットと言えば、まず「鋳鉄製」が主流で最もよく使われている素材です。
鋳鉄製のスキレットの特徴やメリット
鋳鉄製のスキレットの特徴やメリットは、
- じっくりと食材を加熱できるので旨味が閉じ込められる
- 保温性が高い
- 冷めにくい
- 耐久性に優れている
- 油が馴染みやすいため焦げにくい
火が通りにくい分厚いお肉にもしっかり火が入るメリットがあります。
シーズニングというメンテナンスが必要ですが、その分料理の幅が広がります。
また、鋳鉄製のスキレットで料理をすると、食材にスキレットの鉄分が溶け出すことで「鉄分」を摂取することができます。
貧血気味の女性には、美味しく鉄分が摂れるので一石二鳥です。
鋳鉄製のスキレットの特徴やデメリット
ただ、鋳鉄製のスキレットは、
- 重い
- シーズニングが必要
- 食器洗剤が使えない
- 食洗機が使えない
耐熱陶器製のスキレットについてについて
では次に耐熱陶器製のスキレットの特徴やメリットを見ていきましょう。
耐熱陶器製のスキレットの特徴やメリット
耐熱陶器製のスキレットの特徴やメリットは、
- 直火・電子レンジ・IH対応
- 食器洗剤や食洗機OK
- シーズニング不要
スキレットを初めて使う方におススメの素材です。
耐熱陶器製のスキレットの特徴やデメリット
ただ、耐熱陶器製のスキレットは、
- 保温性・蓄熱性が低いので料理が冷めやすい
- 調理に時間がかかる
- 衝撃に弱い
ホーロー製のスキレットについて
最後にホーロー製のスキレットの特徴やメリットを見ていきましょう。
ホーロー製のスキレットの特徴やメリット
ホーロー製のスキレットの特徴やメリットは、
- 匂いや色が移りにくい
- 油馴染みが良い
- シーズニング不要
- カラーバリエーションが豊富でオシャレ
食卓をオシャレに演出したい方におススメです。
ホーロー製のスキレットの特徴やデメリット
ただ、ホーロー製のスキレットは、
- 強い火力は焦げやすい
- 割れやすい
ぜひ、使いたいシチュエーションなどに合わせて素材にもこだわってスキレットを選んでくださいね。
スキレットはIHで使えない?!のまとめ
今回は、IH対応のスキレットの素材や選び方などご紹介してきました。
お好みの気になるスキレットは見つかったでしょうか?
私は、大きめのスキレットでシーズニングが不要のスキレットが欲しくなりました。
自宅での食事やパーティー、キャンプなどで大活躍しそうです。
ぜひ、皆さんもお好みのスキレット選びの参考にしてみてくださいね。