お花見は満開の桜の下で行いたいですよね。
テレビでも開花予想は行われていますが、詳しい情報が流れてこなくて困っていませんか?
桜が開花する条件とは、気温の変化です。
開花に必要なのは暖かさだけではなく、一定期間の寒さも必要になってきます。
桜は前年の夏に花芽を作り、夏から秋にかけて眠りにつきます。
秋から冬にかけて桜の葉が落ち、やがて寒い冬がやってきます。
冬がやってくると桜はようやく目を覚まし、開花の準備を始めます。
やがて冬が終わり春がやってくると、春の暖かさによって花芽が一気に成長し、桜の花が開くのです。
満開はいつ?桜の開花宣言の基準は何分咲き?
毎年出される桜の開花宣言ですが、どのような基準で行われているのか気になりませんか?
ここでは桜の開花宣言について、詳しく解説していきますね!
桜の開花宣言の基準
では、桜の開花宣言の基準にはどのようなものがあるのでしょうか?
桜の開花宣言の基準①どの桜を基準にしているのか
気象庁が定めた標本木を基準とし、開花宣言を行っています。
標本木に選ばれる条件は気象台から近く、周辺の環境が変わりにくい桜の木が選ばれています。
桜の開花宣言の基準②開花日と満開日の基準
標本木の桜の花が、5から6輪開いた状態になれば開花日となります。
その後標本木の桜が8分咲きとなった頃、満開日の宣言が出ます。
桜の開花宣言の基準③開花から満開までの期間の目安
気温等の気象条件に左右されますが、開花日から4から6日程で満開になる事が多いと言われています。
開花予想でよく聞く桜前線とは?
テレビで桜の開花予想を聞いていると、「桜前線」という言葉を耳にしますよね。
桜前線とは日本各地の桜の開花予想日を結んだ線の事で、昭和42年頃から使われるようになった言葉です。
桜前線は南から北へどんどん北上していきますが、最後に到達するのが北海道根室市です。
毎年少しのズレはありますが、だいたいゴールデンウイークを過ぎた頃に開花します。
余談ですが根室市の中でも、一番遅く開花する桜があるとして有名なのが、清隆寺というお寺です。
清隆寺にある桜はチシマザクラという珍しい桜で、背が低いですがとても香りがいい桜と言われています。
お花見の際の話のタネとして、頭の片隅に入れておくと盛り上がるかもしれませんね!
最高のお花見の時期を見極めたい!桜の開花データをチェック!
現在桜の開花予想を行なっている会社は、以下の通りです。
過去には気象庁も開花予想を行なっていました。
しかし、上記の民間事業者による開花予想が行われるようになってきた平成22年に、開花予想の発表を取りやめるようになりました。
自分で開花予想!?400度の法則とは
実は、桜の開花予想には「400度の法則」という物が存在しています。
この法則を使えば自分で開花予想が出来る上、当たる確率も高いと言われています。
では、400度の法則の詳しい内容について見ていきましょう。
400度の法則とは、「その年の2月1日以降の最高気温を足していき、合計が400を越した日に桜の花が開花する」という法則です。
2月1日からの気温の情報さえ手に入れば、誰でも簡単に開花予想が出来ますね。
ただし、北海道の桜は400度の法則が当てはまらないという情報がありますので、注意が必要です。
北海道の桜においては500度の法則があると言われ、毎年ゴールデンウイーク前後に桜が咲きます。
桜が開花する条件とは!?のまとめ
桜が咲くには暖かさだけではなく、寒さも必要です。
夏の間に花芽をつけ、冬に成長し春に咲くというのが、桜の花の成長スケジュールになってきます。
また、5つの民間業者が桜の開花予想を行なっている上、個人でも桜の開花予想を行う事が出来ます。
お花見の日取りを決める際に、参考にしてみてはいかがでしょうか?
私は北海道に住んでいるので、お花見は桜の下で焼肉やジンギスカンを食べるイメージです。
「お花見=焼肉」は北海道だけとテレビで見て、カルチャーショックを感じました。笑
あなたは「お花見」と言えば、何を思い浮かべますか?