お歳暮で送ってはいけないものは?意外と知らない「喜ばれないもの」とは?

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お歳暮は、お世話になった方へ感謝の気持ちを込めて贈り物をする風習のひとつです。

お歳暮の時期ともなると、たくさんのお店にお歳暮向きの品物が所狭しと並びますよね。

そんなたくさんの品物を前にすると、何を贈っていいか目移りしてしまいますよね。

しかし、なんでも贈っていいというわけではないんですよ。

実は、お歳暮として贈ってはダメなものがあるんです。

なので選択を間違えると、人間関係が損なわれてしまう恐れもあります。

お歳暮で贈ってはいけない品って、どんなもの?

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まずはマナーとして覚えておきたい、お歳暮にふさわしくない品を解説します。

お歳暮にふさわしくない品①現金や商品券

お歳暮として現金や商品券を贈ることは。

こちらがそう思っていなくても「お金に困っている人への施し」という意味としてとられるものとされています。

なので、この「現金や商品券」は、お歳暮としてはNGです。

親しい友人や親族であれば、Amazonギフトや百貨店の商品券、図書カードを贈ることはあるかもしれませんが、基本的には贈ってはいけないものです。

ただ、近年ではお歳暮で貰って嬉しい品物に上位でランクインしているのも事実…

でも、目上の方や上司に贈るのは上から目線に捉えられてしまうので、注意しましょう。

お歳暮にふさわしくない品②刃物や鋭利なもの

刃物類は、物を切るときに必要な道具であり、日常で使う機会も多いので、一見「贈り物によさそう」と思ってしまいますよね。

でも刃物類は「切る」道具です。

なので「縁を断ち切る」などの意味を連想させてしまうとされていて、お歳暮として刃物類を贈るのはNGとされています。

お歳暮にふさわしくない品③ハンカチ

縁を切るという意味では、ハンカチも同じ意味合いを持っています。

贈り物の定番なのに!?と思ってしまうでしょうが、ハンカチは昔の書き方で「手巾」と書きます。

それが「手切れ」という意味を連想させてしまうとされています。

なので、目上の方だとか取引先の相手に「ハンカチ」を贈ってしまうと、相手によっては嫌なイメージを持たれてしまうこともあります。

お世話になった方に感謝の気持ちを込めて贈るお歳暮としてはふさわしくないですね。

お歳暮にふさわしくない品④足で踏みつけることを連想させるもの(靴下、スリッパなど)

スリッパとか靴下って、贈り物として喜ばれそうなイメージです。

でも靴下やスリッパは「足で履く」ものなのです。

そういったところから「足で踏みつける」などの連想をさせてしまう可能性があるので、贈り物としてはNGとされているんです。

特に、目上の方やお世話になった方には失礼な印象を与えてしまうこともあるので、やはりお歳暮には不向きです。

お歳暮にふさわしくない品⑤櫛(くし)

お歳暮として贈る方も少なくなっていますが、櫛もお歳暮として贈ってはいけないものの一つです。

櫛は「ク(苦)」「シ(死)」と日本語で縁起の悪い言葉とされているものが並ぶので、贈り物としては不適切です。


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相手が喪中の場合お歳暮は送っていいの?お歳暮はお祝い事?

相手が喪中の場合、お歳暮も遠慮したほうがいいのかと悩む方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、喪中にお歳暮を贈っても大丈夫です!

お歳暮は慶事やお祝い事ではなく、日頃の感謝を込めて贈るものなので、喪中であっても問題ありません。

しかし喪中には通常のマナーだと失礼にあたる場合もあるので、注意が必要です。

贈り方だとか贈る時期など、喪中のマナーをきちんと理解して、気を配るようにしましょう。

喪中の相手にお歳暮を贈る際のマナー①故人あてに贈るのを控える

お歳暮は人との縁が切れた時点で贈らなくても良いとされています。

死別は「相手との縁が切れる」ということなので、故人に対してお歳暮を贈る必要はありません。

「相手のことを想って贈る」のがお歳暮ですが。

むしろ故人へお歳暮を贈ることで、ご遺族を悲しい気持ちにさせてしまうかもしれません。

たとえ長年の習慣で贈っていたとしても、故人あてに贈ることは控えた方がいいでしょう。

喪中の相手にお歳暮を贈る際のマナー②のし紙(熨斗)に注意する

通常のお歳暮では、紅白の水引をかけたのし紙を利用します。

ですが、紅白の水引は慶事の際に使用するものなので、喪中期間の贈り物に使うのはふさわしくありません。

喪中には、無地の奉書紙(ほうしょし)や白い短冊に「御歳暮」の表書きをして、白無地のシンプルな包装紙に包んでから贈るようにしましょう。

お店やネットショップで包装をお願いするときには、「喪中の相手に贈る」ということを伝えておけば、お店側できちんと対応してくれますよ。

喪中の相手にお歳暮を贈る際のマナー③忌中(四十九日)が過ぎるまでは控える

四十九日の法要を終えるまでは忌中にあたり、遺族は様々な対応に追われ故人の死を受け入れることに精いっぱいで、心身ともに落ち着かない時期です。

そのような先方の事情や心情に配慮し、お歳暮を贈ることは控えましょう。

また、忌中の贈り物は「香典」として捉えられてしまう場合もあります。

もし忌明けを待つと、お歳暮の時期を外してしまうようなケースであれば、松の内が明けたのちに、

「寒中御見舞(かんちゅうおみまい)」
「寒中御伺(かんちゅうおうかがい)」

として贈るようにしましょう。

「喪中」というデリケートな期間においては、贈り物などを躊躇(ちゅうちょ)してしまいがちです。

でもお歳暮といえば、もともと感謝の気持ちを相手に伝えるためのものです。

「御歳暮を贈る時期」や「のし紙」、「送り状の文言」などのマナーを守って、相手に不快な気持ちを与えないように配慮しましょう。

お歳暮でいらないものランキングを紹介!喜ばれるものの選び方も!

せっかくお歳暮をいただいたのに、いざ開封してみると自分の好みではなかった・・・なんて経験はありませんか?

マナーや縁起が悪いとかではなく、実際にもらっても困るものってありますよね。

贈る相手が困ってしまわないように、お歳暮でもらっても正直困るものをランキングで解説していきます。

お歳暮でもらって困るものランキング<第1位>嗜好に合わない食べ物

よくあるのが「アルコールが飲めないのに、ビールが届いた」といった、嗜好に合わない食べ物を贈ってしまうこと。

  • せっかく貰ったのに、アレルギーがあるので食べられない。
  • コーヒーが飲めないのに詰め合わせをいただいた…
などなど、食べられない・飲めないものを貰って困るということも多くあります。

お歳暮でもらって困るものランキング<第2位>趣味に合わない雑貨や小物

趣味でないお皿などを貰っても、結局使わないで箱に入ったまま…なんてこともよくありますね。

有名なブランドや作家さんのものだったとしても、自分の趣味でなければあまり使う気になれませんよね。

お歳暮でもらって困るものランキング<第3位>賞味期限の短い食べ物

「家族では食べきれないほどの生鮮食品…」
「料理が苦手なのに、魚が一尾まるまる届いてしまった…」
「旅行中にお歳暮でお菓子が届いていたけど、手元の届いたときには賞味期限が切れてしまっていた…」

なんてこともあります。

私はフルーツが苦手なのですが、毎年贈られてきます。

ありがたいのですが、やっぱり食べきれなくて傷んじゃうんですよね。

苦手とはいえ、もったいない。

皆さん、それぞれ好みもこだわりもあるので、なかなか難しいですよね…

相手に喜ばれるお歳暮の贈り物とは?

それでは、お歳暮として喜ばれるものは何でしょうか?

個人的には、「カタログギフト一択」です!

カタログギフトのメリットは

  • もらった人の好きなもの、必要なものが選べる
  • 応募期限が長い
  • 予算オーバーした!なんてことがない
これらのことから、お歳暮としては最適だと思います。

ただ、最近ではカタログギフトが贈り物として一般化してきましたが、品物ではないことに違和感をもつ人がいるのも事実です。

品物を贈ったときに、相手にがっかりさせないためのポイントを見ていきましょう。

お歳暮でがっかりさせないポイント①贈る相手の好きなものをリサーチする

贈る相手の好きなもの・日常使いしているものをリサーチしたうえで贈ると、とても喜んでもらえます。

普段のプレゼントなら直接リクエストも聞けますが、お歳暮で直接聞くのはマナー違反。

普段から何気なく、探りを入れておきましょう

お歳暮でがっかりさせないポイント②個包装のお菓子

会社やお店などに贈る場合は個包装のお菓子がおすすめ。

気軽に配れるので、嫌いな人は断れるし逆に好きな人はたくさん持ち帰れますね♪

お歳暮でがっかりさせないポイント③食べ物以外(タオルや雑貨・日用品)

最近ではお歳暮等で必要のないものを貰った場合、フリマアプリやバザーで売ってしまうのが一般的となっています。

処分される前提で贈り物をするのは寂しいですが、贈った後に困らせてしまうよりは、上手に活用してもらうのも一つの手かもしれません。

そのためには

  • タオル
  • 雑貨
  • 日用品
あたりがおすすめです。

食品も

  • コーヒー
  • 紅茶
  • アルコール
などでしたら出品しやすいのでオススメです。

気に入って喜んでもらえるのが、一番なんですけどね。

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お歳暮で送ってはいけないもののまとめ

残念ながら、「贈ってあげたい」と「贈られて嬉しい」は必ずしも同じとは限りません。

悩ましいですね~

お歳暮のマナーも踏まえてリサーチしてみてくださいね。