
子どものゲーム時間、毎日同じところで揉めていませんか?
「もう終わりにして」「あと少しだけ!」「だめって言ってるでしょ!」…気づいたら毎晩同じバトルを繰り返して、お互いイライラしたまま夜が終わる。(それで布団に入ってから「また怒ってしまった…」って後悔する日、ありますよね。あるんです、本当に。)
実はこの悩み、多くのご家庭で共通して起きていることです。
「なんでうちの子だけ守れないんだろう」と孤独に感じていたとしたら、まず少しだけ肩の力を抜いてほしいんです。
この記事では、子どものゲームの時間が守れない本当の理由と、今日から試せる具体的な5つの対策をお伝えします。
読み終わるころには「そうか、こうすればよかったのか」と、少し気持ちが楽になってもらえると思います。
守れないのはあなたのせいでも子どものせいでもない!
まず知っておいてほしいのは、ゲームは「やめられなくなるように」設計して作られている、ということです。
プロの開発者たちが、プレイヤーが夢中になって時間を忘れてしまうよう、あらゆる工夫を凝らして作っています。
大人でも、スマホをついダラダラ見続けてしまうことってありませんか?それと同じです。
子どもが時間を守れないのは、意志が弱いからでも、反抗しているからでもなく、そういうふうに引きつけられているからなんです。
だから焦らなくて大丈夫。
「守れない」には理由があって、その理由に合わせた対策を取れば、必ず変えていけます。
子どもがゲーム時間を守れない3つの主な理由
「何度言っても守れない」と感じているなら、まずは守れない理由を知るところから始めましょう。
理由がわかれば、対策も自然と見えてきます。
時間感覚がまだ十分に育っていない
特に小学校低学年のお子さんに多いのですが、「1時間がどれくらいの長さか」という感覚が、まだ大人ほど育っていない場合があります。
「ゲームは何時間やりたい?」と聞いて「5時間!」「5分!」と極端な答えが返ってくる場合は、時間の感覚がまだ発達中というサインかもしれません。
守りたい気持ちはあっても、時間の感覚がないと守れないのは当然のことです。
「守らない」のではなく「守れない」状態に近いんです。
ゲームが「心の癒し」になっている
学校で頑張ってきた後、友達関係でモヤモヤがある、なんとなく疲れている…そういうときに、ゲームは「ほっとできる場所」になっていることがあります。
そういう状況のお子さんに対して無理にやめさせると、心が満たされない状態が続いて、かえって生活全体に影響が出ることもあるとされています。
「ゲームだけが楽しみ」になっているとしたら、その背景に何かないか、少し注目してみてほしいのです。
ルールを一方的に決められている
「1日1時間ね」と親が一方的に決めたルールより、子ども自身が話し合いに参加して「これなら守れる」と納得して決めたルールのほうが守られやすいとされています。
人は、自分で決めたことは守ろうとします。
押しつけられた約束は「守らされている」という感覚になりやすく、反発につながりやすいんです。
小学校高学年になるほど、この傾向は強まります。
うちも最初は「1時間まで」と決めて紙に書いて貼っていたんですが、守れないどころか、声をかけるたびに険悪な雰囲気になって…。
試しに「どれくらいだったら守れそう?」と聞いてみたら、子どもが自分で「1時間半」と言い出して。
それ以来、むしろ自分でタイマーをセットするようになりました。
今日から試せる!ゲーム時間を守るための5つの対策
理由がわかったら、次は実践です。
一気に全部やろうとしなくて大丈夫。
まずひとつだけ、試してみてください。
①子どもと一緒にルールを決め直す
今のルールがうまくいっていないなら、まず「決め直す」ことから始めましょう。
子どもに「どれくらいだったら守れそう?」と聞いてみてください。
親の希望は「こうしてほしい」という形で伝えるのがポイントです。
「目が悪くなるのが心配だから平日は1時間でやめてほしい」「夕ごはんの前には終わりにしてほしい」など、理由と気持ちをセットで伝えると、子どもも納得しやすくなります。
参考として、小学校低学年なら1日30分〜1時間、高学年なら1〜1時間半程度で設定しているご家庭が多いようです。
平日と休日で分けるのもひとつの方法です。
②終わりの時間を具体的に伝え、事前に声をかける
「もうそろそろ」「あと少しで」という曖昧な声かけより、「6時になったらやめようね。
今5時45分だよ」のように具体的な数字で伝えることが効果的です。
さらに、終了時間の10〜15分前から数回に分けて声をかけておくと、子どもも心の準備ができます。
ゲームに没頭しているところに突然「やめなさい!」は、子どもにとって本当につらい体験です。(映画のクライマックスで急に止められたら、大人だって嫌ですよね。)
最近のゲーム機には、あらかじめ決めた時間で終了する「見守り機能」がついているものも多くあります。
機械に終わらせてもらうと、親子間の感情的な衝突が減りやすくなります。
③ゲームの後に楽しいことを用意する
ゲームをやめた後に何もない、または宿題だけが待っているとなると、「やめたくない」は当然の気持ちです。
ゲームの後に子どもが楽しみにできる活動(おやつを一緒に食べる、好きなテレビを一緒に見る、ちょっとした外出など)を用意すると、やめる理由ができてスムーズになることがあります。
「ゲームの後は○○しようよ!」という流れを作るだけで、やめることへの抵抗感がグッと減ることがあります。
ゲームの終わりが「楽しいことの始まり」になれば、子どものやめるモチベーションが変わります。
④ゲームはリビングでやる環境を整える
子ども部屋でひとりでゲームをしている状況は、時間管理が難しくなりがちです。
リビングでやるルールにするだけで、自然と目が届きやすくなります。
充電器をリビングに置く、ゲーム機はリビングのテレビに繋いでおくなど、「環境の設定」で管理する仕組みを作ると、お互いが感情的にならずに済みます。
また、親が近くにいることで「どんなゲームやってるの?」「そのキャラクター誰?」と自然に会話が生まれやすくなります。
ゲームを通じた親子の会話は、実は関係性を深める意外なチャンスにもなります。
オープンに話せる環境ができると、子どもが隠れてやるようなことも減っていきます。
⑤「できた」を見える化して、できたことを認める
守れなかったときの叱責より、守れたときにきちんと認めることのほうが長続きします。
専門家がすすめる方法のひとつに「達成シール法」があります。
ルールを守れた日にカレンダーへシールを貼り、守れなかった日にはバツ印をつけない。
「できた」だけを見える化して「今週4日守れたね!」と一緒に喜ぶのがポイントです。
「3日できなかったじゃないか」ではなく「4日できたね」という視点の違いが、子どものやる気に大きく影響します。
できたことを積み重ねていくと、子ども自身が「守れる自分」というイメージを持てるようになっていきます。
わが家でもカレンダーにシールを試してみました。
最初の1週間はまったく貼れなくて(笑)。
でも2週間目に、子どもが自分で「シール貼りたいからやめる!」と言い出したんです。
そのとき初めて、褒めることの力ってすごいんだなと実感しました。
ペナルティを使うときに気をつけたいこと
守れなかったときに「じゃあゲーム没収!」「捨てるよ!」と言ってしまいがちですが、これには注意が必要です。
子どもが大切にしているものを突然取り上げることは、親子の信頼関係を傷つける可能性があります。
信頼関係が揺らいだ状態では、その後のルール作りも、コミュニケーションも難しくなってしまいます。
ペナルティを使う場合は、事前に子どもと一緒に決めておいた内容に限るのがポイントです。
「5分オーバーしたら翌日は5分短くする」など、感情に関係なくルールとして淡々と実行できる内容が長続きします。
そして決めたことは必ず実行すること。
「どうせやらないだろう」と思われてしまうと、ルール自体への信頼がなくなってしまいます。
子供のゲーム1日何時間まで問題、今日から変えていけます!
この記事でお伝えしたことを整理します。
ゲームの時間が守れない背景には、ゲーム自体の設計による「やめられなさ」、時間感覚の未発達、ゲームが心の癒しになっていること、一方的なルール設定という理由があります。
そのうえで今日から試せる対策は、子どもと一緒にルールを決め直すこと、終わりの時間を具体的に伝えて事前に声をかけること、ゲームの後に楽しいことを用意すること、リビングで管理できる環境を整えること、そして「できた」をしっかり認めること、この5つです。
大切なのは「守らせること」だけを目標にするのではなく、子ども自身が「守ろう」と思える仕組みと関係性を作ることです。
毎日バトルになって、消耗して、自分を責めて…そんな日々が続いていたとしたら、本当によく頑張ってきたんだなと思います。
完璧に守らせることが目標じゃなくていいんです。
少しずつ、親子で試行錯誤しながらちょうどいい形を見つけていく。
その過程そのものが、子どもにとっての「自分で考える力」を育てる時間になっています。
「今日は守れたね」…そのひと言が自然に言える日が、少しずつ増えていく。
そんな毎日が来ると、いいですよね。
今回の話を踏まえて、「暗いところでゲームをすると目が悪くなるのか」という全体像も一緒に整理したいときは、こちらの記事に戻ると流れがつかみやすいです。
⇒暗いところでゲームはダメ?明るさ・距離・時間のルール作り
