
暗い部屋でゲームをするときの「画面との距離」って、厳密に何cmかを毎回測るよりも、近づきすぎない姿勢が自然に保てる距離を作れるかがいちばん大事なんですね。
迷ったらまずは、腕を伸ばしても画面に手が届かないくらいから始めればOKですよ。
そこに加えて「近づきやすい状況」を先につぶしておくと、親も子どももかなりラクになります。
画面との距離が大事になる理由
距離の話は「近視になるかどうかを断定するため」ではなくて、今の目の負担を減らして、疲れを溜めにくくするための話として考えると分かりやすいです。
近い距離が続くと、目も体もがんばり続けやすくなります。
近いほどピント合わせが続きやすい
画面が近いと、目はずっと「はっきり見よう」と力を入れやすくなります。
その状態が続くと、
- しょぼしょぼする
- ぼやける
- 乾く
- 頭が重い
だからこそ距離は、目のがんばりを減らすための土台になるんですね。
距離が近いと姿勢も崩れやすい
近い距離で見ようとすると、前のめりになりやすいです。
前のめりがクセになると、本人は離しているつもりでも、気づくと顔だけが画面に寄ってしまうことが起こりやすくなります。
距離のルールは、姿勢のルールとセットで考えることが大切ですよ。
距離の決め方
「何cmが正解ですか?」って聞きたくなる気持ち、すごく分かります。
でも、家でムリなく続けるなら、数字よりも「守れる基準」を先に作ったほうがうまくいきやすいです。
基本の目安は「30cm以上」を土台にする
子どもの端末利用の注意喚起では「目と画面は30cm以上離す」という目安が示されています。
iPhoneやiPadにも、画面に近づきすぎた状態が続くと知らせる機能があり、目安として30cmが使われています。
こういう流れを見ると、まずは「30cmより近づきっぱなしを避ける」という考え方が、ひとつの基本になりそうです。
迷ったら「腕が届かない距離」でルール化する
とはいえ、毎回30cmを測るのは現実的じゃないですよね。
そこでおすすめなのが、腕を伸ばしても画面に手が届かないくらいを基準にする方法です。
子どもでも判断しやすくて、親もチェックしやすいです。
まずはこの基準で始めて、ムリなく続く位置に少しずつ微調整していくのが安心です。
機器別に「近づきにくくする配置」を作る
距離は、気合いで守るより、仕組みで守るほうが成功率が上がります。
機器ごとに「近づきやすい理由」が違うので、置き方を変えるだけでかなりラクになりますよ。
テレビは視聴位置を固定して距離を守りやすくする
テレビは、手元の端末より「距離を固定しやすい」のが強みです。
座る位置を先に決めてしまうと、近づいてしまうリスクが減ります。
目安として、フルHDの場合は画面の高さの約3倍などが紹介されています。
ここで大事なのは数字そのものより、「座る場所が決まっていて、近づきにくい」状態を作ることです。
Switch携帯モード・スマホ・タブレットは机とスタンドで距離が安定する
手に持つ端末は、気づくと近づきやすいのが弱点です。
膝の上や寝転がり姿勢だと、距離が縮みやすくなります。
だから、肘を机に置ける場所で、端末をスタンドに立てるだけで距離が安定しやすいです。
30cm以上の目安も守りやすくなります。
ノートPCは「顔を前に出さない」形を先に作る
PCは画面が固定されるぶん、姿勢が崩れると顔だけ前に出て距離が縮みやすいです。
目安として、画面との距離はおおむね50cm程度などが示されることがあります。
ただ家庭では、数字よりも
「背中を椅子につける」
「机の奥に置く」
「画面の高さを合わせてのぞき込まない」
みたいに、前に出る原因を減らすほうが効果的ですよ。
一目で分かる距離の目安
ここまでの話を「家のルール」に落とし込むときに、目安が一覧になっているとラクです。
ここは厳密な正解ではなくて、まずのスタートラインとして使ってみてくださいね。

近づいてしまう場合の対策
子どもが近づいてしまうのって、意志が弱いからというより「近づく条件」がそろっていることが多いんですよね。
注意より先に、近づきにくい条件を作るほうが落ち着きます。
環境の目印で「戻る場所」を作る
椅子や座布団の位置が毎回ズレると、距離も毎回ズレます。
椅子の脚の位置に小さく目印を作ったり、床に座るなら座る場所を決めたりすると、「戻る位置」ができます。
戻る位置があるだけで、気づいたときに修正しやすくなりますよ。
手持ち時間を減らして「置いて見る」に寄せる
手に持つ時間が長いほど距離は縮みやすいです。
最初から置いて見る前提にすると、距離が安定します。
スタンドがなければ、厚めの本や箱で角度を作るだけでも近づきにくくなります。
姿勢を先に整えると距離が勝手に整う
距離だけを言っても、姿勢が崩れると結局近づきます。
背中を椅子につけられるか、首が前に突き出ていないかを先に整えると、結果として距離も保ちやすいです。
親の確認は「最初の1回」で十分
ずっと監視しないと守れないルールは続きません。
最初だけ整えて、あとは本人が戻しやすい仕組みにしておくのが現実的です。
チェックの質問は2つで足りる
最初に一度だけ、
「腕を伸ばして届く?」
「顔が前に出てない?」
この2つを確認します。
ここでOKなら、その距離を家の基準にしてしまって大丈夫です。
守れない場合は叱るより配置を見直す
守れないときは、本人の問題というより環境の問題のことが多いです。
膝の上でやっていないか、暗くて画面に顔を近づけていないか、座る位置が毎回ズレていないかを見直すほうが早いです。
やりがちな落とし穴
距離のルールは、真面目にやろうとするほどハマりやすい落とし穴があります。
ここを先に知っておくと、親子の消耗が減りますよ。
毎回cmで測ろうとして疲れる
メジャーで測る方式は、続かないことが多いです。
距離は「測る」より「判断できる」基準のほうが生活に馴染みます。
「腕が届かない」を基準にするのは、そのためです。
距離だけ守って姿勢が崩れてしまう
距離を取っているつもりでも、首だけ前に出ると意味が薄れます。
距離の注意より、
「背中をつける」
「肘を置く」
「置いて見る」
のほうが効果的です。
近づく原因が「見えにくさ」なのに距離のせいにしてしまう
近づきたがるのが、単にクセではなく「見えにくいから」の可能性もあります。
この場合、距離ルールを強くすると本人がつらくなることがあります。
次の判断ポイントも一緒に見てください。
この距離でも不安が残るときの判断ポイント
距離を整えても不安が残るときは、距離以外の要因が混ざっていることがあります。
ここは不安を煽るためではなくて、安心して切り分けるためのチェックです。
近づきたがる理由が「見えにくい」可能性
- 以前よりもテレビの字幕を読むときに顔が寄る
- 黒板や遠くが見えにくそう
- 片目を細める
気になる場合は、目の不調サインや受診の目安をまとめた記事も一緒に確認すると落ち着きます。
距離を守っても疲れる場合はルールの作り方を見直す
距離だけ整えても疲れる場合は、
「姿勢が固定できていない」
「手持ち時間が長い」
「夜に集中しすぎる」
など、別の要因が絡むこともあります。
距離を整えたうえで、次に整えるべきポイントに進むのがスムーズです。
まとめ
画面との距離は「何cmが正解か」よりも、近づきすぎない姿勢を作れるかがいちばん大事です。
迷ったら、腕を伸ばしても画面に手が届かない距離から始めると、子どもでも守りやすくなります。
目安としては30cm以上が示されることが多く、手持ち端末は机とスタンドで置いて見る形に寄せると安定します。
テレビは座る位置を固定して近づきにくくするとラクで、視聴距離の目安として画面の高さの約3倍などが紹介されることもあります。
距離ルールは、測るよりも守れる仕組みを優先すると、親子どちらも消耗しにくいです。
記事全体の不安をまとめて確認したい場合は、こちらから戻れます。
⇒暗いところでゲームはダメ?明るさ・距離・時間のルール作り
