離乳食の時期からいろんな食材を食べてもらいたいですよね。
時期ごとに、我が子に食べられる野菜や果物が増えて嬉しいものです。
食べられるものが増えると、成長を感じます。
時期が進むと食材の固さ、料理の味付けがどんどん大人に近づいていきます。
離乳食は加熱が基本ですが、生野菜は何をいつからあげていいのか気になりますよね。
生野菜は何歳から食べられる?レタスを与える時期と調理
基本的に生野菜は1歳前後まで避けた方がいいでしょう。
与えるときはトマトやキュウリを皮を剥いて、少量ずつがいいでしょう。
野菜はよく洗い、新鮮なものを選ぶと良いです。
私は子どもにあげる野菜は、ミルトンの洗剤で洗うようにしています。
哺乳瓶、おもちゃにしか使わないママが多いですが、実は野菜を洗うことができます。
汚れや細菌が良く落とせるので安心です。
生野菜を与えていい時期の目安
では、いつから生野菜は食べられるのでしょうか。
本やWebに載っている月齢で本当にあげても大丈夫なのか気になりますよね。
赤ちゃんの成長はそれぞれ個人差があります。
離乳食の食べ方、歯の生え具合をみて食べられるのか見極めましょう。
離乳食で生野菜を与えていい時期の目安①奥歯が生えて少し固めの食材を噛めるようになった
あまり火を通さなくていい野菜をいつもの調理時間より短くします。
しっかり噛めていて飲み込めていたら問題ないでしょう。
いつまでも口に入っていてはしっかり噛めていません。
離乳食で生野菜を与えていい時期の目安②果物をそのまま食べられる
野菜よりも果物を加熱しないで与えることを先に試すママも多いでしょう。
私も加熱しない果物をヨーグルトに混ぜて与えて、慣れたら別の果物をあげてみて、どんどん種類を増やしています。
レタスを与える時期
レタスは一見、生でも与えやすい野菜に思えます。
大人もサラダにすることが多く、生で食べやすい野菜の一つです。
ですが、赤ちゃんにとっては噛みにくいです。
繊維が多く、薄いからです。
大きいまま飲み込んでしまうと喉に張り付いてしまって危険です。
そのため、2歳頃までは加熱をしましょう。
レタスの時期別の調理法
- 初期(5~6ヶ月)
葉先を茹で、すりつぶしてポタージュ状にする - 中期(7~8ヶ月)
葉先を茹で、2~3mm四角に刻む - 後期(9~11ヶ月)
葉と茎を茹で、5mm四角に刻む - 完了期(1歳~1歳半)
葉と茎を茹で、1cm四角に切る
離乳食できゅうりはいつから食べられる?時期別の与え方を紹介
きゅうりは初期(5~6ヶ月頃)から与えることができます。
ただ、固いままだといけないので時期に合った調理をしましょう。
時期別のきゅうりの与え方
- 初期(5~6ヶ月)
皮をむいてすりおろし、加熱する - 中期(7~8ヶ月)
皮をむいて加熱し、粗くすりつぶす - 後期(9~11ヶ月)
皮をむいて歯ぐきでつぶせる固さにやわらかく加熱する - 完了期(1歳~1歳半)
皮をそのまま残し、スプーンで切れるくらいに加熱する
レンジで加熱する時は、ふんわりラップをかけ、600Wで10秒ずつ様子を見ながらやりましょう。
離乳食で野菜はなぜ加熱が必要なのか
まず、なぜ離乳食で野菜を与える場合に加熱しなければならないのか。
その理由を見ていきましょう。
離乳食で野菜に加熱が必要な理由①殺菌のため
離乳食を作る際にまな板で細かく切ったりすりつぶしたり、手で触ることもあります。
調理過程で細菌が付いてしまう場面が所々ありますよね。
赤ちゃんは免疫が未発達です。
細菌によって、お腹を壊したり、食中毒になってしまっては可哀想です。
そのうえ、ママも大変でしょう。
離乳食で野菜に加熱が必要な理由②消化器官が未発達のため
生野菜は固いため、消化器官に負担をかけやすいです。
加熱されていればやわらかくなります。
歯が十分に生え揃っていないと、噛み切れずに飲み込んでしまうでしょう。
そのまま飲み込んでしまうと、消化に時間がかかってしまいます。
噛めずに飲み込んでしまって、喉に詰まらせてしまうこともあるので注意が必要です。
離乳食で野菜に加熱が必要な理由③野菜の味をダイレクトに感じる
野菜にもよりますが、苦み渋みを感じやすくなります。
離乳食で野菜に苦手意識を持ってしまっては、今後の食事に影響が出るでしょう。
我が家では、離乳食で苦手と感じた以降の食事は拒否されてしまうことが多いです。
苦手を改善するために、離乳食が完成したら自分で味見をして、だしや無添加の味噌などを使って食べやすい味に調節しています。
生野菜も、くせがありそうな場合は味を調節して食べやすくしてもいいでしょう。
離乳食で生野菜を食べるメリット
では、次に離乳食で生野菜を食べるメリットについて見ていきます。
離乳食で生野菜を食べるメリット①野菜の栄養がそのまま採れる
野菜にもよりますが、加熱により元々あった栄養が少なくなります。
特にビタミンC、B1は、加熱に弱いです。
野菜を茹でるとビタミンCはお湯に流れ出てしまいます。
また、洗いすぎや野菜を切ってから水につけておいてもビタミンが流れ出てしまうので、つけすぎには気を付けましょう。
なかでもじゃがいもは茹でても栄養が逃げにくいと言われています。
じゃがいもは皮を残したまま茹でると、さらに栄養が逃げずに済むでしょう。
調理方法でも失う栄養を少なくすることができます。
蒸した野菜は茹でた野菜より栄養を残すことができます。
野菜を洗うのは切る前が栄養の流出を防げます。
栄養を残したいのであれば、調理方法を工夫すると良いでしょう。
離乳食で生野菜を食べるメリット②調理の手間が省ける
離乳食は調理の工程が多くて大変ですよね。
ラップしてレンジで温めて待つなどのひと工程でも短縮できれば少し楽になります。
また、「作り置きがない」「あと1品足したい」なんて時も助かるでしょう。
生野菜は何歳から?キャベツを与える時期と調理法を紹介!
キャベツはいつも冷蔵庫にあるという家庭も少なくありません。
キャベツはビタミンやカリウム・食物繊維など栄養が豊富で、和・洋・中と様々な料理に使える汎用性の高い野菜です。
離乳食でもキャベツが使えるようになると、レパートリーが増えることでしょう。
離乳食でキャベツを使いたい場合、加熱すれば離乳食初期の5~6ヶ月頃から使うことができます。
生で与えたい場合は、3歳くらいを目安にするとよいでしょう。
キャベツは野菜の中でも繊維質が豊富な野菜のため、体が未熟な乳幼児では生で食べると消化不良を起こしてしまう可能性があります。
3歳を過ぎて子どもがサラダなど興味を持ったら、様子を見ながら食べさせてあげるとよいでしょう。
キャベツは離乳食の時期によって調理法が変わります。
初期では、葉の柔らかい部分を茹でてすりつぶし、ペースト状にします。
中期になると、茹でたあと粗めにすりつぶしたり細かくみじん切りにしたりして使います。
後期以降は、茹でて加熱した後カットするサイズを段階的に大きくしていきます。
また、離乳食では使うキャベツの部分にも気を付けましょう。
芯の部分や外側の葉は硬いので、離乳食には向いていません。
内側の柔らかい葉を選んで調理すると、食べやすい離乳食になるでしょう。
離乳食で生野菜を使ったおすすめレシピ!
生野菜を使った離乳食のおすすめレシピについてご紹介していきます!
生野菜を与えるなら1歳前後…というのがおすすめです。
なので、離乳食でいうと後期~完了期ということですね。
離乳食での生野菜レシピ①スティック野菜
1つ目のレシピとしては、一番手っ取り早いのがスティック野菜です!
これは手軽ですし簡単に与えることができますよ。
レタスやきゅうり、にんじんやじゃがいもなどなど。
少し茹でても良いですし、赤ちゃんの食べやすいようにしてあげましょう。
細く切れば手で掴んで食べやすいので、家族で楽しめるメニューですよね!
離乳食での生野菜レシピ②野菜とフルーツのサラダ
そして2つ目の簡単レシピは、野菜とフルーツのサラダです。
にんじんやキャベツ、玉ねぎなどをみじん切りにします。
そこにすりおろしたりんごを入れて混ぜたら、1分ぐらい加熱しましょう!
これだけで簡単に野菜とフルーツのサラダができますよ。
野菜そのものの甘みやりんごの甘みで、赤ちゃんも食べやすいです。
フルーツはりんごではなくて、バナナなどでも良いですね。
ヨーグルトなどを混ぜるとデザート感覚でも楽しめますよ!
野菜が苦手な赤ちゃんには、甘みをプラスするのがおすすめです。
離乳食での生野菜レシピ③ポテトサラダ
3つ目は、ポテトサラダです。
ポテトサラダも簡単に作ることができますよ。
じゃがいもは必須ですが、かぼちゃなどでも良いですね。
その他、にんじんや玉ねぎをみじん切りにして、電子レンジで加熱します。
味付けは、赤ちゃん用の野菜スープとかコンソメが良いですね。
同じ具材で野菜スープも作ることができますよ。
ミルクや母乳以外でなかなか水分がとれない場合は、スープもおすすめです!
離乳食で生野菜はいつから与えらえる?のまとめ
生野菜は1歳前後から与えられますが、食材によって注意をしなくてはいけないものや、子供の成長を見ながら慎重に与えなくてはなりません。
サラダで手軽に与えられそうなレタスやきゅうりは、特に注意が必要とわかりましたね。
レタスやきゅうりには栄養がたくさん入っているわけではありません。
無理に与えなくてもいいのではないかと感じます。
我が家は離乳食後期の子がいるのですが、レタスやきゅうりは栄養が少ないと感じ、いまだに与えたことがありません。
離乳食でいろんな種類の野菜をあげたいママはやってみるのもいいでしょう!
我が子と一緒に同じものが食べられることは赤ちゃんにとっても幸せです。
生野菜で色鮮やかな明るい食卓になるのが楽しみですね。