子どもの歯ブラシを選ぶとき、どのようなかたさを選んでいますか?
同じ商品でも
「やわらかめ」
「ふつう」
といいた種類が分かれていて「どれがいいんだろう?」迷ってしまうと思います。
この場合「ふつう」を選ぶと良いです。
なぜなら、やわらかめの歯ブラシは、磨くときの力加減によって上手に磨かないと「毛先が上手に歯の表面に当たらないことがあるから」なんです。
それにやわらかい歯ブラシだと、毛が斜めを向いてしまうと歯垢を掻き出すことができません。
なので「ふつうのかたさ」が、きちんと毛先が歯の表面をこすることができて磨きやすい「子供に最適なかたさ」なんです。
子どものものだからと言って、なんでもかんでも「やわらかくてソフトなもの」を選べば良いというわけではないんですね。
子どもが歯みがきを嫌がらない!歯ブラシのベストな硬さ選びのポイントは?
子どもの歯ブラシを選ぶときの最適なかたさは、「子どもが嫌がらないかたさ」ではなく、「ふつうのかたさ」です。
仕上げ磨きをするときなどに「痛い!」と嫌がるのであれば。
それは「歯ブラシのかたさ」の問題ではなくて、仕上げ磨きをする力の問題です。
そして、仕上げ磨きで痛い思いをしているのであれば、そのうち歯ブラシ自体を嫌がるようになってしまいます。
歯みがきが嫌いな子どもも、たくさんいると思います。
でも親としては
「できるだけ楽しく磨いて欲しい」
「おとなしく仕上げ磨きをさせてほしい」
と思いますよね。
そのようになるために、子どもの歯ブラシを選ぶポイントをご紹介します。
子供の歯ビラ氏選びのポイント①毛先が平らな歯ブラシを選ぶ
大人の歯ブラシのように
- 毛先がギザギザしている歯ブラシ
- 特殊なカット方法が施されている歯ブラシ
子どもの歯はとても小さくて、歯と歯の間の溝の幅はとても狭いです。
なので、歯ブラシの毛がギザギザしていると、逆に上手に磨くことができません。
そういった理由から、歯ブラシの毛先は「真っ直ぐ揃っているもの」を選ぶよいうにしてくださいね。
子供の歯ビラ氏選びのポイント②ヘッドが小さいがブラシを選ぶ
子どもの口はとても小さいので、ヘッドの大きなものでは奥まで磨くことができません。
歯ブラシのヘッドの長さの目安としては「奥歯2本分」です。
小学生の場合だと
- ヘッドの長さは18~20mm
- 毛足の長さは8~10mm
仕上げ磨き用の歯ブラシだけでも、この基準に添ったものを選んであげるようにしてくださいね。
子供の歯ビラ氏選びのポイント③子どもが気に入る歯ブラシを選ぶ(できれば)
子ども用の歯ブラシは、とてもたくさんのデザインがあります。
もちろん、キャラクターが描かれていないシンプルな歯ブラシもあります。
でもほとんどの歯ブラシが、キャラクターやかわいい模様がつけられたものです。
まずはあなたが候補の歯ブラシをチョイスして、デザインは子ども気に入るものを購入してあげてくださいね。
自分が選んだ歯ブラシだと、歯みがきへのモチベーションも上がります。
我が子も気に入った歯ブラシを買うと、帰宅するなり「歯みがきする!」とハイテンションになってくれます。笑
歯ブラシ1つで楽しんで歯みがきをしてくれると、本当に助かりますよね。
子どもの歯ブラシで柄が柔らかく曲がるものって意味があるの?
最近、歯ブラシの柄がぐにゃぐにゃと曲がるものが売られていますよね。
売り文句としては
- 万が一口の中に入れていたときに転倒しても、喉に刺さりにくい
- 適正な強さ以上の力で磨くと曲がる(しなる)ので、力を加減しやすい
ちょうど先日、娘(4歳)と一緒にドラッグストアに行くと、大好きなプリンセスの絵がかかれたこの手の「曲がる歯ブラシ」がありました。
ものすごくねだられたので「きちんと歯みがきするなら」と思い購入しました。
実際に使ってみた私の感想としては
- <曲がる歯ブラシのメリット>
安全な柄なので子ども自身が磨くのには良さそう - <曲がる歯ブラシのデメリット>
仕上げ磨きがしにくい・ちょっとお値段が高い
義兄の歯ブラシ突き刺さり事件
かなりホラーな話ですが、私の義兄は、小さい頃に歯ブラシを口に入れた状態で走り回ってコケてしまい。
そのときに、歯ブラシが口の中に突き刺さったことがあります。
親の力ではどうしようもなく(そもそも抜くのすら怖い)、救急車で運ばれて摘出してもらって喉の奥を縫いました(!)。
数十年前のその出来事があるので、義親は歯ブラシを口に入れたままウロウロする孫を見ると、本当に気が気ではないようです。
義母からこの出来事の話を聞くまでは、口にくわえて歩き回ることは許容していました。
でもこの「義兄の歯ブラシ事件」を聞いたあとは、さすがにとても気を付けるようになりました。
それでも口に入れて歩き回る我が子…。
自分が痛い思いをしないとわらないのでしょうが、ヒヤヒヤしてしまいます。
なので万が一のことを考えると、「できる限りの安全対策をしてくれている歯ブラシ」を使うのは、良いことなのかなと思います。
曲がる歯ブラシのデメリット!仕上げ磨きがしにくいって本当!?
私がデメリットとして感じた「仕上げ磨きがしにくいこと」についてですが。
これについては「仕上げ磨き用の歯ブラシ」を別に用意することで、クリアすることができます。
我が家にはヘッドが小さくて持つ部分が長めの「仕上げ磨き歯ブラシ」があるのですが。
用意するのがめんどくさいときは、子どもが磨くものと同じ歯ブラシで仕上げ磨きをすることがあります。
そのときは、やっぱり妙にぐにゃぐにゃして磨きにくいと感じてしまいますね。
でも、「曲がる」ということは「負荷をかけすぎている」ということです。
なので、親も力加減を調整しやすいとも言えるかもしれません。
あとは、特別な技術で作られている歯ブラシなので仕方ないとは思いますが、ちょっとお値段が高いかなと思いました。
実際に初めて使ってみると「こんな歯ブラシが開発されたのか!」となんだか目からウロコな感じがして面白かったので、一度使ってみても良いかもしれませんね。
子供の歯ブラシ選び!開きにくいものを見極めるポイントは?
子どもって歯ブラシを噛んでしまって、すぐ毛先が開いてしまいますよね。
歯ブラシは毛先が開いてしまうと、歯の汚れを落とす力が弱くなってしまいます。
子どもに歯ブラシを噛まないよう言っても、なかなか聞いてくれるものでもありません。
でも、毛先の開きやすさって、どの歯ブラシも同じなのでしょうか。
歯ブラシの毛先は「やわらかめ」が開きやすいという事実
実は、歯ブラシは「やわらかめ」のものが毛先が開きやすいです。
毛が柔らかく細いので、毛先を噛んだら折れ曲がった跡が付きやすくなってしまうのですね。
そして最近は、歯ブラシの毛先が長持ちしやすいものも売られています。
長持ちする歯ブラシ選びはブラシの材質をチェック!
「長持ちする歯ブラシ」を見極めるポイントは、ブラシ部分に使われている毛の材質を確認することです。
一般的な歯ブラシは、ナイロンの毛を使っています。
市販で売られているものは、95%がこのナイロン製のものです。
それに対して、「PBT製の歯ブラシ」というのが、耐久性が高いものになります。
「PBT」とは、「飽和ポリエステル樹脂」のことで、歯医者さんで売られている歯ブラシに多く使われています。
ナイロン製のものよりも、繊維のコシが強くなっていて、耐久性に優れています。
製造元のサイトを見ると、一般的なナイロン歯ブラシよりも2~4倍ほど長持ちすると書かれていました。
お値段もそれほど高いものでもありません。
4倍も長持ちしてくれたら、コストパフォーマンスも良いですよね。
この「飽和ポリエステル樹脂」製の歯ブラシは、子ども用も販売されています。
歯ブラシを買う時に、毛の材質が「ナイロン」なのか「飽和ポリエステル樹脂(PBT)」なのかを確認してみてください。
子どもの歯ブラシがすぐダメになってしまって困っているママは、一度使ってみるのもいいかもしれませんね。
子供の仕上げ磨きはどれくらいの強さで磨けばいいの?磨き残ししないポイントは?
子供の仕上げ磨きの強さは歯ブラシで計量器を押して150g~200gの強さです。
これは歯ブラシの毛先が広がらない程度の強さです。
私が歯医者さんで教えていただいた強さは、小鳥を撫でるような感じでと仰っていました。
このような力加減で小刻みに歯ブラシを動かします。
平らな毛先を歯に平らにあてて弱めの力で小刻みに動かすということです。
歯と歯の間はもちろん、歯と歯茎の境目もちゃんと磨いてくださいね。
また、一度に磨くのは1本~2本ずつで、一箇所につき20回以上小刻みに動かします。
歯垢は取り除きにくいので丁寧に磨きましょう。
特に磨き残しが多い部分は上の前歯、奥歯上下左右4本、ママの利き手側の犬歯です。
ママの利き手側は、自分の歯も磨き残しが多いというので意識してみてくださいね。
子供は仕上げ磨きがあまり好きではありません。
力をいれすぎたり、歯茎のみや唇と歯茎を結ぶ筋を磨いてしまったりしないように気を付けましょう。
また、飽きやすいのでお話をしたりして子供も気を紛らせる工夫もしてくださいね。
子供用のプラークチェッカー(歯垢染色液)もあるので磨き残しが気になるママは使ってみてください。
歯磨きとプラークチェッカーが同時にできるタイプが手間がかからずおすすめです。
子どもの歯ブラシはやわらかめとふつうはどっちがいい?のまとめ
子どもの歯ブラシはやわらかめとふつうはどっちがいいの?ということについて見てきました。
最後にポイントをおさらいしておきますね!
- 子どもの歯ブラシは、「ふつう」のかたさが磨きやすいです。
- 子ども用歯ブラシを選ぶポイントは、「毛先が平ら」「ヘッドが小さい」「子どもが気に入るデザインのもの」です。
- 柄が曲がるタイプの歯ブラシは、「喉に突き刺さりにくい」「力加減を調節しやすい」ように作られています。
- 柄が曲がるタイプの歯ブラシは、少し高価で仕上げ磨きをするには頼りないかもしれませんが、子どもの安全対策には一度使ってみても良いかもしれません。