結婚式におけるナプキンの正しい使い方は、「乾杯後にナプキンを二つ折りにして膝の上に置き、口元や手を拭くときは内側を使う」のが基本です。
席を離れるときはナプキンを椅子の上に、食事が終わったら軽くたたんでテーブルに置きます。
意外と知られていないマナーですが、これさえ押さえておけば、結婚式でもスマートに振る舞えますよ。
結婚式に呼ばれたときって、服装や挨拶にはしっかり気をつける人が多いですよね。
スーツやドレスを選んだり、言葉遣いに注意したりと、外見や立ち振る舞いは万全に整えるけれど、意外と見落としがちなのがテーブルマナー。
特に、ナプキンの使い方については「なんとなくこうだろう」と自己流で済ませてしまっている人も少なくありません。
でも、こうした細かい部分こそ、周囲からしっかり見られているものなんです。
せっかくきちんとした装いをしていても、ナプキンの扱い方ひとつで「ちょっと残念だな」と思われてしまったらもったいないですよね。
しかも、自分ではちゃんとできているつもりでも、実は正式なマナーから外れてしまっていることもあるから要注意。
今回は、そんなうっかりミスを防ぐために、結婚式で恥をかかないためのナプキンの基本的な使い方や、ついやってしまいがちなNG行動について、わかりやすく丁寧にご紹介していきます。
これを読んでおけば、どんな場面でも安心して振る舞えるようになりますよ!
【結婚式マナー】ナプキンを広げるタイミングと正しい置き方とは?
結婚式におけるナプキンの使い方には、思った以上に繊細なルールが隠れています。
食事のマナーは、第一印象を大きく左右するもののひとつ。
ナプキンを広げるタイミングを間違えるだけで、周囲からの見られ方も変わってしまうかもしれません。
この記事では、ナプキンを広げるべき絶妙なタイミングと、膝に置く際のスマートな方法について、より詳しく丁寧にご紹介していきます。
せっかくの晴れやかな席だからこそ、細かいマナーまでしっかり押さえて、自信を持って振る舞いたいものですね。
結婚式のナプキンは乾杯後に広げるのが正解!
席についてすぐにナプキンを手に取るのは、実は早すぎるんです。
まだゲスト同士の挨拶が交わされていたり、式場のスタッフが料理の準備を整えていたりと、周囲の人もまだ完全には食事モードに入っていない段階。
そんな中でナプキンを広げてしまうと、ちょっと浮いてしまうことにもなりかねません。
せっかくの華やかな雰囲気も、慌ただしい動きで壊してしまうことにもつながってしまいます。
ナプキンは、乾杯のあとのタイミングで、自然な流れの中でそっと膝に置くのが正しいマナーです。
乾杯が終わると、会場全体に一体感が生まれ、ようやく正式に食事がスタートする合図となります。
その流れに合わせてナプキンを取り扱えば、スムーズに見えてとてもスマートな印象を与えることができるでしょう。
慌てず、タイミングを見計らってさりげなく動くことで、大人の余裕や落ち着いた雰囲気も自然と醸し出せるはずです。
ナプキンは二つ折りで膝に!正しい置き方のコツ
ナプキンは、全部を大きく広げる必要はありません。
フォーマルな場では、半分にきれいに折りたたんで使うのが一般的なルールとなっています。
二つ折りにしたら、折り目を自分側にして膝の上に置くのが基本。
この折り目があることで、食事中に口元や指先を拭きたいときにも、ナプキンの内側だけを使うことができるので、とても便利なんです。
このとき、ピシッと完璧に折り目を整える必要はありませんが、だらしなく広げたり、ぐしゃっと置いたりするのはNG。
きちんとたたんでおくだけで、食事中も自然な所作ができるようになり、見た目にも清潔感があふれます。
ナプキンは食事中、基本的には膝の上に静かに置いておき、必要なときにだけそっと使う。
このちょっとした心がけを意識するだけで、自然と上品な立ち居振る舞いができるようになります。
ナプキンをうまく使いこなして、より一層エレガントな印象を演出しましょう。
【結婚式の食事マナー】ナプキンの正しい使い方を覚えよう
食事中のナプキンマナー|口元や手を拭くときはさりげなく
食事をしているとき、ソースやドレッシングが口元についたり、指先が少し汚れてしまったりすることって、誰にでもよくありますよね。
そんなときに慌てて手でぬぐったり、大げさな動作でハンカチやティッシュを探し回ったりすると、せっかくの優雅な雰囲気が台無しになってしまうことも。
だからこそ、ナプキンを上手に使うことがとても大切なんです。
ナプキンは、目立たないように軽く持ち上げて、内側を使ってそっと拭き取るのが正解。
わざとらしく大きな動きをするのではなく、あくまでも控えめに、自然な動作を心がけましょう。
ナプキンを大きく広げたり、バサバサと音を立てて使ったりすると、かえって周囲の視線を集めてしまい、場の雰囲気を壊してしまうかもしれません。
上品な振る舞いを演出するためにも、ナプキンの扱いには少しだけ気を配り、スマートに使いこなせるようになりたいですね。
ナプキンで拭くときは「内側」を使うのがスマート
ナプキンを使って口元や指先を拭くときには、必ず内側を使うことを意識しましょう。
外側で拭いてしまうと、汚れが目立ってしまい、周囲にだらしない印象を与えてしまうことになりかねません。
一方、内側で拭けば、ナプキンの表面をきれいな状態に保てるので、清潔感を最後までキープすることができます。
また、食事が進むにつれてナプキンの汚れが増えていくことを防ぐためにも、内側をうまく使い分ける工夫が大切です。
こうした細かい配慮ができると、「この人、きちんとマナーをわきまえているな」という好印象を周囲に与えることができるでしょう。
結婚式のような特別なフォーマルな場だからこそ、ナプキンの扱い一つにも大人の余裕や品格をにじませたいですね。
席を外すとき・食事後のナプキンマナー【結婚式編】
席を離れるときのナプキンの置き方|椅子の上が正解!
食事の途中でトイレに行きたくなったり、ちょっとした用事で一時的に席を離れることって、結婚式のような長時間にわたる場ではよくあることですよね。
そんなとき、「ナプキンってどうすればいいの?」と迷ってしまった経験はありませんか?実は、ナプキンは軽くたたんで、自分が座っていた椅子の上にそっと置いておくのが正式なマナーとされています。
ついついテーブルの端に置きたくなってしまいますが、それをしてしまうと、周囲に「食事はもう終わりました」というサインを送ってしまうことになり、進行中の式の雰囲気を乱してしまう可能性もあります。
まだ食事が続いている場合は、必ずナプキンを椅子の上に置くようにしましょう。
また、無造作に丸めて置くのではなく、軽くきれいにたたんでおくことで、周囲への配慮も感じられます。
ふわっと自然に整えておくだけでも、あなたの所作がぐっと上品に見えるはずですよ。
食事が終わったらナプキンはどうする?自然にまとめてテーブルへ
すべてのコース料理が運ばれ、デザートまできちんといただいたら、いよいよ食事の締めくくりです。
このとき、ナプキンはどう扱うのが正解なのでしょうか?食事が終わったら、ナプキンを軽くたたんでテーブルの上に置くのがマナーです。
ここで気をつけたいのは、きれいに折りたたみすぎないこと。
ぴしっと畳んでしまうと、「料理が口に合わなかった」という意味に受け取られてしまう場合があるので、注意が必要です。
あくまで“自然に使ったまま”の感覚で、軽く折りたたみ、ふわっとテーブルの上に置くのが理想的な置き方です。
このさりげない振る舞いが、あなたの気遣いやスマートさをしっかりと周囲に伝えてくれます。
最後までリラックスした雰囲気を保ちながら、エレガントに食事を終えられるよう、ナプキンの扱いにもぜひこだわってみてくださいね。
結婚式でよくあるナプキンマナーの失敗例とNG行動
ナプキンの使い方は簡単そうに見えて、実はちょっとした油断でやってしまいがちなNG行動がたくさんあります。
たとえば、席に着いた直後にナプキンを広げるのは、結婚式の進行に合わせるべきマナーを無視してしまうことになり、ちょっとフライング気味。
周りがまだ乾杯前の準備をしている中でナプキンを広げると、落ち着きのない印象を与えてしまうかもしれません。
また、ナプキンを首元に挟んだり、洋服の前に大きく広げたりするのもNGです。
ビュッフェやカジュアルな場面ならまだ許されるかもしれませんが、フォーマルな結婚式では絶対に避けたい行動です。
さらに、ナプキンでテーブルを拭いたり、うっかり食べ物をこぼしたからといってナプキンで掃除を始めてしまうのも、しっかりとしたマナー違反になります。
ナプキンはあくまで自分の口元や手を清潔に保つためのものであり、テーブルを拭くためのものではないんです。
この使い方を間違えると、周囲から「マナーを知らない人」と見なされてしまう可能性も。
ついやってしまいそうな行動だからこそ、事前にしっかりと正しいマナーを確認しておくことがとても大切です。
自信を持って結婚式に参加できるよう、ナプキンの使い方もしっかりマスターしておきましょう。
【まとめ】結婚式で恥をかかないためにナプキンマナーをマスターしよう
結婚式は、家族や友人、大切な人たちが集まるとても華やかで楽しい場ですが、その一方で、普段以上にマナーが重視される特別な時間でもあります。
ナプキンの使い方ひとつを取っても、あなたの所作や細やかな気遣いが自然と周囲に伝わってしまうもの。
意外と見られているからこそ、普段以上に丁寧な振る舞いを心がけたいですね。
小さなことに気を配ることで、周囲に安心感や好印象を与えることができ、より場の雰囲気を和やかにすることにもつながります。
ちょっとした気配りを忘れず、余裕を持ってスマートに振る舞えると、とても素敵に映りますよ。
この記事で紹介したマナーをしっかり押さえておけば、きっと次の結婚式では自信を持ってテーブルマナーを楽しめるはず。
ぜひ、華やかな席であなたらしい品のある振る舞いを披露してくださいね。