包丁の刃先が気になって研いだのに、なんだかさっきより切れ味が悪くなっている気がする!
と、困っている方は、包丁を研ぎすぎたことが原因かもしれません。
毎日使う包丁は、残念ながら切れ味が落ちない包丁は存在しません。
そのため、刃先を研いで良い切れ味を保つことは、毎日使用する上で重要なのです!
大切な包丁の正しい手入れの方法を知って、切れ味を保ってずっと料理ができたら嬉しいですよね。
では、どうして包丁の切れ味は悪くなってしまうのでしょうか?
包丁を研ぎすぎると切れ味が悪くなる原因は?研ぐ角度は?
多いのは、最初はよく切れていたのにだんだん切れ味が悪くなっている失敗談です。
両刃の包丁は、どちらか片方のみが上手に研いであっても、両方きちんと研いでなければ切れ味がすぐに悪くなってしまいます。
「両方の刃を時間をかけて研いだのに!」とお困りの方は、角度が原因かもしれません。
では、考えられる原因を詳しくご説明していきます。
包丁を研いだ後に切れなくなる原因は?
前述にもあったように、両刃の包丁はどちらもしっかりと研いでいないことが原因だと考えられます。
他には、砥石が滑って固定されていないために、十分に研いでいない可能性があります。
包丁の刃先を押さえて砥石全体を使って、ゆっくり引きながら研いでみましょう。
また、砥石自体が使いすぎると斜めに歪んでくるので、稀ですが、砥石に原因がある方もいるかもしれません。
YouTubeを参考に包丁を研いでみたり、自信がない方はプロに頼んでみることもいいですよ!
近所のスーパーやショッピングモールでは、最近無料で包丁を研いでくれる専門の方が出店している光景もよく見かけます。
家族でお出かけがてら利用するのもいいと思うので、お出かけの際には事前に情報を収集しておくことをおすすめします。
包丁を研ぐ時の正しい方法について
砥石に対して、包丁の刃先を15度の角度で当てて、グッと力を入れながら押していきます。
そして、力を入れずに戻す、これを何回か繰り返していくだけです!
往復をして力を入れることはせずに、押すときだけ力を入れることがコツです。
砥石の他に用意するものは、水道水のみなのでとてもお手軽にできます。
包丁を研いでいると、黒っぽい汚れが出てくるので、滑り止めがわりとして下に汚れてもいいタオルを敷くと安心ですよ。
洋服も万が一汚れても大丈夫なものに着替えておきましょう。
包丁を研いだらしっかりと水で洗い流して、乾燥をさせたら完了です!
包丁が切れないときは一時的にアルミホイルで研いでみよう!
料理の最中に食材を切っていたら切れ味が悪くなっていることに気づき、「でも砥石を出すのも面倒だな。」という経験ってよくありますよね。
そんな時には、アルミホイルを使用して一時的に刃先の切れ味を取り戻すことが出来ます。
母が料理の途中でアルミホイルを切っているところを見た時には、「なんでアルミホイル?」と子供の頃は思っていましたね。
どこの家庭でも置いてあるアルミホイルを使えば、時短で使い終わったらすぐに捨てられるので、料理中でも場所をとりません。
このおすすめの研ぎ方を、詳しくご紹介していきます。
アルミホイルを使った包丁の研ぎ方
包丁の切れ味が悪いなと感じたら、砥石(といし)を購入することなく、まずは家庭にある「アルミホイル」を使って、包丁を研いでみましょう。
用意をするものは、アルミホイルと包丁のみで大丈夫です。
まず、アルミホイルを約30センチに切って、三つ折りをします。
折ったアルミホイルを向こう側から手前に引くイメージで、何回か往復させて擦ります。
この時に砥石を使った時と同じく、往復をして力を入れることはせず、押すときだけ力を入れることを意識してくださいね。
アルミホイルに含まれているアルミニウムが、包丁の細かい傷の中に入り込んでくれることでアルミが包丁の刃先と一体化し、修正をしてくれます。
再度アルミニウムで研いでみたら、切れ味が良くなったということはあるあるなので、おすすめです!
アルミホイル以外の代用品ってあるの?
砥石もない、アルミホイルも切らせていたという方は、瀬戸ものやセラミック製の食器の裏を使えば包丁を研ぐことができますよ!
食器の裏側のザラザラした部分を使い砥石で研ぐ時と同じ方法で使用すれば、刃先をきれいにできます。
研磨剤の役割を果たしてくれる食器なら、どこの家庭でもありますよね。
他には、サンドペーパーや新聞紙も代用品として包丁を研ぐことができます。
ただ、
- サンドペーパーは目の細かいものでないと効果が出にくい
- 新聞紙は文字が多くなるべく黒い面を探す必要がある
現代ペーパーレスがうたわれているので、新聞紙もスマホやパソコンで見る人が多く、家庭にない家も増えてきています。
このような背景を考慮すると、瀬戸ものやセラミック製の食器を代用することが1番手軽でしょう。
包丁を研いだら切れなくなったらもう寿命?のまとめ
包丁を研いだのに、切れ味が悪くなったとお困りの方へ、参考になっていたら嬉しいです。
毎日切れ味の良い包丁を保つためには、包丁を研ぐことが大切なので、これをいい機会に正しい包丁の研ぎ方を身に付けたいですよね。
毎日愛用している包丁を大切に使って、ぜひご家族に美味しい料理を作ってあげてほしいと思います。