小さな子どもがいると、ちょっとした出来事で
「自分の育て方が悪いのかな?」
「愛情不足なのかな?」
など悩みますよね。
私も現在、9歳と4歳の男の子を育てていますが、日々
「本当にこれで良かったのかな?」
「もっと関わってあげた方が良かったのかな?」
と毎日試行錯誤です。
そんな悩めるママのために、どうしたら思いやりのある子に育つのかと言うと。
1番は「親がお手本になって、思いやりのある行動をする」ということです。
思いやりのある子の特徴は?優しい男の子に育てる方法は?
保育園や幼稚園に通い始めて、お友達との関りが増えて微笑ましい一方で、起こり得るのがお友達とのトラブルです。
お友達を叩いてしまったり、おもちゃを取ってしまったり、家では見られない姿に動揺してしまうママも多いと思います。
「自分の愛情不足なのかな?」
「何かストレスがあるのかな?」
と心配になりますよね。
思いやりがあるってどういうこと?思いやりのある子の特徴は?
では、はたして「思いやりがある」って、具体的にはどういうことなのでしょうか?
思いやりがあるというのは、
- 相手の気持ちが分かる
- 色々な気持ちを知っている
- お礼を言える
- 笑顔で愛想が良い
- 親切をしても見返りを求めない
- 困っている人を助けることができる
小さな子どもの場合、まだまだ思いやりを築いていく段階です。
お友達とのトラブルを経験してこそ、思いやりの気持ちを築いていくことができるというわけです。
思いやりのある男の子に育てるために親ができることは?
そして、思いやりのある優しい男の子に育てるために、一緒に過ごす時間が長いママやパパにできることがあります。
それは「親が思いやりのある行動をする」つまり、お手本を見せてあげるということです。
例えば、
- 電車で高齢者に席を譲ってあげる
- 落とし物を拾って届ける
- 困って良そうな人に声をかける
私自身、独身の頃には困っていそうな人を見かけても声をかけることはできませんでした。
しかし、不思議なことに子どもが生まれてからそういった人を見かけると声をかけるようになったのです。
特に妊婦さんにはバスや電車で席を譲ったり、歩き辛そうな高齢者や迷子らしい子どもに声をかけることが増えました。
そうした親の姿を見ることで「どんな人にも親切にする」という思いやりを子どもは学んでいくそうです。
さらに、親がお手本を見せる以外にも思いやりのある子どもに育てる方法があります。
思いやりのある子どもに育てる方法①親子の絆を深める
子どもの心を育てるには、「親子の絆」がとっても重要です。
一緒に遊んだり、ご飯を食べたり、出来事を話したり、簡単なことで良いんです。
ついつい
「ちょっと待って!」
「ふ~ん。」
「後で聞くね。」
となっていませんか?
思いやりのある子どもに育てる方法②前向きな言葉で話す
忙しい時には、つい「早くしなさい!」と言ってしまいますが。
「早くしようね。」と前向きに話すことも思いやりのある子どもに育てる方法です。
相手に親しみをもってもらえるように話すことがポイントなんです。
これは、今すぐ私も実践せねば…です。
思いやりのある子どもに育てる方法③言葉で伝える
子どもがお手伝いをしてくれた時などは、きちんと
「ありがとう」
「助かったよ!」
きちんと目を見て言葉で伝えましょう。
そうすることで、相手はどんな気持ちになるかを想像できるようになります。
我が家の次男も最近お手紙をよく書いてくれます。
まだまだ上手に書けないひらがなと可愛らしい似顔絵なのですが、いつも大げさに
「ありがとう!」
「めっちゃじょうずやん!」
と家族で伝えています。
思いやりのある子どもに育てる方法④褒める
子どもが良いことをしたり、頑張った時は褒めてあげましょう。
褒めることで「これは良いことなんだ!」と子どもは学び、良いことを繰り返しできるようになります。
そして、自分以外の誰かを褒めるようになっていきます。
思いやりのある子どもに育てる方法⑤読み聞かせ
実は絵本の読み聞かせは、子どもの思いやりを育むためにピッタリなんです。
子どもは話を聞きながら主人公と同じ気持ちになることができます。
その結果、喜びや悲しみなどの感情を学ぶことができるのです。
また、親子の絆も深まる時間になるのでおススメです。
我が子も絵本の読み聞かせが大好き!
毎月、幼稚園から持って帰ってくる絵本は寝る前の読み聞かせの定番なんです。
思いやりのある子どもに育てる方法⑥叱り方に気をつける
子どもを叱る時には、
- 悪い事
- 悪い人
「そんな悪いことをする人なのね!」と、子どもの人格を否定するような叱り方を続けると、子どもは人に優しくできなくなってしまうんです。
叱る時は叱る原因になった「悪い事」に絞って叱りましょう。
また、どうして悪い事をしてしまったのかを冷静に聞いてあげましょう。
そう「冷静に」です。
また、叱ることはあっても決して手を出してはいけません。
手を出してしまうと「嫌なことがあったら手を出せばいい。」という発想を子どもが学んでしまいます。
思いやりのある子どもに育てる方法⑦植物やペットのお世話をする
植物やペットのお世話をするのも一つです。
植物やペットは人と会話をすることはできません。
ですが、言葉が通じなくてもお世話をすることで相手が必要としていることを想像・理解できていきます。
植物やペットも同じ「命」です。
命を大切に育ててお世話をすることで、思いやりの心を育むことができるのです。
優しい子の親の特徴は?親に認められたいと思う子どもの心とは
では、優しい子に育てる「親」にはどのような特徴があるのかというと、やはり「親が思いやりのある行動をする」ということなんです。
そして、その相手が「夫婦同士」であることが1番なのです。
子どもはよく親の背中を見ています。
そんな両親が思いやりを持ち合っていると、子どもも優しい子に育つと思いませんか?
1番身近にいる相手だからこそ、思いやりを持ち合うこと大切なんです。
他にも優しい子の「親」の特徴には次の5つが挙げられます。
優しい子の親の特徴①明るく笑顔
明るく笑顔で子どもと接することで、自然と子どもも笑顔になるものです。
もちろん、親も人なので無理に笑顔を作る必要はないと思います。
ですが、ふと自分は笑顔かどうかを考える時間を作ってみるのも良いかもしれません。
優しい子の親の特徴②褒める
優しい子の親は、子どもを良く褒めます。
大人からしたら普通のことでも
- 早く起きられたね
- 上手に書けたね
- 自分でトイレに行けたね
その結果、「もっと頑張ろう!」と思えたり、人にも優しくすることができます。
子どもの心の成長には「親に認めてもらうこと」が大切
子どもは誰でも「親に認められたい」という欲求をもっています。
それを否定されてしまうと「自分は良いと思ったのに…。」「自分がダメなのかな…。」と思ってしまうんです。
さらに、その経験が積み重なると自分の気持ちや自分自身に自信がもてなくなり、心の成長が上手くできなくなってしまいます。
体も順番に成長していくように、心も順番に成長していきます。
心の成長には、親に認めてもらう事がとっても大切。
子どもの「できた!」には親が「褒める!」を意識してみてくださいね。
優しい子の親の特徴③安心感を与える
子どもが困った時にいつでも相談できる安心感を与えることも大切です。
「今、忙しいから後でね…。」と言ってしまうと「僕の話を聞いてもらえない。」と相談したくてもしてくれなくなっていきます。
ママはいつまでも子どもに安心感を感じてもらえる存在でありたいですね。
優しい子の親の特徴④共感する
そして、「共感する」ことも大切です。
子どもが相談した時に、大人の意見を押し付けるのではなく、
「子どもの言いたいことは何だろう?」
と考えて、「そうだよね!」と共感してあげましょう。
優しい子の親の特徴⑤子どもの考えを尊重する
共感した後など、子どもの考えを尊重するのも一つです。
「親の考えが1番」と押し付けて育ててしまうと、子どもは自分の考えをもつのが怖くなったり、考えをもてなくなっていくんです。
子どもがのびのびと自分らしく生きていくためにも、子どもの意見は尊重してあげるように心がけてくださいね。
思いやりのある子で男の子の育て方のまとめ
小さな子どもを育てていると本当に毎日悩んで自分が嫌になる時もあります。
でも、優しく思いやりのある子どもに育てるには、まずママやパパが思いやりを持ち合って、お手本になることだと分かりました。
その上で、子どもとの時間をしっかり向き合うこと!
簡単なようで難しく、難しいようで簡単ではないでしょうか。
「子育て」は「親育て」とも言います。
まずは、夫婦関係・親子関係を見直してみるのも良いのではないでしょうか。