産後の肥立ちの概念は海外でもある?仕事復帰が早いのはなぜ?

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日本に住んでいると、どうしても日本のことしか知らないことが多いです。

日本と海外では、産休や育休の制度自体も全く違います。

そもそも、日本では産後よく聞くのが産後の肥立ちです。

でも結論からお伝えをすると、海外では産後の肥立ちなんてありません。

日本ってそんなに手厚いの?と思う海外の方も多いようです。

仕事復帰が早いのも、保障制度が日本とは違うからです。

生活のために、早く復帰をする選択肢しかない…というご家庭も多いのです。

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海外の産後の過ごし方は?安静にしないで動くのがいいの?

海外の産後の過ごし方って、気になりますよね。

安静にしないで動くのがいいのでしょうか?

実は海外は、日本と真逆の過ごし方をしている国が多いです。

私自身も、気になって調べてみたことがあります。

日本にいると当たり前ですが、日本のことが基準になりますよね。

固定概念ではないですが、これが当たり前…と思ってしまうことって多いです。

産後の過ごし方についても、日本は産後の肥立ちが気にされています。

ママも赤ちゃんも、最低でも産後1ヶ月は安静にするべき!と言われますよね。

外出なども、1ヶ月健診が無事に終わってからにすることがほとんどです。

家でも、最低限の家事と育児だけして、基本はゆっくり過ごしますよね。

旦那さんのサポートが難しければ、里帰り出産という選択肢もあるわけです。

海外では産後どのように過ごしているの?

でも海外だと、産後はゆっくり過ごすというのはありえないようです。

もちろん、産後1ヶ月はできるだけ安静に…というのは変わりません。

だからと言って、ほぼ寝たきり状態で過ごすという方はいないようです。

基本的には家事もいつもと変わらずこなしながら、育児を行うスタイルですね。

海外では、夫が産休をとるのも当たり前になっているので、2人で家事や育児をこなします。

生後数日の赤ちゃんですら、1日15分ぐらいは日光浴をさせた方がいい!と言われていますよ。

確かに散歩に行くことは、気分転換にもなりますよね。

でも自分もそうでしたが、産後数日ってそんな状態ではなかったなと思います。

そもそも、傷口が痛くて動けなかったので、海外ってすごいですよね。

海外では産後何日で退院する?帝王切開の場合は?

海外は出産時、産院にいるのも長くて3日、帝王切開でも同じだそうです。

赤ちゃんやママの体調が優れなければ、延長されることもあるようです。

でも、基本的には産後数日ですぐに退院!という感じですね。

私自身、帝王切開だったので1週間入院をしていました。

産後数日なんて、痛くて歩くのもやっとだったのを今でも覚えています。

海外での産休の保障は?社会復帰が早いのは本当?

海外では、産休の保障についても日本とは違います。

生活のためにすぐに社会復帰しないといけない…というのも現状です。

そう思うと、日本は手厚い方なのかなと感じます。

海外在住の方は、日本に産休や育休制度をうらやましく感じる方が多いと聞いたことがあります。

でもこのような違いがあると、そう思うのも無理ないですね。

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海外の産後の仕事復帰事情は?厳しい労働条件が生む現象!

海外の産後の仕事復帰事情ってどうなのでしょうか?

厳しい労働条件によって、大変な思いをしているご家庭も多いようです。

海外と言っても、国によって違いますよね。

アメリカで産休制度がある州は非常に少ない

例えばアメリカの場合だと、そもそも産休制度がある州が限られています。

州や特別区は50ほどあるものの、産休制度があるのはたった1桁の州です。

個人的には、産休制度ってあるものが当たり前だと思っていました。

そのため、この現状を聞いただけでも驚きです。

産休制度がある州でも、無給で3ヶ月という保証です。

これは、3ヶ月仕事を休んでも解雇されないだけであって、経済的な保障もないようですね。

有給産休制度は2つあって、どちらも使ったとしても、3ヶ月…ということに。

アメリカの産休制度の仕組み①取得できる期間と支給額

詳しく解説すると、1つ目は出産予定日の4週間前から、産後6週間まで取得できます。

この期間は給料の約55%が支給されます。

会社によっては、残りの45パーセントもカバーしてくれるところもありますが、なかなか厳しいですよね。

申請してすぐに保険がおりるわけではないので、本当にいろいろ考えないといけないわけです。

アメリカの産休制度の仕組み②更に休みたい場合は有給家族休暇を使う

2つ目は有給家族休暇というもので、だいたいの人がこの2つをつなげて使っているのが現状です。

6週間までは休暇を取得できますが、それ以上の期間休みたい場合は、また別の手続きが必要に。

手続きだけでも大変なので、病欠にするとか有給を使う方が多いと聞きました。

そう考えると、産後すぐに働き始めるというのも、納得ですよね。

アメリカで産後すぐに働く女性が多い理由

最低でも産後は3ヶ月以内に復帰しないと、解雇になってしまうわけです。

そもそも、産休中が無給になるなら、生活も厳しくなりますよね。

傷害保険を使っても、通常の半分の給料しか出ないとなると、厳しすぎます。

そのため、海外では産休に入るのもギリギリなのに、産後すぐに働く人が多いというわけです。

日本人でも、海外在住で「妊娠」・「出産」・「育児」をしている方はたくさんいますよね。

日本の制度を知っていたら尚更、うらやましく思うことも多いのではないでしょうか?

産後約1年産休を取っているというのは、海外からすると驚かれることのようです。

アメリカはちなみに、保育料だけでも10万をこえてくるようです。

子育てをしているご家庭にとっては、痛い出費も多くなるのですね。

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里帰り出産は日本だけって本当?他にもある日本の常識で海外の非常識

出産事情は日本と海外では大きく違います。

日本では、出産前後実家に帰る「里帰り出産」をする人がいます。

ママがゆっくり体を休めるように、産前産後は実家の手を借りようというのが里帰り出産の目的です。

この里帰り出産ですが、実は日本特有のものなのです。

海外の人は里帰り出産に対して、

「なぜ数ヶ月も実家に帰るの?夫に会いたくならないの?」
「二人の子どもなのに毎日顔を見たくないの?」

とかなり疑問に思うようです。

他にも日本と海外での出産事情の違いがあるのでご紹介します。

日本と海外での出産事情の違い①欧米では無痛分娩が主流

無痛分娩は北米やヨーロッパを中心に主流になっています。

日本でも増えてきてはいますが、まだまだ普通分娩や帝王切開での出産が多いです。

無痛分娩ですぐに退院するのがアメリカやイギリスの出産方法です。

日本では、普通分娩や帝王切開で出産した後数日間入院し、その間授乳方法や育児の相談などを助産師から教えてもらう人が大半です。

日本と海外での出産事情の違い②オーストラリアやニュージーランドではミッドワイフがいる

ミッドワイフというのは、日本でいう助産師の役割を持つ人です。

このミッドワイフは、妊娠初期から産後1ヶ月ほど色々な相談に乗ったりケアしてくれたりする存在です。

日本では助産師に相談できるのは産院や保健センターなどですが、ミッドワイフは妊婦の住んでいるところの近所に登録している人から選び出されます。

ご近所ですぐに相談できる人がいるのは、とても心強いですね。

日本と海外での出産事情の違い③韓国は産後ケアホテルがある

日本では産前産後を実家でゆっくり過ごす里帰り出産がありますが、韓国では産後調理院という産後ケアホテルを利用する人が増えています。

看護師などから授乳の仕方や新生児との過ごし方について支援してもらったり、ママがリラックスして体を回復できるように過ごせる施設です。

食事やアメニティなどがホテルのように充実しているところもあります。

日本と海外では出産事情が全く違うのはおもしろいですね!

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産後の肥立ちの概念は海外でもある?のまとめ

産後の肥立ちって、妊娠中からよく聞く言葉ですよね。

日本では、産後最低でも1ヶ月は安静にするというのが当たり前です。

私自身も、妊婦さんはそのような過ごし方をするのが一般的なのだと思っていました。

でも海外では、日本のような制度もなければ、過ごし方も全く違います。

産後ゆっくり過ごすなんて、ありえないようですね。

調べてみないと、知らないことってたくさんありますよね。

女性は妊娠中から出産、産後の子育てまで、本当に辛いこともたくさんあります。

どんな国でも同じぐらい、手厚いサポートが受けられる世の中になってほしいですね。