産後に安静しないと更年期が悪化?医学的根拠と体験談で徹底解説

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「産後一ヶ月は布団から出たらダメよ」そんなふうに、昔から言い伝えのように語り継がれている言葉、あなたもどこかで聞いたことがあるかもしれません。

私自身、出産前に母から何度も言われました。

最初は半信半疑でしたし、現代の便利な暮らしの中でそこまで気にする必要あるのかなって思っていたんです。

でも、ふとした瞬間に思い出すんです。

体がだるくて重たい日、理由のわからない不調が続いたとき、「あのとき、ちゃんと休めていなかったかもしれない」と。

「産後に無理をすると、更年期がつらくなるよ」という話、なんとなく聞いたことがあるけれど、それが本当なのか?

それとも昔の人の感覚的なものなのか、不安になりますよね。

医学的に明確な根拠は今のところ見つかっていないものの、産後の体は思っている以上に繊細で、回復には時間もサポートも必要です。

今回はこのテーマにそっと寄り添いながら、「休むこと」に罪悪感を感じてしまうママたちにこそ読んでほしい、そんなお話をしていきます。

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  1. 産後に無理すると更年期に影響があるって本当なの?
    1. 昔から言われている「産後の無理は後年に響く」という言葉
    2. 医学的には「明確な因果関係は確認されていない」
    3. そもそも「更年期障害」とはどういうもの?
    4. 産後の体とホルモンの激変を、軽く見てはいけない
    5. 「動けてしまう」が一番こわい産後の落とし穴
    6. だからこそ、「休むこと」は未来への投資
  2. 「産後の肥立ち」と「更年期の症状」はつながるの?
    1. 「産後の肥立ちが悪い」とはどういう状態?
    2. 回復の遅れが、その後の生活に影響することも
    3. ホルモンの波を乗り越えるには「今」が大切
  3. 産後安静で体力回復のためにできること!してはダメなこと!
    1. できること①:とにかく、しっかり休もう
    2. できること②:体に負担のない範囲で産褥体操
    3. できること③:栄養をしっかりとる。 食事は「義務」じゃなく「回復の手段」
    4. できること④:気持ちをラクにする時間をつくる
    5. してはダメ①:無理に体を動かさないで
    6. してはダメ②:立ちっぱなし・抱っこのしすぎも注意
    7. してはダメ③:睡眠を削ってまで頑張らない
    8. してはダメ④:すべてを一人で抱え込まない
  4. 高齢出産だと産後の肥立ちが悪くなる?おかれている環境の要因も!
    1. 「年齢のせいかも」と思ってしまう、その気持ちに寄り添いたい
    2. 医学的にはどう?ホルモンと年齢の関係
    3. 年齢以上に影響する「環境」と「孤立」
    4. 無理は禁物。「がんばる」は休んでからでいい
    5. 未来の自分のために、「今の体調」を甘く見ないで
  5. 産後安静にしなかったら更年期障害がひどくなる!?のまとめ

産後に無理すると更年期に影響があるって本当なの?

昔から言われている「産後の無理は後年に響く」という言葉

「産後に体を大事にしないと、年を取ってから大変になるよ」

そんなふうに、母や祖母の世代から何度も繰り返されてきた言葉があります。

特に、「更年期がつらくなる」という話は、どこか神話のように語られることも多く、

「とにかく産後は動いちゃだめ」
「水に触れたらだめ」

とまで言われる地域もあったほどです。

でも、今は時代も医療も大きく変わりました。

家電も便利になったし、衛生環境も整っていて、かつてのような過酷な家事労働は減りました。

では、この“言い伝え”はもう気にしなくていいのでしょうか?

医学的には「明確な因果関係は確認されていない」

現時点では、「産後に無理をすると更年期障害が悪化する」ということについて、明確な医学的根拠は示されていません。

厚生労働省や日本産婦人科医会などの公的な医療機関でも、直接的な因果関係を断定している資料は存在していません。

とはいえ、これは「気にしなくていい」という話ではありません。

医学的にまだ証明されていないだけで、体験談ベースでは「そう感じた」という声も少なくないのです。

そして、産後の回復が不十分な状態が続くと、後年の体力や免疫力、ホルモンバランスに間接的な影響を及ぼす可能性は、ゼロとは言い切れないのです。

そもそも「更年期障害」とはどういうもの?

更年期障害とは、閉経を挟んだ前後10年ほどの間に起こる、女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少によって生じるさまざまな心身の不調のことです。

代表的な症状には、

  • ホットフラッシュ(のぼせ・発汗)
  • イライラ
  • 不眠
  • 動悸
  • うつ状態
  • 倦怠感
などがあり、重い人では日常生活に支障をきたすほどになることもあります。

ただし、症状の出方や重さには個人差があり、「まったく気にならなかった」という人もいれば、「寝込むほどつらかった」という人もいます。

こればかりは、

  • 年齢や生活習慣
  • 体質
  • メンタルの状態
など、さまざまな要素が複雑に絡み合っているため、「こうすれば絶対ならない」という予防法が確立されているわけではありません。

産後の体とホルモンの激変を、軽く見てはいけない

出産というのは、ホルモンバランスが劇的に変化するタイミングでもあります。

妊娠中に分泌されていたホルモンが急激に減少し、産後の身体はその変化に戸惑っています。

そこに育児の負担、睡眠不足、栄養の偏り、家事や人間関係のストレスなどが重なると、心身の回復はさらに遅れてしまいます。

この「回復できないまま蓄積されるストレスや不調」が、数年、数十年後の自分の健康にどこまで影響するかは、正直誰にもわかりません。

でも、だからこそ、今のうちにできることがあるなら、自分の未来のために少しでも体をいたわってあげてほしいんです。

「動けてしまう」が一番こわい産後の落とし穴

産後の体って、本当はボロボロなのに、ある日ふと「動けてしまう」瞬間が来るんですよね。

これが実は危ない。

「今日調子いいかも」と思って掃除したり買い物したり無理をすると、翌日にドッと疲れが出て寝込んだり、悪露がぶり返したりすることがあります。

それでも「自分が頑張らなきゃ」と思ってまた無理を重ねてしまうと、回復はどんどん遅れていきます。

そして、そうやって蓄積された疲れやダメージは、数年後、あるいは更年期に差しかかったころに、ふいにあらわれることがあるかもしれません。

だからこそ、「休むこと」は未来への投資

誰だって、産後すぐの赤ちゃんとの暮らしは大変です。

上の子がいたり、頼れる人がいなかったり、自分の時間なんてほとんどない日々が続きますよね。

でも、そんな中でも「休もうとする意識」だけは、どうか持っていてください。

赤ちゃんが寝たら一緒に寝る、食事は手を抜いても栄養のあるものを選ぶ、家事は後回しにしても誰も怒りません。

あなたが元気でいることが、家族みんなの安心につながるからです。

そして、「休んだぶんだけ自分に返ってくる」と思ってください。

それは明日かもしれないし、5年後かもしれない。

でも、自分を大切にした記憶は、きっと未来の自分をラクにしてくれます。

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「産後の肥立ち」と「更年期の症状」はつながるの?

「産後の肥立ちが悪い」とはどういう状態?

「産後の肥立ちが悪い」って、聞いたことはあっても、いざ言葉の意味を説明しようとすると、ちょっと曖昧に感じませんか?

私も最初は「なんとなく体調が悪いってこと?」くらいのイメージしかありませんでした。

でも、産後を実際に経験してみて、その意味がじわじわとわかってきた気がするんです。

医学的には、出産から数週間~100日ほど経っても、体調が元に戻らなかったり、不調が続いたりする状態を「産後の肥立ちが悪い」と表現することがあります。

  • 発熱が続く
  • 悪露が長引く
  • 貧血
  • 乳腺炎
  • 傷の痛みが治らない
  • メンタルの落ち込みが激しい
など、症状は人によってバラバラです。

「産んだのに、ちっとも元気にならない」
「体も心も回復しないまま、日常が始まってしまった」

そんな感覚を覚える人も少なくありません。

回復の遅れが、その後の生活に影響することも

体調が思うように戻らないと、睡眠不足や家事育児の負担がダイレクトにのしかかってきます。

そして、そんな状況に身を置き続けると、自律神経のバランスも崩れやすくなっていきます。

これが慢性疲労や免疫力の低下、心の不調にまで広がっていくと、何年も続く体調不良に悩まされる人もいます。

このような「産後の回復の遅れ」が、そのまま数年後、更年期にさしかかったときに、「今度はあのときの不調がぶり返したのかも」と感じる人がいるのは、ある意味自然なことなのかもしれません。

もちろん、科学的に「産後の肥立ちが悪い=更年期がつらくなる」と決定づけられているわけではありません。

けれど、出産という人生最大級のライフイベントで、

  • きちんと休めなかった
  • ケアが足りなかった
という積み重ねが、後になって何かしらの形で表れることは、十分ありえる話だと思うのです。

ホルモンの波を乗り越えるには「今」が大切

更年期もまた、大きなホルモン変動の時期です。

ちょうど、産後と同じように

「体の声がうまく聞き取れなくなる」
「感情の起伏が激しくなる」

そんな症状が出る人も多いです。

だからこそ、「産後」と「更年期」はまったく別の出来事ではなく、どこかでつながっているような感覚があるのかもしれません。

どちらの時期にも共通して言えるのは、「頑張りすぎると、回復が追いつかない」ということです。

産後に体と心をしっかり休めておくことは、更年期を少しでもラクに乗り越えるための“種まき”のようなもの。

今のあなたが、自分をどれだけ労わってあげられるか。

それが、10年後のあなたを支える小さな力になってくれるかもしれません。

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産後安静で体力回復のためにできること!してはダメなこと!

出産って本当に命がけ。

生まれてきてくれた赤ちゃんのことを最優先にしたい気持ち、わかります。

でもね、「自分の体の声」に耳を澄ませることも、すごく大事なんです。

産後のママの体は、見た目では元気そうに見えても、内側ではものすごい変化と戦っています。

子宮は縮もうと頑張り、ホルモンはガタガタと波を打ち、筋肉も内臓も元に戻ろうと必死です。

だからこそ、回復のためには「安静」が必要。

だけど、「安静にするって、具体的にどういうこと?」って思う人も多いはず。

ここでは、体力回復のためにできること、そして避けてほしいことを、ひとつずつ見ていきましょう。

できること①:とにかく、しっかり休もう

「そんなの当たり前じゃん」って思われるかもしれないけれど、これが意外と難しいんです。

赤ちゃんのお世話は24時間体制。

おむつ替え、授乳、夜泣き…終わりがない毎日。

しかも上の子がいたり、家事も気になったりすると、なかなか横になれない。

だけどね、だからこそ「赤ちゃんが寝てるときは一緒に寝る」をルールにしてほしい。

料理も洗濯も、今だけは手を抜いていい。

インスタントでもレトルトでも、冷凍食品だって十分。

あなたの体を回復させることが、赤ちゃんにとっても一番の安心になります。

できること②:体に負担のない範囲で産褥体操

「体を動かすなんてムリムリ」と思うかもしれないけれど、産褥体操は“ガチな運動”じゃありません。

寝たままできる、ごくやさしい動きがメインです。

たとえば

  • 足首を回す
  • 膝を立てて左右に倒す
  • 呼吸を整える
  • 肛門をきゅっと締める
これだけでも血流が良くなり、子宮の回復やむくみの改善につながるんです。

もちろん体調が悪いときは無理しないことが前提。

少しでもできそうなときに、気持ちいいと感じる範囲で始めてみてくださいね。

できること③:栄養をしっかりとる。 食事は「義務」じゃなく「回復の手段」

産後は体も心もクタクタで、「食欲がない」「作る気力がない」そんな日もありますよね。

私も、レトルトのおかゆで泣きながらごはんを食べた日があります。

でも、ほんの少しでもいいから「たんぱく質」と「野菜」を意識してみてください。

卵や豆腐、ヨーグルト、納豆など、火を使わずに食べられるものもたくさんあります。

食べることは、自分の体を修復するための“手当て”だと思ってください。

水分も忘れずに。

授乳中は特に、脱水気味になりやすいです。

白湯や麦茶でこまめに体を潤してくださいね。

できること④:気持ちをラクにする時間をつくる

産後って、なにかと心が不安定になります。

「こんなはずじゃなかった」
「泣きたくなるほどつらい」
「誰もわかってくれない」

そんな感情があふれてくるのは、ホルモンの変化のせいでもあります。

だから、「自分だけが弱い」なんて思わないでください。

ときには赤ちゃんを抱っこしたまま、涙が止まらなくなることだってある。

そんなときは、心が「もう限界だよ」って教えてくれているサイン。

ほんの5分でいい。

好きな音楽を聴いたり、外の空気を吸ったり、おいしいものをひと口食べたり。

自分を取り戻すための時間を、意識的につくってみてください。

してはダメ①:無理に体を動かさないで

体力が戻っていないうちに、重い荷物を運んだり、階段を何度も往復したりするのはNGです。

「動けるから大丈夫」じゃなく、「休むべきときに休めてるか」が大事。

悪露が増えたり、出血がぶり返したりしたら、それは体からの警告です。

体のサインを見逃さないであげてくださいね。

してはダメ②:立ちっぱなし・抱っこのしすぎも注意

赤ちゃんの抱っこは、嬉しい時間でもありながら、腰や肩に負担がかかります。

ずっと立ちっぱなしでいると、想像以上に疲労が蓄積します。

抱っこ紐も上手に使って、時にはソファに座ってゆっくり体を休めながら、無理のない範囲で育児を続けましょう。

してはダメ③:睡眠を削ってまで頑張らない

夜中の授乳で細切れ睡眠になりがちな産後ですが、なるべく「寝られるときに寝る」ことを優先してください。

スマホをつい見てしまう気持ちもわかるけれど、ブルーライトで目が覚めるとさらに眠りが浅くなります。

部屋を暗くして、横になって、目を閉じるだけでもOK。

体はしっかり休めています。

してはダメ④:すべてを一人で抱え込まない

「私がやらなきゃ」と思い込んでしまう優しいママほど、知らず知らずのうちに無理をしてしまいます。

でも、お願いすることは決して“甘え”じゃありません。

あなたの体と心を守るための“戦略”です。

パートナー、実家、友人、産後ケアサービス、誰か一人でもいいから頼れる人を見つけてください。

産後に「助けて」って言える力は、育児の中でもっとも尊いスキルです。

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高齢出産だと産後の肥立ちが悪くなる?おかれている環境の要因も!

「年齢のせいかも」と思ってしまう、その気持ちに寄り添いたい

35歳をすぎると「高齢出産」と呼ばれますよね。

この言葉だけで、なんだか“体力がない”とか“回復しづらい”とか、ネガティブな印象を持たれてしまうことがあって、正直ちょっとつらくなることもあります。

でも、年齢だけがすべてではないんです。

たしかに、体の回復力は年齢とともに変化していくもの。

でも、それは「悪いこと」ではなくて「そういう変化がある」というだけのこと。

もっと言えば、あなたがこれまでたくさん頑張って生きてきた証です。

出産を迎えられたこと、それだけで本当に素晴らしいことなんですよ。

医学的にはどう?ホルモンと年齢の関係

年齢と出産の関係について、医学的に見ても確かに「高齢出産は産後の回復に時間がかかる傾向がある」とされています。

これは、妊娠中から分泌されていたホルモン(特にエストロゲンやプロゲステロン)の急激な変化に、年齢を重ねた体が適応しづらくなっているからとも言われています。

さらに、30代後半からは、閉経に向けて徐々に女性ホルモンが減っていく「プレ更年期」と重なる人もいます。

これが、産後の不調や回復の遅れと重なることで、「肥立ちが悪い」と感じるケースがあるのです。

ただし、これはあくまで“傾向”であって、“絶対”ではありません。

若くても産後の肥立ちが悪い人もいれば、40代でもスムーズに回復する人だってたくさんいます。

だからこそ、数字だけを気にしすぎないでほしいんです。

年齢以上に影響する「環境」と「孤立」

高齢出産で体がしんどいのは、年齢だけが原因ではなく、

「頼れる人が少ない」
「周囲が忙しくて手を借りられない」

など、環境的な要因が大きく関係していることもあります。

とくに、

  • 親が高齢で手を借りづらかったり
  • パートナーの仕事が多忙だったり
  • 上の子が小さくて手がかかったり
といった状態だと、体力の消耗だけでなく、心のエネルギーも削られていきます。

「私しかいない」「全部やらなきゃ」と思って無理を続けると、体も心も悲鳴をあげてしまいます。

年齢に関係なく、サポートの有無が産後の回復に与える影響はとても大きいんです。

無理は禁物。「がんばる」は休んでからでいい

高齢出産に限らず、産後は「今までの自分」と比べすぎてしまいがちです。

「前はもっと動けたのに」
「みんなやってるのに私だけできないのかな」

そんなふうに、無意識のうちに“自分責め”をしてしまうこと、ありませんか?

でも本当は、今のあなたは誰よりも頑張ってるんです。

命を生み出して、育てようとしている、それだけで十分に価値があります。

だから、もし体調がすぐれないなら、どうか遠慮せずに周囲の人を頼ってください。

  • ファミリーサポート
  • 家事代行
  • 訪問助産師
  • 宅配サービス
頼れるものはどんどん使っていいんです。

今だけじゃありません。

この先10年、20年を元気に生きていくための「産後の貯金」だと思ってください。

未来の自分のために、「今の体調」を甘く見ないで

  • プレ更年期
  • 産後のホルモンバランスの乱れ
  • 体力の落ち込み

これらが重なったとき、なんともいえない体調不良に悩まされることがあります。

「病院に行くほどでもないけど、なんかずっと不調」

「体が重くて、何をしてもすっきりしない」

それは年齢や出産に関係なく、女性なら誰にでも起こりうるものです。

そんなときこそ、「ちゃんと休もう」と自分に許可を出してあげてください。

頑張り続けるよりも、しっかり立ち止まって、自分のペースで歩き出す方が、ずっと長く健やかでいられます。

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産後安静にしなかったら更年期障害がひどくなる!?のまとめ

「産後に無理をすると、更年期にしわ寄せが来る」

この言葉、どこかで聞いたことがある人も多いと思います。

たしかに昔からよく言われてきたし、実際に体験談として語る人もいます。

でも、医学的に見れば、今のところ明確な因果関係は確認されていません。

だけどそれは、「気にしなくていい」という意味ではありません。

産後の回復が不十分なまま日々を過ごし、その負担を抱え続けてしまった結果、何年後かに心身の不調として表れてしまうことは、まったく不思議なことではないからです。

だからこそ私は、あなたに伝えたい。

「今のあなたが、自分自身を大切にすることは、未来のあなたを大切にすることにつながるんです」と。

出産を乗り越えたばかりのあなたは、すでにとても強い人です。

だからこそ、「もうひと頑張り」と気を張ってしまう気持ちもわかるけれど、頑張る前に、どうかひと呼吸おいてください。

休むことは、甘えじゃない。

助けを求めることは、逃げじゃない。

「安静にする」という選択は、あなた自身と、あなたを必要としている赤ちゃんのための優しさです。

更年期がどうなるかなんて、正直、今の私たちにはわかりません。

でも、わからないからこそ、今できることを少しずつやっておくことは、未来の自分へのお守りになります。

どうか、あなたの体と心が健やかに回復していきますように。

無理をせず、自分をゆっくり取り戻していけますように。

それが、何よりの「産後の備え」になると私は信じています。