
学校からお子さんが「視力検査の結果」の紙を持って帰ってきて
「えっ、あんなに良かった数値が下がっている……」
と、ショックを受けるお母さんや、お父さんも多いのではないでしょうか。
そんなとき、真っ先に頭に浮かぶのが「やっぱりゲームのせいかな?」という不安かもしれません。
もちろん、ゲームのやり方が目に負担をかけている可能性はあるけれど、実は検査の数値が下がったからといって、すぐに「ゲームがすべての犯人」と決めつけない方が良かったりもします。
この記事では、数値が下がる本当の理由や、お家でまず確認したいこと。
そして病院に行くべきかどうかの目安を、お隣さんに相談するような感覚でやさしくお伝えしていきますね。
視力検査の数値が下がったときに考えられる理由
学校で行われる視力検査の結果というものは、実はちょっとしたことで変動しやすいものなんですよ。
まずは、「なぜ今回、この数値が出たのかな?」と、落ち着いて理由を探ってみることから始めてみましょう。
検査当日の体調やコンディションによる影響
実は、視力検査の結果というのは、その日の体調や環境に大きく左右されることもあるんです。
例えば、前日に夜更かしをして寝不足だったり、風邪気味で体がだるかったりすると、目のピントを合わせる力が一時的に弱まってしまうことがあります。
また、目が乾いていたり、検査の直前までスマホやタブレットをじっと見ていたりした場合も、一時的に視力が落ちたような数値が出ることがあるんですね。
だから、一度の検査結果だけで「もう一生このままかも」と悲観しすぎないでくださいね。
まずは、検査を受けた日の前後に、お子さんに「疲れが溜まっていなかったか」を思い出してもらって聞いてみてください。
ゲームによる一時的な目の疲れと見えにくさ
ゲームそのものが直接的に視力を悪くしていくって言うよりは、ゲームをするときの「環境」が目に負担をかけていることがよくあります。
具体的には、
- 画面をじっと見続けることでまばたきが減って、目がひどく乾燥してしまったり
- 集中しすぎて画面との距離がどんどん近くなってしまったり
また、休憩なしで長時間続けたり薄暗い場所で遊んだりする習慣が重なると、目の筋肉がコリ固まって「一時的に見えにくい状態」を作ってしまうんですね。
これが検査のタイミングと重なると、本当の視力よりも低い数値が出てしまう原因になるんですよね。
ゲーム以外でお子さんの視力に影響を与える要因
お子さんの視力が下がると「ゲームを買い与えたのが失敗だったかな」と、自分を責めてしまう親御さんもいらっしゃるけれど、実は原因は他にもたくさん考えられます。
今の時代、お子さんの周りにはゲーム以外にも、目を酷使する場面が意外と多いんです。
成長に伴う学習環境や生活スタイルの変化
お子さんの学年が上がっていくと、学校での勉強の時間だとか家での読書の時間は増えていきますよね。
最近では、授業でタブレットを毎日使うことも当たり前になってきました。
近くのものを見続ける時間は、ゲームだけではなく勉強や読書でも同じように増えているんですよ。
こんな風に、生活全体で「近くを見る時間」が長くなっていることが、視力に影響を与えている可能性も十分にあります。
ゲームだけを禁止しても、他の原因を見逃していると、「ゲームはやめたけど視力の回復に繋がらない」こともあるから、注意が必要ですね。
日常生活の中での目の酷使と環境の影響
日々の何気ない生活習慣が、少しずつ目に影響を与えていることもありますよ。
例えば、最近は外で元気に遊ぶ機会が減って、遠くの景色を眺める時間が少なくなっていないでしょうか。
また、リビングで宿題をするときの姿勢が猫背になっていたり、エアコンの風が直接目に当たって乾燥しやすくなっていたりするのも、目に負担をかける要因になります。
こうした日常の小さな積み重ねが、検査の数値に現れてくることもあるんですね。
ゲームが原因かを見極めるための家庭での対処法
「結局、ゲームが原因なの?それとも他にあるの?」と、モヤモヤしたまま過ごすのは辛いですよね。
そんなときは、いきなり「今日からゲーム禁止!」と厳しいルールを作る前に、まずは1週間から2週間でいいので、お家で以下の3つのことを試してみてください。
これだけで、本当の原因が見えてくることがありますよ。
短期間のルール改善による様子見
まずは、ゲームを完全にやめるのではなくて、ゲームのやり方に「目にやさしいルール」を取り入れてみましょう。
- 30分やったら1回遠くを見る休憩を挟む
- 画面から30センチ以上離す
- 部屋の明かりをしっかりつける
これらを意識して過ごしてみて、お子さんが「なんだか最近、目がスッキリしてきたよ」って言うようであれば、
「やはりこれまでの遊び方が目に負担をかけていたんだな」
そう判断する材料になります。
日常生活での見え方の変化を記録する
検査の結果という「数字」だけを見るのではなくて、お子さんの日常生活での「見え方」を観察して、ちょこっとメモに残してみてください。
例えば、
- 夕方になるとテレビを観るときに目を細めているな
- 宿題のあとは目がしょぼしょぼしているみたい
もし「黒板の字が見えにくいのは午前中だけ?」みたいに、見えにくいタイミングに偏りがあるなら、それは疲れ目が原因かもしれません。
こうした具体的な情報は、もし眼科を受診することになったときに先生に説明がつわりやすくなってとても効果的ですよ。
リラックスした状態での視力チェック
学校の検査は、慣れない環境や緊張感のせいで、うまく答えられないこともあります。
お家でリラックスしているときに、カレンダーの文字や壁の時計などがいつもと同じ距離からしっかり見えているか、ふんわり確認してみてくださいね。
このとき、あまり厳しく「これは何て書いてある?」と問い詰めるとお子さんも緊張したりてんぱってしまいます。
なので、遊びの延長で「あそこの数字、読めるかな?」と、優しく聞いてあげるのがコツですよ。
視力低下の不安からやってしまいがちな注意点
お子さんのためを思っての行動でも、良かれと思ってやったことが逆効果になってしまうこともあります。
特にお母さんやお父さんが焦りすぎてしまうと、お子さんのストレスに繋がってしまって。
結果として問題が複雑になってしまうこともあるから、以下の2点には気をつけてみてくださいね。
無理なゲーム禁止による親子関係の悪化
視力の低下を気にするあまりに、いきなり「明日からゲームは全部没収!」と極端な対応をするのは、あまりおすすめできません。
急に楽しみを奪われると、お子さんはショックを受けます。
それに、親に内緒で隠れて暗い場所でこっそりゲームを始めてしまう……
そんな、一番目に悪い状況を作ってしまうことにもなりかねません。
まずは「どうすれば目を守りながら楽しく遊べるか」を、一緒に話し合う姿勢を大切にしてくださいね。
検査の数値だけに振り回されない心の持ち方
検査の結果が「B」や「C」だったからといって、すぐに「うちの子の視力、もうダメだ」と落ち込む必要はありませんよ。
大切なのは結果そのものよりも、
- 日常で不便を感じていないか
- 目が痛んだり頭痛がしたりしていないか
数値はあくまで「一度検査を受けたときの状態での結果」として受け止めて、まずは落ち着いて「今のお子さんの様子」を見守ってあげてくださいね。
眼科を受診するタイミングと判断基準
「様子を見ましょうと言われても、やっぱり心配……」というとき、どのタイミングで眼科へ行くべきか迷いますよね。
基本的には、お家での対策を1週間から2週間ほど続けても状況が変わらない場合がひとつの目安になるけれど、他にもいくつかチェックしてほしいポイントがあります。
早めに専門医へ相談したほうが良いケース
次のような様子が見られるときには、疲れ目みたいな一時的なものではない可能性もあるから、早めに眼科を受診してプロの意見を聞くのが安心ですよ。
- 黒板の字が見えなくて、授業に集中できないと言っている
- 目を細めて見ることが増えて、よく目をこすっている
- 頭痛や肩こり、目の奥の痛みを訴えるようになった
- 片方の目だけが極端に見えにくい様子がある
- 短い期間で、ガクンと数値が落ちてしまった
しばらく家庭で様子を見ても大丈夫なケース
一方で、以下のような場合には、すぐに慌てて受診しなくても、少しの間様子を見ても大丈夫なことが多いですよ。
- 日常生活で「見えにくい」と困っている様子が全くない
- 検査の日の前日に、たまたまひどい寝不足だった
- 体調が悪かった心当たりがある
まとめ
学校の視力検査で数値が下がると、つい「ゲームのせいだ」とイライラしたり、心配になったりしてしまいますよね。
でも、検査の数値は体調や目の疲れ具合で変わることもありますよ。
まずは1週間から2週間ほど、ゲームのやり方や姿勢を整える「目にやさしい時間」を作ってみることで、お子さんの変化を観察してみてくださいね。
それでも不安が消えないときや、お子さんが生活で困っているときには、眼科の先生に相談して安心を取りに行きましょう。
親御さんがゆったりとした気持ちでいることが、お子さんの目を守る第一歩になりますよ。
今回のテーマである「暗い場所でのゲームと視力の関係」について、全体像を詳しく知りたい方は、こちらのまとめ記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
