
休日になるとゲームから離れない子供を見て、「このままでいいのかな」と不安になっていませんか?
「またゲームしてるの?」と声をかけるたびにケンカになって、でも取り上げるのも可哀想で…(そんな自分に疲れている方、きっと多いはずです)。
どうすれば子供が自分からゲームをやめてくれるのか。
どこまで許してあげればいいのか。
正解がわからなくてモヤモヤしている方に向けて、この記事では具体的な方法をわかりやすくお伝えします。
休日の子供のゲームは「ルールを親子で決める」が結論!
焦らなくて大丈夫です。
子供がゲームにハマるのは、あなたの育て方が間違っているわけでも、ゲームが悪いわけでもありません。
ゲームはそもそも「ハマるように作られている」もの。
大人だって夢中になるんですから、子供が止まれないのは自然なことなんです。
大切なのは「ゲームを悪者にして取り上げる」のではなく、親子で一緒にルールを決めること。
これが、専門家が一致してすすめる方法です。
親が一方的に「今日からゲームは1時間!」と宣言したルールより、子供が「自分で決めた」と思えるルールのほうが、ずっと守られやすいのです。
なぜ休日の子供のゲーム長時間プレイが問題になるのか?
「みんなやってるし、うちだけ厳しくしなくても」という気持ち、よくわかります。
でも、長時間のゲームが習慣になると、少し心配なことも出てきます。
まずは現状と、長時間プレイが続いたときのリスクを整理しておきましょう。
休日は特にゲーム時間が急増しやすい
ベネッセの調査では、休日に5時間以上ゲームをする子供の割合は14%にのぼり、平日の1%から一気に増加することがわかっています。
「平日ガマンしてきた分を取り返そう」という心理が働くため、休日は特に長時間プレイになりやすいのです。
また、ゲームは「平日は禁止、休日にまとめて楽しむ」という家庭でも、その休日のプレイ時間が気づけば半日を超えていた…というケースが珍しくありません。
長時間プレイで学力への影響が出る可能性がある
国立教育政策研究所の調査によると、1日のゲーム時間が長くなるほど学力調査の正答率が下がる傾向が見られます。
1日4時間以上プレイしている子供とほとんどしない子供とでは、国語で約20ポイント、算数でも約20ポイントの差があるとされています。
もちろんゲームだけが原因とは言い切れませんが、1日1時間以上のプレイが続くと、勉強や他の活動への意欲が下がる可能性があることは意識しておきたいところです。
一方で、30分〜1時間程度であれば学力との大きな差は見られないというデータもあるため、「完全に禁止」より「時間を決める」ほうが現実的です。
生活リズムが崩れると連鎖的にダメになる
夜遅くまでゲームを続けると、睡眠不足になり朝起きられなくなります。
朝食を食べずに学校へ行けば、授業中に集中力が続かず、帰ってきたらまたゲームで夜更かし…という悪循環になりがちです。
特に休日はこの崩れ方が大きく、「休日だけは夜更かしOK」が翌週の平日の生活リズムにまで影響することも少なくありません。
「ゲーム障害」という概念も頭に入れておきたい
WHO(世界保健機関)は「ゲーム障害」を国際疾病分類のひとつとして認定しています。
ゲームをする時間や頻度を自分でコントロールできなくなり、日常生活に支障が出る状態が12か月以上続く場合がこれにあたるとされています(症状が重い場合や子供はそれ以下でも該当することがあります)。
ただし、「ゲーム時間が長い=ゲーム障害」ではありません。
ゲームが好きな子供がすぐに病気というわけではないので、あくまで「こういうリスクもある」という知識として持っておく程度で大丈夫です。
休日に子供のゲーム長時間を防ぐ!5つの具体的な方法
それでは実際に、どんな対策が効果的なのかを紹介します。
「全部一気にやろう」とは思わなくて大丈夫。
できそうなものから、一つずつ試してみてください。
① 子供と一緒に「ゲームのルール」を決める
まず大前提として、ルールは親が一方的に決めないこと。
「平日は30分、休日は2時間まで」などの時間を、子供と話し合いながら決めましょう。
「なんでそのルールにしたの?」と子供が自分の言葉で説明できるくらい、納得して決めることが大事です。
自分で決めたことは守ろうとする気持ちが生まれますし、破ったときも「あなたが決めたルールだよね」と穏やかに話せます。
ルールを決めたら、紙に書いてリビングに貼っておくと効果的。
「ゲームをやめなさい」と言う代わりに「ルール表に何て書いてある?」と聞けば、親子でケンカになりにくくなります。
うちも最初は紙に書いたルールを3日で無視されました(笑)。
でも子供自身に書かせて、子供が選んだシールで貼り付けてもらったら、今度は自分で気にするようになって。
少しずつ変わっていくものだなと実感しました。
② タイマーや見守り機能を上手に使う
「あと5分だけ!」が続いて終わらない…というのは、ゲームあるあるですよね。
そこで活躍するのがタイマーや、ゲーム機・スマートフォンの見守り機能です。
残り5分でアラームを鳴らしたり、設定した時間になったら自動でゲームが終了する機能を使えば、「親対子供」の対立にならず、機械が止めてくれる形になります。(「機械が言ってるんだからしょうがない」という雰囲気にできると、意外とスムーズにいくこともありますよ)
Nintendo Switchには「みまもり Switch」というアプリがあり、スマートフォンから子供のプレイ時間を設定・管理できます。
スマートフォンのゲームは端末のペアレンタルコントロール機能が使えます。
機械の力を借りるのは手抜きでも何でもなく、賢いやり方です。
③ ゲームの前に「やることリスト」を済ませる仕組みを作る
「宿題が終わったらゲームOK」というルールはよく聞きますが、それをもう少し具体化するのがおすすめです。
- 宿題や自主勉強を終わらせる
- お風呂に入る
- お手伝いをひとつする
こうした「やることリスト」を作り、全部終わったらシールを貼って、シールが揃ったらゲームOKにするという仕組みを作ると、子供自身が「先にやることを済ませよう」と動き始めます。
ゲームがご褒美になることで、むしろモチベーションアップにもつながりますよ。
④ 親も一緒にゲームをしてみる
「ゲームばかりしないで!」と言い続けるより、たまには一緒にやってみるのも一つの手です。
子供が好きなゲームの世界を少し知るだけで、「このキャラクターどこが好きなの?」「ここのステージ難しそうだね」という会話ができるようになります。
親がゲームに興味を持ってくれていると感じると、子供はルールも受け入れやすくなると言われています。
また、一緒にプレイすることで「今どのくらい進んでるの?」などと話しかけやすくなり、ゲームの世界に没頭しすぎることを自然と防ぐことにもつながります。
最初は乗り気じゃなかったんですが、一緒にやってみたら意外と楽しくて(笑)。
子供がすごく嬉しそうにルールを教えてくれて、それ以来ゲームの話を自分からしてくれるようになりました。
⑤ 午前中はゲーム以外の時間と決める
「何時からゲームOK」という時間帯ルールを作るのも効果的です。
「午前中は勉強・外遊び・お手伝いの時間。
ゲームは午後から」と決めると、生活リズムが崩れにくくなります。
また、ゲームをしていい時間帯を「夕食前まで」と区切れば、夜遅くまで続けることも防げます。
平日ゲームができない分を休日の午前中から一気にやろうとするパターンを防ぐためにも、「午前中はゲームなし」というルールはかなり効果的です。
やってしまいがちだが逆効果なNG対応3選
気持ちはわかるのですが、やりがちで逆効果になってしまう対応も知っておきましょう。
① 突然ゲームを取り上げる・電源を切る
ゲームにはセーブポイントがあり、途中で強制終了されるとデータが消えてしまう場合があります。
突然取り上げたり電源を切ったりすると、子供は「裏切られた」と感じ、反発が一層強くなることも。
まずは「あと5分で終わりにしようね」という予告の声かけから始めましょう。
② 「ゲームは悪いもの」として全否定する
ゲームには、集中力・問題解決能力・仲間と協力する力など、意外と多くのメリットがあります。
頭ごなしに「ゲームは悪い」と言うと、親の言葉そのものを信じなくなってしまうこともあります。
「ゲームは楽しいよね。でも時間の使い方を一緒に考えよう」というスタンスのほうが、子供には伝わりやすいです。
③ 毎回感情的に怒鳴り続ける
「また言ってる」と子供に思われてしまうと、声かけ自体に効果がなくなります。
感情的に怒鳴るより、ルールに基づいた冷静な声かけのほうが、長期的には効果があります。(とはいえ、疲れているときは感情的になりますよね。そんな日もある、くらいの気持ちで)
休日の子供のゲーム長時間問題のまとめ
改めてポイントを整理します。
休日に子供がゲームを長時間プレイすることを防ぐには、「禁止・取り上げ」より「ルールを親子で一緒に決めること」が何より大切です。
- 子供と話し合いながらゲームのルールを決め、紙に書いて貼る
- タイマーや見守り機能を活用して「機械に任せる」部分を作る
- ゲームの前にやることリストを済ませる仕組みを作る
- たまには一緒にゲームをして子供の世界を知る
- 午前中はゲーム以外の時間と決めて生活リズムを守る
すべてを一度に完璧にやろうとしなくて大丈夫。
まず一つ試してみて、うまくいかなければ少し変えてみる。
それを繰り返すうちに、我が家のちょうどいいルールが見つかります。
うちは何度かルールを変えながら、今は「夕食後30分だけ」に落ち着きました。
最初から完璧を目指さなくていい、と気づいてから気持ちがずいぶんラクになりましたよ。
ゲームをめぐって毎日バトルしている今が、しんどいですよね。
でも、これだけ子供のことを考えているあなたは、すでに十分いい親です。
「取り上げればよかった」でも「もっと自由にさせればよかった」でもなく、子供と一緒に考えながら決めていく。
そのプロセス自体が、実はとても大切な親子の時間になっていたりします。
休日のゲームルール決め、今週末ちょっとだけ試してみませんか。
子供が「自分で決めたから守ろう」と思える瞬間が、きっとやってきます。
最後に、暗い部屋でのゲーム全体の考え方や、ほかの対策(明るさ、休憩、距離、姿勢など)もまとめて確認したいときは、全体のまとめ記事も一緒に読んでおくと整理しやすいですよ。
⇒暗いところでゲームはダメ?明るさ・距離・時間のルール作り
