仕事や学校が忙しくてもリクガメは飼える?世話しきれるか不安な人が後悔しないための考え方

リクガメって、かわいいんだけど。

かわいいほど「私の生活で本当に面倒みれるのかな」って不安になりますよね。

先に結論を言うと、仕事や学校があってもリクガメを飼っている人は多いです。

ただし「忙しくても回る暮らし方」と「忙しさがそのまま負担になる暮らし方」があって、そこを最初に分けて考えると気持ちがかなり楽になりますよ。

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仕事や学校があってもリクガメは世話しきれるのか?

仕事や学校があると「毎日つきっきりが無理だから飼えないかも」って思いがちですよね。

でも、リクガメは犬や猫みたいにずっと構い続けないと成り立たないタイプではないんですね。

大事なのは、長時間いっしょにいることよりも、温度や光や水みたいな「生活の土台」が毎日ちゃんと回ることです。

毎日つきっきりで世話をする必要はない

毎日やることは、実はかなり「定型作業」に寄っています。

たとえば朝に照明をつけて、温度と湿度を見て、ごはんと水を整えて、動きやうんちを軽く確認する。

この流れが回るだけで、初心者さんでもグッと安心しやすいです。

ここで大事なのは「時間の長さ」より「毎日の型」ですよ。

忙しい日は、豪華なことをしなくてもいいんです。

土台さえ崩れなければ、リクガメ側はけっこう淡々と生きてくれます。

生活リズムが安定している人ほど相性がいい

実は、毎日だいたい同じ時間に家を出て、だいたい同じ時間に帰る人ほど相性がいいです。

理由はシンプルで、照明の点灯時間やごはんの時間を固定しやすいからなんですね。

逆に

「毎日帰宅時間が読めない」
「日によって家にいる時間がバラバラ」

という場合は、気合いでカバーするより、設備でカバーしたほうが続きやすいです。

ここは根性論にしないほうが、あとで自分が助かりますよ。

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なぜ「世話しきれるか」が心配になるのか

この不安って、あなたが弱いわけじゃないです。

むしろ「命を迎える重さ」をちゃんと感じているからこそ出てくる感情なんですね。

そのうえで、心配の正体を分解すると、だいたい次の3つにまとまります。

毎日たくさん時間を取らなきゃいけないと思っている

ペットって聞くと、どうしても「ずっと相手してあげないと」ってイメージが混ざりやすいですよね。

でもリクガメの場合は、いちばん大事なのが環境の安定です。

つまり「一緒にいる時間」じゃなくて「安心して過ごせる部屋を毎日用意できるか」が軸になります。

留守中に何かあったらどうしようと考えてしまう

日中いない時間が長いほど「見ていない間に弱ったらどうしよう」って想像が膨らみますよね。

この不安の根っこは、リクガメが自分で体温を作れないので、温度がズレると体調に影響が出やすいところにあります。

だからこそ、留守中は「温度が勝手に安定する仕組み」を作っておくのが、安心の近道になります。

途中で面倒に感じてしまうのが怖い

これ、責任感がある人ほど刺さります。

最初は頑張れても、忙しい時期が重なると「今日だけでいいから何もしないで寝たい」って日も来ますよね。

そのときに気持ちだけで回そうとすると、しんどくなりやすいです。

だから「疲れていても最低限が回る仕組み」を先に作っておくと、後悔しにくくなるんですね。

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忙しい人でも続けやすくする考え方と工夫

ここからは「忙しい前提」で考えていきますね。

気合いは、続くときもあるけど続かない日もあるので。

続く前提を仕組みに置くと、ほんとに楽になりますよ。

毎日の世話を「最低限」で考えてみる

最低限って、冷たく聞こえるかもだけど。

リクガメにとっては「最低限=毎日同じ安心」が作りやすい考え方なんですね。

たとえば、朝なら照明をつけて、温度と湿度を見て、ごはんと水を整える。

水は毎日新しいものにして、汚れていたらすぐ替える。

ごはんは朝から昼にあげるのが良いとされていて、草や葉野菜を中心に考える。

この「型」を持っているだけで、忙しい日でも迷いにくいです。

平日と休日で関わり方を分ける

平日は「回す日」で、休日は「整える日」って分けると続きやすいですよ。

平日は、毎日の型だけ守る。

休日は、いつもよりゆっくり観察したり、体重を測って記録したり、床材やシェルター周りを整える。

週1回くらいの掃除や部分的な床材交換を入れていくと、清潔さも保ちやすいです。

毎日100点を目指すより、平日60点でも週末に整えて合格点に戻す。

このほうが、気持ちが折れにくいんですね。

世話がしやすい環境を最初に整えておく

忙しい人が一番ラクになるのは、ここです。

リクガメは温度管理が命綱みたいなところがあるので、最初に「温かい場所」と「涼しい場所」を作って、勝手に移動して調整できるようにします。

たとえば日光浴できる場所は35~40℃くらい、涼しい場所は25~28℃くらいを目安にして、夜は冷えすぎないようにする。

ここで「サーモスタット」が出てくるんですけど、これは温度が上がりすぎたり下がりすぎたりしないように自動で調整してくれる仕組みです。

忙しい人ほど、ここに頼ったほうがいいです。

愛情がないんじゃなくて、事故を減らす愛情なんですよね。

さらに、温度や湿度が外出中も見られるタイプの温湿度計だと、スマホで確認できたり、異常時に通知が来たりするものもあります。

「見えない不安」を「見える安心」に変える感じで、精神的にかなり助かりますよ。

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注意点|忙しい人が後悔しやすいポイント

ここは脅したいわけじゃなくて、失敗しやすい地雷だけ先に避けておきたいんですね。

知らないまま踏むのが一番もったいないので。

家を空ける時間が極端に長い場合

平日が朝から夜遅くまでで、毎日ほとんど家にいない。

こういう生活だと「世話そのもの」より「毎日ちゃんと確認する時間が取れない」ことが問題になりやすいです。

健康な成体で環境が安定しているなら、短い留守番に耐えられるケースもあるとされています。

ただし、幼い個体や体調が不安定なときは話が別で、長めの不在は勧められないとされています。

ここは「私なら頑張れる」じゃなくて「この子の安全が保てるか」で考えてあげたいですね。

気持ちに余裕がない時期と重なるとつらくなる

就職したて、転職直後、受験や進学のタイミングみたいに、生活が揺れる時期。

忙しさに加えて心の余裕も削られやすいので、リクガメの小さな変化に気づく力が落ちやすいです。

だから「今すぐ迎えないとダメ」ってことはないんですよ。

落ち着いてから迎えるのも、ちゃんと優しさです。

「なんとなく」で飼い始めてしまうこと

「かわいい」
「癒されそう」

この気持ちは大事です。

でも、リクガメは環境の準備がかなり重要で、特に温度と光は「後からなんとかする」だとつまずきやすいです。

迎える前に、ケージの広さや温度の作り方、ライトの点灯時間、水の管理みたいな「毎日の型」を一回紙に書き出してみるといいですよ。

それで「意外と回るな」って思えたら安心材料になりますし、「ここが無理かも」が見えたら迎える前に対策できます。

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まとめ|「忙しいから無理」じゃなく「自分に合うか」で考えよう

仕事や学校があっても、リクガメを飼っている人は多いです。

大事なのは、世話にかける時間の長さより、毎日の型と環境の安定なんですね。

不安があるのは自然なので、今日の内容みたいに

「原因を分解して」
「自分に当てはめて」
「具体的な行動に落とす」

と、後悔しにくくなりますよ。

まずは、朝か夜のどちらかに「毎日の型」を寄せてみてください。

  • 照明
  • 温度確認
  • ごはん
  • 動きとうんちの確認
この流れが回るだけで、忙しさの中でも安心が増えていきます。

迷うなら、それはちゃんと向き合っている証拠です。

今じゃなくてもいいし、迎えるなら設備を味方につけるのも正解です。

無理をしない選択も、立派な選択ですよ。