
リクガメのエサを調べていると、「人工フードは良くない」「野菜が正解」みたいな強い言い方を見かけて、胸がざわつくことがありますよね。
種類も多く、成分表を見てもピンとこなくて、「これで合っているのかな」と不安になりやすいです。
先に結論を言うと、人工フードは使って大丈夫です。
ただし、人工フードを主役にせず、野菜や野草を基本にして、足りないところを助けてもらう形にすると安心しやすいんですね。
この記事では、「なぜ不安になるのか」から「どう選んでどう使うか」までを、なるべく迷子にならない順番でまとめていきますね。
なぜ「人工フードはダメかも」と感じてしまうのか
人工フードが悪者に見えてしまうのは、気持ちの問題だけではありません。
情報の見え方にも理由があるんですね。
自然じゃないものをあげていいのか不安になる
リクガメは草や葉っぱを食べる動物だと聞くと、「自然のものだけが正解」と思いがちです。
そのため、固形のフードを見た瞬間に、「これってカメの体に重くないのかな」と不安が出やすくなります。
でも人工フードは、すべてがジャンクというわけではありません。
草食寄りの原材料をベースにして、栄養バランスを考えて作られているタイプもあります。
桑の葉が主原料だったり、穀物を抑えたり、カルシウムとリンのバランスについて説明されていることが多いのは、この不安を減らすためでもあるんですね。
ネットやSNSで否定的な意見を見かける
ネットでは、どうしても強い言い方が目立ちやすいです。
「フードは楽したい人向け」みたいに書かれていると、自分が責められているような気がしてしまいますよね。
ただ、実際の記事をよく読んでいくと、「理想は野草や野菜」という話と、「現実的にはフードも助けになる」という話が同時に書かれていることが多いです。
白か黒かではなく、使い方の問題として整理されているケースがほとんどなんですね。
何を基準に選べばいいのかわからない
初心者がいちばん困るのが、ここです。
人工フードは種類が多く、粒の大きさも違いますし、成分表も小さくて、「結局どれがいいの」と迷ってしまいます。
この迷いがあると、「じゃあ野菜だけにしよう」と振り切りたくなる気持ちも出てきますよね。
でも、野菜だけの食事も意外と難しくて、種類が偏る日が続いたり、カルシウムのバランスが気になったりして、次の不安が生まれやすいです。
だからこそ、基準を小さく決めて、迷いを減らすことが大切なんですね。
初心者が知っておきたい人工フードの正しい考え方
ここからは、「どう考えれば後悔しにくいのか」を順番にほどいていきますね。
人工フードは「主役」ではなく「助っ人」
人工フードは、メインにしないほうが安心という考え方が基本としてよく出てきます。
イメージとしては、野菜や野草がごはんの土台で、人工フードは足りないところを埋める補助です。
この発想にしておくと、「フードを使った自分はダメ」という罪悪感から離れられますし、「今日は野菜が少ないから助けてもらおう」と冷静に判断できるようになりますよ。
初心者ほど人工フードは役立つ
飼い始めたばかりの頃は、エサの準備が安定しません。
忙しい日もありますし、買い物のタイミングもありますし、野草を集められない季節もありますよね。
そういうときに人工フードがあると、「何も食べない」という状態を避けやすくなります。
野菜の種類が少ない日や、食いつきが弱い日、次のエサまで間が空いてしまう日などに使えるという安心感は、とても大きいです。
ここで大事なのは、人工フードが便利だからこそ、「便利の使いどころ」を決めておくことです。
あらかじめ決めておくと、迷いが減って気持ちもラクになりますよ。
毎日使わなくてもOK
人工フードは、毎日必須ではありません。
毎日あげるかどうかで悩むよりも、「野菜や野草が薄い日だけ出番」と決めてしまうほうが続けやすいです。
特に飼い始めは張り切りすぎて完璧を目指しがちなので、「週に数回」「少量から」とハードルを下げておくと、途中で折れにくくなります。
迷ったときの使いどころ早見表
文章で読むよりも、一目で判断できたほうがラクなときもありますよね。
よく出てくる使いどころを、表で整理してみますね。
このように、「いつでもフード」ではなく、「困ったときのフード」にしておくと、後悔しにくくなります。
人工フードを使うときに気をつけたいこと
ここは失敗しやすいところなので、先回りして確認しておきますね。
うっかりやりがちなポイントほど、後から不安になりやすいです。
人工フードだけにしない
人工フードだけの食生活が長く続く形は、あまりおすすめされていません。
理由はシンプルで、食事の幅が狭くなりやすいからです。
リクガメは、同じ味に慣れると他のものを食べにくくなることもありますし、野菜や野草の食感や水分量の違いも、大切な刺激になります。
そのため、基本は野菜や野草にして、人工フードは混ぜるか添えるくらいにしておくと安心です。
食べすぎに注意する
人工フードは、食いつきが良いと書かれていることが多いです。
だからこそ、「食べるから正解」と思って量を増やしやすくなります。
増やしすぎると、結局は偏りにつながります。
最初は少なめを前提にして、「よく食べるけど今日はここまでね」という気持ちで止めてあげるほうが安心です。
水でふやかして与えるとラクなことが多い
人工フードは、水をかけて与える方法がよく紹介されています。
硬いままだと食べにくい子もいますし、ふやかすことで香りが立って、食いつきが良くなることもあります。
特に小さい個体や、粒が大きいフードを使うときは、喉に詰まらないように気をつけたいので、まずは少量をふやかして様子を見ると安心ですよ。
選ぶときは原材料とバランス表記をざっくり確認する
成分表を完璧に読もうとすると、どうしても疲れてしまいます。
なので、最低限のチェックだけにしますね。
よく触れられているのは、穀物が多すぎないか、草食寄りの原料か、カルシウムとリンの比率について言及があるかどうかです。
「草食寄り」「穀物が多すぎない」「バランスに触れている」、この三つだけでも意識すると、迷いがかなり減りますよ。
嫌がる場合は無理にあげない
リクガメにも好みがあります。
食べないときに、「体にいいはずだから」と押し切る必要はありません。
食べない場合は、フードを変える前に、ふやかし方を変えてみたり、混ぜる野菜を変えてみたり、粒の大きさが合っているかを確認したりすると、うまくいくこともあります。
それでも食べないなら、その子には合わないだけかもしれません。
別の方法で栄養の幅を作れば大丈夫ですよ。
まとめ
人工フードは使って大丈夫ですし、初心者の味方にもなります。
大切なのは、人工フードを主役にせず、野菜や野草を基本にして、足りないところを助けてもらう考え方にすることです。
野菜の種類が少ない日や、食いつきが弱い日、忙しい日など、使いどころを決めて少量から試すと、不安が残りにくくなります。
「人工フードを使ったら後悔するかも」と感じていたとしても、使い方さえ押さえておけば大丈夫ですよ。
次はリクガメ飼育の全体像を知りたいときは
⇒「はじめてのリクガメ飼育|後悔しないために最初に整理したい6つの不安」
へ戻って確認してみてくださいね。
