入社式は、新たなスタートを切る大切な日ですよね。
新しい職場での第一印象は、その後の人間関係にも影響することが多いので、服装やメイクについて「これで大丈夫かな…」と心配になるのはとても自然なことです。
私自身も、初めての入社式が近づくにつれて、
「スーツの色はこれでいいのかな?」
「髪型やメイクはどう見られるんだろう?」
と、毎日のように鏡の前でシミュレーションを繰り返していました。
特に女性は、スーツの種類やインナー、ヘアスタイルやナチュラルメイクなど、考えることがたくさんあって、どこまでが正解なのかわからなくなってしまうこともあると思います。
だからこそ、この記事ではそうした悩みを少しでも軽くできるように、入社式にふさわしい服装やメイクの選び方。
そして私や周囲の体験も交えながら、やさしく丁寧にご紹介していきます。
第一印象は、ほんの数秒で決まってしまうとも言われています。
入社式という緊張するシーンでも、落ち着いて自信を持って臨めるよう、この記事を読んで「これで大丈夫!」と安心できる準備が整えばうれしいです。
入社式の服装で女性が気をつけたいポイント
スーツの色は「黒・紺・グレー」が基本
入社式では、落ち着いた色味のスーツが一番安心できます。
黒・ネイビー・グレーなどのダーク系カラーは、誠実さや落ち着いた印象を与えてくれるので、定番中の定番。
しかも、こういった色はどんな場面でも浮きにくく、相手に安心感を与えてくれるんですよね。
私も入社式当日は黒のリクルートスーツを選びましたが、他の同期もほとんど同じようなカラーだったので「これで正解だったんだ」とホッとしたのを覚えています。
デザインに関しても、無地のシンプルなものがベスト。
ストライプなどの柄は一見おしゃれに見えるけれど、入社式というフォーマルな場面ではちょっと浮いてしまうかも。
特に、初めて顔を合わせる先輩社員や上司が多くいる場なので、見た目の印象はとても大切。
「派手に見えない」「清潔感がある」「誠実そうに見える」この3つのキーワードを意識してスーツ選びをしてみてくださいね。
スカートかパンツか迷ったら?
「入社式って、スカートスーツが基本なのかな?パンツでも大丈夫?」と悩む方も多いと思います。
実際私もすごく迷いました。
でも、最近はパンツスーツを選ぶ女性もとても増えていて、印象が悪くなることはまったくありません。
パンツスーツは動きやすく、スタイリッシュな印象を与えるので、かっこよく見られたい人にもぴったり。
私は冷え性なこともあってパンツスーツにしましたが、「シャープで仕事ができそうに見える」と上司に褒めてもらえた経験もあります。
一方で、やわらかく女性らしい雰囲気を演出したい場合にはスカートもおすすめ。
丈は膝が隠れるくらいがベストで、座ったときにも上品に見えるので安心感があります。
大切なのは「自分に似合っていて、かつ動きやすいこと」。
試着してしっくりくる方を選ぶのが一番ですね。
インナー選びで意外と差が出る
スーツの中に着るインナーって、あまり目立たないように思えるけど、実は印象を左右する意外なポイントなんです。
白のブラウスは定番中の定番で、失敗しない王道の選択肢。
だけど、その中でもデザインによって印象がガラッと変わるのがおもしろいところなんですよ。
例えば、丸襟のブラウスはやわらかく優しげな印象を与えてくれます。
フリルが少しついていると女性らしさがぐっと増しますし、逆に襟がシャープなタイプだと、知的でキリッとした印象になります。
自分のなりたいイメージに合わせて選ぶと、より自信を持って臨めますよ。
ただし、色や素材には注意が必要。
パステルカラーや透ける素材は、入社式という場には少し不向きかもしれません。
インナーから派手な色が透けて見えると、それだけで印象を損ねてしまうこともあるからです。
アイロンをしっかりかけて、シワのないパリッとした状態にしておくことも忘れずに。
ほんのちょっとした手間ですが、その丁寧さがきちんと感として伝わります。
私も前日にしっかりアイロンをかけて、安心して当日を迎えられましたよ。
入社式にふさわしい髪型とメイクのマナー
清潔感のある髪型とは?
髪型で大切なのは、何よりも清潔感ときちんと感です。
髪が整っているだけで全体の印象がグッと引き締まり、しっかりと準備してきた人という印象を与えることができます。
特に長い髪の方は、顔まわりがすっきり見えるように、ひとつ結びやハーフアップにまとめるのがおすすめです。
髪が顔にかかっていると、どうしても暗い印象を与えてしまいがち。
前髪も目にかからないように整えると、表情がはっきり見えて、明るく親しみやすい印象になりますよ。
私の場合は、低めの位置で一つにまとめることで落ち着いた雰囲気を出すように心がけました。
髪を結ぶ位置が高すぎると、少しカジュアルに見えてしまうこともあるので、場所や服装とのバランスも大事ですね。
また、使用するヘアアクセサリーも重要で、飾りが派手すぎるものは避け、黒や紺などの目立たない色を選ぶことで、全体の印象を整えることができます。
無地で光沢の少ないものだと、よりフォーマルな場にふさわしいですよ。
メイクはナチュラルが基本
入社式でのメイクは、「してるけど濃くない」ことが大切なポイントになります。
メイクが薄すぎると顔色が悪く見えてしまいますが、反対に濃すぎても悪目立ちしてしまい、ビジネスシーンにはふさわしくありません。
血色感を意識しつつ、あくまで自然に見えるナチュラルメイクを心がけてみてくださいね。
ベースメイクは肌のトーンを整えるためにとても重要で、くすみをカバーしながらツヤ感を残すと健康的に見えます。
ファンデーションは厚塗りせず、必要な部分だけコンシーラーを使うと、自然で透明感のある仕上がりになります。
眉は自眉を活かしつつ、少し整えるだけでも顔全体が引き締まって見えます。
私も当日は、いつもより少しだけ丁寧に眉を描くことを意識しました。
アイメイクはブラウン系でまとめると、優しくやわらかい印象に仕上がります。
リップは、ほんのり色づく程度のピンクベージュやローズ系などが好印象。
マットすぎず、ツヤツヤすぎない自然な質感のリップを選ぶと、顔色がよく見えて健康的に映りますよ。
派手になりすぎないポイントメイクのコツ
メイクの中でも、チークとリップは特に印象を左右しやすいポイントです。
だからこそ、「盛る」のではなく「自然に見せる」ことを意識しましょう。
血色が良く見えるようにすることで、元気で明るい印象を与えることができます。
私はピンク系のクリームチークを指でポンポンと軽くなじませて、自然なツヤと立体感を出すようにしました。
パウダータイプよりも密着度が高いので、崩れにくいのも嬉しいポイント。
チークの入れ方も重要で、頬の高い位置にほんのり色がのるようにすると、表情がいきいきと見えます。
リップに関しては、グロスやラメ入りのものは控えて、落ち着いた色味のものを選ぶのがおすすめです。
ツヤ感のあるものでも、派手すぎなければOK。
発色が良すぎる口紅よりも、ほんのり色づくタイプのティントや色付きリップを使うと、ナチュラルで程よく血色感も出せます。
全体的に、「やりすぎないけど手抜きではない」メイクが理想。
入社式は、あなた自身を自然に引き立てる場でもあるので、あくまで控えめで上品なメイクを目指してみてくださいね。
服装とメイクのNG例に注意!
「オシャレ」と「ビジネスマナー」の違い
普段のオシャレ感覚で選んだ服装やアクセサリーが、実はビジネスマナー的にNGだった…ということは意外とよくあります。
たとえば、大ぶりのイヤリングや目立つヘアアクセサリー、キラキラのラメ入りネイルなどは、職場によっては
- 派手すぎる
- 社会人らしくない
私も入社前は「地味すぎるのも不安だから、少し華やかさを足したほうがいいのかな?」と思っていたのですが。
でも、実際の職場は落ち着いた雰囲気で、少しでも派手な印象があると逆効果になることを実感しました。
「自分らしさ」を出すことはもちろん大切です。
でも、入社式はこれから長く働く会社の第一歩。
少し控えめにしておくくらいが、ちょうどいいバランスなのかもしれません。
あくまでTPOを意識して、「誠実さ」や「清潔感」を重視するほうが好印象につながります。
スーツやメイクでよくある失敗例
ありがちな失敗例として、
- スーツのサイズが合っていない
- 靴が汚れている
- メイクが濃すぎる
たとえばスーツがぶかぶかだったり、肩の位置がずれていたりすると、どうしてもだらしない印象になってしまいます。
また、靴のヒール部分が擦れていたり、かかとがすり減っていたりするのも要注意。
実際に私の友人は、入社式当日に久しぶりに履いたパンプスがヒール擦れでボロボロになっていて、歩くたびに不安定になってしまい、かなり後悔していました。
式の途中で靴が脱げそうになったときは本当にヒヤッとしたそうです。
また、緊張から「気合いを入れよう」と思ってメイクを濃くしてしまうケースもありがちです。
けれど、職場ではナチュラルな雰囲気の方が断然好まれるので、つけまつげや濃いアイライン、赤リップなどは避けた方が無難です。
こうしたミスを防ぐためにも、鏡で全身をチェックする習慣をつけたり、前もって靴を数日間履いて慣らしておくなど、ちょっとした準備が大切です。
服装やメイクは「普段どおりよりも、少し控えめ」が正解だと思っておくと安心ですよ。
入社式の前にできる準備とチェックリスト
前日までに確認しておきたい持ち物
当日の朝にバタバタしないためにも、前日のうちに持ち物をしっかり確認しておくことはとっても大切です。
慌ててしまうと、普段なら絶対忘れないようなものまでうっかり忘れてしまうことがあります。
筆記用具やハンカチ、メイク直し用のポーチなどはもちろん、会社から事前に案内された書類や提出物があれば、それも忘れずに準備しておきましょう。
他にも、
- モバイルバッテリーや時計(スマホ以外で時間を確認できるもの)
- ティッシュ
- 絆創膏
- 折りたたみ傘
天気予報のチェックも前日のうちにしておくと、服装や持ち物の調整がしやすくなりますよ。
私自身、入社式の前日はかなり緊張していて、寝る前に何度もバッグの中を確認しました。
忘れ物をしてしまうと、それだけで焦ってしまって、せっかくの入社式を楽しめなくなるかもしれません。
だから私は、あらかじめリストを作って、一つひとつチェックをつけながら準備しました。
そうすることで気持ちに余裕も生まれて、「これで大丈夫」と安心感を持って当日を迎えることができました。
スーツや靴のメンテナンスも忘れずに
服装の準備も前日のうちに済ませておきましょう。
特にスーツや靴は、意外と細かい部分に見落としがちな汚れやほつれがあるものです。
- スーツにしわが寄っていないか
- ボタンがしっかりついているか
- 袖口や襟元にほこりがたまっていないか
靴も同様に、かかとやつま先がすり減っていないか、全体がくすんでいないかなど、状態を確認しましょう。
革靴ならクリーナーや靴用クロスでサッと磨くだけでも、見た目の印象がかなり変わります。
私は前日の夜に、アイロンを使ってスーツに軽くスチームをかけ、ハンガーにかけてシワをしっかり伸ばしておきました。
靴もブラシで汚れを落としてから、クリームでツヤを出すように磨きました。
こうした準備は一見地味に思えるかもしれませんが、身だしなみが整っていると自信にもつながり、入社式当日を気持ちよく迎えられますよ。
まとめ:第一印象で好感度アップを目指そう
入社式は、社会人としての第一歩を踏み出す特別な日。
だからこそ、服装やメイクにほんの少し気を配るだけで、自分の印象が何倍にも良くなるんです。
初対面の人ばかりの中で、きちんと感や清潔感を大切にしている人は、それだけで信頼感を得やすくなります。
「派手になりすぎず、でもきちんと感を忘れない」この絶妙なバランスが、入社式ではとても大切です。
たとえば、清潔感のあるシンプルな服装に、自分らしさをちょっとだけプラスするだけで、自然体なのに好印象というスタイルが作れます。
「自分らしくいること」と「場にふさわしいこと」は、決して相反するものではなく、うまく両立することでより魅力的な印象になりますよ。
新しい環境に飛び込むのは、緊張や不安もありますが、それ以上にワクワクする気持ちもきっとあるはずです。
しっかりと準備を整えて、少しでも自信を持てる状態で当日を迎えることができれば、その緊張も良い意味での「前向きなドキドキ」に変わります。
当日は、無理に作った笑顔ではなく、心からの笑顔で臨めるように、自分を整えておくことが何よりの準備になります。
服装やメイク、持ち物の準備を済ませたら、あとは深呼吸をして、あなたらしくその日を迎えてくださいね。
きっと素敵なスタートになりますよ!