退院のときにおくるみはいらない!?出産の季節ごとで違う「注意すべきこと」

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赤ちゃんを包み込んでくれる大きな布の「おくるみ」。

でも、夏の暑い日の退院の場合「おくるみは必要ではないのでは?」と思われるママやパパも多いと思います。

結論から言うと「どちらでも良い」のです。

出産を終えて、無事に退院をする時の服装にはマナーはありません。

ただ、「おくるみがあると便利」なのは事実です。

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退院時におくるみはいらない?夏の退院の場合は何を着せる?

赤ちゃんを包み込んでくれる大きな布の「おくるみ」。

出産を終えていざ退院という季節が夏の場合、「必要ないんじゃない?」と思われるママやパパは多いと思います。

実は、赤ちゃんとママが出産後に病院を退院する時、「赤ちゃんの服装はこうじゃないとダメ」というマナーはありません。

自分たちが着せたい服装で良いんです。

なので、おくるみは使っても使わなくても良いものなのです。

ですが、退院時をはじめなぜ赤ちゃんにおくるみを着せることが多いのでしょうか?

まず理由を説明していきたいと思います。

赤ちゃんにおくるみを着せる理由①体温調節

産まれたばかりの赤ちゃんは、大人のようにまだ上手く体温調節ができません。

特に初めて触れる外の気温には影響されやすいのです

「病院」→「屋外」→「車」など、移動するたびに変化する気温に対応できるように、おくるみが1枚あると便利です。

暑い夏でも大人が心地よい空調が赤ちゃんにとっては寒いかもしれません。

そんな時に薄手のおくるみがあると温かく包み込んであげられて便利なのです。

赤ちゃんにおくるみを着せる理由②抱っこしやすい

首も座っていない産まれたばかりの赤ちゃんは、抱っこするのも怖いものです。

でも、おくるみで赤ちゃんを包みこむことで抱っこしやすくなります。

さらに、赤ちゃんもおくるみに包まれる感覚がお腹にいた時に似ているので落ち着くんですよ。

私も遠い昔ではありますが、長男が生まれて初めて抱っこする時は、怖くて震えながら抱っこしていました。

でも、それも今となっては良い思い出です。

回数を重ねるごとにママの抱き方が身について、赤ちゃんも「ママの抱っこ」を覚えてくれます。

他の人が抱っこをした時に泣いてくれるのを嬉しく感じる場面もありましたね。

赤ちゃんにおくるみを着せる理由③モロー反射防止

新生児~5ヶ月頃までの赤ちゃんは、周りからの刺激や音に手足をビクっとさせて、抱きつこう・握ろうとする「モロー反射」が出ます。

そんなモロー反射は、寝ている時でも起こってしまいます。

なので、おくるみでしっかりと包み込んであげるとモロー反射が防止できて、質の高い睡眠がとれるというわけです。

確かに我が子達もよく私や旦那のくしゃみで「ビクー」っとしていました。

笑っちゃう時もありましたが、ゆっくり寝ている時は申し訳なくもあるので、おくるみで包み込んでゆっくり寝かせてあげてくださいね。

つまり、おくるみを着せる理由は、

  • 体温調節
  • 抱っこしやすい
  • モロー反射防止
というわけです。

では、次に季節ごとにおススメの「退院時の服装」と「おくるみの素材」をご紹介していきたいと思います。

退院時におすすめの服装とおくるみの素材①春(3月~5月)

春の気候は変化が大きく、冬のように寒い日もあれば春の陽気で汗ばむ日もあります。

そんな春に退院をするときには、薄手の「短肌着」と「長肌着」を重ね着して。

その上から「ロンパース」や「ベビードレス」を着せると良いですよ。

もちろん暑そうなときには、肌着を脱がせて調節できます。

おくるみは、「コットン生地」や「多重ガーゼ」など、少し厚手で通気性が良い素材がおススメです。

また、「タオル生地」のおくるみは年中通して使いやすいので1枚は持っておきたい素材のおくるみですよ。

我が子の時もタオル生地のおくるみは、新生児の時だけでなくお昼寝やベビーカーのブランケットとして大活躍してくれました。

退院時におすすめの服装とおくるみの素材②夏(6月~8月)

暑い夏に退院する時でも汗を吸収してくれる肌着は着せるようにしましょう。

「短肌着」に「ロンパース」や「ベビードレス」を着せると良いですよ。

そして、おくるみは、「ガーゼ生地」や「パイル生地」「タオル生地」がおススメです。

それぞれの特徴は、

  • ガーゼ生地は「通気性」・「吸湿性」・「吸水性」が良い
  • パイル生地は、やわらかくて肌触りが良い
  • タオル生地も「通気性」・「吸湿性」・「吸水性」が良い
という感じです。

冷房がきいた車での移動など、1枚あると便利ですよ。

退院時におすすめの服装とおくるみの素材③秋(9月~11月)

秋も春と似た気候で、暑い日もあれば涼しい日もあります。

そんな秋の退院時は、「短肌着」と「長肌着」を重ねて、その上から「ロンパース」や「ベビードレス」などを着せると良いですよ。

暑ければ肌着を脱がせて調節し、寒ければベストなどを足してあげると良いでしょう。

おくるみは、保温性・吸収性がある「コットン生地」がおススメです。

退院時におすすめの服装とおくるみの素材④冬(12月~2月)

寒い冬の季節の退院時は、「短肌着」と「長肌着」を重ねて着て、「胴着」や「ベスト」。

その上から「ベビードレス」を着せると良いですよ。

寒い季節のベビードレスは、「キルト生地」の温かいベビードレスがおススメです。

おくるみは、「多重ガーゼ」や「フランネル素材」「フリース生地」が温かくておススメです。

素材の違うおくるみを持っておくと便利

このように、おくるみは素材が違うだけで使い勝手が違います。

出産後の退院時だけでなく散歩や抱っこの時にもあると便利です。

なので、素材の違うおくるみが2、3枚あると1年通して便利ですよ。

産まれてから買い足しても十分間に合いますよ。

ちなみに我が家の子どもは、3月と6月生まれ。

退院時は、2人とも「ベビードレス」を着させました。

おくるみは、3月生まれの長男は「コットン生地」、6月生まれの次男は「タオル生地」でした。

おくるみは、新生児の時だけでなく長期間使えたので洗い替えも踏まえて2、3枚あって便利でしたよ。

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退院時におくるみは必須?冬の退院の場合の防寒対策を紹介

お伝えしてきたように「おくるみ」は、退院時に必ず必要なものではありません。

ですが、持っていると空調や外気との体温調節にとっても便利です。

では、次に冬に退院する赤ちゃんの防寒対策についてご紹介していきたいと思います。

冬に退院する赤ちゃんの防寒対策①「胴着」や「ベスト」

肌着と服の間で着る「胴着」は、体温調節ができない赤ちゃんにおススメです。

特に寒い季節に生まれた赤ちゃんは、退院後でも重宝するので2、3枚持っていると便利ですよ。

「ベスト」は服の上から着させますが、暖房がきいた車や部屋でも脱がせやすいのがおススメポイントです。

冬に退院する赤ちゃんの防寒対策②「カバーオール」

服装は、ロンパースよりも厚手で洋服としての着用を前提とした「カバーオール」がおススメです。

素材は、温かい「フリース生地」や「キルティング生地」が良いでしょう。

また、手足を覆ってくれる少し大きめの70~80のサイズが退院後も着られて便利です。

冬に退院する赤ちゃんの防寒対策③「おくるみ」

冬生まれの赤ちゃんにおススメのおくるみ素材は

  • 多重ガーゼ
  • フランネル素材
  • フリース素材
です。

冬生まれの赤ちゃんにおすすめのおくるみ素材①多重ガーゼ

何層にもなっている「多重ガーゼ」は、空気の層ができることで温かさが生み出されます。

通気性が良く蒸れにくいので、汗をかいた時でも快適に過ごすことができます。

冬生まれの赤ちゃんには「6重ガーゼ」がおススメです。

冬生まれの赤ちゃんにおすすめのおくるみ素材②フランネル素材

起毛素材で保温性・保湿性に優れている「フランネル素材」。

やわらかな肌触りは、赤ちゃんの肌になじみやすい特徴があります。

型崩れもしにくいので、長い期間使えるポイントもあります。

冬生まれの赤ちゃんにおすすめのおくるみ素材③フリース素材

フランネル素材と同じく起毛素材の「フリース素材」。

保温性に優れているので、温かくなった体温を保ってくれる特徴があります。

肌触りが良く、軽くて、速乾性があるのも嬉しいポイントです。

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出産後の退院に必要なものにはどんなものがある?逆に不要なものは?

出産後の退院に必要なものでおすすめなのがエコバッグです。

実は退院時には想定外の荷物が増えることがあるのです。

病院からの出産祝い、赤ちゃんのお世話の資料、出生届に関する手紙、おむつやミルクのメーカーの試供品などです。

入院時にはおりたたみのエコバッグを1つでもポンと入れておくと退院時に役立ちますよ。

そして赤ちゃんのセレモニードレスは退院時の記念に着せて写真を撮っておきたいと考えているママは多いでしょう。

セレモニードレスは退院時に着せる決まりはもちろんないのですが、華やかな門出にふさわしいので出来るなら取り入れたいですよね。

ただ、先輩ママパパの意見は割れています。

先輩ママパパ50人アンケートで、セレモニードレスを着せてよかったと思っている人は54%、いらなかったという人は46%です。

いらなかった人の理由は、

  • 冬生まれでドレスを着せても防寒着やおくるみで見えなくなってしまった
  • 着せる機会があまりなくすぐにサイズアウトしてしまった
などです。

自分の好みの他の服で代用できたと後悔している人もいます。

ただ、

  • 退院時だけでなくお宮参りやお食い初めでも使えるので便利
  • 2人目や3人目にも着せられるという利点もあり使い勝手がいい
といったこともあります。

特に「出産記念」として記録に残しておきたい人にはおすすめです。

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退院のときにおくるみはいらない!?のまとめ

夏生まれの赤ちゃんの退院時には、「おくるみ」は必ず必要なものではありません。

ですが、おくるみには

  • コットン生地
  • タオル生地
  • フリース生地
などいろいろな素材があります。

季節に合わせて2、3枚もっておくと体温調節が未熟な赤ちゃんに役立ちますよ。

他にも抱っこしやすくなったり、モロー反射を防止して質の高い睡眠がとれたりと、メリットがたくさんありますよ。