毎日の調理に欠かせない「フライパン」。
買ったばかりの時は、食材がスルッとすべって快適に調理ができます。
でも、使い続けていくうちに食材がくっついたり焦げやすくなったりしていきますよね。
そんなフライパンは、家庭では手入れがしやすくて使いやすい
「テフロン」
「ダイヤモンドコート」
といった、金属製フライパンに加工を施されたフライパンが主流です。
フライパンの寿命の見分け方!「そろそろ買い替えかも」を見極める4つのポイント
毎日の調理に欠かせない「フライパン」。
実は、寿命の見極めには
①焦げやすくなった
②コーティングがはがれてきた
③サビてきた
④持ち手がぐらつくようになった
という4つのポイントがあります。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
フライパンの寿命を見極めるポイント①焦げやすくなった
まず、フライパンの寿命の見極め方1つ目は「焦げやすくなった」ということです。
火加減や油の量をいつも通りにしても焦げやすくなってきている場合、フライパンの寿命が近づいているサインです。
フライパンの寿命を見極めるポイント②コーティングがはがれてきた
フライパンの寿命の見極め方2つ目は、目に見えて「フライパンのコーティングがはがれてきた」という場合です。
フライパンとしてはコーティングがはがれてきても使えるものの、実は「健康に悪い」というリスクがあるんです。
フライパンのコーティング剤には、
- 「PTFE」…ポリテトラフルオロエチレン
- 「PFOA」…ペルフルオロオクタン酸
美味しくて体に良い物を口にするためにもコーティングがはがれてきたフライパンは使わないようにしましょうね。
フライパンの寿命を見極めるポイント③サビてきた
フライパンの寿命の見極め方3つ目は「サビてきた」ということです。
フライパンは、ヘラがあたることで傷つき、そこに水や汚れが入り込んでサビてくる場合があります。
程度の軽いサビだったら落とせる場合もありますが、サビを落とすときに穴が空いてしまって、余計に使えないフライパンになってしまう恐れもあります。
フライパンの寿命を見極めるポイント④持ち手がぐらつくようになった
フライパンの寿命の見極め方4つ目は「持ち手がぐらつくようになった」ということです。
持ち手がぐらついてきたら料理を皿に移す時などにやけどをしてしまう恐れがあります。
健康や安心・安全に調理をするため、フライパンの寿命の見極め方4つのポイントを覚えておいてくださいね。
ダイヤモンドコートのフライパンは寿命が長い?長く使うために何に気を付ければいい?
みなさんの家庭では、お手入れがしやすくて使いやすい金属製フライパンに加工を施された
「テフロン」
「ダイヤモンドコート」
などのフライパンを使われているのではないでしょうか。
私の家では、サイズ違いの「テフロン」のフライパンを主に使っていますが、実はフライパンは「加工」によっても寿命が違うんです。
フライパンの加工と言えば、
- テフロン
- セラミック
- マーブルコート
- ダイヤモンドコート
①ダイヤモンドコート
②マーブルコート
③テフロン
④セラミック
の順と言われています。
加工別で見るフライパンの特徴と寿命
それでは、フライパンの寿命が長い「ダイヤモンドコート」→「マーブルコート」→「テフロン」「セラミック」の順に特徴や寿命を見ていきましょう。
加工別!フライパンの特徴と寿命①ダイヤモンドコートのフライパン
フライパンの中でも寿命が長いと言われている「ダイヤモンドコート」のフライパンの寿命は2年~3年が平均的です。
フッ素樹脂の中に地球上で1番硬いダイヤモンドの粒子を混ぜ込むことで、耐久性を高めています。
加工別!フライパンの特徴と寿命②マーブルコートのフライパン
2つ目に寿命が長いフライパン加工が「マーブルコート」で、寿命は1年~3年です。
フッ素樹脂の中に大理石粒子を混ぜ込むことで、耐久性を高めています。
表面に小さな凹凸があることで、食材の滑りが良く長持ちするのが特徴です。
加工別!フライパンの特徴と寿命③テフロンコートのフライパン
使用されている人も多い「テフロン」のフライパンは、寿命が1年~2年です。
「テフロン」とは、フッ素樹脂を使って加工したもののことで、食材がくっつきにくくお手入れがしやすい特徴があります。
けれど、摩擦が起こりやすく調理中に傷がつくとフッ素樹脂がはがれて寿命が縮まる特徴もあります。
加工別!フライパンの特徴と寿命④セラミックコートのフライパン
「セラミック」のフライパンの寿命は1年~2年で、「ダイヤモンドコート」「マーブルコート」「テフロン」と違ってフッ素樹脂をしていません。
なので、フッ素樹脂よりも耐久性が高く、高温や摩擦に強い特徴があります。
ただ、急激な温度変化や食材の色移りがしやすい特徴もあるのが「セラミック」なのです。
フライパンを長持ちさせるポイント8選
フライパンは、数百円の物から1万円を超える物まで幅広い価格層がありますよね。
でも、どれだけ高いフライパンでも使い方次第で寿命を縮めてしまいます。
そこで、フライパンを長持ちさせるポイントを8つ、お伝えしていきたいと思います。
フライパンを長持ちさせるポイント①空焚きをしない
「ダイヤモンドコート」「マーブルコート」「テフロン」で使用されているフッ素樹脂は、「熱に弱い」という特徴があります。
空焚きをしてフライパンが高温になるとコーティングがはがれてしまうだけでなく、有毒ガスが発生してしまう恐れもあります。
フライパンを使う時は、先に油をひいてから火をつけるようにしましょうね。
フライパンを長持ちさせるポイント②強火で使わない
「空焚き」と同じく「強火での調理」もフライパンのコーティングがはがれる原因になります。
調理をする時は「弱火~中火」で調理するようにしましょうね。
フライパンを長持ちさせるポイント③金属ヘラを使わない
フライパンのコーティングは、衝撃や傷に弱い特徴があります。
特に「金属ヘラ」はコーティングをどうしても傷つけてしまいます。
さらに傷ができることで水や汚れが入り込みサビの原因にもなります。
「金属ヘラOK」と表示されているフライパンでもシリコンや木製のヘラを使うことをおススメします。
フライパンを長持ちさせるポイント④たわし・クレンザー・研磨剤入りの洗剤を使わない
フライパンは衝撃や傷に弱いため、
- たわし
- クレンザー
- 研磨剤入りの洗剤
たわしでフライパンを洗うと表面に傷がつきやすくなり寿命が縮まります。
また、クレンザーや研磨剤入りの洗剤は、細かい粒子がフライパンの表面を傷つけてしまいます。
フライパンを長持ちさせるポイント⑤石けんや重曹を使わない
- 手に優しい石けん
- 焦げ落としに便利な重曹
実は、フライパンに加工されている「フッ素樹脂」は、アルカリ性に弱い特徴があります。
フライパンを洗う時は、
- ぬるま湯
- 中性洗剤
- 浸け置き
フライパンを長持ちさせるポイント⑥熱いフライパンに冷水をかけない
忙しい時は、熱いフライパンでも急いで洗いたくなりますよね。
でも、急激な温度変化はフライパンの寿命を縮める一因なんです。
急激な温度変化はフライパンのコーティングを弱くしてしまうので、手で触れるくらいの温度まで冷ましてから洗うのが理想的ですよ。
フライパンを長持ちさせるポイント⑦作った料理を入れたままにしない
フライパンで調理して、料理をそのまま放置することもフライパンの寿命を縮めてしまっているんです。
日々の使用でフライパンには見えない傷がついていっています。
その傷から料理の
- 水分
- 塩分
- 酸
つまり、出来上がった料理は早めにお皿に移すのがポイントというわけです。
フライパンに残った油や調味料もキッチンペーパーなどで早めに拭き取るようにしましょうね。
フライパンを長持ちさせるポイント⑧重ねて収納しない
実は、フライパンは調理時やお手入れ時だけでなく、保管時にも寿命を縮めている可能性があるんです。
フライパンを重ねて収納していると、細かな凹凸がフライパン同士のコーティングを傷つけてしまっているんです。
フライパンの収納は立てて収納するか、もしくは付近などを間に挟んで収納するのがおススメです。
フライパンの寿命ってどのくらい?のまとめ
毎日の調理に欠かせない「フライパン」。
寿命の見極めは、
- 焦げやすくなった
- コーティングがはがれてきた
- サビてきた
- 持ち手がぐらつくようになった
健康や安心・安全に調理をするため、フライパンの寿命の見極め方は、ぜひ覚えておいてくださいね。
また、フライパンを長持ちさせるために、「取扱説明書」は捨てずによく読んで、フライパンに合った正しい使い方で、寿命を最大限に伸ばしましょうね。