ステンレスの鍋の使い始めにまずやっておくこと!長く使うためのお手入れ法

新品のステンレス鍋を手に入れたとき、うれしさと同時に

「このまま調理していいのかな?」
「長持ちさせるにはどうしたらいい?」

と不安になる方も多いのではないでしょうか。

ステンレス鍋は丈夫で錆びにくい素材ですが、使い始めにきちんとお手入れをしておくと表面のくもりやサビを防げるだけでなく、より長く美しい状態で使い続けることができます。

逆に、何もせずに使い始めてしまうと、せっかくの鍋に水垢が残ったり、焦げ付きやすくなってしまうことも。

本記事では、ステンレス鍋を購入したその日にやっておきたい「使い始めの下処理方法」を、理由やポイントまで丁寧に解説します。

さらに、日々のお手入れのコツや、ありがちなトラブルへの対処法もご紹介。

これから長い付き合いになるステンレス鍋だからこそ、最初の一歩で差がつきます。

正しい方法でお手入れをして、いつまでもピカピカで快適に使える鍋にしていきましょう。

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ステンレスの鍋を使うなら!使い始める前にまずやっておくこと

新しく買ってきたステンレス鍋はきれいに見えますね。

でも作られる過程でついてしまった汚れや金属のアクがついていることがあります。

ですから、これをきれいにする必要があります。

まずスポンジに食器用洗剤を付けて十分に洗い、水でよくすすぎます。

次に鍋に8分目まで水を入れ、その1割の量の酢を加えて煮立たせます。

その後お湯を捨ててもう一度洗えば完璧です。

酢は殺菌作用があるので、さび落としと殺菌を兼ねて「酢」で煮沸消毒をするわけです。

酢の代わりにクエン酸を使うこともできます。

米のとぎ汁や野菜くずを入れて煮立たせる方法もあります。

こうしておけば、ステンレス鍋を衛生的な状態で使い始めることができます。

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ステンレス鍋の普段のお手入れ方法は?

普段のお手入れはスポンジに食器用洗剤を付けて、ふたや底の部分は円を描くように磨きます。

そして側面は、スポンジを横にして前後にこすり洗いをするのが基本です。

その後は水でよくすすぎ、布巾で水分を十分にふき取ります。

水分が残っているとさびの原因にもなるので気を付けましょう。

汚れが落ちない場合はクレンザーをスポンジに付けてこすり洗いをします。

特に汚れがひどい部分は金たわしでこするとよりきれいになります。

ただし、あまりこすり過ぎると傷がつくので要注意です。

やさしく何度かこすり洗いをするのがコツですね。

ステンレス鍋はお手入れが十分でないとどうなるの?

お手入れが十分でないと水道水に含まれている細かい成分が鍋肌についてしまって白い汚れとなって取れなくなることがあります。

この白い汚れは人間の体には無害ですが、見た目がやはり気になりますよね。

汚れがひどくなってしまってから、きれいにするのはかなり時間がかかります。

ですからこうした普段のお手入れを怠りなくすることはとても大切ですね。

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ステンレス鍋の汚れが特にひどくなってしまったら

上手に使っていても焦げ付かせたり、自然に底やふちの部分が黒ずんで取れなくなったりすることがありますね。

そういう時は次のような方法を試してみましょう。

ステンレス鍋の汚れがひどいときのお手入れ①お湯に浸けて汚れを落とす

ステンレス鍋をお湯に浸けて焦げ付き汚れを柔らかくしてからこすり落とす。

しばらくお湯に浸けると汚れが取りやすくなりますから、スポンジや金たわしを使ってこすります。

クレンザーを付けて磨くのも効果的です。

ステンレス鍋の汚れがひどいときのお手入れ②汚れ落とし洗剤や重曹で煮る

頑固な汚れには、思い切ってお湯に汚れ落とし洗剤か重曹を入れた大鍋で煮てみるという方法があります。

この場合にも鍋はステンレス製のものを使います。

規定量の洗剤、または1リットルにつき大さじ2~3杯の重曹を入れて数分煮た後30分ぐらいつけ置きします。

冷めたらステンレス鍋を取り出して、堅いたわしで汚れを落とします。

十分につけ置きすると汚れはみるみるきれいになります。

その後は水ですすいで水気をふきとれば、終了です。

ステンレス鍋の汚れがひどいときのお手入れ③ドライバーなどでこそげ取る

それでも落ちない底の部分やふちの黒ずみはマイナスドライバーやペティナイフなどを使って汚れをこそげ取ります。

ステンレス鍋の本体を傷つけないように気を付けながら、汚れを丁寧に削り取りましょう。

ステンレス鍋の汚れがひどいときのお手入れ④紙やすりを使う

全体的に細かい汚れが取り切れないときは、細かい目の紙やすりで磨くという方法もあります。

できるだけ細かい目の紙やすりの方が、傷が残らないのでいいです。

取っ手の部分のように汚れが特にたまるところはやや目の粗い紙やすりを使うこともできます。

必要ならば紙やすりを小さく切って、取っ手の周りにそわせるようにこするとより効果的です。

最後に水洗いと水分のふき取りは忘れずにしてください。

ちょっと荒っぽいやり方ですが、この方法はとても効果的です。

私の家にも10年以上使っているステンレスの鍋がありますが。

汚れが溜まってきたなと思うと徹底的な手入れをすることで、元のようにきれいになるので容易に手放せません。

ステンレスの鍋は丈夫で変形しにくくて、お手入れさえ怠らなければ、長い間ピカピカの状態を保つことができるのは嬉しいところです。

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ステンレス鍋でやってはいけないこと5選!その理由は?

ステンレス鍋でやってはいけないことは、いくつかあります。

そこで、そんな「ステンレス鍋でやってはいけないこと」を5つ、ご紹介していきますね。

ステンレス鍋でやってはいけないこと①長時間の加熱

底面が焦げ付きやすくなって、鍋の内部の変形だとか表面の変色の原因にもなってしまいます。

ステンレス鍋でやってはいけないこと②急激な温度変化

まだ熱いステンレス鍋に急に冷水をかけたり、冷たいステンレス鍋に急に熱いものを入れたりすると、鍋の表面が変色してしまったり変形することがあります。

ステンレス鍋でやってはいけないこと③強い洗剤で洗う

強い洗剤で洗うと、ステンレス鍋が傷ついて変色したりしてしまいます。

なので、弱アルカリ性の洗剤と柔らかいスポンジで優しくこすりましょう。

ステンレス鍋でやってはいけないこと④金属製の調理器具を使う

金属製の調理器具を使うと、ステンレス鋼の表面に傷をつけたり変色したりするおそれがあります。

なので、ステンレス鍋での調理には、木製やシリコン製のヘラを使いましょう。

ステンレス鍋でやってはいけないこと⑤調理したものを鍋に保存しておく

ステンレス鍋に調理したものを入れたまま保存すると、料理の塩分や酸がサビや腐食を招く恐れがあります。

体に害のある成分が出るわけではありませんが、保存する時は別容器に移しましょう。

私もステンレス製の寸胴鍋を愛用していましたが、引越しを機に持ち物を減らすために手放しました。

今は別の鍋に切り替えましたが、保温力がよく丈夫でカレー、肉じゃが、おでんなどに大活躍しました。

重いのが難点くらいでしたね。

熱伝導率が低いので炒め物をするとこびりつきやすく、肉じゃがやカレーで肉を炒める段階は少し厄介でした。

炒め物、焼き物、高温になる揚げ物には向いていないと思うので注意してくださいね。

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ステンレスの鍋の使い始めのまとめ

ステンレス鍋を使い始めるときには、まず食器洗い洗剤で洗います。

さらに酢の入ったお湯で煮て汚れを落として、さびや汚れが付きにくい状態にします。

普段は食器用洗剤で洗い、すすいで水気を切っておけばきれいに保てますよ。

特に焦げ付きなどができてしまったときは、専用洗剤や重曹入りのお湯に浸けて汚れを浮かせてから、こすり洗いをするのが有効です。

ステンレス鍋は上手にお手入れをしていつまでもピカピカの状態で使いたいものですね。