
元旦に入籍することを考えているけれど、
「デメリットってどんなことがあるんだろう?」
「後悔しないか心配…」
という気持ち、ありますよね。
「元旦婚」という言葉には、新しい年と一緒に人生が動き出すような特別なロマンがあります。
一生忘れない記念日になるのは間違いないし、気持ちが引き締まる素敵な選択だと思いますよ。
ただ、元旦という日は「ロマンチックな日」であると同時に、「世の中の多くのものが止まってしまう日」でもあります。
それを知らないまま進んでしまうと、
- 当日になって「えっ、こんなはずじゃなかったのに!」と焦ってしまったり
- 数年後になって「うーん、ちょっと不便だな」と感じることが出てきたり
この記事では、元旦入籍ならではのデメリットや注意点を、手続き面から将来の生活面まで、できるだけリアルな視点でまとめました。
「それでも元旦がいい!」と思えるあなたが、笑顔で当日を迎えるためのヒントになればと思っています。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
元旦入籍で一番怖いのは「入籍日が1月1日にならないリスク」
元旦入籍のデメリットと聞くと、
「お店が休みでディナーができない」
「親戚行事で忙しい」
などをイメージする方が多いと思います。
でも、入籍を計画しているカップルにとって一番気をつけてほしいのは、手続き上のリスクなんですよ。
役所は受け取るだけで「中身を確認しない」
元旦は役所が閉まっていますが、多くの市区町村では「時間外受付窓口」や「宿直窓口」で婚姻届を受け取ってもらうことができます。
だから「元旦に出せば1月1日が入籍日になる」というのは、基本的には合っています。
ただし、ここで知っておいてほしいのが、休日の窓口にいるのは普段の戸籍担当の職員さんではないということです。
書類を「預かる」ことはできますが、内容が法的に正しいかどうかをその場で確認する権限を持っていないことが多いんですね。
だから、もし書類に不備があっても、その場では何も言われずに受け取られてしまいます。
そしてお休み明けに役所が内容を確認したときに「受理できません」と連絡が来てしまうんです。
その場合、正式な受理は「修正して再提出した日」になってしまうため、入籍日が1月1日ではなく、1月4日や5日になってしまうことがあります。
せっかく元旦にこだわったのに、肝心な日付がズレてしまうというのは、かなり悲しいですよね。
ミスが起きやすい記入ミスとその対策
婚姻届に不備が出やすい箇所は、具体的にはこういったところです。
- 証人欄の記入漏れ
- 印鑑の押し忘れ
- 旧姓・新姓の書き間違い
- 本籍地の書き方のミス
これを防ぐ一番確実な方法は、12月28日以前の平日のうちに、一度役所の窓口に「婚姻届の下書き確認」をお願いしに行くことです。
多くの役所では、提出前の書類を見てもらうことができますよ。
「念のため確認させてもらいたいんですけど」と声をかければ、担当の方が丁寧にチェックしてくれます。
私の知人が元旦に入籍したときに、証人の印鑑がシャチハタだったことに当日気づいて、急いで朱肉の印鑑を借りに走ったという話をしていました。
大事な日にそんなバタバタはしたくないですよね。
事前確認は本当に大切ですよ。
年末の「準備タイムリミット」を知っておこう
元旦入籍のために動ける期間は、実はとても限られています。
「余裕があるから大丈夫」と思っていると、気づいたら役所が閉まっていた…ということになりかねないので、スケジュール感を早めに把握しておきましょうね。
戸籍謄本の取り寄せは12月初旬がおすすめ
婚姻届を出すときには、本籍地が今の住まいと違う場合に「戸籍謄本」が必要になるケースがあります。
郵送で取り寄せる場合や、マイナンバーカードを使ってコンビニ発行する場合は特に注意が必要で、多くの役所は12月29日から1月3日ごろにかけてシステム停止やお休みに入ります。
「12月後半なら間に合うでしょ」と思っていると、発行の対応が止まっているタイミングに重なってしまうことがあるんですね。
余裕を持って12月初旬ごろに取り寄せておくと、あとから慌てなくて済みますよ。
証人のサインは「お正月の集まりで」は少しリスクがある
婚姻届には2人の証人のサインと押印が必要になります。
「元旦に親戚が集まるから、そのときに書いてもらおう」と考えるカップルも多いのですが、これは少しリスクがあるんですよ。
お正月の親戚の集まりは想像以上にバタバタしているものです。
お酒が入っていたり、大勢の人に囲まれていたりする中で、落ち着いて大事な書類にサインをしてもらうのは気を遣いますし、朱肉の印鑑を持っていない方もいますよね。
万が一記入ミスがあっても、予備の用紙がなければその場で直すこともできません。
大切な書類だからこそ、年末のうちに落ち着いた環境でお願いしておくのが、お互いにとってスムーズなやり方だと思いますよ。
元旦の縁起と六曜、気にする?気にしない?
「元旦はそもそも縁起がいい日なの?」と気になっている方も多いと思います。
入籍日を決めるときには、縁起や日柄を気にする方もいれば、全く気にしない方もいますよね。
どちらの考え方も大切にしながら、少し整理してみましょう。
元旦は「大安」とは限らない
元旦は一年のスタートとして縁起がいいとされる特別な日ですが、「大安」かどうかは年によって違います。
六曜(大安・友引・先勝・先負・仏滅・赤口)は毎年変わるため、元旦が仏滅になる年もあるんです。
本人たちが気にしなくても、親御さんや親族が六曜を大切にしている場合には、事前に確認しておくとトラブルを防げますよ。
「二人が良ければいい」という考え方も素敵ですが、後から親族に何か言われて気まずくなるよりも、事前に話し合っておくほうが安心ですね。
他の縁起の良い日も選択肢に入れてみて
もし「元旦にこだわる理由は記念日として覚えやすいから」ということであれば、他にも選択肢がありますよ。
「天赦日(てんしゃにち)」は一年に数回しかない最高の吉日とされていて、何かを始めるのにとてもいい日と言われています。
また「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」は、始めたことが大きく広がっていくとされる日で、入籍日として選ぶカップルも多いですよ。
語呂合わせで「いい夫婦の日(11月22日)」「好き好き(4月26日)」なども人気があります。
元旦以外にも、二人だけの意味を込められる日はたくさんあるので、一度一緒に探してみるのも楽しいですよね。
毎年やってくる記念日が「お正月」になることの影響
元旦を入籍日にするということは、これからの人生ずっと「結婚記念日=お正月」になるということです。
当日だけじゃなく、毎年のことを少し想像してみましょうね。
二人だけでゆっくり祝うのが難しくなる
お正月は、どちらかの実家に帰省したり、親族が集まったりする行事が多い時期です。
年数が経って子どもが生まれたり、家族が増えたりすると、その慌ただしさはさらに増していきます。
「結婚記念日くらいは二人でゆっくりしたい」と思っても、お互いの親への挨拶やお正月の準備に追われて、夜になったら二人ともへとへと…なんていうことになりがちです。
「あけましておめでとう」の挨拶の中に「結婚記念日おめでとう」が埋もれてしまう感覚を、じわじわと寂しく思う方もいるようですよ。
特に嫁の立場でいうと、義実家で過ごすお正月が結婚記念日と重なるのは、気を遣う場面が増えてちょっと複雑な気持ちになることもあるかもしれません。
そういった将来のことを、パートナーと入籍前に話し合っておくことがとても大切ですよ。
記念日のディナー予約が毎年ひと苦労
「記念日には好きなお店でゆっくり食事をしたいな」と思っているなら、少しだけ覚悟が必要です。
お正月の三が日は、多くのレストランや個人経営の素敵なお店がお休みをしています。
営業していても、お正月特別メニューで割高だったり、混み合っていてゆっくりできなかったりすることも多いですよ。
「毎年記念日のお店探しに苦労している」という声は、元旦婚を選んだ先輩カップルからよく聞くんですよね。
「記念日のお祝いは1月後半に改めてやる」など、二人なりのルールをあらかじめ決めておくと、毎年の焦りがずいぶん減りますよ。
知っておきたい「配偶者控除」への影響
あまり知られていないのですが、入籍日が12月31日か1月1日かで、税金の面で少し違いが出てくることがあります。
難しい話ではないので、さらっと確認しておきましょうね。
所得税の「配偶者控除」は、その年の12月31日時点で婚姻関係があることが条件になります。
つまり、12月31日までに入籍を済ませておけば、その年の確定申告や年末調整でその年分の控除を受けられる可能性があるんです。
でも元旦(1月1日)に入籍すると、それが1年遅れることになります。
金額としては大きくないケースが多いですし、「元旦に入籍したい」という気持ちのほうが大切という方も多いと思います。
ただ、「少しでも家計を大事にしたい」という方は、12月31日との違いとして知っておいてくださいね。
気になる場合は、事前にお住まいの市区町村や税務署に確認してみるのがおすすめですよ。
まとめ|デメリットを知ったうえで、二人で選ぶことが大切
元旦入籍のデメリットをあれこれとお伝えしてきましたが、まず一番気をつけてほしいのは「書類の不備で入籍日が1月1日にならないリスク」です。
これは12月28日以前に役所で事前チェックをしてもらうだけで防げるので、早めに動いておいてくださいね。
そして将来の記念日のことも、ぜひパートナーと一度話し合ってみてください。
家族構成が変わったり、生活スタイルが変わったりしたときに「こんなはずじゃなかった」とならないように、二人がどんな記念日の過ごし方をしたいかをイメージしておくと、元旦婚をもっと楽しめますよ。
それでも「やっぱり元旦がいい!」と思えるなら、それは二人にとって最高の選択だと思います。
準備をしっかり整えたうえで、世界でひとつだけの、特別な元旦の朝を迎えてくださいね。
