
「1日○時間までね。」って決めたはずなのに、気づいたらオーバーしている。
注意するとイヤな空気になるし、結局「決めたルール」もうやむやになる。
でもこれって、時間ルールを決めたあなたが悪いわけでも、子どもがダメなわけでもないことが多いんです。
だいたいは「決め方が、子どもの感じ方や毎日の流れに合っていない」だけだったりします。
そこでこの記事では、「なぜ守れないのか」という原因を理解していきながら、今日から守りやすくなる現実的なルール作りのやり方を、できるだけわかりやすくまとめますね。
家庭の状況や年齢によって合う形は変わるので、無理のない範囲で調整してみてください。
なぜ「時間を決めても守れない」のか
「1日何時間までOK」というルールは、数字を決めるだけだと守れないことが起きやすいです。
だから大事なのは、「守れない前提で仕組みを入れること」と「終わりが見える形にすること」です。
でも、なぜ「時間を決めても守れない」のでしょうか?
ここを知っておくと、「叱る」より「どうすれば子供のためになるのか?」に意識が向きやすくなって、その結果うまくいくところも増えていきますよ。
子どもは時間の感覚がまだ安定しにくい
実は、大人にとっての30分と、子どもにとっての30分は体感が違います。
そして、ゲームみたいに集中しやすいものほど時間の感覚が薄れやすくて、悪気なく「約束した時間をオーバー」になりがちなんですね。
だから、まずは「約束したのに守れない」は、意志の弱さだけで片づけるより、「仕組みが足りていないのかも」くらいに考えておきましょう。
区切りが見えないと終わりに向かえない
ゲームって、「ここでやめると損した気持ちになりやすい」といった作りのものが多いです。
対戦やオンライン、ミッションの途中だと、なおさら止めどきが見えにくいですよね。
そんな状態で「自分で判断してやめてね」としても、そのタイミングを見つけられないまま、時間ばかりが過ぎていってしまいます。
これは自然なことなんです。
毎日同じ条件ではない
平日と休日で、疲れ方も宿題の量も、親の余裕も違いますよね。
同じ時間ルールを毎日に当てはめると、「今日は短く感じる」「今日はもっとやりたい」と、反発が出やすくなります。
そうやって「守れない日」が続いていくと、ルールそのものの意味が弱くなっていくので、最初から日によって運用を変える前提のほうが続きやすいです。
守れるルールに変える具体的な整え方
ここからは、「今日からできる形」に落としていきますね。
全部やろうとしなくて大丈夫です。
できることをひとつ取り入れるだけでも、空気が変わることが多いですよ。
「時間」より「終わりの合図」を決める
「1日1時間」より、「この区切りで終わる」を先に決めたほうが守りやすいです。
たとえば、
「この試合が終わったら終わり」
「このミッションが終わったら終わり」
「タイマーが鳴ったらセーブして終わり」
みたいに、終わるポイントが見える形にします。
親子で合図を共有しておくと、子どもも“終わりに向かう準備”がしやすくなるので、揉めにくくなりますよ。
平日と休日でルールを分ける
ルールは毎日同じにしなくてOKです。
平日は短めで、休日は少し長め、みたいに現実に合わせた設定のほうが守りやすいです。
さらにおすすめなのは、「終わりの時刻」を入れることです。
夜は睡眠のリズムが崩れやすいので、「○時までに終える」を優先すると、結果的に目も体もラクになりやすいですよ。
親が管理する仕組みを入れる
ルールを作るとき、子どもの自己管理に任せすぎないのがコツです。
アラームは親がセットしてもいいですし、本体の見守り機能で時間を区切るのも選択肢です。
「見守り」と「一貫したルール」があるとルールも続けやすくなるので、親の関わりを前提にしておくほうが安定しやすいですよ。
守れた瞬間を拾って声をかける
守れなかったときばかり会話(注意)をすると、子供のためのルールが、次第に「子供にとっての敵」になっていってしまいます。
だから最初の数日は特に、「やめられた瞬間」を意識して
「ちゃんと終われたね」
「きちんとタイマーで切り替えられたね」
みたいに言われると、子どもは“できた自分”を覚えやすいです。
こういう積み重ねが、結局いちばん続けられるルールに育っていきます。
勘違いしやすいポイント
数字だけのルールになっていないか見直す
数字だけだと、子どもは終わり方がわからなくてオーバーしやすいです。
下の表みたいに、“終わりの形”が入っているかをチェックしてみてくださいね。
「あと5分」を無限にしないための一言を決める
「あと5分」を毎回OKにすると、子どもは“交渉すれば伸びる”って覚えやすいです。
おすすめは、「あと5分はOKだけど、次はなしだよ」みたいに、先に終点を置く言い方です。
ルールの土台を守りながら、気持ちにも少し余裕が作れますよ。
気をつけたいポイント
一度作ったルールは、うまくいかない日があって当たり前です。
「守れない=ダメな子」と決めつけない
守れないのは性格の問題だと決めつけばいでください。
だいたいは、
- 区切りが見えないこと
- 親の関与が薄いこと
- ルールが生活に合っていないこと
まずは「うちの子は・・・」ではなく、「仕組みのほうが合ってないのかも。」って疑ってみることから始めてみてください。
罰でコントロールしようとしない
- ゲーム機の取り上げ
- 強い禁止
ルールは管理というより、習慣作りだと思っておくほうが続きやすいですよ。
明るさや距離の話と一緒にしない
「時間の話」と「明るさや距離や姿勢」を一度に言うと、子どもは何を直せばいいかわからなくなります。
順番はやりやすい方からでも大丈夫なので
「時間の決めごと」
「明るさや距離の決めごと」
は、別のタイミングで取り組んだ方が成功しやすいですよ。
まとめ
「1日何時間までOK」と決めても守れないのは、よくある悩みです。
大切なのは、数字を決めることそのものよりも、終わりが見える形にして、生活に合わせて運用できる仕組みにすることです。
タイマーや区切りの合図を作ること、平日と休日で分けること、親が少し管理の役を持つこと。
このあたりを少し整えるだけでも、空気はかなり変わりますよ。
完璧を目指さずに、まずは一つだけ整えるところから始めてみてくださいね。
今回の話を踏まえて、「暗いところでゲームをすると目が悪くなるのか」という全体像も一緒に整理したいときは、こちらの記事に戻ると流れがつかみやすいです。
