
「うちの子、ちょっとゲームやりすぎかな…」
「何時間までなら大丈夫なんだろう?」
そんな風に気になっていませんか?
友だちの間でもゲームの話題は盛り上がるし、取り上げるのもかわいそう。
でも、宿題もしないでずっと画面に向かっている姿を見ると、つい心配になってしまいますよね。
実は、子どものゲーム時間には「このくらいがちょうどいい」という目安があります。
そしてその目安を知った上で、お子さんと一緒にルールを決めることで、親子のストレスをぐっと減らすことができるんです。
この記事では、調査データや年齢ごとの目安、そしてわが家でも実践して効果を感じたルールの作り方まで、まるごとお伝えしていきます。
読み終わるころには「これなら今日からやってみよう」と思えるヒントがきっと見つかりますよ。
子どものゲーム時間の目安は「1日1時間程度」が一つの基準
結論からお伝えすると、子どものゲーム時間の目安は1日1時間程度がひとつの基準と言われています。
あるアンケート調査では、半数以上のご家庭がゲームのプレイ時間を「1日1時間以内」にしているという結果が出ています。
また、全国学力・学習状況調査のデータを見ても、ゲームをまったくしない子と1時間未満の子では学力にほとんど差がないことがわかっています。
ただし、これはあくまで「ひとつの目安」です。
お子さんの年齢や生活リズム、性格によって、ちょうどいい時間は変わってきます。
大切なのは、数字だけに縛られず、わが家に合ったバランスを見つけることですよね。
わが家では最初30分にしたのですが、子どもが途中で泣いてしまい…結局1時間に落ち着きましたよ。
なぜ「1日1時間」が目安になるのか?データと専門家の見解から解説
「1時間って、なんとなくの感覚じゃないの?」と思われるかもしれませんが、実はきちんとした根拠があります。
ここでは、その理由を3つの側面からお伝えしますね。
学力への影響は「1時間」を超えたあたりから大きくなる
全国学力・学習状況調査によると、ゲームのプレイ時間が長くなるほど、教科を問わず平均正答率が下がる傾向が確認されています。
とくに注目したいのが、ゲームをまったくしない子と1時間未満の子では、正答率にほとんど差がないという点です。
一方で、4時間以上プレイする子と比べると約20%もの差が出ているというデータもあります。
つまり、「ゲーム=学力低下」と短絡的に考えるのではなく、プレイ時間が長すぎることが問題なんですね。
1時間以内であれば、学力面でのリスクは小さいと考えられています。
WHOのガイドラインでも「スクリーンタイムの制限」が推奨されている
WHO(世界保健機関)が公表しているガイドラインでは、年齢ごとのスクリーンタイムについて次のように示されています。
- 2歳未満:スクリーンタイムは推奨されない
- 2歳~4歳:1日1時間未満
- 5歳~17歳:座りっぱなしの時間、とくにスクリーンタイムを制限する
5歳以上については具体的な時間の上限は明記されていませんが、カナダやオーストラリアのガイドラインでは「スクリーンタイムは1日2時間未満」が推奨されています。
ゲームだけでなく、テレビや動画視聴の時間も含めた総合的な目安としてとらえるのがポイントです。
試しに1週間、子どものスクリーンタイムを記録してみたら、ゲーム以外にもYouTubeで1日40分ほど見ていて、合計すると思った以上に長くて驚きました。
睡眠や生活リズムの乱れが心身の健康に影響する
ゲームの時間が長くなると、そのぶん就寝時間が遅くなりがちです。
とくに夜にゲームをすると脳が興奮状態になり、寝つきが悪くなることがあります。
神戸大学・琉球大学の共同研究では、スクリーンタイムと睡眠のガイドラインを達成している小学生は、主観的な健康度が高いという結果が示されています。
つまり、ゲーム時間を適度にコントロールすることは、体の健康にも心の健康にもつながるということですね。
年齢別に見る子どものゲーム時間の目安と実態
お子さんの年齢によって、適切なゲーム時間は変わります。
ここでは年齢ごとの実態と目安をまとめました。
あるアンケートでは、小学校低学年では1時間~2時間以下が最も多く、高学年になると2時間~3時間以下のお子さんも増えてくるとされています。
ただし、3時間以上遊んでいるのは少数派であり、平均的には1時間~2時間程度というのが実態です。
「みんな3時間以上やってるよ!」とお子さんに言われても、実際にはそこまで長くプレイしている子は多くないんですよね。
こうしたデータを知っておくと、お子さんとの話し合いのときに冷静に伝えられますよ。
わが家の小3の息子は最初、周りの友達が2時間やっていると主張していました。
でも実際に友達のお母さんに聞いてみたら、ほとんどの家庭が1時間前後だったんです。
ゲーム時間を無理なく守れる5つのルールの作り方
「目安はわかったけれど、うちの子がそれを守ってくれるか心配…」という方も多いですよね。
ここからは、親子で無理なく続けられるルール作りのコツを5つご紹介します。
①子どもと一緒にルールを決める
ルール作りで一番大事なのが、親が一方的に決めるのではなく、子ども自身も話し合いに参加することです。
人は誰でも、他人に「やりなさい」と言われるよりも、自分で「やろう」と決めたほうが守りやすいもの。
お子さんにも「何時間くらいがいいと思う?」「どこまでなら守れそう?」と聞いてみてください。
自分で決めたルールには責任感が生まれますし、守れたときの達成感も大きくなります。
わが家では日曜の夕食後に”ゲーム会議”を開きました。
すると、その会議で子どもが自分で「平日は1時間、休日は1時間半」と決めてくれたんです。
自分で言い出したこともあって、意外とすんなり守ってくれましたよ。
②「終わりの時間」を具体的な時刻で決める
「あと1時間ね」という言い方だと、開始時間があいまいになり、親子ともに「いつから数えて1時間?」となりがちです。
「〇時〇分まで」と具体的な時刻で区切るほうが、ずっとわかりやすくなります。
壁掛け時計やタイマーを活用して、子ども自身が時間を意識できるように工夫してみてください。
あるご家庭では「何時間まで」ではなく「20時以降はゲームしない」というルールにしたことで、子どもが守りやすくなったという声もあります。
③やるべきことを先に終わらせる仕組みにする
「宿題が終わったらゲームOK」というルールを取り入れているご家庭は多いです。
ただし、注意したいのはゲームを「ご褒美」にしすぎないことです。
ゲームがご褒美になると、「ゲームをするために宿題を片づける」という順序になり、勉強そのものへの意欲が育ちにくくなることがあります。
あくまで「やるべきことをやってから好きなことを楽しむ」という生活の流れを自然に作ることが大切です。
我が家でも最初はご褒美方式にしていたのですが、宿題を雑に済ませてすぐゲームに走るようになってしまい…。
途中から”生活の順番”として組み込むようにしたら、宿題の質も上がりましたよ。
④見守り機能やタイマーを上手に活用する
Nintendo Switchの「みまもり設定」やスマホのスクリーンタイム機能を使えば、プレイ時間を自動で管理できます。
ただし、機能に頼りすぎるのは逆効果になることもあります。
時間がきたら強制的に画面が消えるような厳しい設定にすると、かえってお子さんがゲームへの執着を強めてしまうケースがあるようです。
おすすめは、見守り機能を「いまどれくらいの時間遊んだかを親子で一緒に確認するツール」として使うこと。
自分でコントロールする力を育てるサポート役として活用するのがポイントですね。
⑤ルールを破ったときのペナルティも事前に決めておく
ルールを決めるだけでなく、「もし守れなかったらどうするか」もあらかじめ話し合っておくと、いざというときに揉めにくくなります。
たとえば「時間を守れなかった日は翌日のゲーム時間を30分短くする」など、お子さんが納得できる範囲で決めておきましょう。
ここで気をつけたいのが、5分程度の超過で厳しく叱りすぎないことです。
あまりにきっちりしすぎると、隠れてゲームをしたり、時間をごまかしたりする原因になってしまいます。
少しの超過は「次から気をつけようね」と声をかけるくらいの余裕を持つことも、長続きのコツです。
これだけは避けたい!ゲーム時間のルール作りでやりがちなNG行動
良かれと思ってやったことが逆効果になってしまう場合もあります。
ここでは、とくに気をつけたい3つのNG行動をお伝えします。
ゲームを完全に禁止する
「うちはゲーム禁止!」と決めてしまうと、お子さんが友人関係のなかで話題についていけなくなったり、友だちの家でこっそり長時間遊んでしまったりすることがあります。
ゲームは今の子どもたちにとって、ただの娯楽ではなく友だちとのコミュニケーションツールでもあります。
完全に取り上げるよりも、適度に楽しむ方法を一緒に考えるほうが、ずっと健全です。
ゲームをやめさせれば勉強すると思い込む
「ゲームさえなければ勉強するはず」と思ってしまいがちですが、実はそうとは限りません。
ある研究データでは、1時間ゲームをやめさせても、実際に増える勉強時間は数分程度にすぎないという結果が示されています。
ゲームの時間を減らしても、その時間が動画視聴やSNSに置き換わるだけ、というケースが多いのが現実です。
大切なのは、ゲームを制限することではなく、お子さんが自分から「勉強しよう」と思える環境や動機づけを整えることです。
我が家でも一度ゲームを完全に取り上げたことがありますが、子どもが不機嫌になり、親子関係がギクシャクしました。
結局は、話し合ってルールを決め直したら、前よりもスムーズに生活できるようになりましたよ。
親だけが一方的にルールを押しつける
子どもの意見を聞かずに「今日からこのルール!」と押しつけると、反発されてしまうことが多いです。
とくに思春期のお子さんは、強制されるほど反抗心が芽生えやすくなります。
「なぜゲーム時間を考えてほしいのか」という親の気持ちを伝えた上で、一緒にルールを作ることが信頼関係を保つ鍵になります。
子どものゲーム時間の目安とルール作りのポイントまとめ
最後に、この記事でお伝えした内容を整理しますね。
- 子どものゲーム時間の目安は1日1時間程度が基準
- 学力への影響は1時間を超えたあたりから大きくなる
- WHOも幼児期のスクリーンタイム制限を推奨している
- 年齢や生活リズムに合わせて柔軟に調整することが大切
- ルールは親子で話し合い、子ども自身が納得して決めるのがベスト
- 完全禁止や一方的な制限は逆効果になりやすい
子どものゲーム時間に「たったひとつの正解」はありません。
大事なのは、わが家なりのちょうどいいバランスを、親子で一緒に見つけていくことです。
「ゲームの時間、どうしよう…」と悩んでいる時点で、お子さんのことを本当に大切に思っている証拠です。
完璧を目指さなくて大丈夫。
まずは今日の夕食のときにでも、「ゲームの時間、一緒に考えてみない?」と声をかけてみてはいかがでしょうか。
お子さんの「自分で決められた!」という笑顔が見られるかもしれませんよ。
読み終わったあとに全体のポイントをもう一度確認したいときは、こちらのまとめ記事に戻ると安心です。
⇒暗いところでゲームはダメ?明るさ・距離・時間のルール作り
