双子・三つ子ママが語る!母子手帳の記録で本当に助かったこととは?

双子を授かったとわかった日、嬉しさと不安が一気に押し寄せてきました。

産婦人科の先生に「母子手帳をもらってきてくださいね」と言われたときも、正直、何をどうしたらいいのかわからなくて。

役所の窓口で「2冊お渡ししますね」と手渡された瞬間に「これを2人分ちゃんと書くの…?」と、軽く目眩がしたのを覚えています。

でもね、あのとき頑張って手帳を開いて、少しずつでも書いてきた記録が、想像以上に私を支えてくれる場面がたくさんあったんです。

たとえば、健診のときに過去の体重や症状をすぐに確認できたり、NICUでの説明を記録していたことで、別の病院でも正確に伝えられたり。

バタバタの育児の中でその場では気づかなかったけれど、数か月後や1年後に「あのとき書いておいて本当に助かった」と心から思う瞬間がちゃんとやってくるんです。

今回は、私自身の体験に加えて、他の先輩ママたちのリアルな声もまじえながら、「母子手帳の記録って、実際どこがどう助かったの?」という部分にフォーカスしてお話していきますね。

今まさに記録が追いつかなくて悩んでいるママにも、きっと届くと思います。

焦らなくて大丈夫。

あなたのペースで、一緒に育児の記録を楽しんでいきましょう。

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双子・三つ子育児で「母子手帳を書いていてよかった」と思った瞬間

健診で突然の質問に「安心して答えられた」とき

双子を連れての健診って、ただでさえバタバタしてしまいますよね。

待合室では片方をあやしながら、もう片方のミルクを飲ませて、問診票を書いている途中に呼ばれる、なんて日常茶飯事で。

そんなある日、かかりつけの先生に「前回の健診ではこの子、体重何グラムだったっけ?」と突然聞かれて、私は一瞬フリーズしてしまいました。

正直、頭の中は真っ白。

だけど、母子手帳をパッと開いて前回の記録を見せたら、先生がすぐに「なるほど、前回からこのくらい増えましたね」と納得されて、スムーズに診察が進んだんです。

あのとき、「書いておいてよかった」と本当に心から思いました。

記憶に頼るだけでは難しいからこそ、こうやって記録を残しておくことって、自分を守る手段にもなるんだと感じた瞬間でした。

病院を変えたとき、経過の説明に迷わなかったとき

下の子が体調を崩して、紹介状を持って別の病院を受診することになったことがありました。

そのとき、担当の先生から「これまでの経過や気になったことはありますか?」と聞かれたんです。

頭では「何かあったような気がする」と思っても、いざ伝えようとすると、日々の忙しさで細かいところが思い出せない。

でも、母子手帳を開いて、ちょっとした咳の回数や熱が出た日、どんな薬を飲んでいたかを書いていたページを見せたら、先生が「これがあると本当に助かりますね」としっかり診てくれて。

そのとき私は、「母子手帳って病院で提出するためのもの」ではなく、「子どもを守るための私の相棒」なんだって、はじめて実感したんです。

双子それぞれの成長を整理できたとき

ふたりの赤ちゃんを育てていると、どうしても成長のスピードに違いが出てきますよね。

ひとりは寝返りが早かったけど、もうひとりはお座りが先だったり。

正直、比べたくないのに気になってしまって、心がざわざわすることもありました。

だけど、母子手帳に日付と一緒に

「この日寝返り成功!」
「はじめて声を出して笑った日」

といったちょっとした記録を残していたことで、それぞれの子が自分のペースでちゃんと育っていることを目で確認できるようになったんです。

この「見てわかる成長の軌跡」があることで、自分の中の不安も少しずつほぐれていって、「大丈夫、ちゃんと育ってる」って安心することができました。

記録があるって、心を守ってくれるものなんだと感じています。

予防接種や服薬管理での混乱を防げたとき

特に月齢が小さいころは、予防接種の種類も多くて、誰がどのワクチンをいつ打ったのか、すぐに混乱してしまいませんか?

私も「この子はヒブ何回目だったっけ?」とか「前回副反応があったのはどっちだっけ?」と分からなくなったことが何度もあります。

でも、母子手帳にそれぞれの記録をしっかり残していたことで、接種スケジュールの確認もれを防げたし、体調の変化にもすぐに気づけたんです。

病院で「どちらの子がこの薬を飲んでいましたか?」と聞かれても、手帳を開くだけで答えられる。

それが、双子育児においてどれほど助かることか…。

自分の記憶だけに頼らずに済むということが、私にはすごく大きな安心につながりました。

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先輩ママが教えてくれた!記録が役立った3つの工夫

「何気ないひとこと」こそ、あとで宝物になる

母子手帳って、体重や予防接種の記録欄だけが大事と思っていませんか?でも実は、あの小さな余白に何気なく書いた“ひとことメモ”が、時間が経ったあとにいちばん心に響いてくるんです。

たとえば、「今日、初めて声を出して笑った」とか、「この頃、よく自分の手をじーっと見つめてる」なんて、ほんのちょっとした観察メモ。

忙しいときには「これって書くほどのことじゃないかも」って思ってしまうようなことこそ、何年後かに読み返すと涙が出るほど愛おしくなるんですよね。

私はある日、書いたことすら忘れていた「夜中3時間おきの授乳で眠すぎて泣いた」とメモを見て、ふと当時の寝不足と必死さがよみがえってきて、自分に「よくがんばってたね」って言いたくなりました。

こういう小さな記録が、ママ自身を労わる大切なメッセージになったりするんです。

色分けや記号で「誰の記録か」ひと目でわかるように

双子や三つ子育児でよくあるのが、「どっちの記録だっけ問題」。

どちらかが風邪をひいて病院へ行ったはずなのに、あとで見返したら「これってどっちのこと?」と迷ってしまうこと、ありませんか?

そんなときに便利なのが、色分けやちょっとした記号をつける工夫です。

先輩ママから教えてもらって私も実践したのが、「長男は青、次男は緑」と決めて、記録欄にその色のペンで書いたり、小さなシールを貼る方法。

これが本当に便利で、あとから見返しても一目瞭然。

予防接種の副反応、通院記録、ちょっとした様子の違いも整理しやすくなりました。

きっちりじゃなくても、ざっくり「色」で分けるだけで、記録がグンと使いやすくなるんです。

スマホ写真と手帳の記録をつなげると「思い出アルバム」になる

最近では育児記録アプリもあるけれど、紙の母子手帳ならではの良さってやっぱりあるんですよね。

私はあるとき、手帳の記録を読みながらスマホのアルバムを見返していたら、「このとき、あんな顔してたなあ」と写真と記録がピタッとリンクした瞬間があって、それがもうたまらなく嬉しかったんです。

「この日、はじめて寝返りした」って書いてあるページを見て、写真を探したら、ちょうど同じ日に撮ってた“どや顔”の赤ちゃんが出てきて。

あれはもう、記録と写真が合わさって、最高のご褒美みたいな瞬間でした。

時間がない中でも、写真の撮影日と手帳のメモを意識するだけで、「成長アルバム」みたいな使い方ができるようになりますよ。

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記録が続かないときもある…そんな自分を責めないで

書けなかった日々も、大切な育児の一部だった

毎日書こう、ちゃんと記録しよう、そう思って母子手帳を開いたはずなのに、気づけば真っ白なままのページが何日も続いていたり、書きかけのまま数か月経っていたり。

そんな自分に落ち込んだこと、きっとありますよね。

私もそうでした。

だけど、今振り返って思うのは、書けなかったその時間にも、ちゃんと愛情があったし、育児のすべてが詰まっていたってこと。

泣いて、笑って、寝かしつけて、ただひたすら目の前の小さな命に向き合っていたからこそ、書けなかっただけなんですよね。

白紙のページを見ると、「私ってダメだな」ってつい思ってしまいそうになるけど、でもその空白こそが、必死に生きていた証。

誰よりもがんばっていた“見えない時間”が、そこに詰まっているんです。

後からまとめて書いても、ちゃんと意味はある

ある程度余裕が出てきたころに、スマホの写真やカレンダーのメモを頼りにして、まとめて記録を書き直したことがありました。

「今さら書いても遅いかな」と思いながらも、一行ずつ振り返っていたら、なぜかじわっと涙が出てきて。

そのときに思ったんです。

「これは、過去の自分から今の自分への手紙みたいだな」って。

その記録を読んで、未来の自分が「大丈夫、私こんなにやってきたんだ」って感じられる日がきっと来る。

だから、書けるときに思い出しながらでもいいんです。

時間がたっても、遅すぎるなんてことはまったくありません。

“続けること”よりも、“残したい気持ち”を大事にして

育児って、ただでさえ自分のことが後回しになってしまうもの。

母子手帳だって、「ちゃんと続けなきゃ」って思えば思うほど、プレッシャーになって心が重くなってしまうこともありますよね。

でも、大切なのは完璧な記録じゃなくて、「この子のことをちゃんと覚えておきたい」っていう気持ち。

ほんのひとことでも、数ヶ月に1回でも、その気持ちが詰まっていれば、それだけで立派な“愛の記録”になるんだと思います。

誰かに見せるためじゃなく、自分のために、自分と子どもの時間をそっと残していく。

そう思えたとき、母子手帳の存在がもっと優しいものに感じられるようになりました。

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成長を見返す時間は、まるで「自分へのごほうび」

ふと開いたページに、あのときの温度がよみがえってくる

ある日、久しぶりに母子手帳を開いたら、ページの片隅に「夜中ずっと泣いて抱っこした日。

わたしも一緒に泣いた」って書いてあって、何でもないはずの一文なのに、涙がにじんで止まらなくなってしまいました。

忘れていたようで、でも体の奥にはしっかり残っていたんですよね、あの日の眠気と疲れと、それでも必死に守ろうとしていたあの感覚。

そのページを見た瞬間、たしかに自分がそこにいたんだと実感できたことが、ものすごく誇らしくて、そして愛おしくて。

「私、よく頑張ってたなあ」って、過去の自分を抱きしめたくなるような気持ちになったんです。

“できたこと”だけじゃなく、“悩んだこと”も意味がある

私たちはつい、母子手帳には「初めてできたこと」を残さなきゃって思いがちですよね。

でも実は、できなかったことや悩んだこと、ぐるぐる考えたことを書いておくと、それがあとで自分をものすごく支えてくれることがあるんです。

「あの頃もちゃんと悩んで、迷って、それでもこの子と向き合ってたんだなあ」って、思い返すたびに胸がぎゅっとなる。

そして、「今もまた悩んでるけど、大丈夫。

あのときだってなんとか乗り越えてきたんだから」って、今の自分を励ます言葉に変わってくれるんです。

記録って、未来の自分に手紙を届けるみたいなもの。

だからこそ、カッコよく残さなくてもいい。

ただ、感じたことをそのまま書いておくだけで、立派な“ごほうびの一冊”になるんですよね。

子どもと一緒に見返す日のために、少しだけ残しておこう

まだまだ先の話かもしれないけれど、いつかこの母子手帳を、子どもと一緒に開く日が来たら…

そんな想像をすると、ちょっとワクワクしてしまいます。

「こんなに小さかったんだよ」「このとき、夜中ずっと抱っこしてたんだよ」って、笑いながら話せるようになるかもしれない。

「ママ、こんなにたくさん書いてくれてたんだね」なんて言ってもらえたら、それだけで報われる気がするんです。

だから、全部じゃなくていいし、完璧じゃなくていいけど、少しだけでも気持ちを残しておこうって思えるんです。

今はただの記録でも、それが未来には、かけがえのない“思い出の宝箱”になるかもしれません。

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まとめ

双子や三つ子を育てていると、目の前のことに精一杯で、記録なんてとても手が回らない日もありますよね。

母子手帳を開く時間すら惜しい、そんな気持ちになることだって、当然あると思います。

でも、それでもほんの少しだけでも書いておいたことが、後からあなた自身を助けてくれたり、そっと背中を押してくれることがあります。

今日の記録が、未来の自分に向けたエールになることもあるし、いつか子どもと一緒に手帳をめくる日が来たとき、「ママ、ありがとう」と言ってもらえるかもしれません。

だから、全部書こうとしなくても大丈夫。

空白のページだって、あなたが一生懸命だった証です。

そしてなにより、母子手帳の記録は「子どものため」だけじゃなくて、「ママ自身のため」にもなるんです。

がんばっている自分を認めてあげる材料になったり、あの日あのときの愛情や葛藤を振り返るきっかけになったり。

誰にも見せなくていい、完璧じゃなくていい。

だけど、あなたの言葉で残してあげることで、そのページはきっとあたたかい記憶として未来に残っていきますよ。