マリーゴールドといえば、あちこちでよく見かけるオレンジや黄色がきれいな花です。
開花時期はけっこう長く、春から秋まで楽しめます。
だいたい花を植えたくなるのが春ごろで、4月あたりになるとホームセンターなどでマリーゴールドの苗をたくさん見かけるようになります。
大体の花は春の開花時期を過ぎると終わってしまいますが。
でも、マリーゴールドは11月くらいまでずっと咲き続けるのでなんというかエコな花でもありますね。
長く楽しめることもあり、マリーゴールドは絶対に毎年植えるという人も多いです。
1年草なので、毎年植えないといけないのですよね。
とはいえ、咲いた後もそのままほおっておくと種がこぼれて、翌年は勝手に芽が出てきたりもしますが・・・
また、マリーゴールドはキク科の植物でもあり、挿し芽で増やすこともできるんですよ。
挿し芽というのは、10cmくらいの花から茎までの部分を斜めに切って、土にさして置くと根っこが生えてくるというものです。
キクは多年草なので、根っこが生えればそのまま毎年延々と花が咲きますが、マリーゴールドは秋で枯れてしまいます。
でも、春先に1株買ってきて、挿し芽をすればうまくすれば夏くらいにはたくさんに増えている可能性もありますよ。
マリーゴールドの摘心はいつにする?摘心のメリットを解説!
マリーゴールドは摘心をすると、脇芽がたくさんでて花もたくさん咲きます。
ですから、摘心をするのは、最初の頃の方がいいです。
種をまいて、芽がでて葉っぱが増えてきて、茎が1本の頃に上部の茎をカットすると。
その下の葉っぱの脇からどんどん新芽が出てきて、それらがつぼみをつけます。
せっかく花が咲きそうなところを、ばっさり切ってしまうのは悲しい気分になるかもしれないですが、摘心をすることでその後はたくさん花を咲かせますよ。
ペチュニアなどの花も、全盛期はボールのようにきれいに花が増えますが、摘心をしているからこのような形に咲くわけです。
摘心をせずにそのまま咲かせると、茎だけ伸びたスカスカのペチュニアになってしまいます。
せっかく咲いてるのに・・・と私も最初は思いましたが、心を鬼にして花が咲いた部分は全部茎からむしってしまいます。
マリーゴールドも春にいっぱい花を咲かせると、そのまま茎もどんどん伸びてきます。
そうするとやはり花もスカスカになってくるので、また秋にむけて切り戻しをします。
摘心とは?いつ頃するとよいの?
摘心というのは、苗の頃のてっぺんを摘み取る作業で、切り戻しというのは成長して伸びすぎた茎を短くカットする作業です。
春でいったん伸びた部分を夏前に一度切り戻しし、夏にまた咲いて成長した部分を夏の終わり頃に切り戻すと、秋から初冬くらいまでまた花を楽しめます。
わさわさ伸びたままだと、通気性が悪くなり、そうすると腐ってくる可能性があるので、こまめに切って風通しを良くしておきましょう。
マリーゴールドの特徴は?ガーデニング初心者におすすめ!
マリーゴールドは、見た目もかわいく育てやすいのでガーデニング初心者におすすめの花です。
色もオレンジ・黄色・白などあり、最近ではボール型の品種もでてきて、とってもかわいいんですよ。
マリーゴールドの特徴~独特の臭いで虫を寄せ付けにくい~
キク科ということもあり、独特の臭いがあるため虫が寄り付きにくいという特徴もあります。
でも、昔のマリーゴールドに比べると品種改良もされているので、効果のほどは不明です。
マリーゴールドはアブラムシがつきにくい植物と言われているので、野菜と一緒にマリーゴールドの花を植えると害虫対策になるという話もあります。
だけど、マリーゴールドにアブラムシびっしりという悩みも見かけたので、気休め程度かもしれません。
アブラムシはいまいちですが、根菜類の天敵であるセンチュウ(線虫)には効果抜群だそうです。
なかなかガーデニング初心者で大根などを植えることもないかもしれませんが、そのような状況になった時は、マリーゴールドを近くに植えるとセンチュウ対策になりますよ。
マリーゴールドを育てるときの注意点①病気
マリーゴールドを育てる場合に注意する病気は「立ち枯れ病」です。
割と植えてすぐに起こる病気で、マリーゴールドに限らずすべての植物に起こりえる病気ではありますが、立ったままいつの間にか枯れてしまっているのだとか。
ここを乗り越えれば、あとは比較的丈夫に育ってくれます。
マリーゴールドを育てるときの注意点②しぼんだ花はこまめに摘み取る
また、花が咲いてしぼんでしまったらできるだめこまめに摘み取りましょう。
そのままほおっておくとやがて種になるわけですが、種のほうに栄養を取られてしまって花のほうにまわりません。
あとはしぼんだ花に雨がかかると腐ってきたりもして、カビがはえたりすると他の病気も誘発しますので、毎日摘み取るようにするといいですね。
秋の終わりになれば、その後成長することはないので、種ができてもそのまましばらくほおっておけば種がこぼれて翌年芽が出てきますよ。
プランターの場合は、種ができたら取っておいて、枯れた茎は引っこ抜いてしまいましょう。
マリーゴールドは種から育てるのも比較的簡単なので、翌年は種からチャレンジというのも楽しみですね。
マリーゴールドの開花時期のまとめ
マリーゴールドは臭いがあるので、他の花に比べると虫もつきにくく野菜と一緒に植えると相性がよいというコンパニオンプランツともいわれています。
見た目もカラフルで元気がでてくる花ですから、ぜひ植えてみてください。
ガーデニング初心者にも比較的育てやすい植物ですよ。
摘心や切り戻しをすることで、花をたくさん咲かせます。