就職活動を行っていると、「ボランティア経験があると有利」と聞くことはありませんか?
実は、企業が「ボランティア経験はありますか?」と聞くのは、
「学業以外に注力したこと」
「学業以外から学んだこと」
「学んだことを就職後どのように活かせるか」
「社会貢献への意欲」
などを知るためなんです。
つまり、ボランティア経験が無くても
「学業以外に注力したこと」
「学業以外から学んだこと」
「行動力」
など、自分の経験をしっかり伝えることができれば、何の問題もないのです。
実際に私も人事部で新卒採用の仕事を行っていた経験がありますが、ボランティア経験の有無だけで合否は決めていませんでした。
就活でボランティア経験なしの場合のアピール方法5選!好印象を狙う5つのポイント
就活で、「ボランティアの経験があります。」と面接官に伝えると印象が良いのは確かです。
でも、就活においてボランティア経験は必須ではありません。
周りの学生を見ても全員がボランティアをしているわけではありませんよね。
また、就職した後、職場の人全員がボランティア経験あるわけではありませんよね。
つまり、ボランティアを経験していないからと言って、就活で「不採用」に直結することはないのです。
就活でボランティア経験を聞くのは、
- 学業以外に注力したこと
- 学業以外から学んだこと
- 学んだことを就職後どのように活かせるか
- 社会貢献への意欲
では、就活でボランティア経験なしの場合のアピール方法を5選、ご紹介したいと思います。
就活でボランティア経験なしのアピール①学業以外に注力したことを伝える
企業が就活でボランティア経験を聞くのは、「学業以外に注力したこと」などを知りたいからです。
なので、
- アルバイト
- 部活
- サークル
例えば、「ボランティア経験はありますか?」と聞かれた時に
「ボランティア経験はありませんが、学生時代は陸上部の活動に力を注いでいました。」
と伝えればOKです。
面接が知りたいのは、「ボランティア経験」なのではなく
- 学業以外の活動から分かる就活生の人柄
- 学んだこと
- 行動力
就活でボランティア経験なしのアピール②学業以外に注力した経験から学んだことを伝える
ボランティア活動をしていなくても学業以外に注力した経験から学んだことをしっかり伝えましょう。
例えば、「ボランティア経験はありませんが、学生時代は陸上部の活動に力を注いでいました。」と答えたのであれば、
「特にリレーでは、一人一人の練習や努力、チームワークを生み、結束力を強めていくと学びました。」
「日々の体調管理は自分だけでなく、周りにも迷惑をかけることだと学びました。」
など、経験から学んだことを伝えましょう。
就活でボランティア経験なしのアピール③自分の「強み」や「長所」を伝える
ボランティア経験がなくても自分にはどのような「強み」や「長所」があるかをしっかりと伝えましょう。
例えば、アルバイトでチームリーダーを経験した就活生の場合。
「相手の話を『聞く力』『受け入れる力』、そして、表情や声のトーンから『相手の感情を察する力』などの『コミュニケーション力』が身に付きました。」
などと伝えられると良いでしょう。
就活でボランティア経験なしのアピール④企業研究と自己分析を行う
企業は、自社の方針に合った人材を探しています。
なので、就活を行う上で、「企業研究」はとっても大切。
企業研究とは、
- 職種
- 事業内容
- 働き方
- 他社との違い
そして、企業がどのような人材を探しているかを理解して、自分の強みや長所がどのように企業で活かせるかを分析して、志望動機や自己PRにつなげていきましょう。
就活でボランティア経験なしの場合のアピール方法5.第3者に相談してみる
就活をしていると、「自分自身」や「周りの就活生」との差の「壁」にぶつかることもあるでしょう。
そんな時は、一人で抱え込まず、家族や友人に相談をして、客観的に自分がどのような人間なのかを教えてもらうのも一つです。
また、身近な人に相談することが恥ずかしい場合は、就活エージェントなどの専門機関に相談するのもおススメです。
自分では気づかなかった「強み」や「長所」が見つかるかもしれませんよ。
ボランティア経験の嘘はバレる?嘘をつくのをやめた方が良い理由
ボランティア経験をはじめ、就活で嘘をつくのはやめておきましょう。
人事部で新卒生採用の経験がある私ですが、学生の嘘は簡単に見抜くことができます。
ではなぜ、就活で嘘はバレるのか、その理由や嘘をつかない方が良い理由を詳しく見てきましょう。
なぜ就活では嘘がバレる?
就活で嘘がバレる理由は、
①話に具体性が無い
②適性検査と一致しない
③変な緊張感がある
この3つのことが大きな理由です。
就活で嘘がバレる理由①話に具体性が無い
就活では、
- 経験
- エピソード
- 自己PR
- 志望動機
なので、嘘の経験や話をしても、具体性が無いため「嘘」だとすぐにバレるのです。
就活で嘘がバレる理由②適性検査と一致しない
企業によっては、「能力検査」「性格検査」などの「適性検査」を就活に用いる企業もあります。
適性検査の結果は、面接でも参考にするため、嘘のエピソードを話しても検査結果を一致せず、「嘘」だとを見破られるのです。
就活で嘘がバレる理由③変な緊張感がある
就活生によっては、嘘をついた自分に負い目を感じ、面接中に変な緊張感を漂わす学生もいます。
さらに、緊張で言いたいことを言えなくなったり、恐縮してしまう学生は、面接で不利になってしまうでしょう。
就活で嘘をつかない方が良い理由
就活で嘘をつかない方が良い理由は、
①不採用になる
②内定取り消しになる
③早期退職につながる
この3つのことが大きな理由です。
就活で嘘をつかない方が良い理由①不採用になる
就活生の嘘を見抜いた時点で、
- 信用性が無い
- 自己肯定感が低い
就活で嘘をつかない方が良い理由②内定取り消しになる
例え、面接で嘘がバレずに一度内定をもらえたとしても「嘘」がバレた時点で、内定が取り消しになるリスクがあります。
基本的には、内定契約を交わした後には、企業の方から内定を取り消すことはできないようになっています。
でも、就活生の「嘘」は、「内定取り消しの正当理由」に該当するんです。
なので、嘘をついてバレた場合、内定が取り消しになることを覚えておいてくださいね。
就活で嘘をつかない方が良い理由③解雇や早期退職につながる
例え、嘘がバレず、企業に入社できても
- その後嘘がバレて解雇になる
- 嘘がバレて会社に居づらくなって早期退職する
- 嘘の能力で入社したので仕事で十分な力が発揮できずに早期退職する
- 企業とのミスマッチを感じて早期退職する
就活で内定をもらうことはゴールではありません。
社会人としてのスタートです。
気持ちよく仕事や人間関係を築くためにも、就活で嘘をつくことはやめておきましょうね。
就活でボランティア経験なしの場合のまとめ
就職の大きな目的は、「生活のため」「自分の成長のため」「社会的信用を得るため」です。
決して、就活で「ボランティア経験があること」が有利になるわけではありません。
ボランティア経験が無くても、「アルバイト」や「部活・サークル」・「自分が注力を入れたこと」をしっかりと伝えましょう。
そのためにも企業研究や自己分析など、時間をかけて自分自身を見つめ直しましょうね。
就活中は辛くしんどくなる時期もあると思いますが、その経験こそが自分の強みになります。
人生で数少ない就職活動です。
嘘はつかず、真摯に取り組んでいきましょう。