
メダカを飼っていると、水槽や睡蓮鉢がなんだか少しさみしく感じたり、コケや食べ残しが気になったりして、「メダカと一緒に飼える魚っているのかな?」と思うこと、ありますよね。
せっかくなら、ほかの生き物も泳いでにぎやかにしたい。
でも、メダカがいじめられたり、食べられたりしたらどうしよう…と、なかなか一歩を踏み出せない方も多いんです。
先に、いちばん知りたい結論からお伝えします。
メダカと一緒に飼える魚や生き物は、ちゃんといます。
ミナミヌマエビやヒメタニシ、コリドラス、ドジョウ、アカヒレなど、相性のいい仲間はたくさんいるんです。
大切なのは相手選びで、見るべきポイントは「お互いの口に入らない大きさか」「泳ぐ層がかぶらないか」「水温や水質の好みが近いか」「肉食ではないか」という4つだけ。
とはいえ、「相手選びが大事」と言われても、結局どれを買えばいいか分からないと動けませんよね。
だからこの記事では、相性のいい生き物を9種、ぜんぶ具体的な名前で紹介します。
あわせて、避けたほうがいいNGの組み合わせ、室内と屋外でのおすすめの違い、メダカの卵や赤ちゃんを守る方法、そして安全に混泳を始める手順まで、順番にお話ししますね。
大丈夫、コツさえ分かれば、メダカを傷つけずににぎやかな水槽をつくれます。
焦らなくていいので、気になるところから読んでみてください。
読み終える頃には、自信を持ってお店で「これとこれ!」と選べるようになっているはずです。
この記事でわかること
- メダカと一緒に飼える魚を選ぶ4つの条件
- 相性がいいおすすめの魚・エビ・貝9種と役割
- 一緒に飼うと失敗しやすいNGの生き物
- 卵や赤ちゃんを守って安全に始める手順
メダカと一緒に飼える魚を選ぶ4つの条件
具体的な生き物の名前を知る前に、まず「どう選べばいいか」の物差しを持っておくと、これから先ずっと迷わなくなります。
お店でいろんな魚を見て心がぐらついても、この4つの条件に当てはめれば「これはアリ」「これはやめておこう」と落ち着いて判断できるんです。
むずかしい話ではないので、肩の力を抜いて読んでみてくださいね。
お互いの口に入らない大きさかどうか
いちばん大事なのが、この「大きさ」です。
メダカは体長3〜4cmほどの小さな魚なので、相手が大きすぎると、ぱくっと食べられてしまうことがあります。
逆に、相手が小さすぎると、今度はメダカが食べてしまうことも。
お互いの口に入らないサイズかどうかが、混泳成功のいちばんの分かれ目なんですね。
ここで気をつけたいのが、「今は小さいけれど、これから大きく育つ魚」です。
お店で見たときは同じくらいの大きさでも、ぐんぐん成長してメダカを食べるサイズになってしまう種類もいます。
「今の大きさ」ではなく「大人になったときの大きさ」で考えるのが、後悔しないコツですよ。
泳ぐ層がかぶらないかどうか
魚には、それぞれ好きな泳ぐ場所があります。
メダカは水面近くの「上のほう」を泳ぐのが好き。
一方で、コリドラスやドジョウは「底のほう」、エビや貝は「いちばん下」で過ごします。
この泳ぐ層(遊泳層)がうまくずれていると、生活する場所が重ならないので、ケンカやストレスが起きにくいんです。
たとえるなら、同じ家に住んでいても、片方は2階、片方は1階で暮らしているようなもの。
お互いの邪魔をしないから、自然と仲良く(というより、干渉せずに)暮らせるんですね。(人間も、ほどよい距離感がいちばん平和だったりしますよね)
水温と水質の好みが近いかどうか
生き物にはそれぞれ、心地よいと感じる水温や水質があります。
メダカはとても丈夫で、屋外でも飼える幅の広さが魅力。
でも、たとえば熱帯魚は温かい水(26〜27℃くらい)が好きなので、ヒーターなしの水槽に入れると弱ってしまいます。
つまり、「同じ水の環境で元気に過ごせる相手か」を確認することが大切。
とくに屋外で飼っている場合は、日本の四季に耐えられる生き物を選ぶと安心です。
室内でヒーターを使うなら、熱帯魚という選択肢も広がります。
このあたりは後の章でくわしくお話ししますね。
肉食性が強くないかどうか
最後は「性格」、とくに肉食かどうかです。
どんなに体が小さくても、肉食性が強い魚はメダカを追いかけて、ヒレをかじったり食べたりしてしまいます。
見た目がかわいくても、油断は禁物。
選ぶときは、草や食べ残しを食べる「雑食」や「植物食」よりの生き物を選ぶのが安全です。
温和でおっとりした性格の子なら、メダカものんびり過ごせます。
「小さいから大丈夫」ではなく「食べる気がない相手か」で判断すると覚えておいてください。
メダカと相性がいいおすすめの生き物9種
ここからは、いよいよ具体的な生き物の名前を紹介していきます。
さきほどの4条件をしっかり満たした、初心者さんにも自信を持っておすすめできる定番ばかり。
掃除が得意な子、見た目がかわいい子と、役割もいろいろなので、あなたの水槽に合いそうな仲間を探してみてくださいね。
それぞれの注意点もあわせてお伝えします。
掃除上手なミナミヌマエビとヤマトヌマエビ
メダカの混泳相手として、まず名前があがるのがこの2種類のエビです。
どちらも水槽のコケや食べ残しをせっせと食べてくれる、頼れる掃除屋さん。
底のほうで暮らすので、上を泳ぐメダカとは生活の場所がかぶらず、トラブルになりにくいのも安心ポイントです。
2種類の違いを、かんたんな表にまとめてみました。
| 種類 | 大きさ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ミナミヌマエビ | 2〜3cm | 小型で繁殖しやすい。卵や稚魚を脅かしにくい | メダカを殖やしたい人 |
| ヤマトヌマエビ | 3〜5cm | コケ取りの力が強い。やや大きい | コケ掃除を重視する人 |
掃除の力だけならヤマトヌマエビが優秀なのですが、ひとつ注意点があります。
ヤマトヌマエビは体が大きい分、メダカの卵や弱った稚魚を食べてしまうことがあるんです。
だから「メダカを殖やしたい」という方には、小型でおだやかなミナミヌマエビのほうが安心。
逆に「とにかくコケをきれいにしたい」ならヤマトが活躍してくれます。
なお、エビとメダカはお互いのサイズによっては食べ合うこともあります。
生まれたての稚エビはメダカに、エビの脱皮直後はやわらかくて狙われやすい、ということも。
お互いが口に入らない大きさに育ってから一緒にすると、より安心ですよ。
コケを食べてくれるヒメタニシとイシマキガイ
「動きはじみだけど、本当に頼れる」のが貝の仲間です。
ガラス面や石についたコケを、ゆっくりゆっくり食べてくれます。
とくにヒメタニシは、水の中の余分なものをこしとって食べる性質があるので、水をきれいに保つ手助けまでしてくれる優れものなんです。
ヒメタニシは日本にもともといる貝で、寒さに強いのが大きな魅力。
水温の変化が大きい屋外のビオトープでも、一年を通して元気に過ごせます。
イシマキガイはコケ取りの力がとても高く、室内水槽のお掃除役として人気です。
どちらもメダカを襲うことは一切ないので、安心して入れられますよ。
ひとつだけ豆知識を。
イシマキガイは水槽内ではほとんど卵から殖えないので、貝が増えすぎて困る…という心配が少ないのもうれしいところです。(気づいたら貝だらけ、なんてことになりにくいんですね)
底をきれいにするコリドラスとドジョウ
水槽の底のお掃除といえば、この2種類。
コリドラスは、もぐもぐと底の食べ残しを探して食べる、表情のかわいい人気者です。
とくにコリドラス・パレアタス(青コリ)は比較的低い水温にも強く、室内なら無加温でメダカと一緒に飼えることもあります。
底でのんびり暮らすので、上を泳ぐメダカとはぶつかりません。
ドジョウも、メダカとは泳ぐ層が違ってケンカしにくい、相性のいい相手です。
食べ残しを掃除してくれる頼れる存在でもあります。
ただしドジョウは雑食なので、種類や個体、お腹のすき具合によっては、まれにメダカを突いてしまうことがある点だけ覚えておいてください。
大きく育つマドジョウより、小型のシマドジョウのほうが、小さな水槽では飼いやすくて安心です。
心配な場合は、エサが足りているかをこまめに見てあげると、突くトラブルはぐっと減りますよ。
うちでは30cmの水槽でメダカ8匹とシマドジョウを1匹飼っていますが、ドジョウはいつも底でもぐもぐしていて、メダカは水面近くでスイスイ。
一度もケンカを見たことがなく、底に落ちたエサもきれいになるので、水換えの回数が減って助かっています。
同じ小ささで泳ぐアカヒレと小型の熱帯魚
「メダカと同じくらいの仲間を、横に並べて泳がせたい」という方には、アカヒレがおすすめです。
とても丈夫で温和、しかもヒーターなしでも飼える育てやすさで、初心者さんにぴったり。
赤いヒレがちらちら揺れて、水槽がぱっと華やぎます。
室内でヒーターを使える環境なら、ネオンテトラやカージナルテトラ、ラスボラ・エスペイといった小型の熱帯魚も仲間に加えられます。
体の大きさや泳ぐスピード、エサを食べる速さがメダカと近いので、無理なく一緒に暮らせるんです。
青や赤に輝く熱帯魚が加わると、水槽が一気に水族館みたいになりますよ。
ただしアカヒレは、丈夫とはいえ強い寒さは少し苦手。
屋外で冬を越す場合は、発泡スチロールの容器を使うなどの寒さ対策をしてあげると安心です。
熱帯魚はもちろん、屋外の冬は越せないので室内向き、と覚えておいてくださいね。
一緒に飼うと失敗しやすいNGの生き物
おすすめを知ったら、次は「これは避けてね」という相手も知っておきましょう。
よかれと思って入れた結果、メダカが食べられてしまった…という悲しい失敗は、ここを読めばきっと防げます。
理由もあわせてお話しするので、「なるほど、だからダメなのか」と納得しながら読んでみてください。
大きく育ってメダカを食べる金魚や鯉
意外と多いのが、金魚や鯉との混泳の失敗です。
お店で小さな金魚を見ると「メダカと同じくらいだし、一緒でも大丈夫そう」と思ってしまいますよね。
でも、金魚や鯉はぐんぐん成長して、いずれメダカが口に入るほど大きくなってしまうんです。
金魚は悪気があるわけではなく、口に入るサイズの動くものを、つい食べてしまうだけ。
でもメダカにとっては命に関わります。
たとえ今は同じ大きさでも、大人になったときのことを考えると、金魚や鯉との混泳は避けておくのが安心です。
それぞれ単独で飼ってあげるのがいちばん幸せですよ。
肉食でヒレをかじるフグの仲間やザリガニ
はっきり肉食とわかっている生き物は、メダカとの相性は最悪です。
たとえばアベニーパファーという小さなフグは、見た目はとても愛らしいのですが、メダカを追い回してヒレをかじってしまいます。
大きなフグにいたっては、メダカをエサとして食べてしまうほど。
ザリガニも要注意です。
雑食で肉食の傾向が強く、自然界でもメダカを食べている相手なので、一緒の水槽はおすすめできません。
さらにアメリカザリガニは、2023年6月から「条件付特定外来生物」に指定され、野外に放したり売る目的で飼ったりすることが禁止されています。
飼うこと自体はできますが、最後まで責任を持つ必要がある生き物。
メダカの混泳相手としては、やはり避けるのが無難です。
気が荒く小さくても危ない魚
「小さければ安全」とは限らないのが、混泳のむずかしいところ。
たとえばホトケドジョウは、ドジョウの仲間でありながら気性が荒く、肉食性が強いので、メダカが食べられてしまうことがあります。
同じ「ドジョウ」という名前でも、性格はまるで違うんですね。
ほかにも、気が強くて縄張り意識の高い魚は、体が小さくてもメダカを追い回してストレスを与えます。
選ぶときは名前の印象だけで判断せず、「おだやかな性格か」「肉食ではないか」をひと手間かけて確認しましょう。
その小さな確認が、メダカを守ることにつながります。(ひと手間が、平和な水槽をつくるんですね)
室内と屋外で変わるおすすめの組み合わせ
同じ「メダカと一緒に飼える生き物」でも、室内の水槽で飼うか、屋外のビオトープで飼うかによって、ベストな相手は変わってきます。
ここを知らずに選ぶと「冬に弱ってしまった…」という失敗につながることも。
あなたの飼育スタイルに合わせて、ぴったりの組み合わせを見つけていきましょう。
室内水槽はヒーターで熱帯魚とも一緒にできる
室内で水槽用ヒーターを使える環境なら、選べる仲間がぐっと広がります。
水温を熱帯魚が好む26〜27℃くらいに保てるので、ネオンテトラやカージナルテトラといったカラフルな熱帯魚と、メダカを一緒に泳がせることができるんです。
ヒーターがあると、メダカにとっても良いことがあります。
水温が安定すると体調をくずしにくく、条件が整えば一年を通して繁殖しやすくなるとも言われています。
室内のヒーター付き水槽は、いちばん混泳の幅が広く、初心者さんにも管理しやすい環境です。
色とりどりの魚が泳ぐ水槽は、眺めているだけで癒やされますよ。
屋外のビオトープは日本生まれの生き物が安心
屋外の睡蓮鉢やビオトープでメダカを飼うなら、日本の四季に耐えられる、もともと日本にいる生き物を選ぶのが鉄則です。
具体的には、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ、ドジョウあたりが定番。
どれも暑さ寒さに比較的強く、屋外の環境でも元気に過ごしてくれます。
実際に、メダカとミナミヌマエビ、ヒメタニシを屋外で一緒に飼って、それぞれが順調に殖えていったという声も多く聞かれます。
水草を入れて自然に近い環境をつくると、生き物たちがいきいきと暮らす、小さな池のようなビオトープが完成します。
屋外では「日本生まれ」を合言葉に選ぶと失敗しにくいですよ。
冬の越冬で気をつけたいこと
屋外飼育でいちばん気をつけたいのが、冬の越冬です。
メダカやミナミヌマエビ、ヒメタニシ、ドジョウは、適切な環境であれば屋外で冬を越せますが、水面が凍るほどの寒さや、水がすべて凍ってしまう浅い容器では弱ってしまいます。
水深をある程度しっかり確保し、落ち葉や水草で隠れ場所をつくってあげると、生き物たちは底のほうでじっとして冬を乗り越えます。
寒くなると、ふだんは上を泳ぐメダカも、水温が安定した中ほどや下のほうに集まることが多くなります。
アカヒレや熱帯魚は屋外の冬は越せないので、寒い季節は室内に移すか、最初から室内で飼うようにしてくださいね。
メダカを傷つけずに混泳を始める3つの手順
迎えたい生き物が決まったら、いよいよ水槽に入れる準備です。
ここで慌てて入れてしまうと、ストレスや水質のショックで生き物が弱ってしまうことも。
でも、たった3つの手順を守るだけで、その失敗はぐっと減らせます。
むずかしくないので、ひとつずつ一緒に確認していきましょう。
水槽の大きさと入れる数の目安
まず大切なのが、水槽の大きさです。
いろんな生き物を一緒に飼うなら、30cmキューブ(30cm四方)以上の水槽を目安にすると、水質が安定して管理しやすくなります。
小さな容器にたくさん入れると、水が汚れやすく、エサの取り合いやケンカも起きやすくなってしまいます。
入れる数は「少なめ」がコツ。
たとえば30cm水槽なら、メダカ数匹に、エビや貝、底もの(コリドラスやドジョウ)を1〜数匹ずつ、というくらいのゆとりがちょうどいいです。
「ちょっと物足りないかな」と感じるくらいが、生き物にとってはちょうど快適。
欲ばらないことが、結果的にみんなを元気に保つ秘訣です。
時間をかけた水合わせのやり方
新しい生き物を迎えたら、いきなり水槽にドボン、はNGです。
お店の水と自分の水槽の水は、水温も水質も違うので、急に環境が変わると生き物がショックを受けてしまいます。
そこで大事なのが「水合わせ」。
やり方はかんたんです。
まず、生き物が入った袋を水槽の水面に30分ほど浮かべて、水温をそろえます。
次に、袋を開けて、自分の水槽の水を少しずつ(15〜30分おきに、少量ずつ)足していき、生き物を新しい水にゆっくり慣れさせます。
とくにエビは水質の変化に敏感なので、いつもより時間をかけてゆっくり合わせると安心です。
この一手間が、生き物の命を守ります。
卵や赤ちゃんを守る隠れ家と隔離
「メダカを殖やしたい」という方に、ぜひ知っておいてほしいのがこの章です。
メダカの卵や生まれたての赤ちゃん(稚魚)は、とても小さいので、混泳相手だけでなく親メダカ自身にも食べられてしまうことがあります。
そこでおすすめなのが、水草や産卵床をたっぷり入れて隠れ家をつくってあげること。
赤ちゃんが隠れられる場所があると、生き残る確率がぐんと上がります。
確実に殖やしたいなら、卵を見つけたら別の容器に移してあげるのがいちばん安心です。
卵がついた産卵床ごと、そっと移してあげましょう。
少し手間ですが、たくさんの赤ちゃんが元気に育つ姿は、その手間に十分こたえてくれますよ。
メダカの混泳でよくある疑問と不安への答え
最後に、混泳を始める前に多くの方が迷う疑問を、まとめてお答えしておきますね。
「これが気になっていた!」というものがあれば、ぜひ参考にしてください。
小さな不安をひとつずつ解消しておくと、安心してスタートできます。
ヒーターなしでも一緒に飼える生き物はいる?
はい、たくさんいます。
ミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビ、ヒメタニシ、イシマキガイ、ドジョウ、アカヒレ、そしてコリドラス・パレアタス(青コリ)などは、室内であればヒーターなしでもメダカと一緒に飼える定番です。
これらは日本の気候に比較的なじみやすく、メダカと同じくらいの水温で元気に過ごせます。
ヒーターを使いたくない、電気代をおさえたいという方は、この中から選べば失敗しにくいですよ。
カラフルな熱帯魚を入れたいときだけ、ヒーターを用意すればOKです。
メダカとエビはお互い食べ合わない?
基本的には仲良く暮らせますが、「サイズ次第」というのが正直なところです。
お互いが十分に育って、相手の口に入らない大きさになっていれば、食べ合う心配はほとんどありません。
ただし、生まれたての小さな稚エビはメダカに食べられることがありますし、逆にメダカの卵や弱った稚魚が、大きめのヤマトヌマエビに食べられることもあります。
お互いが大人になってから一緒にする、繁殖を狙うなら卵や赤ちゃんは隔離する。
この2つを意識すれば、エビとメダカはとてもいい関係を築けますよ。
何匹までなら入れて大丈夫?
「何匹まで」という決まった数字はないのですが、大切なのは「水槽の大きさに対して、ゆとりを持つこと」です。
生き物が多すぎると、水が汚れやすくなり、エサの取り合いやストレスのもとになります。
ひとつの目安として、30cm水槽ならメダカ数匹に、エビや貝、底ものを少しずつ加えるくらいから始めて、様子を見ながら調整するのがおすすめです。
水がにごったり、生き物の元気がなくなったりしたら、それは「ちょっと多いよ」のサイン。
迷ったら少なめからスタートして、慣れてきたら少しずつ増やす。
これがいちばん安全な進め方です。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- メダカと一緒に飼える魚や生き物はちゃんといる
- 選ぶ条件は「口に入らない大きさ」「泳ぐ層が違う」「水温・水質が近い」「肉食でない」の4つ
- おすすめはミナミヌマエビ・ヤマトヌマエビ・ヒメタニシ・イシマキガイ・コリドラス・ドジョウ・アカヒレ・小型熱帯魚
- 掃除を重視するならヤマト、繁殖を守りたいなら小型のミナミが安心
- 金魚や鯉は成長してメダカを食べるので避ける
- フグの仲間やザリガニ、ホトケドジョウなど肉食・気の荒い相手はNG
- 室内ヒーター付きなら熱帯魚とも混泳でき、選べる幅が広い
- 屋外のビオトープは日本生まれの生き物が安心で越冬にも強い
- 水槽は30cm以上で数は少なめ、水合わせは時間をかけて行う
- 卵や赤ちゃんは隠れ家や別容器で守ると殖やしやすい
大切なのは、ほんの少しだけ立ち止まって「この子はメダカと暮らせるかな?」と4つの条件で確かめてあげること。
それだけで、失敗はぐっと減らせます。
いろんな生き物が泳ぐ水槽やビオトープは、毎日眺めるのが楽しみになりますし、お子さんと一緒に「これがエビ、これが貝だよ」なんて観察するのも、きっといい時間になります。
まずは、いちばん相性のいいミナミヌマエビやヒメタニシあたりから、ひとつ仲間を迎えてみるのもいいかもしれませんね。
あなたとメダカにとって、心地よい小さな世界が広がっていったら、素敵だなと思います。
