
子どものゲーム時間が決めた通りに守れないと、ついイライラしてしまいますよね。
注意してもまた同じことの繰り返しで、もうどうしたらいいのか分からなくなることもあると思います。
私も、約束したのにやめられない姿を見るたびに、言い方がきつくなって自己嫌悪…という流れを何度もやりました。
しんどいですよね。
でも、守れないのは親の頑張り不足だけが原因ではありません。
子どもの気持ち、ゲームの性質、生活リズム、ルールの作り方…このあたりが少しずつ絡んでいることが多いんです。
この記事では、責めるより先に見直したいことと、親子で続けやすい整え方をやわらかく整理していきます。
子供のゲーム時間が守れないときは時間より流れを整えることが大切!
子どものゲーム時間が守れないときは、ただ時間を短く言い渡すだけではうまくいきにくいです。
大丈夫です。
まず見たいのは、ゲームの長さそのものよりも、やめにくくなる流れが生活の中にできていないかという点です。
厚生労働省の睡眠ガイドでは、小学生は9〜12時間、中学・高校生は8〜10時間の睡眠時間が目安とされています。
さらに小・中・高校生は1日60分以上体を動かし、スクリーンタイムは2時間以下が望ましいとも示されています。
ゲームだけを悪者にするのではなく、睡眠や体を動かす時間が削られていないかを見ることが大切です。
文部科学省の調査でも、保護者がゲーム時間を限定している家庭の子どものほうが、ゲーム時間が短い傾向が示されています。
つまり、厳しく叱ることより、続けやすい形で枠を作ることが役立ちやすいということです。
わが家では最初から30分にすると毎回もめたので、まずは宿題とお風呂が終わってから45分にしました。
終わる5分前に声をかけるようにしたら、前より切り替えやすくなりました。
守れない理由には子どもなりのつまずきがある!
ゲーム時間が守れないとき、親としては甘えに見えてしまうことがあります。
でも実際は、子どもなりにやめにくい理由を抱えていることが少なくありません。
ここを見落としてしまうと、ルールだけ増えて、親子の空気だけ重くなりやすいです。
楽しい最中は切り替えが難しい!
ゲームは途中で終わりにくい作りになっているものが多いです。
対戦中だったり、次の報酬がすぐもらえたりすると、子どもはあと少しのつもりで続けやすくなります。
厚生労働省の資料でも、ゲームに関する行動のコントロールが難しくなり、生活の優先順位がゲーム中心になることがゲーム障害の特徴として示されています。
もちろん、すぐに障害だと考える必要はありませんが、やめにくさは意志の弱さだけでは説明できないと知っておくと見え方が変わります。
私の場合も、終わりの時間だけ伝えていた頃は毎回もめました。
区切りが悪いと大人でも嫌ですもんね。(ドラマのいい場面で止められる感じです)
ルールが子どもの生活に合っていない!
平日も休日も同じ時間にしたり、宿題や習い事の負担を考えずに決めたりすると、守るのが難しくなります。
たとえば疲れて帰ってきた日に、いきなり厳格なルールだけを押しつけられると、子どもは反発しやすいです。
ルールは正しさより、続けやすさが大事です。
親の言葉が注意だけになっている!
「早くやめて」「また守れなかったね」ばかりになると、子どもはゲームの内容より親とのやり取りに気持ちが向きます。
すると、やめるかどうかの話が勝ち負けみたいになってしまうんです。
これ、つらい流れです。
親も消耗しますし、子どもも素直になりにくくなります。
親の使い方も影響しやすい!
文部科学省の資料では、保護者のゲームやSNS・動画の使用時間が長いと、子どもの使用時間も長い傾向が示されています。
子どもだけに我慢を求めるより、家の中の使い方を少し整えるほうが、実は近道になりやすいです。
子どもに言う前に、私も食後にスマホをだらだら見ないようにしました。
すると、ゲームを終えたあとに一緒に話す時間ができて、前より切り替えがスムーズになりました。
親子で続けやすい5つの工夫は小さく始めることがポイント!
ここからは、実際に試しやすい工夫を見ていきます。
大事なのは、完璧なルールを作ることではなく、親子が続けられる形にすることです。
最初から理想形を目指さなくて大丈夫です。
終わる時刻ではなく終わり方を決める!
「18時になったら終わり」だけだと、区切りが悪い日に荒れやすいです。
そこでおすすめなのが、終わり方もセットで決めることです。
- あと5分で終わると先に声をかける
- この対戦が終わったらやめる
- セーブして電源を切るところまでを流れにする
時間の約束というより、終了の手順を一緒に固める感じです。
これだけでぶつかり方が変わることがあります。
平日と休日でルールを分ける!
学校がある日と休みの日では、体力も気持ちの余裕も違います。
だから、同じルールで縛るより、分けて考えるほうが自然です。
睡眠時間が足りなくなるなら調整が必要ですし、翌朝に引きずるようなら見直しのサインです。
厚生労働省の情報でも、日本の子どもは推奨される睡眠時間を下回るか下限付近にあるとされています。
ゲーム時間を考えるときは、まず寝る時間を守れるかが大切です。
見直しやすい分け方の例!
平日は短めで固定し、休日は少し余白を持たせると子どもも納得しやすいことがあります。
たとえば、平日は宿題と翌日の準備のあと、休日は午前中にやることを済ませたあと、という形です。
先にやることを終える流れにすると、親も声かけがしやすくなります。
ゲーム以外の楽しみを少しずつ用意する!
ゲームを減らしたいときに、ただ「やめよう」だけだと空いた時間がつらくなります。
近視予防の観点では、屋外活動を1日2時間確保することが望ましいと厚生労働省が案内しています。
毎日きっちりでなくても、外に出るきっかけを増やすのはゲーム時間の偏りをやわらげる助けになります。
たとえば、
- 散歩
- 買い物の付き合い
- カードゲーム
- 料理の手伝い
大きなことじゃなくて大丈夫です。
私も、いきなり知育っぽいことを入れようとして失敗しました。
続いたのは、おやつを一緒に選びに行くみたいな地味なものです。
地味、強いです。
できた日をちゃんと言葉にして拾う!
守れなかった日ばかり覚えていると、親子で苦しくなります。
だからこそ、守れた日は小さくても言葉にして拾うのがおすすめです。
「今日は自分で切り替えられたね」と短く伝えるだけでも違います。
注意より、できた形を定着させるイメージです。
なぜ守れなかったかを一度聞いてみる!
守れなかったとき、すぐ注意に入る前に「どうだった?」と一言聞いてみるだけで流れが変わることがあります。
対戦の途中だったのか、疲れていてやめる気力がなかったのか…理由が分かると、次の対策もより的確になります。
ルールを調整するヒントは、たいてい子どもの言葉の中にあります。
やりがちだけど逆効果になりやすい3つの失敗!
うまくいかないときほど、強く止めたくなるものです。
でも、ここには少し注意したい点があります。
親が悪いわけではないんです。
毎日向き合っていたら、そうなります。
ただ、やり方によっては逆効果になりやすいものがあるので、あわせて押さえておきましょう。
急にゼロにしようとする!
今まで長く遊んでいた子に、いきなりゼロを求めると反発が大きくなりやすいです。
まずは15分減らす、終わり方を変える、平日だけ見直すなど、小さく動かすほうが現実的です。
罰だけで回そうとする!
守れなかったら即取り上げる形は、短期的には効いても、毎回そのやり方になると親子ともに疲れます。
なぜ守れなかったかを一度聞いてから調整するほうが、長続きしやすいことがあります。
気になるサインを放置する!
もし、睡眠や食事よりゲームが優先される、学校や日常生活に影響が出ている、やめられないことで家庭内のトラブルが強く続いている、という状態なら、家庭だけで抱え込まないほうが安心です。
厚生労働省は、ゲームが生活の最優先になり、問題が起きていても続けてしまうことを注意すべき特徴として挙げています。
気になるときは、学校の先生や地域の相談窓口、小児科などに相談先を広げる選択肢もあります。
わが家でも親子だけで解決しようとして苦しくなった時期がありました。
担任の先生に今の様子を軽く伝えただけでも、家での声かけが少し落ち着いて、私自身が張りつめすぎずにすみました。
完璧を目指さず少しずつ整えていけば大丈夫!
子供のゲーム時間が守れないときは、子どもを責めるより、やめにくくなる流れを一緒に見直すことが近道です。
睡眠や生活リズムが崩れていないかを先に確認し、平日と休日を分けたり、終わり方を決めたり、できた日を言葉にして拾ったりするだけでも、少しずつ変わりやすくなります。
守れない日があると、親として落ち込みますよね。
でも、毎回きっちりできなくても大丈夫です。
ルールで縛る家より、親子で話しながら調整できる家のほうが、長い目で見ると楽になりやすいです。
今日は、ゲーム時間を減らすことだけを目標にしなくてもいいと思うんです。
寝る時間が少し整うとか、終わる前に一声かけられるとか、そのくらいの変化でも十分前進です。
親子で「前よりちょっといい感じかも」と思える日が増えていったら、きっとそれがいちばんうれしいですよね。
