赤ちゃんがおくるみを嫌がって泣き続ける姿を見て、「なんでこんなに嫌がるの?」と途方に暮れてしまうことってありますよね。
私も最初は「自分のやり方が悪いのかな」と何度も悩みましたし、夜中にひとりで涙が出そうになったこともありました。
でも実は、おくるみが合わない赤ちゃんも多いんですし、その理由も赤ちゃんによってさまざま。
巻き方の加減や室温、素材など、ほんのちょっとした工夫で落ち着いてくれる子もいるんです。
だからこそ、無理に「こうしなきゃ」と思わずに、赤ちゃんのペースに合わせてあげることがとても大切。
このページでは、私自身が試してうまくいったことや、育児仲間から聞いた体験談も交えながら、原因ごとの対処法やおすすめの代替アイテムまで、たっぷりとご紹介します。
きっとあなたと赤ちゃんに合う方法が見つかりますし、少しでも気持ちが軽くなってくれたら嬉しいです。
ゆっくり読んで、できそうなことから試してみてくださいね。
赤ちゃんがおくるみを嫌がるのはよくあること
新生児でもおくるみが苦手な子はいる
新生児=おくるみが大好き、というイメージがありますが、実際はそうとも限りません。
私の息子も初めて巻いた日に、身をよじって泣き叫び、正直「失敗だったかな…」と落ち込みました。
その夜は何度巻き直しても泣き続けてしまい本当に不安になったのを覚えています。
実際、手足を自由に動かすのが好きな赤ちゃんや、包まれる感覚が苦手な子もいるんです。
抱っこでは安心して寝るのにおくるみでは泣いてしまう子もいるので、嫌がるのは決して珍しいことじゃないです。
「うちの子だけ…?」と悩む必要もありません。
安心してくださいね。
無理に続ける必要はない?
嫌がる赤ちゃんを無理に包み続ける必要はありません。
おくるみはあくまで「赤ちゃんが安心するためのサポート道具」。
絶対に使わなきゃいけないものではないんです。
赤ちゃんの様子を見ながら、必要なければやめるという選択も大切ですし、親にとっても心が楽になります。
私も途中からは別の寝かしつけ方法を試すようにして、親子ともに楽になりました。
おくるみをやめたら落ち着いて眠るようになった、というケースも少なくないので、気負わずに赤ちゃんに合わせてあげてくださいね。
おくるみを嫌がる原因を知ろう
巻き方がきつすぎる・緩すぎる
初めてだと加減が難しいですよね。
私も「これくらいでいいかな?」と思って巻いたら、息子は苦しそうに暴れたり、ゆるくするとすぐにはだけたりしました。
強すぎても弱すぎても不快なので、赤ちゃんが安心できる「ほどよいフィット感」を探してみてくださいね。
何度も調整してみるうちに、赤ちゃんがぐっすり寝てくれるポイントが見えてくることもあります。
赤ちゃんの表情や動きを見ながら試していくといいですよ。
私も3日ほどかけてやっとちょうどいい巻き加減がわかって、そこからは夜もぐっすり寝てくれるようになりました。
暑くて不快に感じている
夏や暖房の効いた部屋だと、おくるみの中が蒸れて暑く感じることもあります。
息子が汗びっしょりで泣いているのを見て気づき、ガーゼ素材に替えたら落ち着いた経験があります。
赤ちゃんの背中や首元が熱くないか、時々チェックしてみましょう。
赤ちゃんはまだ体温調節がうまくできないので、少しの温度差でも不快になってしまいます。
特に真夏や冬場の暖房が強い部屋では、薄手のガーゼや1枚だけで包むのがおすすめですし、室温も少し下げてあげるといいですね。
素材や肌触りが合わない
肌が敏感な赤ちゃんにとって、素材のチクチク感やごわつきは大きなストレスになります。
私も肌触りの柔らかいガーゼに変えた途端、泣き声が減ったので、素材選びって本当に大事なんだと実感しました。
赤ちゃんによっては、タグが当たるだけでも嫌がる子もいるので、縫い目やタグがないものを選んだり、柔らかいオーガニックコットンにしてみるのもいいですよ。
触ったときに「気持ちいいな」と思える素材なら、赤ちゃんも安心してくれるはずです。
月齢が進んでおくるみ卒業のサインかも
生後3ヶ月を過ぎる頃から、赤ちゃんは手足を動かしたがるようになります。
それに体もどんどんしっかりしてくるので、おくるみが窮屈に感じるようになることがあります。
息子も手を抜いて遊ぶようになり、「あ、もうそろそろ卒業かな」と自然にわかりました。
そこからは寝かしつけ中もよく手足をばたつかせていたり、途中で自分でおくるみを蹴って外してしまうようにもなりました。
嫌がるのは成長の証でもありますし、赤ちゃんが自由に動きたい気持ちや好奇心が芽生えてきているサインなんですね。
そんな時は無理に続けず、次のステップへ進む準備ができていると考えて、安心して見守ってあげるといいでしょう。
嫌がるときの対処法
まずは巻き方を見直してみる
動画や育児本でコツを確認して、赤ちゃんに合う巻き方を探してみてください。
私も地域の子育て支援センターでコツを教えてもらい、すぐに泣き止んだときは感動しました!
巻き方ひとつでこんなに違うんだと驚いたのを覚えています。
練習しているうちに自分の手つきも慣れてきて、巻くときの赤ちゃんの反応も変わっていきましたよ。
赤ちゃんの表情や息づかいを見ながら、気持ちよさそうかどうか確認してあげるのも大事です。
季節や室温に合った素材を選ぶ
夏は通気性のいいガーゼや薄手のコットン、冬はフリースや厚手のものがおすすめです。
赤ちゃんの肌が冷えたり、汗をかきすぎていないか、こまめに確認するといいでしょう。
特に寝かしつけのときは部屋の温度も調整してあげるとさらに快適になります。
エアコンの風が直接当たらない位置にベッドを置くだけでも違います。
暑がっているか寒がっているかは背中や首元を触るとわかりやすいので、何度も様子を見てあげてくださいね。
抱っこやおくるみ以外の寝かしつけ方法を試す
赤ちゃんの中には、ママやパパのぬくもりで安心する子もいます。
私も授乳のあとに抱っこしてユラユラしているうちに寝てくれたことが何度もありました。
おくるみだけにこだわらず、いろんな方法を試してみてくださいね。
ベビーマッサージや、お気に入りの音楽をかけながらそばで見守るのも、赤ちゃんに安心感を与えてくれることがあります。
何が合うかは赤ちゃんによって違うので、楽しみながらいろいろ試す気持ちでやってみてください。
少しずつ慣れさせる工夫も
最初から全身をきっちり巻くと驚いて泣いてしまう子もいるので、
- 足だけ
- 次は腰まで
私の息子も、いきなり全部巻くより段階的に巻いたほうが落ち着いてくれました。
最初は嫌がっていても、毎晩少しずつ続けることで安心するようになる子もいますので、焦らずゆっくりステップを踏んであげるといいでしょう。
赤ちゃんにとっても「これは怖くないんだ」とわかってもらえる時間になりますよ。
おくるみが合わない場合の代わりになるアイテム
スリーパー
着せるだけでお腹や背中が冷えにくいので、おくるみが苦手な赤ちゃんにもぴったりです。
息子もこれなら嫌がらず着てくれて、夜中に脱げてしまう心配もなく、親としても安心できました。
スリーパーは季節ごとに素材や厚みが違うものがあって、選ぶ楽しみもありますし、見た目もかわいいデザインが多いのも嬉しいポイントです。
ガーゼケット
軽くて通気性が良く、夏場やお昼寝のときに特におすすめです。
赤ちゃんにふわっとかけてあげるだけで安心してくれることもありますし、丸洗いができて乾きやすいので衛生的なのもいいところ。
薄手で肌触りも優しいので、お昼寝のときはもちろん、外出先でも重宝しました。
何枚か用意しておくととても便利ですよ。
肌着の重ね着で調整
おくるみがなくても、肌着の重ね方や素材で体温調整は十分できます。
動きが活発になる頃からは、この方法のほうが赤ちゃんも自由に動けて楽かもしれません。
私は肌着を薄手と厚手で組み合わせたり、腹巻きを使ってみたりして調整しました。
ですが、赤ちゃんがのびのび寝返りを打てるようになり、寝つきもよくなった気がします。
重ね着なら季節や気温に応じてすぐ調整できるので、とても便利ですよ。
まとめ|赤ちゃんの気持ちに寄り添って無理しないのが大切
赤ちゃんがおくるみを嫌がるのは、決してあなたのせいじゃありません。
私も何度も失敗して、自分を責めたことがありますし、夜中に泣きながら何度もおくるみを巻き直したこともあります。
でも今ならわかります。
大切なのは、赤ちゃんが安心して眠れる方法を一緒に見つけていくことなんです。
無理に続けるよりも、赤ちゃんの気持ちに寄り添って「今のこの子に合う方法」を探してあげるのが一番ですし、その過程で親も少しずつ成長できます。
焦らなくても大丈夫。
あなたもきっと、赤ちゃんとぴったりの寝かしつけ方法を見つけられますよ。
いろいろ試しながら、赤ちゃんの笑顔や安心した寝顔を見つけていってくださいね。
その姿を見られたとき、頑張ってきてよかったって心から思えるはずです!