友達に双子が生まれたとき、嬉しい反面「出産祝いってどうすればいいんだろう?」と迷ってしまうことってありますよね。
ご祝儀袋は赤ちゃん2人分で2枚にするのが正しいのか、それとも1枚で良いのか。
また、金額は1人分を×2にするのがマナーなのか、それとも別の考え方があるのか…。
実際にお祝いを渡す場面になると、ちょっとしたことでも「これで失礼じゃないかな?」と気になります。
特に双子の場合は、一般的な出産祝いと少し違う部分もあるので、余計に悩んでしまうものです。
この記事では、そんな悩みを持つ方のために、筆者の体験談を交えながら「双子ならではの出産祝いのマナーや考え方」をわかりやすく解説していきます。
ご祝儀袋の選び方や包む金額、プレゼントのアイデアまで、具体的にお話ししていきますので、最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
双子の出産祝いにご祝儀袋は2枚必要?
基本は1枚でOK!なぜならお祝いは「両親」へ
出産祝いのご祝儀袋は、双子であっても基本的には1枚で大丈夫です。
なぜかというと、出産祝いは赤ちゃん一人ひとりに向けたものではなく、その子たちを出産し育てる「両親」に対して贈るものだからです。
赤ちゃんが双子であっても、両親はひとつの家庭として受け取るため、1枚のご祝儀袋にまとめるのが一般的なんですね。
実際、私自身が双子のご家庭に出産祝いを渡したときも、最初は「2枚必要かな?」と悩みました。
でもいろいろ調べてみた結果、1枚で問題ないということが分かり、気持ちを込めて1枚にまとめて贈りました。
それでもしっかり感謝されましたし、失礼にはなりませんでしたよ。
2枚にしてもOKなケースとは?デザイン性や演出で選ぶ場合も
もちろん、絶対に1枚でないといけないという決まりがあるわけではないので、2枚で贈ってもマナー違反にはなりません。
特に最近では、プレゼント感覚で渡せる可愛らしいご祝儀袋も増えてきていますよね。
たとえば、スタイやガーゼタオルがご祝儀袋の形になっているタイプなどは、見た目も可愛くて実用的。
双子に色違いや柄違いで2つのご祝儀袋を用意するというのも、見た目のインパクトがあってとても素敵です。
そういった演出を楽しみたい方には、2枚にするという選択も十分アリですよ。
また、華やかなデザインのご祝儀袋なら、並べて飾るのも楽しんでもらえるかもしれませんね。
贈る側の工夫次第で、お祝いの場がより明るく温かいものになります。
最近はスタイ型や実用的なご祝儀袋も人気!
今どきのご祝儀袋は、ただの紙袋じゃないんです。
スタイやガーゼタオル、ハンカチなどにメッセージタグや水引がついた「実用型ご祝儀袋」も増えてきていて、とっても人気があります。
見た目がかわいらしいだけでなく、実際に育児に役立つので、もらった側も嬉しいですよね。
双子の場合は、デザインをおそろいにしたり、色違いでそろえたりすると、それだけで一気に特別感がアップします。
こうしたタイプのご祝儀袋なら、「1枚にまとめる」か「2枚で演出する」かは自由。
どちらでも気持ちが伝わるので、相手の好みやご自身のセンスで選んでみてくださいね。
双子の出産祝い、金額は2人分がマナー?
「×2」ではなく1.5倍が一般的な目安
「双子だから出産祝いの金額も2倍にしなきゃいけないのかな?」と感じる方は多いですが、実際のところ、必ずしもそうとは限りません。
一般的な考え方としては、1人分の相場に対して“1.5倍程度”を目安にするのがちょうど良いとされています。
例えば、ふだん友達に出産祝いとして5,000円を渡している方なら、双子のときは7,000円~8,000円くらいを考えるのが妥当です。
ただ、それよりも切りの良い金額の方が気持ちを伝えやすいと感じる方もいるため、思い切って10,000円にするという人も珍しくありません。
この“1.5倍”という考え方は、相手に気を遣わせすぎず、それでいて双子という特別感にもきちんと配慮できる、ちょうど良いバランスなのかもしれませんね。
贈る側にとっても、過剰に気負いすぎないラインなので、無理のない金額として検討しやすいです。
友達への相場:5,000~10,000円程度が目安
友達や知人への出産祝いの相場は、一般的に5,000円~10,000円くらいが目安です。
これは双子の場合でも大きくは変わらず、あくまで“気持ちが伝わる金額”としてこの範囲がよく選ばれています。
5,000円でお祝いをする場合、ちょっとしたプレゼントを添えると、より気持ちがこもった印象になりますし、10,000円なら少し豪華なプレゼントや双子用アイテムなども選びやすくなります。
また、最近は「お返しの負担にならないように」と考えて、あえて控えめな金額でスマートに渡す方も増えています。
相場はあくまで目安なので、贈る側と受け取る側、どちらにとっても心地よいと感じる金額を選ぶのがベストです。
金額の半端さが気になるなら切りのいい金額でもOK
「7,000円」や「7,500円」など、1.5倍の計算で出た金額がちょっと中途半端に感じる…という方も多いと思います。
そういう場合は、気持ちよく渡せる“キリの良い金額”にしてしまって問題ありません。
たとえば、8,000円よりも10,000円の方が見栄えも良く、金額の印象としてもスッキリしますし、気持ちをしっかり伝えられます。
実際、双子の出産祝いで1万円を贈るという人はけっこう多く、「ちょっと多めだけど、おめでたいことだからね」という感覚で選んでいるようです。
また、「1人分+α」という考え方で、「5,000円+プレゼント」といった組み合わせにするのもおすすめです。
お祝いの金額に正解はないので、自分らしい贈り方を工夫してみると、より心のこもったお祝いになりますよ。
ご祝儀よりプレゼントがおすすめな場合も
双子ならではの便利グッズは実用性が高くて喜ばれる
ご祝儀ではなく、プレゼントを選ぶというのも、とても喜ばれる素敵な選択肢です。
特に双子育児は、1人育児とは比べものにならないほどの手間や荷物の多さがあるので、実用的なプレゼントは本当に助かるんですよね。
たとえば、双子用の大容量マザーズバッグや、2人を同時にケアできる抱っこ紐、2冊分の収納ができる母子手帳ケースなどは、育児の現場でとても役立ちます。
さらに、双子育児では外出の準備も2倍以上の手間がかかるため、機能性の高いグッズはありがたい存在です。
片手で開けられるマザーズリュックや、2人分の荷物を分けて整理できる仕切り付きバッグなど、細かな配慮がされたアイテムは特に人気があります。
使い勝手が良く、見た目もかわいいものだと、気分も上がりますし、長く愛用してもらえますよ。
おすすめアイテム:マザーズバッグ・母子手帳ケース・離乳食セットなど
実際に双子ママたちから「もらってうれしかった!」という声が多いのが、収納力抜群のマザーズバッグです。
たとえば、外ポケットが多く整理しやすいタイプや、両手が空くリュック型など、双子ママの日常をサポートしてくれるものが人気です。
また、母子手帳ケースも意外と重宝されます。
双子分の診察券や予防接種の記録、保険証などをまとめて管理できるタイプは、病院通いが頻繁な時期にとても便利です。
離乳食が始まる時期に向けたオーガニック離乳食セットや、スプーン・フォーク・お皿がそろったベビー食器セットなども喜ばれるアイテムです。
忙しい育児の合間に“すぐに使える”実用品は、気が利いていると感じてもらいやすいですよ。
お金に気が引けるならプレゼント+αでもOK
「現金だけを渡すのはちょっと気が引けるな…」というときは、プレゼントと組み合わせて渡すのがおすすめです。
たとえば、可愛いベビー服に現金を添えたり、カタログギフトとスタイをセットにしたりすることで、形式的になりすぎず、より心のこもった贈り物になります。
組み合わせのパターンも自由なので、相手の好みやご自身の予算に合わせてアレンジしやすいのが魅力です。
ちょっとしたプレゼントを添えるだけでも、受け取った側の印象はずいぶん違ってきます。
「お祝いしてくれる気持ちが伝わった」と思ってもらえることが何より大切なので、金額よりも“思いやり”を意識したプレゼント選びをしてみてくださいね。
双子ママに人気の出産祝いブランドは?
おしゃれカジュアル派:ラルフローレン・マールマール
おしゃれでカジュアルな雰囲気が好きなママには、ラルフローレンやマールマールがとても人気です。
ラルフローレンは上質な素材と洗練されたデザインが特徴で、ベビー服だけでなく、ブランケットやスタイ、ベビーシューズなども揃っていて、贈り物としても幅広く選ばれています。
ギフト用のパッケージも高級感があるため、受け取ったときの特別感が違います。
マールマールは、デザイン性の高いスタイやチュチュが特に人気で、SNS映えするおしゃれアイテムとしても注目されています。
スタイといっても、よだれかけとしての機能だけでなく、まるで襟元のアクセサリーのようにコーディネートの一部になるほどかわいく、お出かけ用にもぴったりです。
こうした“見た目のかわいさ+実用性”を重視するママにはぴったりのブランドですね。
上品シンプル派:プチバトー・ベルビーアンファン
上品でシンプルな雰囲気が好きなママには、プチバトーやベルビーアンファンといったブランドが喜ばれます。
プチバトーはフランス発のブランドで、ベビー肌着やパジャマ、Tシャツなどがとても人気です。
肌ざわりが柔らかくて優しく、デリケートな赤ちゃんのお肌にも安心して使えるのが特徴です。
ベルビーアンファンは日本製にこだわったアイテムを展開しており、オーガニック素材や繊細な刺繍など、細部まで丁寧に作られているのが魅力です。
特にシンプルながら高級感のあるデザインが多く、きちんとした印象を大切にしたいママにもぴったりです。
ギフトセットや名入れアイテムなどもあり、特別感を演出するのにも向いていますよ。
海外・ハイブランド:MONCLER・baby Dior・リトルジラフ
より特別な贈り物をしたい場合は、海外やハイブランドのベビーアイテムも選択肢としておすすめです。
MONCLERは、スタイリッシュなダウンジャケットなどのアウターが有名ですが、ベビーラインでは可愛らしさと機能性が融合したアイテムがそろっています。
高級感がありながらも、実用的で長く使えるのでプレゼントにもぴったりです。
baby Diorは、その名の通りDiorのベビーブランドで、細部にまで高級感があふれるデザインが特徴です。
お洋服だけでなく、靴やブランケットなども展開されており、出産祝いとして贈ると非常に印象に残ります。
リトルジラフは、アメリカ生まれのブランドで、ふわふわのブランケットやタオルが特に人気です。
上質な肌ざわりと可愛い色合いで、ママたちからの評価も高く、実用性とデザイン性のバランスが取れたギフトとして重宝されています。
こうしたブランドは、数人でお金を出し合って1つのプレゼントを贈るときにも最適ですよ。
実際にもらって嬉しかった双子ギフトとは?
おむつケーキやスリーパーなどの消耗品
双子育児では、とにかく毎日消耗するアイテムの数が多くなります。
おむつやおしりふき、ミルク、ガーゼなど、あっという間になくなってしまうので、そういった消耗品をプレゼントされるととても助かるんです。
中でも人気なのが「おむつケーキ」。
見た目が華やかでインパクトがありつつ、実際に使えるおむつでできているので、まさに見た目と実用性を兼ね備えたプレゼントです。
また、スリーパー(寝るときに使うベビー用の着る布団)やフード付きバスタオルなども、毎日の育児で大活躍します。
お風呂あがりや夜の冷え対策に使えて、何枚あっても困らないものばかりです。
特に双子だと洗い替えがたくさん必要になるため、こういったアイテムは非常に喜ばれる傾向があります。
可愛いデザインや素材の良いものを選ぶと、より印象に残る贈り物になりますよ。
双子用で使える実用的なアイテムは特に人気
1人用としても2人用としても使える実用的な育児グッズは、双子ママたちにとって本当に頼もしい存在です。
たとえば、2人同時に抱っこができる抱っこ紐や、左右に仕切られた大容量の収納ボックス、2人分の哺乳瓶やおしゃぶりをまとめて管理できるポーチなどは、日々の育児で役立つこと間違いなしです。
また、2セットになったベビー食器やスプーン、マグなどは、双子に同じタイミングで使えて便利なうえに、見た目もそろっていて可愛らしいです。
双子用に設計された授乳クッションやバウンサーなど、育児を少しでもラクにできるアイテムは、プレゼントとしてとても実用的で感謝されやすいですよ。
カタログギフトやプレゼントの「選べる楽しさ」も好評
育児に追われているママやパパにとって、自由に選べるカタログギフトはとてもありがたい存在です。
自分の好きなタイミングで必要なアイテムを選べるので、「すでに持っているものと重なった…」ということが起こりにくく、贈る側としても安心です。
また、最近ではベビー専用のカタログギフトも多く、かわいいベビーアイテムや育児グッズ、ママ向けのリラックスグッズなど、内容も充実しています。
カタログを見ながら「どれにしようかな?」と選ぶ時間も、ママにとってはちょっとした癒しになることも。
「相手の好みが分からない」「何を選べば良いか迷ってしまう…」という方には、カタログギフトはとても心強い選択肢です。
贈られた方も、自分たちに本当に必要なものを選べるので、満足度の高いプレゼントになりますよ。
まとめ:大切なのは気持ちと「相手に喜ばれるか」
形式よりも相手を思う気持ちを大事に
ご祝儀袋が1枚か2枚か、金額が何円か…と細かいことに悩んでしまう方は多いと思います。
でも、そういった形式的なことよりも本当に大事なのは「お祝いの気持ちがちゃんと伝わるかどうか」です。
マナーを守ることももちろん大切ですが、それ以上に「おめでとう」の気持ちをどう表現するかを意識すると、自然とその人らしい素敵なお祝いになるはずです。
相手との関係性やそのご家庭の雰囲気などに合わせて、堅苦しくなりすぎないように配慮することもポイントです。
特に仲の良い友人であれば、ちょっとしたユーモアやその人らしいセンスを交えたお祝いも、とても喜ばれますよ。
「形式にこだわらない=失礼」ではなく、「相手に寄り添った形を考える」ことこそが、今どきのスマートな贈り方と言えるのではないでしょうか。
ご祝儀でもプレゼントでも「心が伝わる選び方」を
現金で渡すにしても、プレゼントとして渡すにしても、やっぱり大切なのはそこに気持ちがこもっていること。
見た目や金額にとらわれすぎず、「これを贈ったら、きっと喜んでもらえるかな」という視点で選ぶことが一番大事です。
たとえば、双子の赤ちゃんにそれぞれ色違いのお揃いグッズを選んだり、育児が少しでも楽になる便利アイテムを贈ったり。
贈る相手の生活や好みに寄り添ったセレクトができると、それだけで「ちゃんと考えてくれたんだな」と伝わります。
形式を気にして選ぶより、相手のことを思い浮かべながら「喜んでくれる顔」を想像して選ぶ。
それだけで、あなたの気持ちはしっかり伝わるはずです。
出産祝いは「おめでとう」の気持ちをカタチにするもの。
心からのお祝いが伝わるように、自分らしい選び方をしてみてくださいね。