長年使っている圧力鍋、見た目はキレイだし、まだまだしっかり使えそう…そんなふうに思っている方も多いのではないでしょうか?
料理好きな方にとっては、慣れ親しんだ道具だからこそ手放しづらいものですよね。
でも実は、圧力鍋にも「寿命」があって、見た目がキレイでも中身の部品やパッキンは、少しずつ確実に劣化していくんです。
長いあいだ使い続けていると、思わぬところで不具合が起きてしまったり、蒸気漏れや加圧不良などのトラブルが発生することもあるんですね。
「ずっと普通に使えてるし、大丈夫でしょ?」と思っていた方も、じつは注意が必要なんです。
特に古いタイプの圧力鍋は、現在の安全基準とは違う設計になっている場合もあるので、ちょっとした油断が事故やケガにつながることもあります。
だからこそ、今一度しっかり確認して、安全に使えるかどうかをチェックしておくことが大切なんです。
このページでは、そんな古い圧力鍋を使うときに気をつけたいポイントや、劣化のサインを見逃さないためのチェック方法、さらに
「いつ買い替えるべき?」
「処分するタイミングは?」
といった疑問にもわかりやすくお答えしています。
できるだけ具体的で、日常の中で実践しやすい内容にまとめているので、どなたでも読みやすくなっていますよ。
「まだ使えるかもしれないけど、なんとなく不安…」
「捨てるのはもったいないけど、このまま使って大丈夫なのかな?」
そんなふうに感じている方は、ぜひこの記事を最後まで読んでみてくださいね。
圧力鍋のパッキン寿命はどのくらい?古い圧力鍋を使う前には部品のチェックを!
ちなみにですが、圧力鍋のパッキン寿命を知っていますか?
なんと1年です。
思っていたよりはるかに短いですね。
それだけ大事なだし、負担のかかる部分なのでしょう。
それ以外の部分はステンレスですから、付属の部品が割れたり取れたり紛失していたりしなければ長く使えるものです。
だから試しに使ってみてからではなく、使う前に交換しないといけませんね。
もし部品が紛失しているとなると、取り寄せないといけないのでそのメーカーに問い合わせるのがいいですが。
あまりに何十年もたっているとメーカーも部品自体がないということもあります。
確か製造を打ち切ってから保管期間は10年とあったので、10数年たった圧力鍋は部品があるか微妙なラインですね・・・
古い圧力鍋を使うのは危険?メンテナンスの仕方による?
古い圧力鍋も付属の部品が全部そろっていて、きちんと掃除されていればちゃんと使えます。
ただし圧力鍋のパッキンの部分だけは、新しいものに交換しましょう。
それができなければ使えません。
パッキンさえ交換できれば、あとは蒸気口に汚れなどが詰まってないか確認すればOKです。
もし、蒸気口に汚れが詰まっていて、蒸気が出せないと安全装置も働かず圧力鍋は爆発します。
ですので、念入りに掃除をしてくださいね。
圧力鍋のパッキンが劣化している合図は?
パッキンが劣化している場合は、横から内容物が吹き出します。
どっちにしてもやけどやケガをする可能性は高いです。
かなりきれいにメンテナンスされた圧力鍋の場合でも、多少は使っているとなるとパッキンは劣化している可能性も否定できません。
使う前にパッキンが硬くなっていないか、崩れたり裂けたりしないかを念入りに触って調べてみて、大丈夫そうなら使ってみましょう。
事故を起こしてからでは遅いので・・・確認は大事です。
まったく使っていない古い圧力鍋ならパッキンも使える?
まったく使っていないような圧力鍋もリサイクルショップなどで売られていることがありますね。
使っていないとなると汚れがついて傷んでいるということはなさそうなので、古い圧力鍋でも使えるかもしれませんね。
というかお店で売っているのだから、パッキンの劣化具合も確認してくれたのだろうとは思いますが。
だけど人によっては10数年もパッキンを交換せずに使い続けている人もいるので、不思議ではあります。
パッキンが1年で寿命というのはよく説明書を読まないと知らないままの人もいるかもしれませんね。
あるいは丁寧に汚れを落としてメンテナンスをきちんとしていれば、かなりもつものなのでしょうか・・・
どちらにしてもこまめにパッキンの状態と蒸気弁の吹き出しの汚れの確認だけは毎回行うのがいいですね。
圧力鍋の寿命は?パッキンの交換を考えた方がいい場合を解説
圧力鍋の部品で、パッキン部分の交換寿命は1年と書きましたが、使用頻度にもよると思います。
頻繁に使わない場合はもう少し長いかもしれませんね。
圧力鍋のパッキン交換の目安
パッキン交換の目安としては、触った時にボロボロ崩れるだとか裂ける、ひび割れなどになった場合はもう使えません。
また、長期間使っていない場合も交換してくださいとありました。
やはり人から譲り受けた古い圧力鍋などは、見た目がきれいでもパッキンは交換しないといけません。
圧力鍋のパッキンが交換できない場合はどうする?
問題はその圧力鍋に合うパッキンが今も保管されているかいなかですかね。
圧力鍋自体はモデルチェンジマイナーチェンジしていっても、パッキンのサイズだけは変わらないということも大いにありうるので。
水筒なども毎年パッキンを交換していますが、サイズと形状だけは同じままで売られています。
だけど何十年もたったらまったく違いデザインの商品がでることもあるので、そうなるとないこともありますね。
パッキンが古いと隙間から蒸気が漏れますし、そうなると加圧ができません。
さらに怖いのは爆発する危険もあります。
そうなると怖いので、パッキンが取り寄せできない場合は捨てましょう。
圧力鍋の捨て方!処分するときに注意することは何?
圧力鍋が古くなり「もう使えないな」となると、捨てなければいけませんよね。
普通の鍋やフライパンは不燃ごみや粗大ごみに分別されている地域が多いと思います。
圧力鍋の場合、捨て方が違うのでしょうか?
私が住んでいる地域のごみ分別一覧には「圧力鍋」という項目がなく、分かりませんでした。
ただ、
- 鍋
- 電気ポット
- 電気ケトル
もう少し詳しく調べていると、市がネットに掲載してくれている「家庭ごみの分別と出し方」というページを見つけました。
読んでみたところ、「ごみステーションに出せないごみ」や「市では処理できないごみ」の項目の中に圧力鍋はありませんでした。
また、不燃ごみの種類の中に
- 小型家電製品
- 金属製品
- プラスチック製品
- ガラス・陶磁器類
同じ県の他の地域では、圧力鍋は「金属・小型家電」という区分に分別されていました。
小型家電に区分されている地域の場合、小型家電の回収ボックスが設置されている所があれば、回収ボックスに入れて捨てることもできますよ。
また、
- 多少お金がかかってでも早く捨てたい
- 他にも分別や捨て方が面倒くさい不用品がある
圧力鍋を処分するときに注意すること
地域ごとに圧力鍋(電気圧力鍋)の捨て方が区分されてあっても、大きさが規定よりも超えてしまうと粗大ごみなどの別の区分になることもあります。
なので、
- 大きさ
- 素材
古い圧力鍋の使い方のまとめ
人から譲り受けた見た目きれいな圧力鍋は、普通に使えそうですが、
- パッキンの状態
- 蒸気弁の吹き出し口に汚れや詰まりがないか
点検をしないで使うと、爆発する危険性もあるので・・・
めったにはないことですが、死亡事故もありますよ。
それが自分にあたることだってあるわけで、怖すぎて使えないと思ったら、それは処分して新しいものを買う方がいいと思います。
あまりに古いものだと交換部品自体がメーカーにないこともあるので。
圧力鍋自体は正しく使えばまったく怖くない調理道具ですのでぜひ活用してくださいね。