妊娠中って、食べられるものの制限が多いから辛いですよね。
しかも好物が食べられないとなると、めちゃめちゃ悲しいですよね~
私はお寿司が大好物だから・・・妊娠中、我慢できずに食べちゃってました。
何が何でもお寿司を食べたかったから、無我夢中でネットを検索しながら、月に1回ほど、少量の鉄火巻きを大事に食べてました・・・
結論としては、少量なら問題ありませんでした!
でも、これは私の運が良かっただけの結果論でもあります。
妊娠中は免疫力が弱っているから、普段よりもウィルスに感染しやすいです。
・・・でも、やっぱり食べたいですよね。
少しでも食中毒の可能性を防ぐため、私が妊娠中にお寿司を食べるために調べまくったことを、ご紹介します。
妊娠中に寿司を食べると後悔する?アニサキスや水銀以外に気を付けるべきことは?
妊娠中に寿司を食べると、なぜよくないと言われているんでしょうか?
よく耳にするのは「アニサキスや水銀」だけど、それら以外にも妊婦さんにとっては危険な理由がいくつかあるんです。
妊娠中の寿司が危険な理由①恐怖のアニサキス!
- サバ
- サケ
- サンマ
- イワシ
- マス
生食すると、食中毒(アニサキス症)を引き起こしてしまう場合もあります。
妊娠中の寿司が危険な理由②水銀に注意!
- キダイ
- マカジキ
- ミナミマグロ
- 金目鯛
- メカジキ
これらの魚を食べすぎてしまったら、水銀が胎盤を通じて赤ちゃんの成長に影響を与えてしまうから、食べる量には注意が必要です。
妊娠中の寿司が危険な理由③ビタミンAにも注意!
うなぎやアナゴにふくまれるビタミンAの摂りすぎにも注意が必要です。
とくに妊娠初期に過剰摂取してしまうと、赤ちゃんの形態の異常につながる可能性があります。
妊娠中の寿司が危険な理由④ノロにも注意!
二枚貝の中にはノロウイルスに汚染されているものもあります。
感染したら、急性胃腸炎を引き起こし、激しい嘔吐や下痢で脱水症状に陥ってしまうこともあります。
妊娠中の寿司が危険な理由⑤「あぶり寿司」は大丈夫?
一見、火が通ってそうな「あぶり寿司」。
あくまで炙られているだけだから、中まで火が通っているわけではありません。
妊娠中の寿司が危険な理由⑥スモーク系も控えて!
お寿司の中にはスモークサーモンもあるけれど、スモーク系のネタにはリステリア菌が含まれている可能性があります。
妊娠中に寿司は控えた方が安心
これらの感染源は、素材の中心までしっかり加熱すれば死滅します。
でも、お寿司は基本的には生ものだから、やはり厳しいでしょうね・・・
万が一、食中毒にかかってしまったら、繰り返す下痢によって子宮収縮をおこし、流産や早産のリスクが上がる原因となってしまいます。
残念だけれど、妊娠中にリスクのある寿司ネタを食べるのは、控えた方がやっぱり安心・安全です。
特に、安定していない妊娠初期(妊娠~4カ月)の期間や、中期、後期になってもお腹のハリや少しでも違和感があるときは控えましょう。
お寿司は塩分や糖分の摂りすぎにも?!
お寿司って実は
- 塩
- 糖
- 脂
そもそも、お寿司は「塩分」・「糖分」・「脂肪」が多い食事です。
まず酢飯には塩と砂糖を使います。
ネタの種類にもよるけど、トロやサーモンなどのネタには脂が多く含まれています。
そして醤油をつけるから、ここでも塩分をとることになっちゃいます。
あと、箸休めのガリは酢と砂糖と塩で作っているから、食べすぎには注意が必要です。
お寿司を食べたあとはどうしても喉が渇いてしまうから、お茶やお水をたくさん飲んでしまうと、むくみやすくなってしまいますよ。
妊婦でも炙り肉寿司だったらさすがに大丈夫!?同じ肉寿司でも生はやめておくべき?
炙り牛肉などの炙り肉寿司っておいしいですよね。
でも「炙り」ということは生の肉を火で軽く焼いた状態のこと。
つまり、完全に火が通っていないお肉と言えます。
となると、加熱が不十分な肉を妊婦が食べるのはちょっと危険ですね。
妊婦が生肉を食べると危険な理由①トキソプラズマ菌
生肉を食べることでどんな危険があるかというと、トキソプラズマという感染症の菌が生肉に潜んでいることがあるのです。
妊娠初期にトキソプラズマという感染症に感染してしまったら、胎児に悪い影響を及ぼすことがあります。
そして、まれにではあるけど、流産してしまうことも。
トキソプラズマ菌は、生肉だけじゃなく猫の排泄物からも感染する可能性があるから、注意が必要です。
妊婦が生肉を食べると危険な理由②リステリア症
他には、リステリア症があります。
リステリアが少しでも含まれた生肉を摂取すると、妊婦は免疫力が弱っているためすぐに感染してしまうのです。
リステリア症になると、妊婦自身が敗血症や髄膜炎になったり、胎児にも悪影響が出たりすることがあります。
妊婦は炙り肉寿司も避けた方が無難
もちろん生肉を食べてもこのような感染症にかからない人もたくさんいます。
それでも「ちょっとくらいなら食べてもいいか」で生肉を食べ、その結果取り返しのつかない事態になったら悲しすぎますよね。
なので、なるべくなら炙り肉寿司も避けた方が無難でしょう。
妊娠中に食べても大丈夫なお寿司はあるの?
妊娠中って、絶望的に食べられるお寿司が少ないですよね・・・
でも、上記で紹介した
- 水銀を含む魚(キダイ、マカジキ、ミナミマグロ、金目鯛、メカジキ、など)
- ビタミンAを含む魚(ウナギ、アナゴ)
おかげさまで、ちょびっとずつ食べて、お寿司欲を紛らわせることができました・・・
食べてよい寿司ネタの一例
- 蒸エビ/エビ天寿司
- 蒸ダコ(生のタコを使っていることも多いため注意が必要)
- ボイルのカニ/カニカマ
- 焼きサバ(表面を炙っただけのあぶりサバはNG)
- ツナ(ツナの油漬けはカロリーが高いので、食べすぎ注意)
妊娠中に寿司を食べてあたった場合の対処法と赤ちゃんへの影響は?
まずは、妊婦健診を担当している産院に電話でもいいので相談しましょう。
産院で診てもらえば、自分だけでなく赤ちゃんの異変にもすぐに気づいてもらえます。
寿司であたった場合は個人の判断で勝手に薬を飲まないで!
病院で薬を処方してもらうまでは、個人の判断で勝手に下痢止めを飲んだり、吐き気止めを飲んだりするのはやめましょう。
市販薬では妊婦さんが飲めない薬もあります。
産院では妊婦さんが安全な対処や薬を処方してもらえますよ。
もし産婦人科だけでは対処できない場合は、内科や消化器内科を紹介してもらえます。
その場合も、担当の産院を通して妊娠の経過や状況を伝えてくれるので安心ですね。
妊婦は寿司でも炙り寿司でも危険?のまとめ
自分で食べててなんですが、やはり妊娠中の生物は食中毒が怖いので、あまりおすすめできません。
それでも食べたいのならば、
①体調の良い日
②お寿司を買うお店をしっかり選ぶ
③ネタが新鮮か、火が中までしっかり通ってるか、食べて大丈夫かをしっかり確認する
④食べ過ぎない!
この4点に気をつけましょう。
制約ばかりで辛いだろうけど、少量でも好きなものを食べて乗り切ってくださいね。