
みなさんは、ひまわりをお庭に植えてみたいと思ったことはありますか?
夏の太陽に向かって元気いっぱいに咲く姿は、見ているだけで気持ちが明るくなりますよね。
でも、いざ植えようとして調べてみたら「ひまわりは庭に植えてはいけない」という言葉が目に入って、不安になってしまった…
そんなご経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「縁起が悪いって本当?」
「火事になるって聞いたけど?」
「お隣さんに迷惑がかかるかも…」
そんな心配がいくつも重なると、好きな花なのに「やめておこうかな」という気持ちになってしまいますよね。
そのお気持ち、よくわかりますよ。
結論からお伝えすると、縁起が悪いという話はほぼ迷信です。
ただ、迷信とは別に「実際に育てると気になる点」がいくつかあって、そこを知らずにいると後悔につながることもあります。
正体を知って、ちょっとした工夫をしておけば、ひまわりはあなたの夏を一番近くで応援してくれる花になってくれますよ。
この記事では、不安の一つひとつをわかりやすく解きほぐして、安心してひまわりを楽しめるようになるためのポイントをお伝えしていきますね。
「ひまわりは縁起が悪い」の正体
「縁起が悪い」と言われる理由には、いくつかの言い伝えが混ざっています。
どれも昔から伝わってきたものですが、現代の暮らしでは気にしすぎなくて大丈夫なものがほとんどです。
一つずつ見ていきましょう。
「火回り」という言葉が由来の迷信
ひまわりを「植えてはいけない」と言われるようになった一番の理由は、名前の語呂合わせからきています。
「ひまわり」を「火回り(ひまわり)」と読み替えることで、火事や「家計が火の車になる」という不吉なイメージにつながっていったんですね。
昔は秋田県や徳島県、奈良県の一部の地域でこういった言い伝えが広まっていたようです。
ただ、これはあくまでも言葉の語呂合わせからきた迷信で、ひまわりを植えることで実際に火事が起きるという根拠はまったくありませんよ。
昔の人がいかにお家の安全を大切に思っていたかが伝わってくるような話ですよね。
枯れた姿が「打ち首」に見えるというお話
背の高いひまわりは、花が終わると重くなった頭ががっくりと下に垂れ下がります。
その姿が昔の「打ち首」を連想させて縁起が悪いと言われることも、植えてはいけない理由の一つとして挙げられることがあります。
こちらも迷信の一種で、実害があるわけではありません。
気になる場合は、花が終わりかけてきたら早めに整理してしまえば見た目の問題も解消できますよ。
風水ではむしろ「運気アップ」の象徴
じつは風水の視点では、ひまわりはとても縁起の良い花とされています。
太陽のエネルギーをたっぷり持った「強い陽の気」の植物として、
- 金運
- 家庭運
- 恋愛運
黄色は風水でも縁起の良い色とされていて、お庭に活力をもたらしてくれる存在です。
「縁起が悪い」というイメージとは、ずいぶん違いますよね。
育てて初めてわかる「本当の注意点」と対策
縁起の話は心配しなくて大丈夫ですが、実際に育てると「こういうことがあるんだ」と気づく場面はいくつかあります。
知っておくと後悔を防げるポイントを、正直にお伝えしますね。
想像を超える高さと支柱の準備
大輪の品種のひまわりは、2メートルを超える高さになることも珍しくありません。
「こんなに大きくなると思わなかった」というのは、初めて育てた方がよく言われることの一つです。
特に注意したいのが、成長のスピードに支柱の準備が追いつかないこと。
台風や強風で倒れてしまうと、窓ガラスに当たったり、お隣の敷地に入ってしまったりと、思わぬトラブルになることもあります。
目安として、苗が地面から40〜50センチくらいに育ってきたら、早めにしっかりとした支柱を立ててあげましょう。
「まだ大丈夫かな」と思うくらいのタイミングで動くのがちょうどいいくらいですよ。
虫が集まりやすい特性
ひまわりはアブラムシやカメムシにとっても、とても魅力的な場所です。
特にカメムシはお花の裏側にどんどん集まってくることがあって、お洗濯物を干す場所の近くに植えると少し気を使うことになりますよね。
こまめに葉っぱや花の裏をチェックして、見つけ次第対処することが大切です。
防虫スプレーなどを早めに活用しながら、こまめな観察を習慣にしておくと安心ですよ。
周りの植物への影響
ひまわりは成長がとても早くて、土の中の栄養をたっぷり吸収します。
そのため、ひまわりのすぐ隣に他のお花を植えていると、栄養が不足して元気がなくなってしまうことがあるんです。
「せっかく一緒に植えたのに…」という経験をされた方もいるのではないでしょうか。
ひまわりを植えるときは、他のお花と30センチ以上の距離を空けてあげると、どちらも元気に育ちますよ。
枯れた後の片付けが意外と大変
これが一番盲点になりやすいポイントです。
大きなひまわりが枯れた後の片付けは、想像以上に大変なことがあります。
人の背丈を超えるほど育った株の茎は太くて硬く、チクチクするし、根っこもしっかり張っているので、引き抜くだけでもひと苦労です。
完全に茶色くカサカサに乾いてからだとさらに硬くなります。
なので、花が終わって種を採る予定がない場合は、まだ少し緑が残っているうちに整理してしまうのがコツです。
長袖と厚手の軍手を用意してから取り掛かると、作業がぐっと楽になりますよ。
お隣さんとも笑顔で過ごすためのひまわりマナー
お庭づくりで大切にしたいのは、ご近所さんとの良い関係ですよね。
ひまわりは元気よく育つ花だからこそ、植える前に少しだけ周りへの配慮を考えておくと、後から気まずくなることを防げますよ。
花がどちらを向くかを事前にイメージしよう
ひまわりは蕾のうちは太陽の方向を追って動きますが、花が開くと東側を向いたまま固定されることが多い植物です。
もし自分の庭の東側にお隣さんの家がある場合、せっかく咲いたお花がお隣さんの方を向いてしまい、自分からは茎ばかり見えるという状況になることもあります。
植える前に、太陽の位置とお庭の向きを少し確認しておくといいですよ。
花粉への配慮と無花粉タイプの活用
ひまわりの大きな花からは、意外とたくさんの花粉が出ます。
花粉症が気になる方が近くにいる場合や、お隣さんのお洗濯物干し場の近くに植える場合は、少し考慮してあげると安心です。
最近は「無花粉タイプ」の品種も増えていて、切り花として使いやすいうえに、お隣さんにも配慮できるという点でとても人気ですよ。
初心者さんや小さなお庭にぴったりのひまわりの選び方
「いろいろ気をつけることがあるんだね…」と思ってしまった方も、大丈夫ですよ。
品種選びを工夫するだけで、ほとんどの注意点がシンプルに解消できることも多いんです。
自分のお庭の広さや状況に合わせて、上手に選んでみてくださいね。
ミニひまわりという選択肢
広いスペースがない場合や、後片付けが心配な場合には、30〜50センチほどで育つミニひまわりがおすすめです。
プランターでも育てられますし、茎も細くて根張りも控えめなので、終わった後の片付けも楽です。
虫や倒伏のリスクも大輪品種に比べてずっと少ないので、初めてひまわりを育てる方には特にぴったりですよ。
我が家でも一度、鉢植えのミニひまわりを玄関先で育てたことがあるんですが、思っていたよりずっと手がかからなくて、夏の間ずっと元気に咲いてくれました。
片付けもあっという間で、「これならまた来年も!」と思えましたよ。
大輪ひまわりとミニひまわりの比較
どちらにするか迷ったときの参考にしてみてくださいね。
楽しんだ後の土のケアと片付けのポイント
ひまわりを楽しんだ後は、お庭の土も少し疲れた状態になっています。
翌年も素敵なお庭を楽しむために、最後の仕上げまでやっておくと、次に植えるお花の育ちがぐっと変わりますよ。
片付け後は土に栄養を補給しよう
ひまわりがたっぷり栄養を吸い取った後の土は、栄養不足の状態になっています。
ひまわりを片付けた後は、牛糞堆肥や腐葉土、元肥などをしっかり混ぜ込んで、土をふかふかに戻してあげてくださいね。
このひと手間があるだけで、次のシーズンに植えるパンジーやチューリップもすくすくと育ちますよ。
「片付けで終わり」ではなく、「次のための準備のスタート」と思えると、作業も少し楽しくなりますよね。
片付けのタイミングは「枯れ切る前」がコツ
繰り返しになりますが、大きなひまわりが完全に乾いてしまってからだと、茎が硬くなって切るのも抜くのも一苦労になります。
花が終わったタイミングで、種を採る予定がなければ早めに片付けてしまうのがスムーズです。
軍手と長袖で万全の準備をして、来年のお庭を思い描きながら「今年もありがとう」と声をかけてあげてくださいね。
まとめ
ひまわりを庭に植えてはいけないと言われる理由は、昔の言い伝えからきた迷信と、実際に育てるときの注意点の2種類が混ざっていることがわかりましたね。
迷信については正体がわかればもう怖くありませんし、実際の注意点も
- 品種を選ぶ
- 早めに支柱を立てる
- 植える場所を少し工夫する
まずは小さなミニひまわりを、お気に入りのプランターで育ててみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
「意外と簡単だった!」「こんなに元気に咲くんだ!」という発見が、きっとあなたの夏をもっと好きにしてくれるはずですよ。
心配していたことが解消されて、安心してひまわりを楽しめる夏になることを願っていますね。
