食器洗いスポンジをやめると海洋汚染の防止になるって本当?

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食器洗いスポンジをやめると海洋汚染の防止になるという話がありますが、本当でしょうか?

食器洗いスポンジが何でできているかと言えば石油ですよね。

普段スポンジと聞いて頭に浮かぶのは、スーパーなどに売られているポリウレタンでできたものの方が多いのではないでしょうか。

食器洗いスポンジは、柔らかいスポンジ部分とちょっとごわごわした頑固な汚れ落とし用の2層でできているものをよく見かけます。

柔らかい部分はウレタンですが、ゴワゴワした部分はプラスチックでできているので、他のプラスチックゴミと同様に自然にかえることはありません。

食器用スポンジがプラスチックでできていたとしても、使い終わったら燃えるゴミに出すのだからなぜ海が汚染されるの?って思いますよね。

実は、毎日食器を洗っている時に、スポンジは少しずつ削れていたりして泡と共に排水に流れて行っているのです。

「マイクロスラスチック」という言葉を聞いたことがありますか?

マイクロスラスチックというものは、とても小さくて目に見えないレベルのプラスチックのことです。

スポンジもマイクロプラスチックとして、下水に流れて最終的には海に流れ着いています。

食器用スポンジだけではありません。

メラミンスポンジって今大人気ですよね。

洗剤をつけなくてもいろんな汚れが簡単に落ちてしまう魔法のようなスポンジです。

これって、汚れをこすっているとだんだん小さくなっていっているのに気づいてますか?

汚れと一緒に削れてやっぱり排水されていっているのです。

洗剤を使わないからエコと思いきや、スポンジでも環境汚染されてしまうなんて困ってしまいます。

海を汚さないような商品はないものか、調査してみましょう。

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キッチンペーパーがスポンジ代わりに!脱プラスチックを目指して

脱プラスチックするためには、食器洗いスポンジに代わるものがないといけませんね。

キッチンペーパーがスポンジの代わりになるという話がありますが、紙なのに大丈夫なんでしょうか・・・

紙だから洗っているうちに溶けちゃうのでは?と疑問に思い私も実際に洗ってみました。

なんと、予想に反してぜんぜん溶けずに普通に洗えました!

キッチンペーパー2枚を使って洗いましたが、ちょっと薄すぎたので3枚くらい重ねた方が洗いやすくなるかもしれません。

これにはちょっとびっくりです。

スポンジってマイクロプラスチックの問題ももちろんあるけど。

毎日使っていると雑菌が繁殖するので、スポンジが原因で食中毒になることもあるんですよね。

梅雨時期などは特に雑菌が繁殖するからこまめに交換しないとって話ですが。

キッチンペーパーを使い捨てならそんな悩みも解消されます。

何度も洗って使えるキッチンペーパーがある?気になる素材は安全なものなの?

ちなみに、何度も洗って使えるキッチンペーパーという商品もあって、これもいいなと思ったんですが・・・

なんで水に強いのかなぁ?と不思議に思い材質を調べてみました。

「パルプ・ポリプロピレン」ポリプロピレン!?

これも原料は石油ですね。

こちらは脱プラスチックになっていないので、エコではありませんでした。

キッチンペーパーとして売られているので、気づかずにこれを使って洗っている人もいるかもしれませんね。

布巾として使っている人の方が多いと思いますが、洗うたびにマイクロプラスチックが流れている可能性が高いわけで・・・

本当に身のまわりにはプラスチックがあふれていると再確認しました。

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食器洗いスポンジも洗剤もいらない!スポンジの代用品4つを紹介

食器洗いスポンジも洗剤もいらない代用品があると海洋汚染も防げますよね。

だけど、そんな夢のようなものはあるのでしょうか・・・

毛糸を使ってかわいく編んだアクリルたわしなどは、洗剤いらずで洗えると愛用している人は多いですが、アクリルも材質は石油です。

洗剤を使わないだけでもかなりなエコではあるんですが、脱プラスチックも、となるとハードルは高くなります。

それではスポンジ代用品をご紹介したいと思います。

海洋汚染を防ぐ!スポンジの代用品①びわこふきん

ガラ紡糸という糸を使って織ったふきんです。

オーガニックコットンを作った後のクズ綿で織ったので、でこぼこしています。

このでこぼこに汚れを引っかけて落とすのでスポンジの代用になっているようですね。

びわこふきんのびわこはあの「琵琶湖」からきています。

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普通の綿ふきんとは違って、食器洗い用として作られているふきんですよ。

海洋汚染を防ぐ!スポンジの代用品②たわし

まだスポンジなどがない時代はたわしで洗ってましたからね。

原点に返るだけです。

お皿などはいいですが、コップなどは洗いづらいですね。

海洋汚染を防ぐ!スポンジの代用品③へちま

へちまの実を乾燥させると中身はスポンジみたいになります。

これぞ天然のスポンジです!やわらかいのでコップなどを洗うのにもよさそうですね。

目が粗いので水切れもよく、雑菌も繁殖しにくいのがいいところ。

海洋汚染を防ぐ!スポンジの代用品④セルロースのスポンジ

セルロースというのは植物由来100%とあるので、環境にやさしい素材です。

ちなみに木が主成分。

そのへんに捨てても自然にかえるということで、すばらしい製品じゃないでしょうか。

普通に通販で売られていました。

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手軽にエコしたいって場合は、セルロースのスポンジに代えてみるのもいいかもしれません。

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スポンジをやめると家事的にはどんなメリットがある?

「食器洗いスポンジをやめると、海洋汚染の防止につながりますよ」ということはお伝えしました。

それに加えて、食器洗いスポンジをやめた場合、家庭的にはどんなメリットがあるのでしょうか?

スポンジをやめる家庭でのメリット①細かいところが洗いやすい

食器洗いをスポンジから布状のものに変えた人は、「素手で洗う感覚で洗えるので洗いやすい」と話していました。

これと似たような意見で、

「自分の手や指にフィットするので、スポンジの時より細かい部分までしっかり洗えてる」

と言ってる方もいましたよ。

また、布に変えた人からもセルロースのスポンジにした人どちらからも、

「漆の食器など、傷つきやすい食器を洗う場合も食器を傷める心配がなく洗えて良い」

というメリットが挙げられていました。

スポンジをやめる家庭でのメリット②洗剤が要らない

「びわこふきん」や「へちまたわし」など、食器の汚れをでこぼこにひっかけて洗い落とすタイプのものは、洗剤要らずで食器が洗えます。

ということは、洗剤を買うのも減らせるのでエコに繋がりますね!

それに、洗剤を使わないことは、洗剤を使うと手が荒れてしまう人には嬉しいメリットです。

実際にびわこふきんを使った人の口コミには、

  • 手が荒れないし最高
  • 茶渋も綺麗に取れた
  • 洗剤を使わなくても十分な洗いあがり
などのメリットが挙げられていましたよ。

また、ひどい油汚れが付いた食器を洗うと、確かに食器に付いた汚れは落ちます。

でも、食器洗いスポンジにも汚れが付いて、後でスポンジを洗わないといけないですよね。

でも、へちまたわしならそんなことがないそうです!

へちまたわしを使った人の口コミに、

「へちまたわしについた油汚れもすすぐだけで、油のギトギト感なく汚れがサッと落ちて嬉しい」

というものがありました。

スポンジを洗う二度手間もなくなり、洗剤も使わなくてよいことはとても嬉しいメリットですよね!

スポンジをやめる家庭でのメリット③水切れがいい

「びわこふきん」も「へちまたわし」も、スポンジより使い終わった後の水切れがいいというメリットがあります。

そして、水切れがいいということは、雑菌が繁殖しにくい環境にできるということです。

スポンジを使うより、キッチンを衛生的に保てるのは嬉しいですよね。

また、上で紹介させていただいたセルロースのスポンジの商品レビューに

  • 調理中の台に水が散った時や台が汚れたときなんかに拭くのにも便利
  • 吸水性がいいのに、台ふきのように汚れが染みつかない
  • 乾きが早い
などのメリットも書いてありましたよ。

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食器洗いで使える布スポンジを手作りしよう!作るときのポイントは?

食器洗いにスポンジの代用品を買うのもありですが、手作りすることだってできますよ!

家に着なくなった綿(コットン)のTシャツなどありませんか?

それを食器洗いに使うという方法です。

何度も使う布スポンジに不向きなら、小さく切って油汚れを吸わせるようの布にするのもいいですね!

作るときのポイントは、切るときに糸くずがたくさん出てしまうので、粘着クリーナーやガムテープを用意しておくことです。

また、目の細かい洗濯用ネットなどに切った布を入れておくと、糸くずが散らからなくていいですよ。

そして使う時分は、取り出しやすい収納バックに入れておくのがおすすめです!

フックにかけられる、こんなバックとかですね。

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麻や綿の生地が家にあれば、それを縫って布スポンジにすることだってできますよ。

綿の生地で布スポンジを作っている動画を見つけましたので、参考にしてみてくださいね。

また、布ではありませんが、緑のカーテンなどで育てたへちまを使ってスポンジにしちゃうのも環境によさそうです。

ちなみに、へちまスポンジの作り方には

  • 収穫したへちまを茶色くなるまで乾燥させる方法
  • お湯で煮てから乾燥させる方法
がありますよ。

お湯で煮て作っている動画がありましたので、紹介しておきますね。

食器洗いスポンジをやめると海洋汚染の防止になる!?のまとめ

確かにスポンジは、マイクロプラスチックとして下水を流れて海に漂っていることが確認されています。

あらゆる生活用品にプラスチックが使われていて、脱プラスチックするのはとても大変です。

でも、千里の道も一歩からということで、頑張っていきましょう!

とりあえずセルローススポンジは環境にも優しいし、使いやすそうなので私も買ってみたいと思います。